日時 2006/10/08(日) 6:00 〜 14:35
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本出雲(谷口渡船)
メモ  
満潮 干潮
大潮 6:26 18:18  0:02 12:21 
天気 晴れ 強い 波高 2.5m 水温 23.6℃ 気温  
同行者 四宮、エイちゃん 備考  
渡船名 谷口渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 22.0 Cm 〜 27.0 Cm ? kg 〜 ? kg 40 匹          
イズスミ 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
サンノジ(ニザダイ) 35.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
ハコフグ 28.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹          
ハリセンボン 25.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹          
ダツ 60.0 Cm 〜 60.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
写真
 写真は釣り始めた当初に、お土産用に5匹をクーラーボックスに入れたものである。

 今回はエイちゃんからのお誘いで、今シーズン初のフカセ釣り(グレ)に行くことになった。
まだまだ紀州釣りモードだった私でしたが、何とか仕事の段取りをつけて同行させてもらった。
同行したメンバーはエイちゃんと磯吉さんと私の3人で、場所は南紀串本の出雲である。
年々、私の紀州釣り期間は短くなり、グレシーズンinが早くなっているのは気のせいだろうか?(笑)

 私は当日の午前1時に出発し、磯吉さんとエイちゃんを迎えに行き、いざ串本に向かった。
しばらく車を走らせているうちに、私はあるトラブルを起こしていることに気が付いた。
実は、エイちゃんを迎えに行って、しばらく走っていると、私は家に財布を忘れたことに気付いたのだ。
車で1時間の距離を今更引き返して取りに帰る訳にもいかず、どうしようかと思っていたら、
親切にも磯吉さんがお金を貸してくれることになり、事無きを得ました。
磯吉さん、その節はお世話になりました。
感謝、感謝です。

 その後は順調に車を走らせ、みなべの釣○郎でエサを買い、日置川のロー○ンで食料を買い、
予定通り、午前4時30分に出雲港に到着した。
すると、車は10数台しか止まっていなかった。
ここは2つの渡船屋共有の駐車場で、しかも連休の中日にも関わらず、余りにも客が少なすぎる。
やはり、前日の天気予報では強風10m&波3mとのことだったので、釣行を敬遠した人が
多かったのであろう。

 30分ほどして、船頭さんがやってきた。
そして、船頭さんに沖回りの磯に上がれるかどうか確認したところ、上がれるとのことなので、
我々はアシカに上がりたい旨を伝えた。
それにしても、隣の渡船屋は底物師の団体が大会開催するらしく、30名近くの釣り客がいたが、
こちらは我々フカセ師3名と底物師3名の計6名だけであった。

 午前5時15分を過ぎた頃、出船した。
出船して港を出ると間もなく、強風と高波が出迎えてくれた。
そして、アシカに向かうと、波が磯のてっぺんまで被っていたので、船頭は危険と判断し、
我々は武八に上げてもらうことになった。
武八は高い磯なので、波の心配はなく、北西の強風も風裏になるので、釣りやすい。
でも、一度も上がったことのないアシカに上がりたかったなあ。

 武八に上がると、我々は早速下見をした。
高波のせいか、どの方向にも良い感じのサラシが出ている。
そして、アシカ向きは横風が強くて釣りづらいが、沖向きでは風裏で釣りやすい。
隣磯であるサバ島との水道でも、風裏で釣りやすい。
それで、一通り下見を終えたので、釣り座を決めるジャンケンをし、磯吉さん、エイちゃん、私
の順に釣り座を決定した。
結局、エイちゃんはサバ島との水道に、私はその右隣(沖向き)に、磯吉さんは私の右隣(沖向き)
に陣取ることになった。

 その後、軽めの仕掛けを作り、釣りを開始した。
今回は風が強いのでオキアミ生+集魚材で望もうかとも思っていたが、潮が速く流れることを
期待しながら、ボイルで攻めることにしたのだ。

 私の釣り座では足下左に大きなサラシがあるが、まずはサラシ右横の磯際を攻めることにした。
すると、潮は右に流れていた。
当たり前か(笑)。
最初は2ヒロから始めた。
そして、わずか数投目でウキが入った。
合わせると、乗ったあ〜!
しかし、引きは小さい。
上がってきたのは手のひらそこそこのコッパグレ(口太)だった。

 その後もコッパは釣れども、サイズアップしないので、タナを少しずつ深くしていった。
しかし、タナを深くしていくと、アタリは出ないが、ボイルだけはちゃんと取られてくる。
それで、2Bウキに変更し、ガン玉Bとジンタン7号2つを段打ちしてエサ取りを交わすことにした。
すると、アタリは出るようになったが、先ほどのようなサイズのコッパちゃんばかりが釣れる。

