日時 2006/11/25(土) 6:15 〜 16:15
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本有田(松村渡船)
メモ  
満潮 干潮
中潮 9:21 19:35  1:58 14:23 
天気 曇り 強い 波高 2.0m 水温 21.9℃ 気温  
同行者 四宮 備考  
渡船名 松村渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 29.0 Cm 〜 41.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹          
イズスミ 25.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹          
サンノジ(ニザダイ) 38.0 Cm 〜 46.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹          
ムロアジ 30.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹          
ベラ 25.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 7 匹          
写真
 今回は前回釣行(11/4)と同じく磯吉さんとの釣行である。
しかも、今回釣行で2人とも、ウェブトーナメント2007の1回戦に申告していて、申告の場所に
選んだのは久しぶりの紀伊有田であった。
去年、我がクラブから3人(私、磯吉さん、釣りキチさん)が初めて参加させてもらうことになった
本大会2006では、磯吉さんは3回戦まで勝ち進んだが、私と釣りキチさんは1回戦敗退して、
悔しい思いをしたので、私は今年は何としてでも1回戦を突破したいのだ。

 その1回戦を突破するためには、私のいるAブロックでは28cm以上のグレを1枚以上、
磯吉さんのいるGブロックでは25cm以上のグレを1枚以上釣れば良いのだ。
しかし、申告日や申告場所を間違えると、そんな簡単にポイントを取ることができないということは
去年、痛感している。
今年も、もし11/4の江須崎釣行で我々2人が申告していたら良かったのになあということに
ならないように頑張らなければならない。

 当日、午前1時30分に私は磯吉さんを迎えに行き、みなべの釣○郎さんに予定通りの
午前3時30分に着き、エサのボイルを買い、途中のコンビニで我々の食料を買い込んで、
これも予定通りの午前5時過ぎに乗船場に到着した。

 この日は風速7m〜10mの強風の予報だったので、風裏となる他の渡船屋さんに逃げて
しまったのか、釣行を中止したのか、釣り客はわずか8名だった。
そこで船頭さんに上がる磯の交渉に臨み、我々は双子島に上がることになった。
コジに上がれなかったら、双子島に上げてもらおうと決めていたので、ほぼ狙い通りである。

 午前6時に出船し、双子島に着くまでの5分間であっさりとお互いの釣り座を決定した。
というのも、以前に我々2人は別々の日に1回ずつ、双子島に上がったことがあり、お互いに別の
釣り座で良い思いをしていたので、そのときの釣り座でスタートしようということになったのだ。
そして、双子島に到着し、磯に上がると、先ほど決定した釣り座に荷物を置き、お互いに狙う
ポイントの下見をし、作戦を立てた。

 私の釣り座は左の先端で、磯吉さんの釣り座は中央付近である。
私の釣り座で沖向きに立っていると、左側から強烈な風が吹いていて、この日は終始、風との
戦いとなった。
一方、磯吉さんの釣り座ではやや追い風気味である。

 その後、午前6時30分、準備が終わり、釣りを開始した。
と同時に、私と磯吉さんが申告したウェブトーナメント2007の1回戦の幕開けとなった。
とりあえず28cm以上のグレをゲットした〜い。

 私はまず、以前(2006年1月22日)に双子島で良い思いをしたポイントを攻めることにした。
左斜め前方からの強風が吹いており、潮は左にゆっくりと流れていて、風と潮の流れは全く逆なので、
竿3本先のそのポイントにはマキエを運ぶことができないので、急遽、ポイントを変更した。

 足下から竿1本先まで左右に張り出している根の際を攻めることにした。
左からの強風だが、仕掛けは0.5Bウキを使い、潮受けゴムを付け、軽めの仕掛けにした。
タナは2ヒロちょいからスタートすることにした。
すると、2投目からボイルは無くなってくるので、エサ取りの活性は高いようだ。
それで、前回釣行で成功したサンドイッチ釣法で攻めることにした。

 すると、釣りを開始して30分後の午前7時前にウキが一気に入ったので、合わせた。
心地よい引きを感じながら、難なく寄せてきた魚を目で確認すると、紛れもなくグレだった。
30cmはありそうだ。
それで、タモで掬おうと思うが、置いてあるタモが遠すぎて手が届かない。
しゃがんで必死で手を伸ばすが、届かない。
ふと、掛かっている口を見ると、上唇に少し掛かっている程度だ。
そしてタモの方に少し寄って、しゃがんだ瞬間、足下の根に突っ込むが、ヒヤヒヤしながら
何とか耐えた。
早く掬わなければ、針から外れて逃げていくかもしてないと思うと、焦るばかりだ。
しかし、そんな異変に気が付いてくれた磯吉さんが駆けつけてくれて、タモ入れをしてくれて、
事なきを得た。
良かった〜!
磯吉さん、有り難うございました。
早速、メジャーで検寸すると、32cmだったので、この時点で私の1回戦突破が確定した。
ヤッター!
磯吉さんも喜んでくれて、2人でガッチリと握手をした。
その後、グレを慎重にスカリに入れた。

