日付 2005/07/03 区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 マルキュー全日本グレ釣り選手権(串本)
メモ  
満潮 2:34 17:09 干潮 9:54 22:08 中潮 波高 2.0m
天気 雨時々曇り 強い 水温   気温  
開始時間 5:30 納竿時間 11:30 同行者 永野、エイちゃん、ばっとまんさん、山ちゃ 備考  
渡船名 しょらさん渡船
釣り方  
仕掛  
メモ  
エサ 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
グレ 30.5 Cm 〜 38.5 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹      
イガミ 34.0 Cm 〜 34.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
ガシラ 20.0 Cm 〜 26.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹      
ベラ 25.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹      
フエフキダイ 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
写真
 今回は『2005年マルキューカップ全日本グレ釣り選手権』に参加してきました。
我がクラブの那賀紀州FCからは私(チヌ吉)と釣りキチさん(永野氏)の2人の参加となりました。
そして、今大会もネット仲間との交流ができるということですごく楽しみにしていました。
というのも、前回に引き続いて『エイちゃん』と、今回初対面となる『ばっとまんさん』と
『にっしーさん』にお会いできるからである。

 ところで、今大会はフカセ釣りの大会ということで、実は私も釣りキチさんも初挑戦なので、
出場に関してはすごく不安でした。でも、フカセ釣りの大会に慣れている『エイちゃん』や
『ばっとまんさん』や『にっしーさん』が参加するということで、不安に感じていた気持ちも
次第に和らいでいきました。

 さて、本題に戻します。
当日、エイちゃんとエサ屋の釣○郎で落ち合おうと思っていたのですが、我々が到着するのが
遅かったので、我々を待たずして先に串本に向かってもらった。
そして、ようやく我々も串本に到着すると、早速エイちゃんに連絡し、落ち合うことができた。
そして、エイちゃんがばっとまんさんらしい車を発見したが、車の中で寝ているらしいとのこと。
しばらくして声を掛けることに成功。すると、ばっとまんさんと連れの方が車から出てきて、
「初めまして」とお互いに挨拶を交わした。連れの方は『山ちゃん』という人でした。
ばっとまんさんと初めて顔を合わしたのですが、思っていたイメージとは全く違い、
「すごく気さくな人みたい(笑)」というのが第一印象でした。ばっとまんさんスミマセ〜ン(笑)

 挨拶が終わると、受付場所に向かった。
そこで、にっし−さんに「今どこですか?」とメールを送ると、すかさず「受付にいます。」
と返事が返ってきた。それで、受付場所に着いたばかりの我々はにっしーさんを探してみた。
すると、丁度受付を終えたばかりの人がにっしーさんみたいだったので、声を掛けようとすると、
我々の顔を見て軽く頭を下げたので、「初めまして」と挨拶が始まった。他のみなさんとも挨拶を
済ませたところで、我々も受付することにした。
にっしーさんの抽選番号は24番だった。

 それで、我々も受付で釣果を左右する運命の抽選番号を引くことにした。
ドキドキしながら引いた結果、釣りキチさんは2番、エイちゃんは32番、ばっとまんさんは10番、
山ちゃんは80番、私は88番でした。「2番って、すごい番号引いたやん。」、「エエとこ上がれるで。」
なんて、ひとしきりしゃべっていると、競技説明の午前4時を迎えた。
結局、釣りキチさんとばっとまんさんとにっしーさんは同じ船(芝渡船1号)に乗り、
エイちゃんは芝渡船2号、私と山ちゃんは同じ船(しょらさん渡船1号)に乗ることとなった。
今回の大会は総勢119名の参加で、4艘の出船で30名ずつ乗船するとのことだった。

 いよいよ出船の4時30分になり、緊張する一瞬を迎えた。
そして、私と山ちゃんが乗った『しょらさん1号』はどの船よりも早々と出船したのだった。
「沖磯に連れて行ってくれるんかなあ。」なんて期待していると、案の定、沖磯に向かっていった。
この時点では「ラッキー」なんて軽く思っていた。

