日付 2005/04/23 区分 フカセ釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田辺(黒田渡船)
メモ グレというより、チヌの方が魚影が濃い。
満潮 4:58 17:33 干潮 11:14 23:28 大潮 波高 1.5m
天気 晴れのち曇り 弱い 水温   気温  
開始時間 6:30 納竿時間 15:30 同行者 永野 備考  
渡船名 黒田渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ 「小ジブ」という磯に上がった。
満潮時には島のほとんどが潮をかぶるので、
潮が引いてからでないと、上がれない。
エサ 備考
オキアミ  
遠投グレムギ  
強力チヌにんにく  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
チヌ・キビレ 38.0 Cm 〜 44.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹      
ガシラ 15.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹      
サンノジ(ニザダイ) 40.0 Cm 〜 40.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
写真
井上(チヌ吉)の釣果・・・・・・・チヌ3匹(38cm、43cm、44cm)
                   ガシラ10匹(放流)
永野氏(釣りキチ)の釣果・・・チヌ3匹(44cm、48cm、52cm)
                   ガシラ10匹(放流)

今回の2人の釣果は黒田渡船HPの「釣果帳」、釣太郎HPの「渡船別最近の釣果」で紹介されています。
本当は38cm〜52cmですが、42cm〜52cmとなっています・・・・(笑)。

黒田渡船HP
http://www10.ocn.ne.jp/~kuroda-0/

釣太郎HP
http://www.tsuttarou.co.jp/index.html


 今回は先週に根に持っていかれて悔しい思いをしたので、永野氏と共にリベンジ釣行となった。
ということで先週に引き続き、黒田渡船さんのお世話になり、田辺の沖磯に行きました。
「小ジブ」という磯に上がった。この小ジブという磯は小さくて低いので、
満潮時には島のほとんどが海水に隠れてしまう。
だから、満潮から下げの時間帯を待って、上がったのであった。

 磯に上がると、道具が濡れないようにとセットしてくれている鉄柱に竿ケースを引っかけて、
ポイントに下見をすることにした。同じ磯に我々2人の他にもう一人いたので、
先に釣り座を選択してもらい、我々はその人の左側に間隔を空けて並んで釣ることにした。

 今回も初めての磯なので、根が何処にあるか、水深はどのくらいか分からない。
それでどの仕掛けで釣り始めるか決めるために磯際を見ると深そうで、
マキエを打ってもエサ取りの姿が見えない。だから魚は深場に潜んでいると判断し、
0ウキに軽仕掛けでゆっくり沈めることにした。永野氏も同じ仕掛けで始めた。
永野氏は竿3本先を、私は磯際を攻めることにした。

 開始して1時間たっても潮は右に速く流れ、私はオキアミも取られない。
と思いきや永野氏の竿が曲がった。やり取りを見ていると大きいことが分かる。
少し先に根があるように見えるので、「根があるかもしれんので慎重に!」と
永野氏に伝えた直後に、その根の少し先で浮いてきた。
すかさずキラッと光った魚体を確認するとチヌだ。それも年無しクラスだ。
何とか根をかわして寄せてきたチヌを私がタモですくい、上げてみると
間違いなく52cmの年無しだった。
「ヤッター!」と喜んで、「今日はさい先良いぞ。」と2人は俄然気合いが入った。

 その後、私はオキアミの頭だけ取られるようになり、マキエが効いて
魚が浮いてきているようなので、Bウキに変更し、3ヒロのタナに決めてやるようにした。
するとオキアミは全く取られない。それで、タナを3.5ヒロに変更した。
その直後に、ウキが20cmぐらいシモって止まった。「もっと入れ!」って心の中で叫んだが、
無情にもウキは浮いてきた。「あ〜あ、離したか」と残念がっていると、
ウキがスーッと入っていった。だいぶ入ったのを確認して、大きく合わせた。
乗ったあー。しかもコンコン叩いている。チヌだー。引きからして型もまあまあのようだ。
慎重にやり取りをし、まぶしいくらいに銀鱗の魚体がキラッと光り、チヌの姿が確認できた。
先週のように足下の根に突っ込まれないように気を付けて、浮かせると永野氏に
タモですくってもらい、無事に取り込むことに成功した。43cmのチヌだ。「ヤッター!」
チヌ狙いでのフカセ釣り2回目の挑戦で、晴れ晴れしくチヌフカセのデビューを果たした。
紀州釣りで釣った時よりも嬉しいかも(笑)。なんて。

