日時 2006/09/17(日) 6:00 〜 16:15
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 下津沖山
メモ  
満潮 干潮
長潮 17:04   9:07 22:42 
天気 晴れ後雨 普通 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 N氏、T氏 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 23.5 Cm 〜 24.5 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹          
マダイ 15.0 Cm 〜 15.0 Cm ? kg 〜 ? kg 8 匹          
アジ 27.0 Cm 〜 27.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
フグ 15.0 Cm 〜 15.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹          
ボラ 50.0 Cm 〜 50.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
写真
 今回は紀州釣りプロであるN氏と初めて御一緒できるということで、ワクワクしていた。
プロとは私が勝手に言ってるだけで、本当は私の仕事仲間であり、ごく普通の一般人です。
でも、凄腕なのは確かなんです。
オマケに私は5年ぶりに沖山での釣行ということで、気分は高まる一方だった。

 何故、沖山での釣行が楽しみだったのかというと、6年前の釣行にさかのぼる。
私が沖山で初めて竿を出したのは6年前で、紀州釣りを始めたのも、丁度その頃だった。
その頃は南紀に住んでいたので、南紀でばかり紀州釣りをしていたが、水深は3ヒロ〜5ヒロの
浅場しか経験していませんでした。
しかし、6年前の御盆に実家に里帰りした際に、近くのエサ屋さんに沖山のことを聞いたので、
一人で釣行してみた。
そして、行ってみて、8ヒロというあまりの深さにビックリしただった。
沖山は私にとって、8ヒロという深場を初めて経験した思い出のある釣り場だったのだ。
その翌年も釣行し、過去2回しか釣行していない人気の釣り場で5年ぶりに竿を出せるということで
ワクワクしていたのだった。
ちなみに沖山では過去2回とも40cmを釣り上げている。
なお、釣行日記は2000年8月19日と2001年8月17日にUPしていますので、ご覧下さい。
余談はこれくらいにして、今回の釣行に話を戻します。

 釣行前日のお昼にN氏から電話があり、「台風接近中やし、天気は雨っぽいし、どうする?」
とのことで、私は台風が来ようが、雨が降ろうがどうしても沖山に行きたかったので、
「夜の予報で判断しましょう」と言った。
それで、夜の天気予報では台風接近は翌日だし、天気は雨マークではなく、曇りマークであり、
降水確率は40%だったので、話し合いの結果、迷わず決行することにした。
天も我々に味方をしたのだろう(笑)。

 当日、私は午前5時過ぎに現地に到着すると、N氏とそのお友達のT氏が既に到着していて、
釣り場を押さえてくれていました。
有り難うございました。
N氏&T氏に挨拶をしたあと、釣り座を決定し、右からT氏、私、N氏という並びになった。
しかし、人気の釣り場ということで、この時間にして釣り人がいっぱいいた。

 その後、私はダンゴを練り、仕掛けを作っている最中に、既に釣り始めていたプロN氏が
いきなり大きく合わせた。
すると、竿が大きく曲がっている。
上がってきたのは35cmのチヌであった。
2投目にして、1枚ゲットである。
N氏のHGであるとはいえ、まだ仕掛けを作っていた私はN氏の速攻劇に度肝を抜かれた。
「さすが、プロやなあ〜」と感心するしかなかった。
「この調子なら、プロは今日1日で何枚釣るんやろうなあ」なんて思いながら、早々にチヌの
姿を見せられた私は少し焦りながら、慌てて仕掛けを作り、釣り始めた。

 まずはタナ合わせということで、プロのウキを見ていると、潮は流れていないようで、
また足元を見ると、潮はかなり引いていたので、7ヒロから始めることにした。
すると、ピッタリだった。
ということで、タナトントンから始めた。

 釣り開始して数投後、ダンゴが割れてすぐに寝ウキが立った。
合わせると、乗った。
引きからして、チヌではないと思いながらリールを巻いてくると、姿を現したのはアジだった。
しかも大きい。
後に測ってみると、27cmあった。
下津周辺では、底付近にいる、このサイズのアジを狙って釣っている常連さんは多いらしい。

