日付 2005/10/09 区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 和歌浦港
メモ 和歌山市では言わずとしれた好ポイント
満潮 10:31 20:36 干潮 3:12 15:16 小潮 波高 1.5m
天気 晴れ時々曇り 強い 水温   気温  
開始時間 8:00 納竿時間 17:40 同行者 永野、岩崎、四宮、池之坊 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ 備考
チャンス配合ヌカ  
細挽きサナギ  
アミエビ  
オキアミ  
フナムシ  
ボケ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
チヌ・キビレ 12.0 Cm 〜 12.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
マダイ 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
キス 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
写真
 写真は和やかな雰囲気で行われた開会式でのトロフィー返還のシーンである。
(左:会長さん、右:前回優勝者の釣りキチさん)

 天候にも恵まれ、今回で第3回目となる那賀紀州FC杯紀州釣り大会の開催となった。
前日の深夜に岩崎氏から突然連絡が入り、「急用が入り、今大会に参加できない」とのこと。
たかだか5名のクラブで全員集まれないのは残念であるが、仕方ない。

 ここで、今大会のルールを説明しておく。
チヌ25cm以上の総重量で争いますが、誰も25cm以上の規定サイズを釣れなければ、
那賀紀州FC特別ルールを適用し、25cm以下も規定サイズと認め、検量の対象となるのである。

 当日、5時30分に下津の塩津漁港に着くと、予報通りの強風(風速6m)が吹いていたので、
安全第一だと考えた我々は、高台となる外向きは危ないと判断し、内向きに釣り座を構えよう
としたが、先客がいたために急きょ、場所変更しなければならないハプニングに見舞われた。
大会史上初の当日場所移動である。

 それで、大会会場を何処にしようかと作戦会議が始まった。
数日前、和歌浦に父親が豆あじを釣りに行った時に、紀州釣りで30cmくらいのチヌを釣って
いた人がいたとの情報を聞いていたことを思い出し、私がみんなに提案すると、「そこにしよう」
ということで一致したので、20分程離れたその場所に向かった。
ただ、この場所はうちのメンバーにとっては初めての釣り場だったので、「タナはどのくらいか」
などの情報が一切無く、どうなるのか不安だったことは言うまでもないが、仕方ない。

 変更場所に移動して、一通り下見し、我々4人が並んで座れるポイントを決定した。
その後、開会式を済ませ、午前8時に大会が開始された。
釣り座は左から私、釣りキチさん、磯吉さん、会長さんの順である。

 下見釣行無しでの釣り場で、大会が開催されるのは初めてだったので、不安でいっぱいでした。
まずは、どのくらいのタナなのかが一番気になったが、満潮前で2.5ヒロ強だということを知り、
私は一気にテンションが下がってしまった。
というのも、せめて4ヒロくらいあればなあって思っていたからだ。
前日の大雨の影響をもろに受けて、魚の活性が低くなるのではと心配だったが、
今更、場所変更もできないし、一同、この地で1日頑張ることを誓った。

 釣り始めて10投ほどすると、タナトントンにセットしていたオキアミも取られるようになり、
「どうやらエサ取りの活性は高いのかな」ということで、一安心した。
と同時に、50cmほど這わせてみた。
それでもオキアミはすぐに取られるので、徐々にハワセ幅を広げていき、1ヒロほど這わせても、
結果は同じだった。

 どうやら本日もエサ取り(おそらくフグ)をかわすのは至難の業のようなので、ボケを投入した。
しかし半ヒロほど這わせてボケを使っても、第1投こそ取られたが、驚くことに何故かその後は
そのまま残ってくるのである。
もっとアピールしようと思って、タナトントンでボケを使っても、残ってくるのである。(おかしい〜)
フナムシも使ってみたが、タナトントンでも這わしても、ほとんどそのまま残ってくる。(う〜ん)
結局、本日の魚はオキアミ以外は見向きもしないということなのか。

 でも、考えようによっては、チヌが近くに寄ってくれば、エサ取りが食い残すボケかフナムシを
食う確率が高いということになる。
しかし、私の経験による持論だが、チヌはエサ取りも食べないエサを見ても、美味しそうに
感じないのではないだろうか?
というのも、ローテーションやタナ調整やダンゴの割れるタイミングなどの技術を駆使し、
エサ取りをかわすのに、苦労した方が釣果を残してきたからだ。
ということで、食いの良いオキアミをメインに使い、ボケやフナムシをたまにローテーションする
ことにした。