 大会を開始して30分ほどで、私はプレッシャーから解放されて、楽になった。
あとは3枚キープ&サイズアップと、磯吉さんが1枚釣ることができれば言うことは無い。

 その後、続けていると、潮は今までとは逆の右に流れ始めた。
風向きと同じ方向になったので、ヒットポイントを変更することにした。
今まで、沖に対して左向きの釣り座で釣っていたが、沖向きに釣り座を変えた。
そして、左側の竿1本先にマキエを投入すると、20mほど先にある磯の手前左側にマキエが
溜まるだろうと予想し、その辺りをヒットポイントに設定したのだ。
また、仕掛けはマキエ投入点より竿2本先に投入し、ヒットポイント周辺で同調させることにした。

 この攻め方でしばらく続けていた。
そして、仕掛けを流しているときにバッカンに突っ込んでいたシャクが強風にあおられ、
磯の上に落ちたので、それを拾ってバッカンに戻した。
ウキから一瞬目を離したすきに、ウキを見失ってしまったのだ。
慌ててウキを探すが、どこにも見当たらない。
それで、リールを少し巻いて、竿先を引いて聞いてみると、何か掛かっている。
急いで合わせて立て直そうとするが、そのまま右の根に持っていかれてハリスの真ん中辺りで
切られてしまった。
あ〜あ。

 気を取り直して、ハリスを取り替え、先ほどと同じパターンで攻めていると、数投後にウキが入った。
今度こそはと、すかさず合わせると、右の根に一気に突っ込もうとするが、強引に引き離し、
難なく手前に寄せてくると、竿1本先にある根に注意しながら、足下に寄せてきた。
そして、今回は足のそばにタモを置いていたので、スムーズにタモ入れに成功した。
上がってきたのは40cmあるかないかの尾長グレだった。
既に1回戦突破を確実にしている私は磯吉さんに釣り座を交代してあげることにした。
このとき、午前8時30分だった。

 釣り座を交代した後、わずか2投目に磯吉さんはグレのアタリをとらえ、難なく寄せてきた。
そこで、私は先ほどのお返しとばかりにタモで掬ってあげた。
早速、サイズを測ると、29cmだった。
この瞬間に磯吉さんもウェブトーナメント1回戦を突破したことになり、磯吉さんと私は思わず
嬉しくなり、2人で再びガッチリと握手をしていた。
その後、磯吉さんは2回ほどバラし、しばらくアタリから遠のいてしまった。

 一方、私はというと、磯吉さんの元釣り座に交代した後、辺りの状況を見て、攻め方を考えた。
まずは、足下右を見ると、小さなサラシがあり、その払い出しによって潮目が出来ていて、
潮は緩やかに沖に流れている。
また、足下左を見ると、小さなサラシがあり、その20mほど先の磯には大きなサラシができていて、
その水道では2つのサラシがぶつかり合って、良い感じにかき回されている。
それで、今できている左の潮目を、まず攻めることにした。

 サラシにマキエを撒き、仕掛けはその竿2本先の潮目に投入し、タナは2ヒロ半強に設定した。
それで、ヒットポイントは竿4本先ぐらいか。
数投後にはここでもボイルはエサ取りに取られている。
しばらくすると、ウキが一気に入っていったので、よ〜し狙い通りだとばかりに喜んで合わせた。
しかし、喜びもつかの間、上がってきたのは30cmく弱のイズスミだった。
ガッカリ!(泣)
追い打ちをかけるように、その後も同サイズのイズスミが2枚釣れた(怒)。

 ここで、タナを3ヒロにし、ジンタン4号を1つ追加して、馴染むとジワーと沈んでいく設定にした。
そして、仕掛けを竿3本先の潮目に投入した。
イズスミの下に口太がいるのではないかと思ったからだ。
さあ、狙い通りにうまくいくかなあ!
続けていると、やはり仕掛けが馴染むまでのアタリではイズスミが釣れてくる。
そして、ウキが少しシモって、竿先にコンコンとアタリがきた〜〜。
今度こそとばかりに合わせたが、引きは小さく、難なく上がってきたのはベラだった。
期待はずれだった。
その後も続けるが、ウキがシモってからのアタリで釣れてくるのはベラばかりである。
う〜ん、磯吉さんの元釣り座ではグレは一体どこにいるのか?

