日付 2005/11/13 区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本白野(しょらさん渡船)
メモ  
満潮 3:46 15:46 干潮 9:46 22:15 中潮 波高 1.5m
天気 晴れ時々曇り 弱い 水温   気温  
開始時間 6:20 納竿時間 14:30 同行者 永野 備考  
渡船名 しょらさん渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
イサギ 23.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹      
写真
 今回は3週間ぶりの釣行ということで、溜まっていたウップンを晴らそうと意気込んでいた。
しかも、今回の釣行で私と釣りキチさんはゆたかさんちのウェブトーナメント2006の1回戦に
申告したので、2人は1回戦突破に燃えていたのである。

 当日、釣りキチさんは午前1時30分に私を迎えに来てくれて出発した。
この時はまだ、後に大事件が起こることになろうとは知るよしもなかった。
そう、前代未聞の大事件が・・・・・。
しかも、2つも・・・・・。

 順調に車を走らせ、午前3時30分に○○郎みなべ店に着き、いつものように解凍予約した
ボイルを買って、串本に向かった。
もう、この時点で2つの大事件が発生していたのであるが、2人はまだ気付いていない。

 しばらく走り続けると、○○郎白浜店が見えてきて、駐車場を横目に「白浜店も車いっぱい
止まってるで〜」、「ほんま、ようけ練ってるで〜」なんて、釣りキチさんと話しをしているうちに、
日置川町に差し掛かった。
ここまで順調にやって来ていたと思われたのだが、ようやく大事件パート1に気付くことになった。

 助手席に乗っていた私は2台前を走っている軽トラの荷台を何気なしに見ると、
釣り道具を積んでいるのが目に入り、磯用ブーツを見た瞬間、私は磯用ブーツを忘れたことに
初めて気付いたのである。
しかし、時すでに遅し。
ここまで来た2時間30分の道のりを取りに帰る訳にはいかないので、仕方なく○○郎白浜店
まで戻ってもらい、磯用ブーツを買う羽目になってしまった(泣)。
今日だけ使えたら良いと思って、1280円のブーツを買い、気を取り直して、再び串本に向かった。
この時点で40分くらいはロスした。

 そして、朝食と昼食を買うために、ロー○ン日置川店に寄り、駐車場に車を止め、
車から降りようとしたとき、大事件パート2が発覚した。
釣りキチさんの様子が何やらおかしいのだ。
顔色を変えて必死で何かを探している。
「ポーチがない」と言っているのだ。
幸いなことに財布はポケットに入っていたので、ポーチには免許証と携帯の充電器以外に
大事なものは入っていないとのことだが、何処に置き忘れたか記憶を辿っていくと、
どうやらエサを買った○○郎みなべ店らしいことが判明した。
そこで、釣りキチさんは○○郎みなべ店に電話をして確認すると、ポーチを預かっているとのこと。
我々はホッと、一安心した。
店員によると、駐車場に置き忘れていたポーチを他の釣り客がカウンターに届けに来たそうだ。
釣りキチさんが「帰りに取りに行くので預かってもらえないか」とお願いすると、店員は快く承諾
してくれたので、その後、気を取り直して弁当を買い、先を急いだ。
ここでも15分はロスしただろうなあ。

 以上の2つの大事件で、かなりのタイムロスをしたために、渡船屋さんに到着したのは、
出船時間の5分前の午前5時25分で、何とかギリギリ間に合ったみたい。
でも、すごい数の車が止まっているではないか。

 そして出船を迎えたとき、本日の釣り人の人数を見てビックリした。
30人は軽く越えているだろう、いや40人近くいるだろうなあと思った。
過去2回、しょらさん渡船さんを利用させてもらったが、こんな大勢の人数は初めてだった。

 実は今回の釣行は土曜日の予定だったが、土曜日は2.5mという高波の予報だったので、
急きょ、波の穏やかな予報の日曜日に変更したのである。
当日起こった2つの大事件といい、釣行日選択といい、私は嫌な予感を抱いていました。

 そして出船し、他の釣り客の話を聞いていると、2つの大きなグループによって、
本日の大人数に膨れあがったことが分かった。
1つのグループは三重県をホームグラウンドにしているらしいが、三重県で100人参加の大会が
開催されているので、こちらに逃げてきたらしい。

 今回、我々は『エビダンボ』か『平床』に上がりたいと思っていたのだが、エビダンボは常連3人
が上がり、その後、他の客は思い思いの磯に上がっていき、カネカケに底物師2人が上がった時、
船頭が「上物あと3人くらい上がれるで〜」と言うので、我々2人は上がろうか迷っているうちに
上物師2人が上がった。
これが今回の選択ミスに繋がることとなった。

 それで、最終的に我々は希望通りの平床に上がれたんだが、我々を含めて合計8人が上がり、
我々2人は一番最後に船を下りたので、出遅れてしまい、狙っていた沖向きの釣り座は
すぐに陣取られたので、イノツルバとの水道でやるしかなかった。

 最初は朝一定番の磯際を攻めることにした。
まず、磯際にマキエを打つと、すごくゆっくりと右に流れていて、何やらエサ取りが寄ってきた。
よく見ると、キタマクラだった。
これは厄介なエサ取りがいるなあと思って、エサ取りを一気に突破するために2Bウキに
ガン玉B1つ、ジンタン6号2つを打って、2.5ヒロから開始した。

 数投後には、アタリは無いが、付けエサのボイルも残ってこなくなった。
しばらく続けるが、相当数のエサ取りがいるみたいで、グレも浮いてきていないようなので、
3Bウキにガン玉B2つ、ジンタン7号1つを打って、タナを3ヒロに変更した。

