日時 2006/01/22(日) 6:45 〜 16:00
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本有田(松村渡船)
メモ  
満潮 干潮
小潮 10:26 23:08  3:42 16:46 
天気 晴れ時々曇り 強い 波高 2.5m 水温   気温  
同行者 永野 備考  
渡船名 松村渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
オキアミ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 22.0 Cm 〜 36.0 Cm ? kg 〜 ? kg 20 匹          
サンノジ(ニザダイ) 20.0 Cm 〜 40.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹          
ベラ 20.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 4 匹          
ニセカンランハギ 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
写真
 今回は釣りキチさんとの釣行となった。
実は21日(土)の釣行予定だったのだが、19日夜の天気予報によると、21日(土)は雪または
雨で波高は3m、22日(日)は晴れで波高は2.5mということだったので、急遽、22日(日)に
予定を変更した。
場所は久しぶり(1年ぶり)に紀伊有田にすることにした。

 午前6時、予定通りに乗船場に着くと、10数人ほど他の釣り客がいた。
早速、道具を降ろし、防寒着に着替えていると、船頭さんがやってきて、どの磯に上がるか
聞きに来てくれ、波が高くてコジは無理ということで、双子島に上げてもらうことにした。

 双子島に上がった我々はいつもの下見をすることにした。
私は過去に1度だけ双子島に上がったことがあるが、フカセ釣りを始めた3年前のことなので、
底の根が、どのような状況だったかなんて、忘れてしまっていた。
まだ薄暗く、底の根の状況があまり分からないが、釣り座を決定した。
私は沖向きの右側、左側に釣りキチさんが陣取ることになった。

 私の釣り座は小さなサラシが正面に出来ていて、足下に根が2mほど張り出しているが、
取り込みやすいようである。
一方、釣りキチさんの釣り座は竿4本先にある磯との水道で、その磯で出来たサラシと
足下に出来たサラシとがぶつかり合い、良い感じになっている。

 準備ができ、釣り開始となった。
まずは、足下の小さなサラシを狙うことにした。
仕掛はBウキでジンタン6号を2つ付けて、2ヒロ半からスタートした。
今回も、ボイルとオキアミを半々で混ぜ合わせてやることにした。
すると、仕掛は沖向きにゆっくりと流れていく。
釣り始めてすぐに、エサ取りが寄ってきたが、どうやら、エサ取りの正体はイワシのようである。
しばらくすると、竿1本半先でいきなりウキが入った。
上がってきたのは手のひら無いくらいのコッパグレであった。
今回は3家族分(私んとこも含めて)の土産を確保しなければいけないので、とりあえずキープした。
その後も、ウキが入るとコッパばかりであった。
でも、朝一からコッパが釣れる時は経験上、良い思いをしたことが多いので、今日はちょっと、
期待できるかななんて(笑)。

 エサ取り(コッパやイワシ)があまりに多いので、マキエを足下の小さなサラシの中に撒いて、
エサ取りを足下のサラシの中にに寄せておき、サラシの下に潜りこんで沖に流れていく少しの
マキエに合わすために、仕掛けを竿3本先に遠投することにした。
そして、仕掛けを早く馴染ませるためにジンタン7号を1つ追加し、段打ちした。

 すると、数投後に付けエサが取られ始めた。
付けエサを見ると、頭だけ囓られている。
もう少し、タナが浅いようなので、2ヒロ半から30cmほど浅くした。
すると、その直後にウキが一気に入った。
引きも先ほどまでよりも大きい。
しかし、難なく手前に寄せてきて、足下の根を交わし、上がってきたのは30cm弱のグレであった。
その後も同じサイズを数枚追加したが、付けエサは取られるがアタリも無くなってきたので、
タナを少しずつ深くしていって、探っていったが、アタリが出ないので、気分転換にと、
釣りキチさんの様子を見に行った。

 釣りキチさんも25cm前後のコッパを数枚釣っていて、サイズアップを狙っていた。
ひとしきり、話をした後、私は双子島をグルッと1周見学すると、気になるポイントを見つけた。
そのポイントというのは釣りキチさんの釣り座の左10mほど先で、その釣り座は足下に
水深2ヒロくらいの所に竿1本先まで根が張り出しており、その先はドン深になっている。
そこから竿1本先は少し浅くなっていて、その溝が狙い目であろう。

