日付 2005/04/16 区分 フカセ釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田辺(黒田渡船)
メモ グレというより、チヌの方が魚影が濃い。
満潮 8:39 干潮 3:31 16:58 小潮 波高 2.0m
天気 晴れ やや強い 水温   気温  
開始時間 6:00 納竿時間 15:30 同行者 永野、岩崎、中 備考  
渡船名 黒田渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ 沖磯でのチヌ狙いのフカセ釣りは初めてだった。
「五郎」と「カナヤ」という磯に上がった。
エサ 備考
オキアミ  
遠投グレムギ  
強力チヌにんにく  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
ガシラ 18.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹      
写真
井上(チヌ吉)の釣果・・・ガシラ6匹(2匹放流)
永野氏の釣果・・・マダイ3匹
中氏の釣果・・・・ベラ1匹(放流)
岩崎氏の釣果・・・・残念

 今回は久々の釣行となった。
そして私はそろそろフカセ釣りから紀州釣りに
切り換えようと思っているので、
今シーズン最後のフカセ釣りになる?ということで(後でオチがあるのですが)、
この時期はグレよりチヌ狙いの方が確率高いと判断して、南部か田辺周辺の
沖磯に的を絞り、黒田渡船さんのお世話になることにしました。

 しかし、沖磯でのチヌ狙いのフカセ釣りは私も含めて全員初めてで
不安いっぱいの中、午前5時出発の2番船に乗り込んだのであった。
黒田さんのお世話になるのも初めてなので、どの磯に上がるのかは
船長さんにお任せすることにしました。
すると、船長さんは「昨日チヌ3枚上がった五郎に行くか?」と言うので、
言われるがまま、4人は「五郎」に上がった。
風はないし、波も高くない。すごく釣りやすい状況である。

 「五郎」に上がるや否や、お決まりのポイント調べをして、釣座を決定した。
岩崎氏と中氏は魚を掛けてから取り込みやすい
船着き場に陣取り、
私と永野氏は足下に竿1本先まで根が張り出している所に陣取ることにしました。
しかし、私がここに陣取ることが後に命取りになろうとは思ってもみませんでした。

 マキエも仕掛けも準備万端となり、午前6時に釣り始めました。
何せ初めての磯で、水深も結構ありそうなので最初は4ヒロのタナから始めました。
しかし、一向に魚の反応が無いので、少しタナを深くし、5ヒロに変更しました。
それでも付けエサを取られない状況が続く。
「なかなか魚は浮いてこないなあ」ということで、魚の居所を探っていくために、
得意の沈め釣りを決行した。でも、チヌ狙いでの沈め釣りは初めてなので、
どんなアタリなんだろうとワクワクしながら、やっているうちに
0ウキが見えないくらい(6ヒロくらい)に沈めていくと、初めてエサが取られた。
やはり、魚は深場にいたのである。

 その後、オキアミの頭を取られることがたまにあるだけでアタリは感じられない。
誘いを掛けても、アタリが出ない。
それで、もっと自然な動きなら食わせられるかと思い、00ウキに変更し、
ジンタンもはずし、完全フカセで、マキエと完全同調でやることにした。
しかし、今度は全然反応がない。
しばらくやっても反応はないので、もう一度0ウキに変更し、沈めることにした。

 そうすると、釣り始めから今まで右に速く流れていた潮が一瞬弱まったかと思うと、
今度は手前に少しずつ寄ってくる潮に変わった。
と同時に、隣の磯で釣っていた人が大きく竿を曲げ、タモで取り込んだ。チヌだ。
「いいなあ」と思っていた直後、私にも反応があった。
張り気味の糸が出ていったかと思うと、竿先が弓なりに大きく引っ張られた。
グレやサンノジやイズスミなら荒っぽいアタリだが、それとは違う引きなので、
「これが沈め釣りでのチヌのアタリか」と思いながら、大きく合わした。乗った。
意外に小さいなあと思った瞬間、強烈な引きがきた。年無し?。
掛けた場所が磯際なので、根に持っていかれないようにしなければと思い、
強引に浮かせようと格闘すること2分、チヌ特有の引きを感じながら、
むなしくも竿1本先まで張り出している根に持っていかれてジ・エンド。
「あ〜」とため息をついた。
魚をすくってくれようとタモを持って待ちかまえていた仲間も、思わずため息をついていた。
私はショックのためにしばらく呆然としていた。
しばらくして、「今が時合いだなあ」と我に返って仕掛けを作り直し、
気を取り直して釣り始めたが、その後アタリがないので、みんなで昼食を取ることにした。

 昼食後、釣り再開して直後、永野氏の竿が大きく曲がった瞬間、バラシ。
ハリごと持っていかれたのであった。ハリスにキズがついていたのでしょう。
その後、風が強くなり、波も高くなってきたので、磯替わりを余儀なくされた。
それで湾内の「カナヤ」に渡されることになりました。
「もっと五郎で釣っていたかったなあ」と思ったが、しょうがない。

 カナヤでは最初から4人いて、紀州釣りをしている人やカゴ釣りをしている人もいて、
空いている場所に座るしかなかった。
紀州釣りをしていた常連客に話しかけると、右側は深いが、左は浅いとのこと。
それで、永野氏が深場でやることにし、私を含めて3人は、浅場でやることにした。
我々3人の水深は3ヒロという浅場で、あまり期待が持てなさそうでした。
しかし、仕掛けが底に引っ掛かったようなので上げてみると、何か魚が付いている。
20cmガシラだった。とりあえず、キープ。
その後もガシラは何匹かキープしていった。
しばらくして、深場で釣っていた永野氏は30cm弱のマダイをゲットした。
永野氏の隣で紀州釣りをしていた常連客が帰るということで、
永野氏は余ったボケ30匹ぐらいをもらい、それを付けて釣り始めた。
「フカセ釣りでボケを使うのはどうだろう?」と半信半疑だったが、
すると33cmのマダイが釣れ、直後に30cmを追加して、生き餌パワーが炸裂した。
それで、私も永野氏の真似をして、ボケを付けてやってみるが、アタリ無し。
他の2人もやってみるが、アタリ無し。
そして、そのまま時間が過ぎ、午後3時半に片付けて、午後4時に迎えの船が来て、
初めて臨んだ沖磯でのチヌのフカセ釣りデビューはほろ苦いものとなってしまいました。

 次回釣行から紀州釣りに切り換えるつもりだったが、今回悔しい思いをした私と永野氏は
「このままでは気分良く紀州釣りに切り換えることが出来ない。」
「フカセ釣りでリベンジしなければ気が済まない。」ということで、
負けん気の強い我々2人はもう一度フカセをしようと誓ったのであった。
今期最後のフカセ釣りだと思っていたが、こんなオチで次回もフカセ釣り決定だ!
永野氏の釣果・・・マダイ3匹(33cm、30cm、29cm)