日時 2006/11/04(土) 6:45 〜 16:45
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 江須崎(酒井渡船)
メモ  
満潮 干潮
大潮 4:45 16:32  10:40 23:02 
天気 晴れ 普通 波高 1.5m 水温 24.1℃ 気温  
同行者 四宮 備考  
渡船名 酒井渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 20.0 Cm 〜 38.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹          
イズスミ 20.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹          
サンノジ(ニザダイ) 25.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹          
ベラ 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
メンドリ 40.0 Cm 〜 40.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
写真
 我がクラブも今年の那賀紀州FC杯紀州釣り大会を無事に終えることができ、紀州釣りモードから、
いよいよフカセモードに突入することになった。
ということで、今回は初めての渡船屋さんを利用して、新しく開拓しようと試みた。
それで、すさみの江須崎の酒井渡船さんのお世話になることにした。
Webトーナメント2007に申告しようかと迷ったが、初めて利用する渡船屋さんなので、
前知識が無いまま申告するのは怖くて、今回は申告を見送ることにした。
そして、今回釣行したメンバーは私と磯吉さんである。

 当日、午前2時前に磯吉さんが私んちに迎えに来てくれた。
その後、車を走らせ、午前4時に釣○郎に到着し、エサを買い、午前5時に現場に到着した。
すると、車が10数台止まっていた。
とりあえず、船頭さんに挨拶をしに待合室に行った。
すると、船頭さんの姿はなく、30分ほどすると、ようやく船頭さんが現れ、挨拶をすませた。

 その後、乗船場に向かい、船に乗り込み、出船時間を待った。
そして、周りが明るくなった午前6時15分を回った頃、ようやく出船した。
ワクワクしながら初めての磯を眺めながら、釣り客は思い思いの磯に順に上がっていき、
我々は船頭さんお任せということで、上げてもらった磯は「沖の長島」であった。

 磯に上がると、釣り座を決定するために、早速下見をした。
それで、磯吉さんに先に釣り座を決めて頂き、私はその右隣に釣り座を構えることになった。
潮は引き始めたばかりなので、底の状態はよく分からないが、足下右に大きなサラシがあり、
良い感じである。

 そして、2人は仕掛けを作り始め、ふと磯吉さんの方を見やると、磯吉さんは既に釣り始めていた。
磯吉さんが私より先に釣りを開始するのはいつものことだが、とりあえず私はお決まりの
「仕掛けだけは作るの早いなあ」と言うと、磯吉さんも、お決まりの「仕掛けだけちゃうで〜、
釣るのも早いで〜」と返し、冗談を言っているうちに私も準備ができ、釣りを開始した。

 私も磯吉さんも、まず磯際を攻めることにした。
潮は左から右に流れていて、その潮に仕掛けを流していくと、第1投目からボイルが取られてくる。
エサ取り多いなあ〜。
その後、2ヒロ〜3ヒロのタナを探ってみるが、ボイルは取られてくるだけだ。
ウキには微妙に沈むアタリはたまに出るが、合わせても魚は掛からない。
グレのアタリではなく、エサ取りなのか。
 
 この頃、明るくなってきて、ようやく根の状態が見えるようになってきた。
見ると、右のサラシの右側に、沖に向かってシモリ根が竿3本先まで張り出している。
こんな良いシモリ根があるなんて、知らなかった。
それで、そのシモリ根付近を攻めることにした。

 足下右に大きなサラシができたときにマキエを打ち、そのマキエをサラシに運んでもらい、
サラシの先にあるシモリ根先端付近にヒットポイントを作ることにした。
というのも、サラシによってかき回されたマキエの多くはエサ取りに食われると思うが、
少しくらいはエサ取りに食われることなく、沖に運ぶことができると思ったからだ。
サシエもサラシの泡によってカモフラージュでき、エサ取りから守れる確率もUPできるだろうし。
そして、仕掛けはサラシの泡が引いてきたときに竿1本先に投入し、すかさず仕掛けの上に
もう1回マキエをかぶせ、右のシモリ根に沿って沖に向かって流し、竿3本先ぐらいで食わせたい。
俗に言う「サンドイッチ釣法」である。

 丁度、私が攻め方を変更したのと同時に、磯吉さんが何かを掛けた。
難なく上がってきたのは30cm強のグレであった。
おめでとうございます。
この1枚ゲットで2人は勢いづきたいところだ。

