日付 2005/12/03 区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本白野(しょらさん渡船)
メモ  
満潮 7:35 18:09 干潮 0:27 12:52 大潮 波高 3.0m
天気 晴れ 強い 水温   気温  
開始時間 6:20 納竿時間 14:30 同行者 永野、四宮 備考  
渡船名 しょらさん渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座
グレ 18.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 25 匹      
ベラ 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹      
写真
 今回の釣行は私が前回の古和浦釣行で悔しい思いをしたので、その憂さ晴らしをしたくて、
釣りキチさんと磯吉さんを誘って、串本に釣行することになりました。
前日の天気予報では北西の風6m、波高3mで、当日は強風波浪注意報が発令されていたが、
我々3人はどうしても行きたかったので、強行することにした。

 当日は釣りキチさんが私、磯吉さんの順に迎えに来てくれて、最終は磯吉さんのとこで、
磯吉さんの車に乗り換えて、午前1時30分に出発する予定だった。
それが、釣りキチさんも私も寝過ごしてしまったために、予定よりも50分程遅れて出発する
ことになり、いつもは利用しない高速道路を利用しなければならないことになった。
その後は何事もなく、予定していた午前5時15分に無事に到着できた。
さすが、『和歌山市の走り屋』磯吉さんである(笑)。

 駐車場に着くと、車はまあまあ止まっていた。
とりあえず待合室の船頭さんに挨拶をしに行き、準備をすることにした。
準備ができ、乗船場に行くと、既に10人以上待っていて、結局我々3人を含めて17人だった。
車の数の割りには、人数が少なくて安心した。

 出船はまだ薄暗い午前6時であった。
港を出ると、湾内だというのに高い波が押し寄せてきて、船が揺れる。
「沖磯に行けるんかなあ」なんて、我々の心配をよそに、湾内のカセに2人下ろし、
残りの釣り人を乗せた船は沖磯に向かった。

 船頭さんは山崎に付けようとするが、横からの高波を受けて苦戦している。
3回目のチャレンジで、ようやく付けると、3人上がった。
その後も船頭さんは着々と磯に上げていくが、磯に付けるのに苦労している。
そして、我々は『ウ島』に上がることになった。
ウ島と言えば、確か2ヶ月前に釣具店経営のあの藤○さんが30cmオーバーを43匹釣った
という磯なので、大きな期待で胸が膨らみ過ぎて、しょうがない(笑)。

 磯に上がると、いつもの下見をするが、まだ薄暗くて底の状態も分からないので、とりあえず
3人とも沖向きに釣り座を構え、ジャンケンによって、右から釣りキチさん、磯吉さん、私の順に
並ぶことになった。
この釣り座決定も一時的なもので、磯の釣り座は釣果の偏りをなくすために、適時交代し合い、
みんなが気分良く釣りを出来るようにというのが、我々には暗黙の了解となっている。

 そして、仕掛けを作って実釣開始。
まずは磯際にマキエを打つと、右から左にゆっくりと流れていき、エサ取りもチラホラ見える。
Bウキで2ヒロ固定にして、ジンタン7号を2つ打って、磯際を流していくことにした。
すると、数投目にウキが一気に入り、上がってきたのは手のひらサイズのコッパちゃんだった。
その後もコッパは釣れるが、なかなかサイズアップしない。
しかもアタリもないのに、エサ取りにボイルを取られることも多くなってきた。
しばらくすると、ボイルも秒殺状態でかなりのエサ取りが沸いてきたみたいだ。
その中にはグレが混じっているようで、たまにコッパが釣れてくる。

 その後、しばらくして第1のハプニングが起こった。
時折、大きな波が押し寄せ、しぶきを浴びながら気にせず釣っていたのだが、特大の波が来た
かと思うと、次の瞬間には頭から多量の海水シャワーを浴びた。
海水は防寒着の中までいっぱい入ってきて、寒くてしょうがなかった。
陸に上がって、温水シャワーを浴びたい気分だった(笑)。
この後、もう1回海水シャワーを浴び、朝から縁起悪いなあなんて、思っていました。

 ここで気分転換にと、釣りキチさんと磯吉さんの様子を見に行くと、やはりエサ取りに
悩まされているようだが、グレはコッパさえも全く釣れないとのことだった。
それで、釣りキチさんと釣り座を交代することにした。
右から私、磯吉さん、釣りキチさんの順である。

 その後もしばらく、釣りキチさんと話をしていたその時、第2のハプニングが起こった。
満潮時間を少し過ぎた午前8時頃、高波がやってきて、釣りキチさんの足下にまで波が押し
寄せてきた瞬間、少し低い私の釣り座のバッカンが気になって見やると、私のバッカンが
見あたらない。
「もしかして、海に落ちたのでは」と思い、海面を見てみると、やはりバッカンがプカプカ浮いている。
慌てて釣り座に戻って、タモで無事に回収できたが、少ししか使っていない3kgボイルを
撒き散らしてしまい、多量にマキエしてしまうことになってしまった(笑)。
それで、あと3kg買っていたボイルも溶けていなかったために、釣りキチさんに少し分けてもらった。
有り難うございました。