 しばらくして潮が止まったと思うと、今度は左にゆっくり流れ出した。
相変わらず、風は無風に近く、日差しも強くなってきて「暑いなあ」と思っていると、
またもや、ウキがスーッと入って、少し待って合わした。これも乗った。やはりチヌみたいだ。
根をかわし、上がってきたのは先ほどと同じくらいのチヌだ。44cmだった。
このころ潮がかなり引いてきて、永野氏が年無しを上げた際にかわした
竿2本先にある沈み根がはっきりと確認できるようになってきた。
今更ながら、よくもかわせたなあと思うくらい大きな根である。

 その後も続けてやっているが、オキアミもそのまま残ってくるので、半ヒロ深くして、
4ヒロに変更すると、底に引っ掛かったようにウキが少しシモるのでアタリがあり、
合わせると手応えがない。上がってきたのはガシラだった。その後もガシラは良く釣れる。
しかもオキアミの頭が取られたり、無くなることが多くなった。
そうしているうちに、またもやウキがスーッと入り、上げてくると38cmのチヌだった。

 その後すぐに、永野氏が私の左側に釣り座を変えたが、その釣り座は両脇に根にあり、
その根の間で釣ることになるので掛けても取り込みにくいなあと思っていた。
永野氏は相変わらず、沈め釣りをしていたが、釣り始めてすぐにアタリがあり、
大きく合わせて掛け、大きく竿が曲がった。それを見て、私はネットで知り合ったもんちゃん
(グレ・チヌ一人会)のアドバイスを伝えようとした時に右の根に走るチヌを強引に
引っ張り込めずに根に突っ込まれてハリスの真ん中で切られた。残念!
先ほどのもんちゃんのアドバイスの件ですが、もんちゃんによると、「チヌは道糸を緩めると沖に
走る習性があるので、足下に大きな根がある時は沖に走らせて、沖で浮かせて
取り込みやすくする」らしいです。
しばらくしてアタリも遠ざかり、11時半頃に2人で昼食を取った。

 昼食後、永野氏と釣り座を交代することにした。というのも、磯では場所の有利不利に
左右されることが多く、現に私は3匹上げているが、永野氏は朝一に1匹を掛けてから、
長いトンネルに入っているからだ。
私は今まで永野氏と2人で釣行した時にも、釣果を分け合うためにもお互いに場所を
交代し合うことをよくしてきた。
2人で釣りに来て、場所の有利不利のために1人だけ良い目にあい、もう1人が貧乏クジを
引いて嫌な思いをするのはあまりにも、不公平すぎる。
賛否両論あると思うが、私と永野氏はこういう同じ意見である。

 余談が長くなってしまいましたが、後半戦が始まり、止まったり、右に流れたり、
左に流れたりして不安定だったが、ようやく左に流れるように落ち着き、
永野氏に待望のヒット。もちろん、チヌだ。上がってきたのはこれも年無しかと思ったが、48cm。
その直後にもう1匹(44cm)を追加した。
その後は2人ともガシラは釣れるが、本命は釣れずに時間は過ぎていく。

 そして納竿間近の午後3時に私のウキが一気に入った。チヌじゃないなあと思いながら
合わせると、竿先が海中に引っ張り込まれるので、耐えきれずに少し糸を出し、
すぐにこらえるが、耐えるだけで精一杯、荒っぽい引きだ。
こんなに荒っぽい引きはヤツかグレ、それともイズスミかと思いを巡らせ、
引きを楽しんでいるうちについに姿を現した。やっぱりヤツだ。一気に落胆した。
ヤツの正体はみなさんの想像通り「サンノジ」だった。体力消耗して損した気分だった。
その後はアタリもなく、足下に潮がかぶるくらいに潮が上がってきて、
午後3時30分に納竿。午後4時に迎えの船が来た。

 今回はチヌ狙いでのフカセ釣りに挑戦して2回目にして、チヌが釣れて大満足である。
これで冬季限定のフカセ釣りに気分良くお別れ(?)し、紀州釣りに切り換えようかな(?)。
しかし、グレ狙いで冬季限定のフカセ釣りを始めて3期が過ぎた今、フカセ釣りの魅力に
どっぷりハマってしまったのは事実で、チヌフカセのデビューを果たした今日を境に
私のこれからの釣り人生が大きく変わるかもしれない。
とりわけ、今年の紀州釣りシーズン中(私が勝手に決めている4月〜11月)は
紀州釣りとフカセ釣りを両立させようと思っています。
永野氏の見事な釣果。
年無しを頭に44cm〜52cmを3枚。