 朝から潮の流れは全くなく、他の3人も苦戦していて、なかなかアタリをとらえることができない。
そんな折り、釣りキチさんがシャくったかと思うと何かを掛けたようで、竿が曲がっている。
しかも、曲がりは小さいものの、竿を叩いているし、みんなは「チヌか?」と、かたずを飲んで
見守っていたが、上がってきたのは20cmくらいのヘダイだった。
ため息の嵐が吹き抜けた。
食ってきたのはボケだったとのこと。
こんなところにヘダイがいるなんて、ビックリしたが、ヘダイのいることろはチヌがいるので、
チヌへの期待が一気に膨らんだ。

 しばらくすると、アタリが無いことにシビレをきらした磯吉さんが休憩モードに入り、私のそばに
やってきたとき、私に初めてアタリがあった。
ダンゴが割れてすぐに寝ウキが立ったので、合わせたが、素バリを引いてしまった。
磯吉さんも「今のアタリで乗らんのはおかしいなあ」と言っていた。
ちなみに、このときのエサはオキアミであった。
その直後、会長さんが大きくシャくったが、上がってきたのはエサ取りの大本命フグであった。
やはり、エサ取りの正体はフグだったのである。

 その後、アタリが遠のいたので、気分転換をしようと昼食を取ることにした。
昼食を取りながらも、優勝するための作戦をあれこれ考えていた。

 そして、後半戦が始まった。
数投後、私に待望のアタリがあった。
ダンゴが割れてすぐに寝ウキがゆっくり立ったので、合わせた。
引きは小さく、チヌではないが、私にとっては本日初めての魚が掛かり、どんな魚か楽しみである。
上がってきたのは手のひらサイズの20cmくらいキスであった。
針を外そうとすると、自然に外れて、そのまま海へお帰りになりました。
その後、ボラがダンゴを割りに集まるようになり、良い感じになってきなあと思っていたら、
30分程して、散ってしまった。(何故行ってしまうんだ〜)

 会長さんがフグと戯れている中、フカセモード全開の磯吉さんは今回の紀州釣り大会に
嫌気をさして長い休憩していたが、やっと紀州釣りを再開した。
その直後、磯吉さんが何やら魚を掛けた。
竿の曲がりは小さいが、コンコン叩いているので、「もしかしてチヌ?」と期待がかかるが、
今回もヘダイであった。ちなみにアタリエサはボケであった。
その直後も磯吉さんはヘダイを1匹追加した。

 相変わらず潮は一向に流れることなく、午後2時を過ぎた頃、私は待望のチヌ?を釣った。
サイズは何と12cmでしたが、特別ルール適用もあり得るので、キープしようかと一瞬思った
のですが、これで優勝してもレベル低い争いで悲しいし、他のメンバーから「そんなサイズで
優勝してもなあ」なんて言われるし、当然リリースした。

 午後2時半分頃から、オキアミでも残り始めたので、私はしばらくオキアミオンリーで攻め続けた。
しかし、ほとんど残ってくる。他のメンバーも同様である。

 そうしているうちに、午後4時のゴールデンタイムを迎え、きっとチヌが寄ってきていると信じ、
オキアミ、ボケ、フナムシのローテーションを敢行し、どれかで当たるだろうと期待することにした。
すると30分程経っただろうか、ボケをエサにダンゴが割れて数秒後、良い感じで前アタリがあり、
寝ウキが一気に入ったので、躊躇することなく合わせた。
コンコン叩くので、もしかしてと期待して上がってきたのは20cmそこそこのチャリコであった。

 その後、みんな最後まで諦めずに粘ったが、終了時間がきて、ジ・エンド。
結局、規定サイズ無し?で決着がつかず、仕切直しとなりました。
フカセモードに入りつつある我々にとって、紀州釣り大会の仕切直しはいつになることやら(笑)。



今日の釣果
私・・・・・・・・・・・チヌ1枚(12cm)、チャリコ1枚(20cm)、キス1匹(20cm)
釣りキチさん・・・ヘダイ1枚(20cm)、他
磯吉さん・・・・・・ヘダイ2枚(20cm)、他
会長さん・・・・・・フグ数匹、他


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