 その後も続けるが、オキアミは取られてくるものの、寝ウキにアタリは出ない。
それで、エサ取りが多いみたいなので、フナムシを使ってみた。
すると、寝ウキがモゾモゾが動くだけで、囓られた形で少し残ってくる。
丁度その頃、潮は右にゆっくりと流れるようになったので、仕掛けが浮かされてエサ取りに
やられているようなので、1ヒロほど這わせることにした。

 それと同時にボケも使うことにした。
すると、待望のアタリが出た。
ダンゴが割れて少し流していると、寝ウキに前アタリがあり、もたもたしながら寝ウキがスーッと立った。
エサがボケだけに期待したが、掛かってきたのは手のひらもないチャリコだった。
この後はボケとオキアミを交互に使うが、たまに掛かってくるのはチャリコとフグである。
オキアミとフナムシとボケをローテーションするが、エサ取りに取られて残ってこない。
隣で釣っているN氏とT氏も同じ状況である。

 それにしても、この日は台風が接近中で、前日の天気予報では曇りマークだったけど、
その予想を覆し、午前中は眩しいくらいに快晴だったので、「私もとうとう雨男から晴男に昇格
したのかあ」なんて、一人でつぶやきながら、ダンゴを投げ続けていた(笑)。
そして、T氏は予報によると、午後3時頃からは大雨に変わると言っていたが、快晴の空模様
を見て、私は「ホントかあ」と疑っていた(笑)。

 釣りの話に戻そう。
這わせ始めてからアタリは出るようになったが、本命は未だ釣れない。
しばらくすると、ゆっくりと右に流れていた潮は止まってしまった。
と同時にハワセからタナトントンに変更した。
そうすると、アタリは無いが、エサは取られてくることが多くなった。

 ところで、N氏は朝一に1枚を釣ってから、次の1枚がなかなか釣れない。
波止先端でサビキ釣りをしていた釣り人が帰ったので、N氏は迷わず、先端に移動した。
この時点で先端から、N氏、T氏、私の順に並ぶことになった。

 この頃から、私の釣り座ではボラが集まり始め、ダンゴを突きにきて着底までに割られることが
多くなってきたので、ダンゴを握る回数を多くし、割れにくくした。
それでも、着底までにダンゴをくわえて持っていくボラもいたりして、なかなか離さないので、
仕方なくゆっくり巻いてくると、ボラが掛かっているようである。
手前まで寄せてきて、姿を現したのは案の定、ボラであったが、足下に寄ってきてハリから外れた。
ボラをタモで掬う必要がなくなって良かったあ(笑)。

 その後も潮は右にゆっくり流れたり、止まったりして、私はハワセとタナトントンを繰り返した。
釣り座を移動したプロN氏はしばらくの間、「アタリも無く、エサ取りも無いなあ」と嘆いていたが、
ようやくエサ取りも湧いてき始めたようで、シャくる回数が多くなり始めた。

 一方、私はというと、なかなか本命のアタリを捉えることができず、昼食休憩することにした。
弁当を食べながら、プロの釣りを見ていると、2ヒロ〜3ヒロほど這わしているようだ。
この釣り場では、それほど這わさなければならいのか。
そうこうしているうちに、弁当を食べ終わり、釣りを再開することにした。

 私が釣り再開して間もなく、休憩無しで続けていたN氏に待望の2枚目ゲットとなった。
時合いを捉え、その直後にも1枚を追加した。
合計3枚である。
さすがだあ〜。
しばらくして、もう1枚追加していた。
結局、プロは4枚釣った。

 その後、潮の流れが止まって、私はタナトントンでやっている時に、N氏が私のそばに
寄ってきてくれて、「この釣り場ではタナトントンで良い結果が出たことは無いよ。」
とアドバイスをくれたので、潮が止まっていようが、流れていようが、這わせることにした。