 と、その時、エイちゃんの竿が大きく曲がっているではあ〜りませんか〜(吉本流)。
大物グレかと思いきや、次の瞬間、エイちゃんは「ダツや〜」とのことだった。
上がってきたのは、やはりダツだった。
しかも大きかった。
この後もエイちゃんはダツを合計5匹もヒットさせて、腕がパンパンになっていた(笑)。
そのうちの1匹を記念写真としてパシャ!(写真参照)
しばらくして、磯吉さんはサイズ不詳のイサギをヒットさせたが、バラしてしまった。
姿を確認しただけに残念だったようだ。

 一方、私はというと釣れてくるのはコッパばかりなので、攻め方を変更することにした。
先ほどの仕掛けのままで、タナは2ヒロ半に設定した。
そして、足下にエサ取り用のマキエを打ち、サラシの中にマキエをパラパラ撒き、仕掛けはサラシ
の先端に投入し、そのサラシに乗せて流し、少し沖で食わせることにした。
すると、数投後にウキが一気に入っていったので、合わせた。
乗ったあ〜〜〜〜!
しかも、今までで一番の引きだ。
と言っても、コッパサイズだけど・・・・・。
難なく上がってきたのは27cmの尾長グレだった。
とりあえず、クーラーにキープした。
その後も同サイズの尾長グレが入れ食い状態になり、とりあえずはお土産用に数匹だけ
クーラーにキープした。
エイちゃんも磯吉さんも入れ食い状態である。
我々は釣れたら、即リリース状態が続いた。
そんな折、磯吉さんは25cmあるかないかのイサギをゲットして、喜んでいた。

 しばらくコッパ尾長ちゃんと楽しんだ後、サイズアップを狙って、サラシの中を攻めることにした。
ウキを3Bに変更し、ガン玉B2つとジンタン6号1つを段打ちし、タナを2ヒロ半に設定した。
そして、足下にエサ取り用のマキエを打ち、サラシの中にマキエをパラパラ撒き、すかさず仕掛けを
サラシの中央付近に投入することにした。
少しぐらいのマキエはサラシの下に潜り込んでいることを期待しての攻めである。
しかし、予想以上にコッパグレ(口太)が群れていて、エサ取り化していたのだ。
釣れてくるのは手のひらもないコッパグレ(口太)ばかりだ。

 3人がコッパグレの入れ食い状況が続いているときに、私のウキが一気に入った。
合わせると、竿は大きく曲がり、引きは今までより強いので期待が高まった。
しかし、難なく浮かせて姿を現したのは30cmのイズスミであった。
あ〜、残念!!!

 めげずに続けていると、今度は磯吉さんの竿が大きく曲がった。
私はタモ入れをしようと、急いで駆けつけた。
私がタモ入れスタンバイO.K状態で待っていると、魚が姿を現した。
私がその姿を確認すると、35cmぐらいのイズスミだった。
リールを巻いていた磯吉さんが一気にやる気を無くしたと同時に、針から外れて海に帰っていった。
ババタレだっただけに針を外す手間が省けて、ラッキーと言うべきでしょうか(笑)。

 それから、私は釣り座に戻り、タナを少しずつ深くしていき、サラシの中を攻めていくが、
コッパグレがエサ取り化しているために、厳しい状況が続いた。
しばらくすると、磯吉さんが再び大きく竿を曲げているではないか。
慌てて、私がタモ入れをしてあげると、磯吉さんは32cmの口太グレをゲットして満足顔だった。

 その後、干潮を迎え、入れ食い状態が止まり、数投に1匹の割合でしかコッパが釣れなくなった。
それでも、エサはしっかりと取られてくる。
コッパ以外のエサ取りもかなりいるんだろう。
それで、昼食を取ることにした。
久しぶりの磯の雰囲気を満喫しながら、美味しく昼食を頂き、釣りを再開した。

 再開して間もなく、竿2本先に磯と平行して横に長い潮目ができた。
それで、Bウキに変更し、ジンタン6号を3つ打ち、タナを2ヒロに設定した。
足下左のサラシにパラパラとマキエを撒き、仕掛けをサラシの先に投入すると、仕掛けは潮目に
合流したあと、潮目に沿って右に流れていく。
しばらくして、潮目との合流地点でウキが入ったので、合わせた。
これも引きは小さい。
上がってきたのは25cmくらいの尾長グレだった。
このパターンで先ほどと同じサイズの尾長グレが時々釣れるので、飽きはしないのだが・・・・。