 それで、右の潮目に見切りをつけ、左の水道を狙うことにした。
ジンタン4号をはずし、タナを2ヒロ半に戻した。
マキエは足下左にサラシが出来たときに撒き、仕掛けはサラシが引いたときに投入し、
すかさず、仕掛けの上にもう一度マキエをパラパラとかぶせて、攻めることにした。

 わずか数投後にはマキエが効いてきたのか、付けエサのボイルも取られてきた。
続けていると、ウキが斜めに入ったので合わせると、一瞬でハリスが切れてしまった。
尾長グレの仕業だったのだろうか。
残念!
それで、タナを少し浅くしてみた。
その時を同じくして、磯吉さんが長い沈黙を破り、元私の釣り座でようやくアタリをとらえた。
上がってきたのは、35cm前後のグレであった。
これで、私と磯吉さんは2枚ずつ申告することができる。
でも、まだまだポイントゲットするぞ〜!

 その直後、私にまたアタリがあり、合わせると乗ったが、すぐにハリス切れした。
これも、尾長グレか?
しばらくして、磯吉さんはまたまた35cm前後をゲットした。
おめでとうございます。
それで、2人は初めの釣り座に戻った。

 私は初めの釣り座に戻ると、先ほどまで磯吉さんの元釣り座で攻めていた水道の15mほど
左側を攻めることにした。
風は当初と同じく、左から強く吹いていたので、マキエを足下のサラシに撒き、それとほぼ同時に
仕掛けも足下に投入して、流していく。

 しばらくすると、水道の真ん中付近で、ウキが一気に入って竿先にガツンとアタリがあった。
上がってきたのは35cm前後のグレだった。
これで、2人とも規定サイズ3枚を報告することができる。
あとはサイズアップをして、ポイントを伸ばすだけである。
その後も続けるが、アタリもなくエサ取りにやられるばかりである。
磯吉さんも同様なので、2人は気分転換に昼食を取ることにした。

 現時点で2人とも1回戦突破でき、3枚ずつ申告できるので、とりあえず、ビールで乾杯した。
食べている間も、強風で寒いはずだが、心地よい風に感じる。
釣り談義もはずんだ。
そして、我々は昼食を取ったあと、釣りを再開した。
この時、既に午前11時30分を回っていた。

 釣りを再開してもエサ取りにやられるばかりでる。
そこで、マキエは足下のサラシに撒き、仕掛けはマキエの溜まるヒットポイントである水道の
真ん中付近に直接遠投することにした。
しばらくすると、ウキが一気に入った。
合わせると、強烈な引きが竿に伝わり、魚は根に突っ込もうとする。
何とか耐え、やりとりをしながら、足下竿1本先まで張り出している根を交わし、ウキが見えてきた。
でも、竿先をコンコン叩くので、グレじゃないのかなあと思いながらやりとりをしてきたが、
ナイスファイトのこの魚がもしグレだったら、45cmは間違いなくありそうだ。
そして、ようやく姿を現したのはデカいサンノジだった。
ショック!
一気にテンションが下がった。
磯吉さんにタモで掬ってもらい、メジャーで検寸すると46cmだった。
この1枚がサンノジショーの幕開けになった。

 午前中のグレがサンノジに変わってしまったのか、2人が掛かる魚はサンノジ、サンノジ、サンノジ、
サンノジである。
それもサイズは40cm前後ばかりなので、ナイスファイトで2人は腕がパンパンになった。
しばらくサンノジショーが続いていたが、磯吉さんは初めの釣り座で初めてグレをゲットした。
35cm前後の良型である。
本日4枚目ゲットである。
おめでとうございます!
20mほど沖で掛けたとのことだった。
私が磯吉さんの釣り座で釣っていたときに、ヒットポイントだと予想していた辺りである。

 しばらく続いていたサンノジショーもようやく小康状態になり、グレのアタリが出始めるのかと
思いきや、付けエサはエサ取りにやられるばかりでなので、私は仕掛け投入ポイントを
変更することにした。
向かいの磯にできているサラシまで遠投し、その払い出しによって仕掛けが手前に流されてきて、
マキエの溜まっている水道真ん中付近で馴染むと、アタリがあるはずだと考えた。
水道の真ん中の向こう側にはまだマキエが通っていないので、エサ取りも少ないはずだから、
付けエサの通る確率が高いと予想したのだ。
もちろん、マキエは決して向こう側には打たず、足下のサラシに撒くだけだ。