 その後、10分ほどすると、私にも待望のアタリがあった。
竿3本ぐらい先を流れていたウキがスーッと入って止まったので、グレのアタリではないだろうと
思いながら合わせると、まずまずの引きで右のシモリ根に突っ込もうとするが、難なく引き離した。
この時点でほぼグレだと確信しながら手前寄せてくると、今度は足下に突っ込もうとするが、
難なく浮かせ、姿を現したのは紛れもないグレであった。
上げてみると、35cmぐらいだ。
ヤッター!
この後も私は立て続けに同サイズを2枚追加した。

 この時点で、磯吉さんより私の釣り座の方が釣果の面で良いことは明らかである。
しかも状況面においても、磯吉さんの釣り座にはサラシは無く、シモリ根も無いが、私の釣り座には
大きなサラシがあり、良い感じのシモリ根があるので、私の釣り座の方が良いのは明らかである。
それで、磯吉さんと釣り座を交代することにした。
このように磯で釣り座を交代することは我々のグループでは当たり前のようになっている。
みんなで釣果を分け合うためである。
このとき、午前8時30分であった。

 釣り座を交代してすぐに、磯吉さんは35cmクラスをゲットしたが、この後、釣れるのは
コッパばかりで、厳しい時間帯が続くことになった。

 一方、私はというと、釣り座を交代してから色々な攻めをしているが、厳しい状況が続いた。
まずは先ほどまで磯吉さんが攻めていた通り、竿1本半先を左から右に仕掛けを流していくが、
ベラやイズスミなどしか釣れなかった。

 次に、15mほど先にある「立島」という磯に良い感じのサラシができているので、
そのサラシの周辺まで遠投して攻めることにした。
最初はサシエも取られなかったが、次第にエサ取りも集まり始め、良い感じになってきたが、
この頃から向かい風が強くなり、ボイルでは攻めにくくなった。

 それで、仕方なく、磯際を攻めることにした。
ここではエサ取りはわんさかいるようで、サシエもすぐに無くなるのだ。
めげずに続けていると、ウキがスーッと入った。
すかさず合わせると、まあまあの引きだ。
姿を現すまで正体が分からなかった魚は40cmのメンドリだった。
通称オジサンである。
ガッカリ!!!!!!
この後も続けるが、コッパしか釣れない。

 ここで、午前11時30分、私は気分転換にと昼食を取ることにした。
朝交代してから、元私の釣り座でずっとやっている磯吉さんの様子を見ていると、ボイルは毎回
取られてくるので、エサ取りが非常に多くて、苦労している様子である。
私は朝食を早々に済ませ、釣りを再開することにした。

 釣りを再開したときには向かい風が緩んでいて、ボイルの遠投が効くので、朝、向かい風に
よって攻めきれなかった15mほど先にある立島という磯にできているサラシを再度、
サンドイッチ釣法で攻めていくことにした。

 すぐにエサ取りが動き始め、付けエサは取られる。
そして10分後、ウキが一気に入ったので合わせると、まあまあの引きである。
上がってきたのはやはり、本日のレギュラーサイズである35cmクラスのグレだった。
ヨシヨシ!
この直後、朝一から元私の釣り座で沈黙を保っていた磯吉さんにも待望の1枚が釣れた。
おめでとうございます!
この時点で私は4枚、磯吉さんは3枚なので、磯吉さんは「もう1枚釣るまでここで釣らせて〜」と
言うので、釣り座はそのままで続けることにした。

 しかし、再び向かい風が強くなり、私はボイルを遠投できなくなり、磯際を攻めざるを得なくなった。
2人とも、しばし厳しい状況が続いていたが、ようやく磯吉さんがもう1枚ゲットしたので、
最初の釣り座に戻ることになった。

 最初の釣り座に戻った直後、私はサラシが出来たときにマキエを打ち、サラシが引いてきた時に
仕掛けを投入し、再度マキエを打つサンドイッチ釣法を繰り返していると、ウキが一気に入り、
合わせると右の根に一気に突っ込もうとするが、何とか引き離し、上がってきたのは本日の
最長寸である38cmのグレだった。
やはり、この釣り座が一番良いようである。
それで、公平を期するために、我々は1匹釣るごこに釣り座を交代するよう決めた。
ここで、釣り座を交代した。