 釣り座を交代してから、右からの横風が強くなってきて、かなり釣りづらい状況になった。
風の影響で仕掛けがうまく入っていかないので、2Bウキに変更し、ガン玉B1つを追加した。
ここでもまず磯際を攻めると、釣りキチさんはコッパも釣れないと言っていたが、コッパはヒットした。
しかし、サイズアップしないし、エサ取りもウジャウジャいる。

 ここで、朝一から左に流れていた潮が沖の潮目にゆっくりと引かれる潮に変わったので、
マキエを磯際の小さいサラシに撒いて、仕掛けは竿3本先にから沖向きに流していく。
最初の数投はボイルも残ってきたが、そのうち全く残ってこなくなり、どうやら秒殺状態のようで、
エサ取りは一面にいるようだ。
マキエの撒き方が悪くて、エサ取りの活動範囲を広げてしまったのだろう(笑)。

 と、その時、磯吉さんの竿が大きく曲がっている。
しかし、スーッと上がってきたのは、手のひらくらいのグレであった。
結局、磯吉さんはグレはこの1匹に終わることになった。

 その後、釣りキチさんと磯吉さんが釣り座を交代した。
右から私、釣りキチさん、磯吉さんの順である。
いつもながら、ボイルのマキエを多量に撒いている磯吉さんは、ここでも多量に撒いている(笑)。

 午前11時前、私は早めの昼食を取ることにした。
朝に2回の海水シャワーを浴びたときは震えていたが、濡れていた体は体温で乾いて、
感じる寒さもマシになっていた。
昼食中、2人の釣りを見ていたが、相当数のエサ取りに悩まされていました。
その後、釣りキチさんは高波を嫌い、裏側に回った。
裏側ではエサ取りが無いらしく、ボイルはほとんど、そのまま残ってくるとのこと。
それで、得意の0ウキ沈め釣りに突入。

 私は昼食を済ませ、釣りを再開することにした。
昼食を取る前に沖向きに流れていた潮は朝一と同じく、左にゆっくりと流れを変えていた。
少し海を休ませたのに、エサ取りの数は減っておらず、ボイルもすぐに取られてしまう。
それで、釣りキチさんが先ほどまで釣っていた沖向き真ん中に釣り座を変えた。

 ここでは釣りキチさんが先ほどまで磯際を攻めていたので、私は少し沖を狙うことにした。
この頃になると、風が弱まり、波も穏やかになってきたので、これはチャンスだと思い、
0ウキに変更し、ジンタン6号1つと7号1つを付けて、2ヒロからジワーと沈めていくことにした。

 マキエは少しだけ多めに撒き、完全同調で沈めていくが、付け餌もほとんどの高い確率で
エサ取りに取られている。(ほぼ100%に近いかも)
ほんのわずかな確率でも、グレのタナに届いてくれれば良いかなあと思い、続ける。
もうこうなりゃ、サシエが無くなっているのに仕掛けをいるような無駄な時間を省き、
仕掛けを流す回数をなるべく多くするしかない。

 その後もたまにコッパは釣れるものの、手のひらを越えるサイズは未だなし。
ふと、磯吉さんの方を見ると、多量に撒いているマキエが帯状に流れている(笑)。
しかし、そのマキエに混じった付け餌のボイルを
見事に食わせて大きく竿を曲げた。
上がってきたのは25cm以上はあるイサギだった。
最近はイサギ釣り師と化している磯吉さんはイサギをもう1匹追加した。

 納竿まであと1時間になったそのときである。
隣で釣っていた磯吉さんが裏で釣っていた釣りキチさんを指さし、「釣れてるぞ。」と叫んだ。
釣りキチさんの方を見ると、竿が大きく曲がっている。
私は慌ててタモを持って駆けつけた。
足下の根を慎重に交わし、浮いてきたのは良型のグレだ。
そこで、私は無事にタモ入れし、磯に上げてみると、37cmだった。
「おめでとう!」
エサ取りがほとんどいなかった裏側の底から引きずり出したって感じだった。
恐るべし、釣りキチさんの執念!

 その後は私はベラを2匹追加して、納竿を迎え、良いとこ無しに終わってしまった。
あ〜あ。


チヌ吉の釣果・・・・・・・・グレ25枚くらい(18cm〜23cm)
            ベラ2匹(25cm,28cm)
今日釣れたグレは写真のサイズばかりでした。
一応、家族の土産用に3枚だけキープした。

釣りキチさんの釣果・・・グレ2枚(37cm、20cm)

磯吉さんの釣果・・・・・・グレ1枚(23cm)
             イサギ2匹(28cm,25cm)


応援メール・・・・じじーさん、会長さん
有り難うございました。
釣りキチさんが執念で引きずり出した37cmのグレ
最近はイサギ釣り師になりつつある磯吉さんの本命?イサギである(笑)。
28cmと25cmだった。
常に波が襲ってくる釣りキチさんの釣り座である。
私みたいに頭から波をかぶることは無かった(笑)。
「今日も厳しいなあ」なんて、つぶやきながら
こちらを向いてニッコリの磯吉さんである。