 この攻め方が功を奏したのか、しばらくすると、水道真ん中付近でウキが斜めに一気に入った。
すかさず、合わせた。
一気に右の根に突っ込むが、難なく引き離し、足下に寄せてくると、今度は足下左に突っ込む。
本日は足下に寄せてきたら必ず、足下左に突っ込もうとするのだ。
しかし、これも交わし、自分でタモ入れをして4枚目をゲットした。
これも38cmぐらいだ。
ここで、釣り座を交代することにした。

 磯吉さんの元釣り座に交代すると、磯際2mぐらいのところに磯と平行に、潮目ができていた。
磯際はまだ攻めていなかったので、その潮目を流し、磯際を攻めてみた。
すると、イズスミやベラが掛かってくる。
しぶとくやっていると、仕掛けは右に流れていき、ウキがスーッと入っていったので、合わせた。
足下の根に持って行かれないように、竿を出来るだけ前に出して、やりとりをし、浮かせると、
自分でタモ入れした。
これも37cmぐらいの良型グレだ。
これで5枚目ゲットだ。
時刻はまだ午後2時を少し回ったとこなので、納竿まで2時間近くある。
あと3枚ぐらいは釣りたい。

 一方、私の元釣り座でやっている磯吉さんはしばらく沈黙していたが、水道真ん中付近で、
久しぶりにグレをゲットした。
これも35cm前後だ。
磯吉さんも5枚目である。
そしてまた、しばらく沈黙が続いた。

 私の方ではまた、憎きサンノジが掛かってき始めた。
このまま再び、サンノジショーが始まってしまうのか。
その予感が的中したのか、この後、サンノジを2枚釣ってしまった。
しかし、その後は私も沈黙が続いた。

 そして、午後3時30分を少し回った頃、再び釣り座を交代し、初めの釣り座に戻ることになった。
その直後、磯吉さんは35cm前後のグレをゲットした。
6枚目ゲット、おめでとうございます。

 私は向かい磯のサラシに仕掛けを投入して、手前の水道真ん中付近を狙っていた。
4枚目をここで掛けたときは2ヒロ半のタナでウキが斜めに入っていったので、2ヒロちょいの
タナに戻して、やっている。
しばらくして、ウキが一気に入って、竿先にまでガツンとアタリがあったので、合わせた。
右の根に走るが、難なく交わし、足下に寄せてくると、また左に走るが、難なく交わして浮かせ、
自分でタモ入れした。
これは本日最長寸の41cmだった。
これで6枚目ゲットだ。

 そして、続けていると、また先ほどと同じアタリがあり、合わせると、右の根に一気に突っ込む。
本日最高の引きである。
私はリールを巻かず、糸を出すことなく強烈な引きに耐えたあと、丁寧にやりとりをし、少しずつ
浮かせ、ウキが見えてきた。
何とか足下にまで寄せてきたときに、少し油断してしまい足下の根に突っ込まれてしまったのだ。
次の瞬間、フッと軽くなってしまった。
仕掛けを回収すると、ハリスの上の方で切れていた。
大物だっただけに、このバラシは痛い。
この時点で午後4時前なので、納竿まであと15分くらいできる。

 急いでハリスを取り替え、続けていると、再び同じアタリで合わせた。
今回も強烈な引きだ。
一気に右の根に持っていかれてしまった。
ハリス切れだと思って、仕掛けを回収すると、ハリス切れではなく、ハリ外れだった。
掛かりが浅かっただけだったのだ。
このバラシが響いたのか、この後はアタリが無くなってしまい、午後4時15分に納竿とした。

 今回はウェブトーナメント1回戦に申告して、結局、私は41cm、39cm、37,5cmの3枚を
報告し、土曜日ポイントを合わせて123.5Pである。
磯吉さんは37.5cm、36cm、33cmの3枚を報告し、土曜日ポイントを合わせて112.5Pだった。
とりあえず、2人とも1回戦突破できて良かった。
私は目標としていた1回戦突破することができ、感無量である。
磯吉さんは昨年に引き続き、1回戦突破である。
この勢いで2回戦も突破するぞ〜!



今回の釣果

私の釣果・・・・・・・・グレ6枚(41cm〜29cm)
             その他(イズスミ、サンノジ、ベラ、ムロアジ)

磯吉さんの釣果・・・グレ6枚(37.5cm〜29cm)
             その他(イズスミ、サンノジ、ベラ、ムロアジ)
磯吉さんの釣果である。
37cm〜29cmの6枚である。
左列の3枚(37.5cm、37,5cm、36cm)をウェブトーナメント1回戦に報告した。
土日ポイントを含めて112.5Pを獲得した。