日付 2005/07/18 区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 由良永井の鼻
メモ  
満潮 2:08 16:56 干潮 9:29 22:04 中潮 波高 1.5m
天気 晴れ時々曇り 普通 水温   気温  
開始時間 6:45 納竿時間 18:00 同行者 なし 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ 備考
オキアミ  
ボケ  
フナムシ  
コーン  
チャンス配合ヌカ  
アケミ貝配合  
ウニ配合  
細挽きサナギ  
アミエビ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
アジ 25.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
ガシラ 20.0 Cm 〜 22.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹      
写真
 最近、フカセばっかりしている我が紀州釣りクラブは、そろそろ本職?の紀州釣りもしようか
ということで計画し、当初は3名の参加するはずが、メンバーに急用が入ったりして、
釣行当日には結局、私一人になってしまった(悲)。私一人で釣行なんて、1年ぶりくらいかな。
そして、今回チョイスした釣り場は実に4年ぶりである。すごく楽しみであった。

 当日、午前6時過ぎに現場に着くと、手前でサビキをしている人が数人、先端でカゴ釣りを
している人が1人だけしかいない。「人少ない、ラッキー!」と心の中でつぶやきながら、車を止め、
荷物を持って、私は迷うことなく、先端を目指した。

 40mほど歩いて先端に着くと、先客のカゴ釣り師と話をした。
地元の人だそうで、チヌを狙って月に何回か通っているが、最近は50mほど離れたところにある
山を砕く工事(道を広げる工事?)の騒音のせいで散ってしまったのか、サッパリ釣れないとのこと。
そんなことを聞いた私は場所替えしようかと迷ったが、荷物を持って引き返すのも面倒なので、
ここで頑張ることを決意し、隣に座らせてもらうことにした。

 午前6時45分に仕掛けができて、実釣開始となった。
この場所には前に一度だけ来たことがあり、確か水深は6ヒロだったことを記憶していたので、
まずはタナをの6ヒロに設定し、第1投。
すると左から右へとやや緩く潮が流れているが、引き潮だったのでタナトントンであった。

 そこで、半ヒロほど這わせて朝一のモーニングサービスと称して、居着きのチヌ狙いで
ボケをエサにして探ってみる。
5,6投ほどボケを付けてやってみたが、反応が無いので、タナをトントンに変更し、
エサもオキアミに変更して様子を見ることにした。

 しばらくオキアミでやっていると、エサ取りが集まってきたのか、寝ウキがモゾモゾと動く。
仕掛けを回収すると、オキアミはエサ取りに吸われて小さくなっている。憎たらしいヤツの仕業だ。
そこで、エサ取り対策として持ってきたフナムシに変更してみる。
すると、今まで反応が鈍かった寝ウキが立った。すかさず合わせ、上がってきたのはエサ取りの
大本命のヤツであった。「フグ太郎、やっぱりお前か」と叫びながら、針をはずしてリリースした。
その後も、ヤツが連発するので、半ヒロほど這わせてオキアミとフナムシとコーンのローテーション
で攻めることにした。コーンはそのまま残ってくるが、オキアミは吸われて小さくなって残ってくる。
フナムシはちょっと囓られて残ってくる。

 そうこうしているうちにオキアミの時に、ダンゴが割れて5秒後くらいにウキが立った。
合わせると、ズッシリ重い。と同時に横に走り出した。ボラだと直感。あ〜あ。
その姿を現したが、変わり映えせず、やはりボラだった。とりあえず、取り込んでリリースした。

 その後、工事現場の人たちが出勤してきて、例の山砕きが始まった。
釣り座から50mほどしか離れていない目と鼻の先で、3台のショベルカーがかなり騒々しい音を
立てながら山を砕いている。この音が一日続くのかと思うと、ちょっと嫌な気がした。

 しばらく続けていると、元気よくダンゴを割りにくるヤツが現れた。ヤツの正体はもちろんボラだ。
ひどい時にはダンゴをくわえて走るヤツもいる。ダンゴ着底前に割るヤツもいる。
かなりの数のヤツが集まっているみたいだ。

 その後、エイちゃんから応援メールを頂き、頑張ってみるが、オキアミの使用時にダンゴが
割れてすぐのアタリもボラ、少し流してもボラ。この時点で、ボラ5匹。
ボラの強烈な引きのせいで腕もパンパンになったところで、昼食タイムにした。

