日付 2005/10/22 区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本白野(しょらさん渡船)
メモ  
満潮 9:11 19:40 干潮 2:08 14:04 中潮 波高 3.0m
天気 曇り時々晴れ 強い 水温   気温  
開始時間 6:20 納竿時間 14:40 同行者 四宮 備考  
渡船名 しょらさん渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
グレ 18.0 Cm 〜 38.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹      
カワハギ 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹      
ベラ 25.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 8 匹      
メンドリ 28.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹      
サンノジ(ニザダイ) 28.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
写真
 前週(10/16)、大引で悔しい思いをしたので、磯吉さんと共に「憂さを晴らしに行こう。」
ということで、今回は串本釣行となった。
行きの車の中では、返り討ちに会わないようにと、2人とも十分に気合いを入れていた。
ただ、北西の強風と波3mの予報が気になっていたのである。
11時撤収の前週も同じ状況だったので、悪夢の再現だけは避けたかったのだ。
北西の風は風裏に回るとかわせるが、波3mでは釣りになるのか心配である。
でも前夜、船頭さんは出船できると言っていたので、すべてを託すしかないだろう。

 予定通り、午前5時頃に着いた我々は待合室へ行って船頭さんと挨拶を交わした。
沖磯に出れるか確認したところ、「出船してみないと分からない」ということなので、
沖磯に行けることだけを祈った。

 そして20人程乗せて出船したが、まだ湾内なのに波で船が揺れている。
「湾内でこの波じゃ、沖磯に行けないかも」って、不安になってきた。
で、まず湾内の磯に4人下ろし、カセに4人下ろし、沖磯に向かった。

 やはり、沖では3mの波なので、かなり荒れているが、前回(6/26)にエイちゃんらと
上がった山崎という磯に3人下ろした後、さらに沖に向かい、この高波の中、船頭さんは次々と
下ろしていく。
我々はこの渡船屋さんはまだ2回目の利用なので、どこに上がるかは船頭さんに任せている。
1級磯のウ島に常連さん1人上がった後、船頭さんは我々2人に指さしたので、船尾に回った。
我々の上がった磯はかなり広く、『イノツルバ』という磯であった。

 磯に上がる前に船頭さんはイノツルバの2つのポイントを教えてくれていたが、1つ目のポイントを
下見すると、高波のために大きいサラシが常にできているために、入れそうにない。
それで、私と磯吉さんはもう1つのポイントに2人並んで入ることにした。
我々の入ったポイントも、3mの波によって時折、左右の2つの大きなサラシがぶつかり合い、
海中がかき回されて、釣りにくい状況であることには変わりはない。

 しかし、磯際を見てみると、足下から2mぐらい先まで根が突き出していて、その先はドンと深く
なっているので、そこを攻めたくなるのは当然で、まずは磯際から攻めることにした。
といっても、朝一は大体、磯際から攻めるのが定石となっているけどね(笑)。

 で、左右のサラシで海中が、かき回されて静まるのを待って、磯際にマキエをし、同調させる
ためにしばらく待って仕掛けを投入、次のサラシができると、仕掛けを回収し、また静まるのを
待って、マキエをし、仕掛けを投入するの繰り返しで、しばらく頑張ることにした。

 仕掛けはというと、サラシでかき回されているために水中で安定するようにと、2Bのウキの
下に潮受けゴムを付け、Bのガン玉をハリスの中央に1つ、その下にジンタン6号を20cmおきに
2つ付けて、タナは2.5ヒロから始めることにした。

 しばらくやっているが、エサ取りの姿も確認できず、「おかしいなあ」と思っていると、
ウキがスーっと入っていくので合わせ、まあまあの引きながら、上がってきたのは35cmくらいの
オジサンであった。

 その後も30cmくらいのベラと30cm弱のオジサンを追加して、エサ取りも活発になってきた
ところで、ウキが一気に入り、竿先にガツンときたので合わせると、重量感たっぷりの引きで、
足下右の根に持っていこうとするので、耐えようとするが、耐えきれずに少しだけ道糸を
出してしまい、そのまま根に入られてハリスを切られ、痛恨のバラシである。(あ〜あ)
「やっぱり道糸を出してしまったのが悪かったなあ」と悔やんでも仕方ない。

 気を取り直して磯際を攻めるが、オジサンとベラしか釣れない。
しかも、今打っているマキエの一部はサラシによって沖に流されて、沖にいるグレが補食している
に違いないと思い、少し沖を狙うことにした。

 左右のサラシがぶつかり合い、竿2本先まで海中がかき回されているので、そのサラシの中に
マキエを打ち、竿2本先のサラシの切れ目に仕掛けを投入する。
すると、仕掛けは左斜め沖向きにゆっくりと流れていき、投入ポイントから15mほど先には
シモリがあるので、おそらくそこに流れ着いたマキエをグレが補食しているだろうと予測した。
だから、そのシモリ付近まで流していき、シモリの前で食わせたら良いなあと思った。