 この時、怪しい雲が出始め、朝一の快晴から一変、今にも雨が降り出しそうな空に変わっていた。
前日の天気予報では「晴れマーク、降水確率10%」だったのになあ(笑)。
そして、午後2時を迎えたとき、雨が降り始めた。
最近の釣行で雨に降られることなく調子良かったのに、雨男が再び復活してしまったのか(笑)。
この後、大雨に変わり、しかも雷が鳴り始めた。
気にせず続けていると、竿を持っていた手にピリピリ感じたので、我々は慌てて竿を置いた。
しばらく、竿を置いて様子を見ていると、小雨になって雷も止んだので、釣りを再開することにした。

 釣りを再開して、間もなく雷が鳴り始め、再び手にピリピリきたので竿を置き、磯吉さんとの
しばしの会話を楽しみ、釣り談義など有意義な時間を過ごすことができた。
ようやく雨が上がり、雷が止んだのは午後3時を回っていた。
ふと先を見ると、きれいな虹が出ていたので思わず、カメラを構えてパシャ(次の画像参照)!
そして、釣りを再開した。

 しばらくすると、ウキがスーッ入ったと思ったが、合わせず、少し待って竿先に聞いてみると、
コンコンと引いている。
すぐに合わせたが、強烈な引きを感じながら、そのまま根に突っ込まれ、ハリス切れした。
かなりの大物だったみたいなので悔しい!
もっと早く合わせれば良かったなあ!

 悔しい思いをしながら、ハリスを変え、針を結び、気を取り直して続けていると、磯吉さんが
1枚ゲットしたので、約束通り、釣り座を交代し、我々は元の釣り座に戻った。
するとすぐに、私にアタリがあった。
今回私は先ほどのリベンジとばかりに意気込んだが、ゲットしたのは本日のレギュラーサイズだった。
それで、釣り座を交代した。

 しばらくすると、磯吉さんがまた1枚ゲットしたので、元の釣り座に戻った。
このとき、磯吉さんが1枚ゲットしたポイントはつい先ほどできた潮目であった。
その潮目は磯吉さんの釣り座の足下から右斜め沖向きにある「フタマタ」という磯に向かって
長く延びていた。
私の釣り座では、15m先から右斜め方向に延びていた。

 それで、潮目による引かれ潮に乗せて仕掛けを流していくことにした。
食わせポイントは、潮目との合流地点か、合流してからの潮目に設定した。
しかし、しばらくしてもアタリすらない。

 一方、先ほど私の釣り座で1枚ゲットして釣り座を交代した磯吉さんは仕掛けを遠投して、
潮目に直接投入して、連続ヒットだ。
おめでとうございます。
そして、磯吉さんは「潮目に直接、仕掛けを投入した方が良いかも」と私にアドバイスしてくれた。

 それで、磯吉さんのアドバイス通り、仕掛けを15mほど遠投し、潮目に直接投入した。
マキエは左手前の潮目にパラパラ撒いて、沖で合わせることにした。
するとすぐに、ウキが一気に入り、竿先にまでガツンとアタリがあったので合わせると、
一気に右のシモリ根に走られ、次の瞬間軽くなった。
あ〜あ〜!
根ズレでハリス切れなのか?
しかし、仕掛けを回収すると、針は残っていた。
食いが浅かったのか、仕掛けにテンションがかかっていて違和感を感じて吐き出したのか。
いずれにしても、残念!

 私のヒットと同時に磯吉さんもヒットし、私はバラしたが、磯吉さんはきっちりとゲットした。
磯吉さんは立て続けにもう1枚ゲットした。
おめでとうございます。
そして、このまま午後4時45分に納竿とした。

 私は最後のバラシが響いたのか、良いとこ無しだったが、磯吉さんは納竿間際の連続ゲットで
大変気を良くしていた。
結局、2人とも35cm前後をほどよくゲットし、初めての渡船屋さんを開拓して満足した。
しかし、1つだけ悔いが残ったのは、今回の釣行でウェブトーナメント2007に申告しなかった
ということである。
もし、申告していれば私は115P、磯吉さんは116Pをゲットしていただけに2人とも悔やんだ。
とりあえず、これから申告する日に頑張るしかない。



今回の釣果

私の釣果・・・・・・・・・グレ6枚(30cm〜38cm)、30cm以下はリリース
            その他(イズスミ、ベラ、サンノジ、メンドリ)

磯吉さんの釣果・・・・グレ9枚(32cm〜37cm)、30cm以下はリリース
             その他(イズスミ、ベラ、メンドリ)


今回もたくさんの応援メール&TEL、掲示板への応援書き込み等、有り難うございました。
磯吉さんの釣果です。
後半の入れ食いモードで枚数を伸ばしました。
1時間の大雨&雷後のきれいな虹です。