 そして昼食が終わり、再びダンゴを投げるが、相変わらず、ボラがダンゴを突きにくる。
しかし、フグだけが散ってしまったのか、オキアミもフナムシもそのまま残ってくるようになってきた。
エサ取りがいなくなり、これはチャンスだと思い、ボケを使ってみるが、ボケもそのまま残ってくる。

 「今日も、厳しいなあ。」なんて、つぶやき、少し弱気になりながら、しぶとくやっていると、
じじ−さんから応援メールが届き、「ダンダビ更新待ってるよ。」との内容に勇気づけられ、
その後、立て続けに釣りキチさん、四宮氏からも応援メールを頂き、やる気モード120%に上昇した。
みなさん、有り難う!
みなさんの応援に応えなければと、冷たい飲み物を飲んで暑さをしのぎながら、頑張り続けるが、
変わり映えせず、ボラしか釣れない。

 そして時間は過ぎ、午後4時になり、いよいよゴールデンタイム(夕方4時〜6時)に突入した。
私の集中力が最も高まる時間帯である。
相変わらず、工事の騒音が響いている。「何時までするんだろう?」なんて思っている私。

 ここで、状況がガラリと変わった。
朝からずっとボラたちが激しくダンゴを突きにきていたのに、急に突きにこなくなったのだ。
『ダンゴに対する執着心が薄れたのか』、『ボラたちが立ち去ったのか』のどちらかであろう。
なにはともあれ、厄介な邪魔者の活動力が弱まり、釣りやすい状況になったことには変わりはない。
今年に入って紀州釣りでの本命初ゲットの期待が大きく膨らもうとしていた。

 私はいつもこの時間帯になるとローテーションの中でその日の当たりエサかボケを多用する。
本日の当たりエサは分からないので、ボケを多用することにした。

 しばらく時間だけが過ぎるが、アタリはない。
と、その時、ダンゴが割れて2,3秒後に前アタリがピョコンとあり、次に寝ウキが立った。
思わず合わせてしまった。「乗ったあ。」と思った次の瞬間、針ハズレでばれてしまった。
ボケを使っている時の合わせはもう少し遅らせなければいけないのに、あせって思わず
合わせてしまったのが、失敗だった。
「こんな失敗は滅多にしないのになあ」なんて言っても、後の祭りだった。あ〜あ。

 気を取り直して、頑張ることにした。
ダンゴが割れて少し流していると、寝ウキが一気沈んだ。ボケを使っているのでチャリコだろうと
思って合わせた。重い。ん・・・・その瞬間、横に走ってるし、ボラ確定。
「まだ、ボラおったんか。」と独り言を言いながら、取り込み、リリースした。

 チヌにエサをアピールするためにハワセからタナをトントンに変更し、オキアミを多用した。
その直後、割れてすぐに寝ウキがモゾモゾ動き、緩やかに立ったので、合わせた。
ん、あんまり引かんぞー。何やろ。
上がってきたのは20cmくらいのガシラだった。うち家族には喜んでもらえるので、キープする。
その後、連続して13cm、22cmのガシラを釣るが、13cmは放流し、22cmはキープ。

 午後5時を過ぎ、ゴールデンタイムもあと1時間を切ったところで、例の山砕きの工事が終わり、
静かになった。「さあ落ち着いてできるぞー」と意気込んでいる私。

 でも、無情にも時間だけが過ぎ、残り時間もわずかとなったそのとき、ダンゴが割れてすぐに
寝ウキが一気に立った。エサはオキアミだったので、すぐに合わせた。
走るが、すぐに上がってきたのは手のひらを超えるサイズのアジだった。これもキープ。

 その後、アタリも遠のき、ジ・エンド。
今年4回目の紀州釣りにして、まだチヌの顔は見ていない。
今年はフカセ釣りでしか、チヌを釣っていないのだ。
今回の悔しさを噛みしめ、次回も紀州釣りリベンジを心に決めて、釣り場を去ったのであった。

釣行の明くる日は腕が筋肉痛になったのは言うまでもない。(ボラのせいだ〜。)


本日の釣果・・・・ガシラ2匹(22cm、20cm)
           アジ1匹(25cm)
           ボラ多数、フグ多数(放流)


メール応援者・・・・エイちゃん、じじーさん、釣りキチさん、四宮氏

有り難うございました。