 そんなとき、ウキが少し入ったかと思うと、一気に横に入った。
すかさず、竿を立てると、凄まじい勢いで横に沖に走っていく。
一瞬、青物かと思い、喜んだが、姿を現したのは何とダツだった(泣)。
エイちゃんが朝からたくさん釣っているヤツだった。
ナイスファイトを楽しませてもらい、上げると、サイズは60cmあったと思う(写真参照)。
こんな大きなダツを釣ったのは初めてだったので、ちょっぴりだけ嬉しかったかな(笑)。
その後、ハリセンボンやハコフグなどを数匹釣った。

 午後1時前、納竿まであと2時間となったところで、潮目が消えたので、釣り座を少し右に移動し、
右のサラシの先を攻めることにした。
先ほどまで攻めていた左のサラシよりもかなり大きいサラシだ。
そのサラシに乗せて仕掛けを流すと、気持ち良いくらいに沖にどんどん流れていく。
それで、ジンタン6号を1つ外して、ガン玉Bを1つ追加し、タナを2ヒロに設定し、仕掛けが
馴染むと、ジワーっと沈んでいくように設定した。

 数投後、竿3本先で半ヒロほど沈んだとき、竿先にコンとアタリがあったので、合わせた。
上がってきたのは本日のレギュラーサイズである25cmの尾長グレだった。
その後も続けるが、釣れてくるのは同サイズばかりだ。
半ヒロ以上沈ませてもアタリが無いとき、仕掛けを回収してもボイルは取られている。
それで、ガン玉Bを外し、ジンタン4号1つを付け加え、仕掛けを沈ませるのをやめ、
タナを2ヒロ半に設定し、2ヒロ半までをきっちりと攻めることにした。

 しばらくやっていると、またまたコッパグレの入れ食いが始まった。
そうこうしているうちに午後2時を迎えようとしていた。
串本では午後2時を回ってから納竿間際の時合いが来ることが多いので、それに期待する。

 午後2時を過ぎ、ウキが一気に入ったので合わせた。
う〜ん、なかなかの引きだ。
やっと、この時がやってきたか。
良型グレの期待が高まる。
しかし、竿先をコンコンと少し叩いているので、ちょっと違うかなと思いながら、レバーブレーキを
使って寄せてくると、姿を現した魚は35cmくらいのサンノジだった。
あ〜、ショック!
  
 気を取り直してやっているが、コッパしか釣れない。
そのうち、ウキが斜め方向に一気に入った。
合わせた途端に、一気に右のシモリの裏に走られ、私も先端付近まで走るが、高波のために
先端部分までは危なくて行けない。
それで、わずか数十秒後、道糸が先端部分と擦れて切られてしまった。
「あ〜あ。先端部分まで行けたら取れたのになあ。」
いつもは竿1.25号を使っているのだが、本日の竿は1.75号を使っていただけに、
悔やんでも悔やみきれないバラシだった。
おまけに道糸が切れたので、ウキをロストしてしまった。
この時、既に午後2時40分を回っていたので、時合いの最中だが、仕掛けを新たに作ることなく、
私は納竿とした。
エイちゃんと磯吉さんも続けて納竿した。
そして、午後3時に迎えの船がやってきた。

 久しぶりの磯は気持ちよかった。
やはり磯は良いなあ。
エイちゃん、磯吉さん、お疲れ様でした。
また行きましょう。



今回の釣果

私の釣果・・・・・・・・・・・グレ40枚以上(〜27cm)
               他(イズスミ、サンノジ、ダツ、ハコフグ、ハリセンボン)

磯吉さんの釣果・・・・・・グレ40枚以上(〜32cm)
               他(イズスミ、ダツ)

エイちゃんの釣果・・・・・グレ40枚以上(〜27cm)
               他(ダツ、ベラ、ハコフグ)


今回もたくさんの応援メールや掲示板への書き込み応援、有り難うございました。       
磯吉さんの釣果です。
32cmを頭に釣ったグレ(40枚以上)の一部です。
イサギも美味しそう。
よっ、イサギ釣り師!
エイちゃんの釣果です。
もちろん、釣ったグレ(40枚以上)の一部です。
ここには写っていませんが、ダツを5匹釣っていました(笑)。
私の釣ったダツです。
手で測ったところ、60cmはありました。
ナイスファイトを楽しませてもらいました。
こんなビッグサイズは初めてでした。
私の最初の釣り座です。
磯際やサラシの中はエサ取り化したコッパ(口太)が釣れ、竿2本先は25cm前後の尾長グレ
が釣れました。

写真提供:エイちゃん
エイちゃんの釣り座です。
本日はエイちゃんのダツ釣りワンマンショーを見せてもらいました(笑)。
合計5匹釣ったうちの1匹を持って、ニッコリ?
苦笑い?(爆)
磯吉さんの釣り座です。
本日も磯釣りできて大満足!
たまには紀州釣りも一緒に行こうね〜(笑)。

写真提供:エイちゃん