 その数投後、予測は的中したのか、シモリ手前でウキが一気に入って竿先にまでガツンときた。
合わせると、強烈な引きである。
先ほどのバラシが頭の中をよぎり、道糸を出さずに慎重にやり取りしながら、寄せてきた。
もう少しだというときに、やはり足下右の根に突っ込もうとするので、何とか耐えた。
しかし、タモ入れのために一段下がったところに降りている最中に、事件は起きた。
曲がっていた竿が突然、上に跳ね上がったかと思うと、急に軽くなった。
またまた、痛恨のハリス切れである。
今回は根に入られてハリス切れしたのではなく、おそらくハリスに傷が入っていたのだろう。
もったいないなあ(泣)。

 でも、シモリ前で食わせるという予測は的中したので、しばらくこの攻め方で続けることにした。
すると、シモリの数m手前でウキが少しシモって、1度浮き上がってきて、スーと入っていくので
合わせると、最初はまあまあ引いたが、すぐに浮いてきたその魚はカワハギであった。
もちろんキープする。

 その直後も、同サイズのカワハギをもう1匹追加して、「今晩は久しぶりのお鍋やなあ」なんて、
喜びながら続けていると、シモリの前でウキがスーと沈んでいった。
グレだと期待しながら、「これが3度目の正直だあ」と心の中で叫び、合わせた。
すると、今回もなかなかの引きである。
根に入られるといけないので、シモリから離さなければと思っている時に急に軽くなった。
「またハリス切れか」と思って仕掛けを回収してくると、針は残っていた。
食いが浅かったようだ。
3度目の正直ならず、悔しい〜。

 あっ、磯吉さんのことを書くのを忘れていた(笑)。
磯吉さんはというと、相変わらず磯際でやっていて、ベラとフグを数匹釣っていた。
そのうち、弁当船がやってきて、船頭さんは「右奥のポイントの方がグレ釣れるで〜。」
と言うので、磯吉さんは船頭さんの薦める釣り座に移動した。
一方、私は移動しなかった。
磯吉さんの移動した釣り座は朝一に2つのポイントを見比べた時に、サラシが大きすぎて
釣りにならないので、断念したポイントなのである。
下の写真を見てもらうと、どのくらい大きなサラシなのかが分かると思います。

 ここで私は少し休憩を取ることにし、我々の上がったイノツルバに他の釣り座はないか、
歩いて回ったところ、1カ所だけ気になった釣り座を発見した。
一旦、自分の釣り座に戻ってから、磯吉さんの釣りを見学させてもらうことにした。
磯際にはコッパの姿が確認でき、大きなサラシの中には何やら小さい魚が群れている。
そして、磯吉さんはいきなりサラシの中に仕掛けを入れ、その小さい魚が釣れた。
その正体はと言うと、10cmそこそこのコトヒキであった。
その後は磯際に狙いを変えて、コッパと戯れていました(笑)。

 私も自分の釣り座に戻って釣りを再開することにした。
戻ってすぐにベラとオジサンを釣った後、アタリも無くなってきたので、さっき発見した気になる
釣り座に移動することにした。
移動した釣り座は最初に釣っていた釣り座の左に40mほど離れていて、うねりの影響をあまり
受けず、風裏となっている。

 釣り座を移動して、目の前には『平床』という磯があり、その間の水道で釣ることになった。
まず、潮の流れを確認すると、釣り座の左側のサラシから平床の左の方に潮が速く流れていて、
釣り座の前ではその速い潮によって、引かれ潮が発生し、右から左に緩やかに流れている。
それで、最初は攻めやすい引かれ潮を攻めることにした。
ふと、50mほど離れた磯吉さんの方を見ると、丁度タモ入れをしていて、何が釣れたのかと
思って聞いてみると、40cmほどのタカノハとのことだった。残念。

 一方、私は緩やかな引かれ潮に仕掛けを投入し、速い潮との合流地点辺りで食わせるようと
作戦を立て、風裏で潮の流れも緩やかなので、仕掛けもBウキにジンタン7号3つ付けて、
軽めに変更した。
ちなみにタナは2.5ヒロのままである。

 足下の磯際にマキエを撒き、その足下に仕掛けを投入すると、やや左斜め前方に引かれて
流れていき、速い潮に合流すると仕掛けを回収する。
だが、しばらくやってみるが、サシエはそのまま残ってくるので、タナを3ヒロに変更した。

 その直後、ウキがスーと入っていったので、合わせると、まずまずの引きが手に伝わる。
今度こそ、「4度目の正直だ」と慎重にやり取りし、手前に寄せてきて、グレの姿を確認した瞬間、
足下右の根に突っ込もうとするが、それも交わし、無事にタモに納めることができた。
何とか30cmをオーバーしているかなと思い、測ってみると、32cmあった。
本日3回のバラシの後、やっとグレをゲットできたのでホッとした。

 その後はコッパを数匹釣ったが、後が続かないので、ジンタン4号を追加して5ヒロまで
探ってみるが、アタリ無し。
それで、磯際狙いから竿2本先に狙いを変更することにした。
ここでも、潮は引かれ、右から左にゆっくりと流れている。
同じように2ヒロ〜5ヒロを探り、挙げ句の果てに00ウキを投入し、ジンタン6号を1つ付けて
軽仕掛けでジワーと沈めていったが、コッパは釣れども、サイズアップしないので、
速い潮に直接入れてみることにした。

