日時 2006/03/21(火) 6:10 〜 15:40
区分 フカセ釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田辺(黒田渡船)
メモ グレというより、チヌの方が魚影が濃い。
満潮 干潮
小潮 8:27 22:26  2:43 15:28 
天気 晴れ時々曇り 弱い 波高 1.0m 水温 16.9℃ 気温  
同行者 四宮 備考  
渡船名 黒田渡船
釣り方  
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
遠投グレムギ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 37.5 Cm 〜 37.5 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
グレ 33.5 Cm 〜 33.5 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
カワハギ 20.0 Cm 〜 22.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹          
ガシラ 15.0 Cm 〜 15.0 Cm ? kg 〜 ? kg 7 匹          
写真
 今回は久しぶりに磯吉さんと同行することになった。
しかも26日の高津杯でで入賞を目指し、弾みをつける意味でも、釣果を上げたかった。
そして、場所は田辺の磯に行くことにした。
前日に磯吉さんと協議し、小ジブという磯に狙いを定めた。
小ジブは大変小さく低い磯で波をかぶるので、午前4時の1番船で上がる人はいないだろう
という判断で、当日は午前5時過ぎの2番船に間に合うように到着した。

 そして、午前5時前に到着した我々2人は乗船名簿に名前を書き、防寒着に着替えた。
予定通り、午前5時過ぎに出船しようと船頭さんが現れ、挨拶をし、小ジブが空いてるか聞くと、
もう3人上がってるとのことだった。
さて、どこに上がるか困った。

 出船し、湾内の磯に数人上がった後、「ビシャゴか五郎は空いてる?」と聞くと、「ビシャゴは
4人上がってるけど、五郎は空いてるよ。」と言うので、五郎に上げてもらうことにした。
五郎はグレというより、チヌの大物が出る磯である。
実は私も去年、ここで年無しを上げているのだ。
五郎に上がった我々2人は、既にポイントを知っているので、早々とピトンを打って、
マキエと仕掛けを作り、夜明けを待った。

 磯吉さんは千畳敷向きの釣り座(船頭さんお薦め)に、私はシモサイ向きに釣り座を構えた。
磯吉さんが左で、私が右である。
釣り座の右側には竿1本先まで根が張り出しているが、その先まで行こうとすると、腰まで
入っていかなければならない。
だから、魚を掛けたら左に引っ張りこんで、左側で取り込まなければいけない。
取り込むイメージトレーニングだけはバッチリである(笑)。
去年もこの根に痛い思いをしたからなあ(爆)。

 
 午前6時過ぎにようやく明るくなってきたので、釣りを開始した。
仕掛けは0.5ウキにジンタン7号を2つ付けて、針はチヌ針3号にし、タナは3ヒロから開始した。
五郎ではグレよりチヌの方が釣れる確率が圧倒的に高いので、チヌ針にしたのである。
そして、竿1本先にマキエを打ち、仕掛けを投入して流すと、潮は左にゆっくり流れていく。
それで、左で釣っている磯吉さんとの間隔も短いので、私は斜め右から流すことにした。
最初の2,3投はサシエも残ってきたが、その後は全く残ってこない。
今日も前回の午前中のように魚の活性が高いようだ。

 しばらく続けているが、仕掛けが馴染むまでにウキは少しシモるようなアタリがあるだけで、
すぐ浮いてくるので、エサ取りのアタリなのか、チヌのタナはもっと浅いのかどちらかだと思い、
後者の方に賭けて、タナを3ヒロから2.5ヒロに変更した。

 しかし、仕掛けが馴染んだ時に同じようなアタリがあるが、合わしても乗らない。
もしかして、アタリの主はチヌではなく、針が大きくて違和感を感じて離しているグレかもしれない
と思い、チヌ針3号からグレ針6号に変更してみた。

 すると、その3投後に結果が出た。
ウキが一気に入っていったかと思うと、竿先にまでガツンとアタリがあった。
してやったりという思いで合わせると、乗った。
やはり、引きはグレっぽい。
イメージトレーニング通りに左側に寄せてきて、姿を現したのはグレであった。
この後、事件が起きたのだ。
グレをもっと浮かせようと、竿を上にあげてリールを慌てて巻いた瞬間、もう既に竿先にウキが
来ていることに気付かず、巻き過ぎてしまい、巻くのが一瞬固かったハンドルが緩んだかと思うと、
もう既に時は遅しだった。
竿先を見ると、無惨にも3cmぐらい折れていた。
あ〜あ。
とりあえず、そのまま浮かせて磯吉さんに掬ってもらいました。(33.5cm)
磯吉さん、有り難うございました。

 それにしても、今までにリールを巻き過ぎるというような失敗をしたことなんてなかったのに〜。
竿は自分の不注意によって、折れるんだということを証明してしまった(泣)。
田辺の磯は低いので、リールの巻き過ぎに注意しましょう(笑)。
私のグレ競技スペシャルUは現在、入院中である。
穂先を丸々交換することにしました。