 そのうち、私にもチャンスが到来した。
右にゆっくり流れている時にオキアミとボケとフナムシをローテーションしながら、2ヒロ半〜
3ヒロ近く這わせていると、オキアミの時にダンゴが割れて少し流していたら、前アタリがあり、
寝ウキがスーッと立ったので、すかさず合わせた。
すると、乗ったあ〜!
心地よい竿先の叩き方を感じながら、本命であることを確信しながら、姿を現したのはチヌだった。
ヤッター!
小さいながらもタモ入れをして、沖○での5年ぶりのチヌゲット&本日1枚目ゲットということで、
嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

 その後、T氏の言っていた通り、午後からは雲が多くなって、午後2時前になると、
一変して大雨になり、天気予報が見事に的中したのだった。
午前中は天気予報の曇りを覆して晴れにしたので、「私は晴れ男に昇格した」と威張っていたが、
やはり、元の鞘(雨男)に収まることになってしまった(笑)。

 我慢できないほどの激しい雨なので、車に戻り、カッパを取りに行った。
そして、T氏は帰り支度をして帰った。
私は久々にカッパを着て釣りをすることになってしまった。
カッパを着て、釣り座に戻り、大雨の中、3,4回ほどダンゴを投げるが、握っているダンゴは
ベトベトになり、釣りにならないが、しぶとく投げ続ける。
雨は一向に止まないので、「1枚釣ったし、もう帰ろうかな」なんて思い始めた矢先に、
小降りになり、しばらくすると、雨が止んだ。
ラッキー!
これで、まだ釣りを続けることができる。

 しばらくして、N氏プロはダンゴが無くなったということで、納竿してしまった。
その後は私の隣に来てくれて、雑談をしたり、色々なアドバイスをもらうことができた。

 そして、ボケで流していると、プロの目の前で寝ウキに変化があった。
ピョコンと前アタリがあり、スーッと立ったので、少し待って合わせた。
すると、乗りましたがな。
心地よい本命の引きを感じながら、姿を現したのは、やはり御チヌ様であった。
25cmあるかないかのサイズだが、N氏プロが直々にタモ入れをして下さいました。
有り難うございました。
これで、私は小さいながらも2枚目ゲットだあ〜。

 再び地合いがやってきたとばかりに頑張るが、その後はエサ取りの代表フグしか釣れない。
しばらくして、再び激しい雨が降り始めたが、10分ほどで止んだ。
そして、午後3時30分、N氏プロは「気の済むまで頑張ってね。」と言い残して、帰っていきました。

 その後はボケだけで攻めることにした。
すると、ダンゴが割れて少し流していると、寝ウキが立った。
すかさず合わせると、乗りましたあ〜。
引きは本命のようにコンコン叩いていないが、姿を見るまでは分からない。
エサがボケだけに期待が高まる。
チヌだと既に水面に姿を現してもおかしくないのだが、なかなか姿を現さない。
そして、足下に寄せてくると、横に走り出した。
もしかして、ボラ?
その直後に水面に姿を現したのは、やはりボラだった。
ボケがもったいないっちゅうの〜(笑)。
仕方なく、タモ入れをした。

 その後も続けていると、フグやチャリコしか釣れない。
やがて、午後4時過ぎにダンゴが無くなった。
晴れなら迷わず、新しいダンゴを練るのだが、今日はカッパを着てでの釣りで、しかも止んでいた
雨が再び降り始めたので、ダンゴを練ることなく、納竿とした。
まあ、5年ぶりの沖○で釣りができ、しかも、N氏プロと御一緒できて、大満足であった。



今回の釣果

私の釣果・・・・・・・・チヌ2枚(24.5cm,23.5cm)
            アジ1匹(27cm)
            その他(チャリコなど)

N氏の釣果・・・・・・チヌ4枚(35cm〜25cm)
            その他(チャリコなど)

T氏の釣果・・・・・・チャリコなど


今回もたくさんの応援メールや掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
N氏プロの釣果である。
良型35cmを2枚揃えるところはさすがである。