 すると、ウキが少しシモってすぐに浮いてくるようなアタリが出るようになり、仕掛けを回収すると、
ボイルの頭だけ無くなっているのだ。
間違いなく、サシエはエサ取りを突破してグレの口に届いていると確信して続ける。
そのうち、ウキが一気に入ったので、合わせるが乗らない。
その後も2,3回ほどウキが一気に入るが、素バリを引くだけである。
しばらくすると、付けエサのボイルは取られているが、アタリも遠のいた。
一方、隣で釣っていた釣りキチさんはエサ取りは少ないと言っている。
私と10m位しか離れていないのに、こんなに違うのか。

 そのうち、曇っていた空が明るくなってきて、ようやく釣り座の底の状態が見えるようになってきた。
見ると、辺り一面浅く、私の正面は磯際から竿2本先までは浅く、その先はまあまあ深そうだ。
それで、竿2本先のシモリの切れ目を攻めることにした。
仕掛けは先ほどと同じで、タナは3ヒロから始めた。
やはりここでもエサ取りが多かった。

 その時、釣りキチさんが何かを掛けた。
竿が大きく曲がっているので、グレだと期待したが、30cm弱のイサギだった。
エサ取りが少ないようなので、0ウキを使い、軽い仕掛けで掛けたとのこと。

 一方エサ取りの多い私はというと、3Bウキを使い、重い仕掛けでやっている。
徐々にタナを深くしていき、5ヒロまで探っていった時、ウキが入っていった。
合わせると掛かったが、グレの引きではない。
上がってきたのは23cmのイサギだった。
本日初の魚にも喜べない私。
その後は続かず、竿5本先位までやってみるが、まるでダメ。
「今日は厳しいなあ」なんて言いながら続けるが、その後は2人ともアタリもなく、
午前10時30分頃、少し早い昼食タイムにした。

 一息ついた後、他の釣り人の状況を見て回ったが、フカセ釣りの人たちも底物師の人たちも
釣れていないとのことだった。
それで、我々は釣りを再開した。

 相変わらず、潮は流れてくれない。
でも、あんなに多かったエサ取りが、急になくなり、ボイルもそのまま残ってくることが多くなった。
これはチャンスだと思って、すかさず0ウキに変更し、ジンタン6号2つ打って、ジワーっと
沈めることにした。
しかし、シモリの切れ目に沈めていってもボイルはそのまま残ってくる。
気持ち良いくらいに仕掛けは入っていくが、アタリは全くない。
我々2人は本日、ウェブトーナメント2006に参加しているので、気合いを入れ直す。

 丁度その頃、外海向きでやっていた釣り人2人が迎えの船で帰っていった。
現時点で午後2時、我々を迎えに来てくれる午後3時まで、あと1時間。
片付ける時間を考えれば、あと40分くらいだが、私はその空いた外海向きに移動することにした。

 私が移動して間もなく、隣でやっていたフカセ師が魚を掛けた。
突っ込むような引きにグレだなあと思って見ていたが、浮いてきたのはやはりグレだった。
「早く取り込めよ」って見ているが、タモを近くに置いていないらしいので、
私は慌ててタモを持って掬いに行ってあげた。
上がってきたのは30cmそこそこのグレであった。
「良いなあ、私も1匹釣りたいなあ」なんて、その釣り人と話しをしていると、エサ取りも少なく、
本日2回目のアタリで、やっとグレが釣れたとのこと。
やはり、本日は厳しい状況だということを再確認した。

 釣り座移動した当初から、竿3本くらい沖に左から右に長い潮目が出来ていて、
磯際から潮が引かれている。
それで、0ウキで沈ませていって、引かれ潮に乗せて潮目に入った辺りか、潮目に入ってから
少し流した辺りで食わそうと思った。

 釣っていると、横に長い潮目は手前に寄ってきたり、遠くなったりしている。
我々が最初にやっていた裏側ではあまり潮が動かなかったのに、外海側に来ると、こんなに
潮がよく動くのかと、同じ磯でありながら、釣座による潮流の違いにビックリした。
「これは期待できるかも」と思いながら、やっているが、エサ取りは全くないし、もちろんアタリも無い。
40分という時間は余りに短く、無情にも納竿時間を迎えてしまった。

 結局、イサギだけでグレは1枚も釣れないという無惨な結果に終わってしまった(泣)。
一方、裏側でずっとやっていた釣りキチさんはイサギをもう1匹追加して、納竿30分前に
大きなバラシがあったらしい。
竿2本先のシモリの切れ目に入られたとのこと。
おそらくグレであろう。

 これで我々2人揃ってウェブトーナメント2006の1回戦突破も夢に終わってしまった。
あ〜あ。悔しくて悔しくて、しょうがない。
行きの大事件2連発後の嫌な予感は的中してしまった。
しかも、船頭が「あと3人ほど上がれるよ」と言ったあのカネカケに我々が上がっていれば、
また違う結果になっていたかもしれない。
実際に、カネカケに上がった上物師2人は40cmオーバーを4枚釣っていて、30cm以上も
数枚釣ったとのこと。
ただ、午前中は食いが良かったけど、午後からは全く食わなかったそうだ。
それでも、この釣果は羨ましい。
これ以上書いても言い訳にしか聞こえませんので、このくらいにします(笑)。


チヌ吉の釣果・・・・・・・・・イサギ1匹(写真の1番下)

釣りキチさんの釣果・・・・イサギ2匹(写真の上2匹)


応援メール・・・・・磯吉さん、じじーさん、ばっとまんさん、にっしーさん、ふくちゃん、エイちゃん

応援有り難うございました。