 そこで、変わり映えしない釣果に嫌気をさしていたので、釣り座を移動することにした。
と、同時に予報通り、風が強くなってきた。
それで、道具を移動した後、腹が減ってきたので、早めの昼食を取ることにした。
午前11時前であった。
磯に上がった時には、この時間帯に腹が減ってくることが多いなあ(笑)。

 昼食を取り終え、私は新しい釣り座で釣りを再開することになった。
マキエは足下に打ち、タナを2ヒロ半に戻した仕掛けを竿1本先の根の切れ目に投入する。
すると、この釣り座ではサラシは無いが、仕掛けは足下から真っ直ぐ正面に流れていく。
でも、風が強くなったせいで、仕掛けがうまく入っていかないので、2Bウキに変更し、
ジンタン4号を追加した。

 やはり、ここでもエサ取りが多い。
でも、ボイルが残ってくる時もあるので、案外楽に勝負できるかもしれないと思った。
そして、仕掛けを流していき、竿3本ほど先のシモリ根の前で、ウキがいきなり入ったので、
合わせた。
乗ったー! まあまあの引きだ。
しかし、数秒後、痛恨のバラシ!
針ハズレだった。
この日は午前中からずっと、ウキが入っても素バリを引いたり、針ハズレが多かった。
「今日は食いが浅いなあ」って、朝からずっと、釣りキチさんと話をしていたのだった。

 気を取り直して続けていると、潮の流れが変わった。
右にいる釣りキチさんの前にある磯との水道から左に向かって速い潮が流れ、私の釣り座では
その速い潮に引かれて、足下から右斜めにゆっくり流れるようになり、竿2本先ぐらいで、
その速い潮に合流していた。
それで、ヒットポイントを合流付近に決めた。

 足下にエサ取り用のマキエを撒き、仕掛けを竿1本先の根の切れ目に投入する。
と同時に仕掛け投入地点に本命用のマキエをパラパラ撒いて、ヒットを狙う。
しばらく続けていると、合流地点の手前で、ウキが一気に入った。
合わせると、しっかりとした重量感が手に伝わってきた。
格闘しながら、足下竿1本先の根付近まで寄せてきたとき、急に右の根に走ったかと思うと、
急に軽くなった。
またまた、痛恨のバラシである。
グレであれば、40cmあっただろうなあ。
で、今回も針ハズレであった。
相変わらず、食いが浅いなあ。

 バラシのショックを隠せないまま、続けていると、直後にウキが一気に入った。
思わず合わせると、乗ったあ!
先ほどバラした引きと同じくらいの重量感である。
そして、足下1本先の根付近まで寄せてきたとき、やはり、右の根に走ろうとするが、
強引に引っ張り込み、何とか交わせた。
ようやく姿を現したのを見て、ガックリした。
上がってきたのは40cmくらいのサンノジだったからだ。
ということは、先ほど、バラした魚もサンノジだったかもしれない(笑)。
その後もサンコウが連発し、腕がパンパンになった(爆)。
 
 「腕の力無くなったわ〜。」って、冗談を言っているうちに、合流地点から少し流した辺りで
またウキが一気に入った。
合わせると、一気に左に走るが、耐えて、難なく上がってきたのは27cmぐらいのグレだった。
久しぶりにグレの姿を見たのだった。
ここで、釣りキチさんと釣り座を交代することにした。

 交代した釣り座は竿4本先に磯があり、その水道で釣ることになった。
足下に出来たサラシと前の磯のサラシがぶつかり合っていて、その真ん中では左に向かって
速い潮が流れているのである。
風は相変わらず強く吹いていて、この釣り座では横風になっているので、仕掛けが入って
いきにくいと思い、ジンタン4号をもう1つ追加した。
やはり、ここでもエサ取りが多いので、エサ取り用のマキエは足下に撒き、仕掛けを竿2本先に
投入し、投入地点に本命用のマキエをパラパラ撒いて攻めることにした。
ヒットポイントを竿2本ぐらい先に決めた。