 まず、最初の3名が上がった磯は私たち4人(私、釣りキチ、四宮氏、エイちゃん)が先週に
練習釣行として上がった『山崎』でした。「ここなら釣れるポイント知っているのに。」なんて思いつつ、
船は次のポイントに向かうと、見渡す限りの沖磯は一面荒れていて、高波で潮をかぶり、
上がれる磯は限られているようだ。
それでも結局、10名以上が沖磯に上がり、残りの釣り人は何処に回されるのかと
ヒヤヒヤしていましたが、串本大橋下の磯に数人、山ちゃんを含めて湾内磯に数人上がり、
いよいよ私の番が回ってきました。「湾内でどんな磯が残っているのか。」とすごく不安でした。
結局、私を含め3名が上がった磯は何と『橋杭5番』でした。
我々3人は磯に上がるや否や、ジャンケンをして、A氏が勝って橋杭4番と5番の水道の釣座を
選択し、次に勝った私はA氏の左隣の沖向きに陣取り、負けたB氏は裏側の内向きに陣取ることになった。
実はもし私が1番にジャンケンに勝ったら、A氏の釣座に陣取るつもりでした。
でも、この釣座決めが後に勝因を左右するとは思っても見なかった。

 釣座が決定し、私が仕掛けを作っている最中にA氏はいきなり3投目で大きく竿を曲げた。
竿先はコンコンと叩いていて、どうやら本命のグレではなく、チヌのようだ。
上がってきたのはやはり、チヌだった。それも大きい。年無しである。
いきなりだったんで、「これは期待出来るぞ。」なんて、私は勝手に意気込んでいた。

 年無しの興奮が冷めやらぬうちに、私はようやく仕掛けができ、まずはBウキでタナを3ヒロにして
マキエをしないで第1投を投じた。潮は左から右にゆっくりと流れていて、しばらく磯際を流してみるが、
アタリは無い。仕掛けを回収してみても、付けエサのボイルはそのまま残ってきた。
その後もマキエをしないで、数回投じてみるが、やはりアタリ無し。付けエサもそのままである。

 そこで集魚材なしのボイルを足下にパラパラ撒いて完全同調しながら、磯際を攻めることにした。
しばらくすると、ウキが少しシモるが、すぐに浮いてくる。仕掛けを回収すると、ボイルの頭が無い。
「これはグレの仕業やな。食い渋いなあ。」なんて、独り言を言いながら、再び仕掛けを投入した。
また、ウキが少しシモるので合わせを入れてみたが、頭だけ取られたボイルが残ってきた。
頭だけ取られて残ってくるんだから、タナは合っているはず。
でも、アタリは小さく、食いが浅いために魚も掛かってこない。
そこで、「魚がエサを食い込みやすいようにすれば大きなアタリが出るはずだ」と思い、
20cmほど、タナを浅くしてみた。

 すると、磯際に投入したウキがスーっと入っていく。すかさず合わせた。ヤッター、乗ったあ〜。
磯際の根に突っ込もうとするが、難なく耐え、グレの引きだと確信しながら、姿を現したのは、
やはりグレだった。釣り座が水面から高いので、タモを目一杯伸ばして何とか収めることに成功。
上がってきたのは30cmくらいのグレだった。「ヤッター、これで検量に参加出来るぞ。」
と心の中で叫び、喜びを噛みしめながら、スカリに入れた。

 しかし、いつまでも喜んでばかりはいられず、(でもニヤニヤしながら)次の獲物を狙う。
そして、同じく磯際を狙っていると、またウキがスーっと入っていった。合わせた。これも乗ったあ〜。
グレの引きだ。しかも今回は引きからして先ほどのグレより一回り大きいみたいだ。
最初、足下に突っ込んだが、何とか耐えた。すると急に沖に走り始めた。
急に走ったから、前のめりになった。それで道糸を少し出して何とか体勢を立て直し、
半ば強引に引っぱり上げ、ようやくグレが姿を現したかと思うと、今度は足下左の突き出た根に
持っていこうとするが、何とか耐え、慎重に寄せてきてタモに収まった瞬間、私は大きく息を吐き、
小さくガッツポーズをした。本当は大きくアクションしたかったんですが、恥ずかしくてできません(笑)。
上げてみると、40cmくらいのグレであった。しかも、針の3cm上のハリスはザラザラだったので、
よく頑張ってくれた1.5号のVハードに思わず、キスしてしまいました(笑)。
とりあえず、2枚目のグレをイケスに追加した。現時点では6時半頃だったと思います。

 この2枚目で気持ちは一気に高ぶり、「もう1枚同サイズを釣れば予選突破できるかも。」
という欲張りな思いが頭の中にちらつき始め、先ほどハリスがザラザラだった部分を切って
針を結び直そうとするが、手が震えてうまく結べない。こんな経験は初めてであった。