 釣り座を3mほど左に移動し、サラシの目の前に構えた。
仕掛けもBウキにジンタン4号を2つ付けて、タナを3ヒロに設定した。
磯際のサラシにマキエをパラパラ撒き、仕掛けも磯際に投入する。
すると、仕掛けは沖向きに流されていくが、アタリは全く無く、サシエもそのまま残ってくる。

 それで、0ウキに変更し、ジンタン6号3つをハリスに段打ちし、2ヒロ半のタナから仕掛けを
沈ませていき、もっと深いタナを探ってみることにした。
先ほどと同じように、磯際のサラシにマキエをパラパラ撒き、仕掛けも磯際に投入すると、
気持ち良いくらい流れていき、向かいの磯の
平床付近まで探っていくことができた。
しかし、しばらくやってみるが、何の反応も無いので、気分転換にと昼食を取ることにした。

 昼食を取りながら、午前中3回のバラシを思い出し、悔やしい気持ちがこみ上げてきて、
最後はもう1回、朝一の釣り座に戻ってリベンジしたくなってきた(笑)。

 昼食後、再び0ウキで攻めるが、アタリ無し。
それで、午前中にグレを釣った引かれ潮をもう1度攻めることにし、仕掛けもBウキに変更し、
3ヒロのタナに設定し直した。
その後はベラしか釣れず、リベンジの釣り座に戻ることにした。

 最初に釣っていた釣り座は、朝一よりもうねりが大きくて、サラシも広範囲に広がり、
竿3本先くらいまで、かき回されている。
朝一のように2Bウキにガン玉B1つとジンタン6号2つの重めの設定にし、釣り始めようとした時に、
磯吉さんが何やら大きく竿を曲げているので、タモ入れしに行こうとすると、一気にごぼう抜きした。
上がってきたのは26cmのイサギだった。
良いオカズゲットしたにも関わらず、磯吉さんは未だ良型グレをゲットしていないので、
あまり嬉しそうではない。

 そして、私は午前中バラシ3回のリベンジを誓い、あのシモリ付近を攻めることにした。
サラシの中にマキエを打ち、サラシの切れ目に
仕掛けを投入し、マキエと同調させるために
仕掛けを少し引っ張ったまま待ち、マキエと同調する直前に少しずつテンションを緩め、流していく。
ヒットポイントは投入ポイントの10mほど先のシモリ手前だと決めている。
 
 しばらくすると、シモリ手前でベラとオジサンとサンノジが釣れ始めた。
その後、竿先にガツンときたので合わせると、素バリを引いた。
朝一よりもサラシが大きく、広範囲かき回されているので、仕掛けも引っ張られ気味だったせいか、
食いが浅かったようだ。

 それで仕掛けを安定させようと、ジンタン4号を1つ追加して流していると、またもやガツンときた。
「これは仕留めるぞ。」と思い、合わせると、重量感たっぷりの引きだ。
しかし、耐えられず、根に持っていかれて、ジ・エンド。

 本日5回目のバラシで意気消沈しているところにネット仲間(エイちゃん、ばっとまんさん)から
応援メールが届き、すごく救われる思いで、納竿まであと1時間を頑張ることを誓った。

 納竿まであと30分に迫ったとき、ネット仲間に後押しされたかのように、ヒットポイントだと
決めていたあのシモリ手前でウキがスーと入っていった。
すかさず合わせると、見事に乗ったあ〜!
沖のシモリを交わし、慎重に寄せてくると、やはり足下右の根に突っ込もうとするが、掛けてから、
釣り座から一段下りて、やり取りをしていた私は何とか突っ込みに耐えて、磯吉さんにタモ入れを
してもらい、本日最長の38cmゲットとなった。
磯吉さん、有り難うございました。

 その後、納竿まで30分頑張ったが、オジサン1匹を追加して終了となった。


私の釣果・・・・グレ(32cm1枚、38cm1枚、コッパ数枚)
         カワハギ30cm2枚
         ベラ25cm〜28cm8匹
         メンドリ28cm`〜35cm10匹
         サンノジ28cm1枚

磯吉さんの釣果・・・グレ20cm〜15cm10枚
            イサギ26cm1匹
            ベラ数匹
            
           
なお、私の今回の釣果は、しょらさん渡船さんのHPの「最新釣果情報」で紹介されています。
http://www.cypress.ne.jp/webnanki/topics1/topics.cgi



応援メール・・・・釣りキチさん、エイちゃん、ばっとまんさん
有り難うございました。
磯吉さんの釣果
ピトンの前は私が最初と最後に釣っていた釣り座で、
最後に38cmのグレを釣った。
私が場所替えをして32cmのグレを釣った平床との水道である。
磯吉さんは船頭さんの薦める場所に変わったが、
一面に広がった大きなサラシが引くのを待っている。