 その後、予備の竿を出して仕掛けを作り直して、先ほどと同じパターンでグレ爆釣を目論んだ。
すると、数投目にまた同じアタリで合わせた。
今回は先ほどより大きいグレのようだ。
難なく右の根を交わし、もうすぐウキが見えてくるところで急に軽くなった。
仕掛けを回収すると、針のすぐ上で切れていた。
根ズレしたはずはないと思うので、知らぬ間にハリスに傷が入っていたのだろう。
大体、ハリスは回収ごとに確認しているはずなのですが・・・・。
こんなことを言っても、続けるしか仕方ない。

 しばらく続けるが、その後はあのバラシが効いたのか、アタリはバッタリ無くなってしまった。
エサは相変わらず、取られてくるのだが・・・。

 我慢を続けて釣っていたが、狙うポイントを変更しようと思った時、潮の流れが変わった。
先ほどまでは左にゆっくり流れていたのだが、右にちょっと速く流れ始めたのだ。
これでグレも戻ってくるかと思い、続けていると、
直後にウキがスーっと入っていった。
少し待って合わせると、まあまあの引きが手に伝わってきた。
右の根に突っ込もうとするが、すぐに浮いてきた魚を確認すると、チヌである。
難なく寄せてきて、またもや磯吉さんがタモ入れのスタンバイをしてくれていて、掬ってもらった。
(37.5cm)
今回もタモ入れ、有り難うございました。
この時点で、グレ&チヌの両本命ゲットにニンマリの私であった。

 一方、磯吉さんの方はエサ取りに手こずっているようである。
それで私は少し休憩することにして、私の釣り座に入ってもらうことにした。
しかし、アタリは無いとのことで、磯吉さんは自分の釣り座に戻ってしまった。

 それで私は元の釣り座で再開し、しばらくすると、ウキがスーっと入っていったので、合わせた。
やはり、竿先をコンコン叩いているので、チヌのようだ。
右の根を交わしたかと思うと、急に軽くなった。
あ〜あ、またバラシか〜。
根ズレしてないと思い、仕掛けを回収すると、針は残っていた。
このときはグレ針を使っていただけに掛かりが浅かったのだろう。
これを機に当初のようにチヌ針に変更することにした。
針を結んだ後、また左にゆっくり流れ始めた。
しばらくアタリから遠のくことになった。

 気分転換にと、磯吉さんの様子を見に行くことにした。
すると、千畳敷方向の竿3本先に大きなシモリがあるので、左に流れる潮に乗せて、手前から
流していくと、シモリ付近で食ってくる雰囲気がする。
「ええシモリあるなあ。」と私がいうと、「そうやろ。さっきからずっと、あの付近を狙ってるんや。」と
磯吉さんが言った途端に、ウキが一気に入った。
磯吉さんはビックリしたように合わせ、竿が大きな弧を描いた。
どうやら、グレっぽい。
この釣り座では根に突っ込まれる心配はないので、強引に寄せてくる。
しかも、磯吉さんの竿は2.5号である(笑)。
田辺のフカセ釣りで2.5号を使っているのは磯吉さんだけであろう(爆)。
そんなことはともかく、水面に姿を現したのはやはりグレで、まずまずの型である。
タモを持ってスタンバイしていた私はタモで掬おうとすると、グレが飛んだので、掬い損ねた。
飛んだというより、磯吉さんが2.5号の竿で強引に引き上げようとしたのだ(笑)。
待て待て! 慎重に慎重に!
ということで、私は慎重にタモ入れをして、無事にタモに収まったグレは私の釣ったのより少し
大きい感じだった。
おめでとう!

 これで気をよくした2人は左に流れる潮で続けるが、アタリ無し。
時々、エサが残ってくることもある。
しかし、これはエサ取りの活性が落ちてきたのでチャンスかもしれないと思って続ける。
でも、状況は変わり映えしないので、昼食を取って気分転換を図ることにした。

 早めの昼食も簡単に済ませ、再びチヌ&グレを狙うことにした。
再開してしばらくすると、私に久々のアタリがあった。
ウキが少しだけシモったのだ。
チヌ針なので、グレだと吐き出すかもしれないと思って、すかさず合わせた。
乗ったが、引きは小さい。
強引に左に引っ張り込み、難なく上がってきたのは20cmそこそこのカワハギであった。
もちろん、お土産としてキープする。
この直後も、同サイズをもう1匹釣り、キープした。

 この後はサシエもそのまま残ってくることが多くなり、2.5ヒロから3ヒロに変更してみた。
やはり、サシエはそのまま残ってくる。
それで、深場も探ろうと、0.5BウキからBウキに変更し、ジンタン4号を1つ追加した。
3.5ヒロ、4ヒロ、4.5ヒロと順に探っていくが、サシエはそのまま残ってくる。
朝はあんなに活性が高かったのに、お昼近くになってきて一転、食いが渋くなった。
そう言えば、前回も午前中は食いが良かったのに、午後はさっぱり食わなくなった。
ここ田辺では、そういう傾向があるのかあと思った。