 しばらく手の震えが止まるのを待って、針を結び、再び釣りを再開した。
「今が時合いやから、きっともう1枚釣れるやろ。」と思いながら、再び磯際を攻めるが、
その後、グレは釣れなくなってしまった。
それで、タナを4ヒロにすると、釣れてくるのはガシラばかりで、タナを2.5ヒロにすると
ハリセンボンが釣れてきた。

 そのうち、左から右への流れが速くなり、右隣の人との間隔が狭いために右にあまり流す
ことができないので、磯際をあきらめ、ジンタン6号を追加して、少し沖を攻めることにした。
しかも2枚目のグレが沖に走ったのを思い出し、沖にも根があると確信して、グレが突っ込んで
いった辺りを攻めていると、ウキが一気に消し込んだ。「これはグレだ」と喜んだのもつかの間、
引きが違う。上がってきたのは30cmくらいのタマミ(フエフキダイ)であった。即リリース。
その後、強い向かい風で思うように仕掛けが馴染んでいかないので、ガン玉Bを追加して
Bウキを沈ませて、丹念に沖目の根を攻めてみるが、ベラを数匹釣った後はアタリ無し。

 しばらくすると干潮を迎え、潮が止まり、向かい風がさらに強くなってきた。
集魚材無しのボイルのマキエもしにくくなり、仕掛けも手前に寄ってきて釣りづらくなった。
しかも、雨が強くなってきたので、しばしの休憩をとることにした。
「あと1匹釣りたいなあ」なんて思いながら、休憩していた。

 しだいに雨が弱まり、残り1時間30分を残すのみになった。
風は相変わらず向かい風のままだったが、潮はグレが釣れた朝一番の時と同じように
左から右にゆっくり流れだしたので、期待をしながら頑張ってみる。

 ガン玉Bをはずし、再び軽仕掛けで2.5ヒロでやっていると、ウキがスーっと入っていった。
すかさず合わせたら乗った。引きは強いが、魚はすぐに姿を現し、何やら赤い魚体だ。
タモを入れて上がってきたのは良い型のイガミだった。これはキープした。
その直後、A氏が大きく竿を曲げた。「グレか?」と思って見ていると、タカノハであった。

 その後、隣のA氏が片付けだした。私はしばらく頑張ってみるが、エサも残ってくるし、
アタリも無くなったので、私も納竿することにした。
すると、裏で釣っていたB氏も片付けて、船着き場である我々の方にやってきた。
釣果を尋ねると、チヌ年無し1枚とベラ数匹とのこと。
そして12時に迎えの船が来て、港に戻った。

 港に着くと早速、他のメンバーがどの磯に上がり、どんな釣果だったのか、お互いに確かめ合った。
まず、上がった磯については、釣りキチさんは『橋杭1番』に、ばっとまんさんは『橋杭2番』に、
エイちゃんと山ちゃんとにっしーさんは湾内の磯(磯名はわからない)に上がっていた。

 釣果の方は、私がご承知の通り、30cmくらい、40cmくらいのグレを2枚で終了。
釣りキチさんは40cmくらいのグレを1枚釣っていた。
ばっとまんさんは検量サイズに届かないグレを数枚釣ったらしい。
エイちゃんと山ちゃんは30cmくらいのガシラを数匹ずつ釣っていた。良いオカズをゲットしている。
にっしーさんは磯に恵まれず、ベラのみでした。
結局、検量出来るのは私と釣りキチさんだけであった。

 いよいよ、私と釣りキチさんにとっては大会での初検量を迎え、2人ともドキドキしていました。
検量の結果、私は2尾1450g、釣りキチさんは1尾880gであった。
その他の釣り人に目を向けると、やはり沖磯組は型は小さいが、規定枚数9枚を揃えている。

 この日の検量は総勢45人が受け、いよいよ予選突破発表と表彰式となった。
今回の予選突破は30名ずつ乗った4艘の船から上位各3名ずつ計12名の選出となった。
私は残念ながら、船内5位で予選突破ならず。朝一の後、あと1匹40cmクラスを釣っていれば
予選突破していたのになあ。
でも、釣りキチさんは船内3位で予選突破でした。