 しばらくすると、ウキが入り、上がってきたのは25cmあるか無いかのグレであった。
その後も同じ型を数匹追加したが、サイズアップ目指して、タナを半ヒロ深くして、3ヒロ弱にした。

 その直後、竿2本先少し流した辺りで、ウキが一気に入ったので合わせると、魚は左に走り出した。
左に根があるので、突っ込まれないようにと、私は半ば強引に右に竿を向けて、右に引っ張り込む。
何とか根から離すことができたが、今立っている釣り座では足下が浅いために取り込むことが
出来ないために、左の先端に急いで移動し、魚を足下に寄せてきた。
それで、釣りキチさんにタモで掬ってもらった。
有り難うございました。
あとで測ってみると、30.5cmだった。
その直後にも同サイズを1匹追加し、25cmくらいのコッパも数匹釣ったが、午前中とは違い、
ガッチリ掛かっていた。
ようやく食いが盛ってきたようである。

 ふと、釣りキチさんの方をみると、竿を大きく曲げている。
私は慌てて、持っていた竿を置いて、タモを持って駆けつけた。
釣りキチさんは強烈に根に突っ込もうとする魚を慎重に足下の根付近まで寄せてきた。
しかし、足下竿1本先の根に突っ込もうとする。
2回根に突っ込まれながら、何とか耐え、足下に寄ってきたが、魚の姿がキラッと光ったかと思うと、
そのまま逃げていってしまった。
釣りキチさんは痛恨のバラシに唖然としてしまった。
私はキラッと光った瞬間、見た時には茶色っぽく見えた。
魚は何だったんやろう?

 2人は自分の釣り座に戻って、続けていると、私に竿先までガツンというアタリがあり、
合わせると、左の根に一気に走っていく。
それで、慌てて左の先端まで移動し、根に入られないように耐えるが、一瞬出遅れてしまい、
根に入られてしまった。
引っ張っても余計に動かなくなるので、道糸のテンションを緩めた。
すると、諦めかけていたが、魚は再び動き出したので、これはラッキーだと思い、半ば強引に
引っ張り上げ、何とか浮かせることに成功した。
この魚は何だ?
見たことのないこの魚を磯に上げてみるが、やはり見たことがなく、名前は分からない。
後に、図鑑で調べると、ニセカンランハギという魚であることが分かった。

 しばらくすると、釣りキチさんの竿がまた大きく曲がっている。
私は急いでタモを持って駆けつけた。
今回は難なく足下に寄せてきて、私がタモ入れして、無事にキャッチした。
上がってきたのは37.5cmのグレであった。
良型ゲットおめでとう!

 その後、釣りキチさんは釣り座の交代を申し出てくれたので、それに甘えて、交代してもらった。
ここでは依然として、右の速い潮に引かれて、足下から右斜めにゆっくり流れ、竿2本先ぐらいで
その速い潮に合流している。
それで、釣りキチさんが撒いていたマキエの筋を攻めることにした。
釣りキチさんの撒いたマキエを利用させてもらい、竿3本先にダイレクトに投入した。

 すると、読み通り、数投目にウキが入り、合わせると、乗ったあ〜!
左の根に走ろうとするが、難なく交わし、足下に寄せてきた。
それで、タモ入れをスタンバイしてくれていた釣りキチさんに掬ってもらった。
36cmのグレであった。
釣りキチさん、掬ってもらい、有り難うございました。

 釣り座を交代してもらったお返しとして、また、釣り座を交代することにした。
しかし、この後はお互いにコッパは釣れるものの良型はヒットせず、午後4時に納竿となった。




本日の釣果

私(チヌ吉)・・・・・・グレ20枚ぐらい(22cm〜36cm) 10匹ぐらい放流しました。
            サンノジ5枚(20cm〜40cm)
            ベラ4匹(20cm〜28cm)
            ニセカンランハギ1匹(30cm)

釣りキチさん・・・・・グレ20枚ぐらい(20cm〜37.5cm)



応援メール・・・・・にっしーさん、エイちゃん
応援有り難うございました。
根に突っ込まれながら、道糸のテンションを緩めて何とか上がってきたニセカンランハギ。
釣りキチさんの釣果
本日の最長37.5cmを釣り上げたのはさすがです。
あとはリリースしたとのことです。