 12時頃、船頭さんが回ってきてくれて、「小ジブ空いたけど、変わるか?」というので、
「変わる」と伝えると、沖の磯をグルーと回って行ったあと、再び我々のところに戻ってきてくれて、
我々を乗せて、小ジブに上げてもらった。
有り難うございました。

 磯替わりをして、一度竿ケースにしまった竿を出して、釣り支度をし直した。
カナトコ向きに釣り座を構えると、潮は左に流れているようだ。
小ジブでは右に流れる潮の時が一番食いが良いんだがなあ。
とりあえず、磯の一番左に磯吉さん、右に私が釣り座を構え、釣りを再開した。

 私の釣り座の左には小さなサラシが出来ていて、その払い出しによって沖に流されようとし、
潮は左に流れているので、マキエをサラシの先に撒き、仕掛けをサラシの前に投入すると、
仕掛けは左斜め沖向きに流れていき、左奥のシモリ付近で食わせることにした。
このときの仕掛けはBウキでジンタン6号を3つ付けて、タナは3ヒロから開始した。

 しばらくしても、サシエはそのまま残ってくることが多い。
「やはり、ここでも食いは渋いなあ。」なんて言いながら、仕掛けを投入すると、先ほどまでの
右から左への流れから、左から右へと流れが変わった。
食いの良い流れに変わったのだ。

 と、次の瞬間、ウキがスーっと入っていき、合わせると、そんなに引きは大きくないが、乗った。
ふと、磯吉さんの方を見ると、向こうも竿を曲げている。
私と磯吉さんのダブルヒットである。
私の方は姿を現さないが、足下まで難なく寄せてきた。
小さいので安心していたら、足下の根に急に突っ込まれてしまって、ジ・エンド。
情けなくて情けなくて仕方ない(泣)。
本日も3回目のバラシである。
最近はバラシが多くて、魚が掛かった瞬間、バラシ恐怖症に陥ってしまうのです。

 おっと、忘れてた。
磯吉さんはタモ入れを自分で済ませて難なく、27cmのアイゴをゲットしていた。
もしかして、私のバラしたのもアイゴ?
アイゴって、根に突っ込むかなあ?
グレだと言いたいが、姿を確認していないので何とも言えない。
引きからすると、竿をコンコン叩いていなかったので、グレっぽかったけど。

 気を取り直して、針を結び、仕掛けを投入すると、もう既に流れは右から左に変わっていた。
「ええ、そんなバカな。良い流れになったばかりなのに。」(笑)
再び、左のサラシの先から流して、左奥にあるシモリに流していくが、エサ取りも少ない状態だ。
タナを3.5ヒロ、4ヒロと深くしていっても同様である。

 ここで、残り1時間30分に賭けて、攻めるポイントを変更することにした。
サラシを攻めるのを諦めて、磯際を攻めることにした。
磯際での潮は左方向に流れているので、釣り座正面から左に流していくことにした。
ここも、良型グレや良型チヌが出るポイントである。

 タナを4ヒロにして流していると、しばらくしてサシエが取られ始めた。
そして、ウキが少しシモって止まっている。
根掛かりかなと思って回収すると、何か掛かっているようだ。
スーッと上がってきたのは15cmくらいのガシラだった。
小さいので即リリース。
この後も小さいガシラが連チャンで釣れたが、すべてリリースした。

 そして、ガシラに飽きてきた時に、ウキが一気に入った。
合わせると、まずまずの引きが手に伝わってきた。
「これはグレやな。絶対取るぞ〜!」と思った瞬間、痛恨のバラシである。
仕掛けを回収すると、針は残っていた。
食いが浅かったようだ。
チヌ針を使っていたので、これも影響したのだろう。

 落ち込んでいる私はふと、磯吉さんの方を見ると、大きく竿を曲げている。
そして既にタモを持って、掬おうとしていて、無事にタモに収まったようだ。
駆けつけて見に行くと、40cm弱のチヌであった。
ここで、磯吉さんが「釣り座を交代しようか」と言ってくれたので、その気持ちを快く頂き、
交代させてもらうことにした。

 その後、私はウキが一気に入ったアタリに合わせ、期待したが、キンギョ(ネンブツダイ)だった。
磯吉さんもガシラなどを釣ったが、両本命は釣れることなく、納竿となった。



本日の釣果
私・・・・・・・・チヌ1枚(37.5cm)、グレ1枚(33.5cm)、カワハギ2枚(20cm、22cm)、
       その他(ガシラ、ネンブツダイ)

磯吉さん・・・チヌ1枚(41.5cm)、グレ1枚(36cm)、アイゴ1枚(27cm)、
       その他(ガシラ、カワハギ)


今回も応援メール、掲示板への応援書き込み等、有り難うございました。
磯吉さんの釣果です。
チヌ1枚(41.5cm)、グレ1枚(36cm)、アイゴ1枚(27cm)、ガシラ、カワハギ