釣りキチさん、おめでとう!
2次予選の若狭でもう一頑張りして、枠3名の全国大会への切符をつかんできて下さい。

 その後、本日の総合順位を発表し、表彰式となった。
1位は3000gオーバー、2位〜4位は2000gオーバー、5位は1450gで私、
6位は12??gであのピース(平和卓也)さん、・・・・・、10位は880gで釣りキチさんでした。
なお付け加えておきますが、総合1位〜4位は私と同じ船に乗り、沖磯での釣果である。
それで、私は総合5位ながら、船内5位で予選落ちなのである。

 今回の賞品は私が5位入賞で炊飯ジャー、釣りキチさんは10位入賞でアイロンでした。

 その後、お楽しみの抽選会が始まった。
ばっとまんさん、エイちゃん、山ちゃんが当たるのを期待しながら待っているのだが、
とうとう3人とも当たらず、賞品が全部無くなって終わりかと思ったら、今大会に出場していた名人の
藤原氏(釣具店海くんの店長)の考案した藤原ウキが急きょ、賞品と化した。
ウキが4つあるので、あと4人当たるわけである。すると、エイちゃんが見事当たり、
藤原ウキを獲得しましたが、残念ながら、ばっとまんさんと山ちゃんは何も当たりませんでした。

 表彰式が終わると、少し離れた所にいたにっしーさんと連れの方2人(こまやん、拓海さん)
の姿はすでに無く、我々5人(私、釣りキチさん、エイちゃん、ばっとまんさん、山ちゃん)は
本日の反省会及び釣りキチさんの祝勝会をするべく、田辺市内の中華料理店に向かった。

 田辺に到着し、私のお薦めの店に行くと、まだ開店前ということなので、田辺市内の別の
中華料理店に場所を移すことにした。
そこで夕食をしながら、しばしの楽しいひとときを過ごしているうちに、ばっとまんさんは「ほんとに
気さくである」ことを再確認できました(笑)。
その後、釣りキチさんに若狭での健闘を祈り、
みんなでエールを送り、この場を後にした。

 ばっとまんさんと山ちゃんは御坊で温泉入って帰るとのこと、エイちゃんは御坊ICから高速に
乗るとのこと、私と釣りキチは地道を延々と走るとのことで、我々3台は御坊まで連なって走った。
やがて御坊ICを迎え、3台バラバラになり、お互いの帰路についたのだった。

 今大会を振り返ってみると、フカセ釣り大会に初挑戦だった那賀紀州FCの私と釣りキチさんは
不安いっぱいでしたが、ネット仲間との交流で、
緊張感がほぐれて、良い結果に繋がったと思います。
私は総合5位に入りながら、予選突破12名(各船内上位3名)の枠に入れなかったのはかなり
ショックです。(私のような腕ではこんなチャンスはめったにないのだから。)
しかし、釣りキチさんは予選突破枠12名の中に入り、9月3日の関西地区2次予選(若狭)へ
進出できたことは我がクラブ那賀紀州FCの誇りとも言えるでしょう。
是非とも、全国大会への切符を手にすることができる関西地区代表3名の枠に入れるよう、
頑張ってほしいと思います。

 そのためには、そろそろ紀州釣りを再開したいと思っている私も嫌々ながら、
フカセ釣りに付き合いますよ(笑)。
って、そのおかげで、しばらくフカセができるって喜んでいる私(笑)。

私の釣果・・・・・・グレ2枚(30.5cm、38.5cm)
          その他の魚種は上の釣果欄を参照して下さい。

応援メール・・・・・じじーさん、ジュゴンさん

有り難うございました。
予選突破した釣りキチさんの39cmの1枚
予選突破した12名のみなさんです。
釣りキチさんは青いカッパを着ています。
その斜め左には黄色い服を着たピースさんの姿も。
総合5位入賞の賞品(炊飯ジャー)をもらってニッコリ。

なお画像はメールにてエイちゃんに送ってもらいました。
釣りキチさんは予選突破し、10位入賞の賞品(アイロン)を持って、余裕の笑顔。

なお画像はメールにてエイちゃんに送ってもらいました。
今大会で、交流できたネット仲間の『ばっとまんさん』と『山ちゃん』です。右がばっとまんさんです。

なお画像はメールにてエイちゃんに送ってもらいました。
交流できたネット仲間である『にっしーさん(白い帽子)』と『拓海さん(はちまき)』と
『こまやんさん(青い帽子)』である。

なお画像はメールにてエイちゃんに送ってもらいました。