日時 2006/12/17(日) 7:20 〜 16:30
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 江須崎(橋本渡船)
メモ  
満潮 干潮
中潮 4:11 14:56  9:32 22:05 
天気 雨のち曇り 強い 波高 3.0m 水温 20.8℃ 気温  
同行者 永野、四宮、エイちゃん、田口さん 備考  
渡船名 橋本渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 30.0 Cm 〜 39.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹          
カワハギ 27.0 Cm 〜 27.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
イズスミ 25.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹          
サンノジ(ニザダイ) 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
タカノハダイ 35.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
ベラ 25.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 4 匹          
写真
 写真は今回の釣行で御一緒したメンバーです。
左から、私、磯吉さん、エイちゃん、田口さん、釣りキチさんです。

 今回の釣行で「Webトーナメント2回戦」と「Web☆FCチャンピオンシップ和歌山大会」をダブルで
申告することにした。
場所は江須崎である。
私としてはWebトーナメント2回戦は年末に申告予定だったのだが、現在、江須崎では好調なので、
好調なうちに申告し、勝負を掛けることにしたのだ。
一方、Web☆FCチャンピオンシップ和歌山大会ではレギュラーメンバーとして私とエイちゃん、
ビジターメンバーとして釣りキチさん、磯吉さん、田口さん(磯吉さんの同僚)の5人で
好調な江須崎で、できるだけ多くのポイントを獲得しようと目論んだのである。

 当日、私&釣りキチさん、磯吉さん&田口さん&エイちゃんの2台に分かれて、午前2時30分に
旧下津町の某コンビニで待ち合わせ、すさみ町に向かった。
行く道中ではずっと雨が降っていた。
せめて釣りをするときぐらいは止んでほしいと願うが、私と釣りキチさんとエイちゃんの3人が
集まっているので、それはあまり期待できない(笑)。
途中、いつもの釣○郎でボイルを買い、いつものコンビニで食料を買い、午前5時30分過ぎに
渡船屋さんに到着した。
車は数台しか止まっていなかった。

 早速、待合室に行き、挨拶をしに行った。
待合室に入ると、この日は日曜日というのに客が少ないのだ。
やはり、降水確率50%で、しかも波は1m後3mの予報なので敬遠したのか。
確か、前夜にTELしたときに、船頭さんは「西側の磯に上がれるかどうか分かれへんで〜」と
言っていたのも、納得できる。
しかし、待合室で「西側の磯に上がりたかったら、上げてあげる」と言ってくれたので、一安心した。

 その後、、乗船場に行き、準備を済ませ、船に乗り込み、出船を待った。
客は全部で15人くらいいた。
その間に、みんなで相談し、私と磯吉さんと田口さん、釣りキチさんとエイちゃんの2つのグループ
に分かれて別々の磯に上がることにした。
ここで、Web☆FCチャンピオンシップ和歌山大会の開会宣言をした。

 午前6時40分、とうとう雨が止み、良い感じに出船の時を迎えた。
江須崎は2つの渡船屋さんがあり、2つの磯だけ磯割りをしているが、その他の磯は磯割りをして
いないので、2つの渡船屋さんが一斉に出船するのだ。
よ〜いドン!
あれっ〜〜〜!
もう1つの渡船屋さんは出船したが、我々の乗った船は出船しない。
船頭によると、「舵が重い」とのこと。
船頭さんと息子さんの2人で必死に原因を探っているが、なかなか分からない。
我々釣り客は、かたずを飲んで見守ることしかできないのだ。

 しばらくして、原因が判明した。
油圧パイプが損傷しているので、操縦できないとのことだった。
こんなハプニングは初めての経験である。
我々5人はWeb☆FCチャンピオンシップ和歌山大会の開会宣言をしたばかりだったので、
どうしようかと、途方に暮れた。
しかも、私と磯吉さんとエイちゃんはWebトーナメント2回戦にもダブル申告をしているので、
もう頭の中はパニック状態である。
と、磯吉さんは冷静に「隣の渡船屋に行こう」と言った。
この渡船屋さんには申し訳ないが、我々には大勝負がかかっているので、仕方なく、
隣の渡船屋さんの乗船場に行き、1番船が帰って来るのを待った。

 ほどなくして、1番船が戻ってきたので、船頭さんに事情を説明して乗り込むと、他の数人の客も
こちらに乗り込んできて、2番船が出船した。
とりあえずは磯に上がれることができるので、ホッと一安心した。
交渉係?の磯吉さんは船頭さんと話をつけてくれて、私と磯吉さんと田口さんはヨボシに、
釣りキチさんとエイちゃんは潮場の長島に上がることになった。
前ふりが長くなりましたが、午前7時20分に磯に上がることができ、事実上の大会開始となった。

 磯吉さんと田口さんは先端付近に、私は中央付近に釣り座を構えた。
朝一の波は予報通り、あまり高くなく、私の釣り座では足下右に小さなサラシができていて、
足下左には竿1本先まで根が張り出していて、左の方に続いている。
その根の前が良いポイントだろうが、食わせてもすぐに根に入られ、獲れないだろう。
とりあえずは、足下右のサラシにマキエを打ち、仕掛けはサラシに乗せて流していくことにした。
攻め方を決定したので、仕掛けを慌てて作ることにした。

 波もあまり高くないし、食いが渋いかもしれないので、ウキはG2で、ハリスにジンタン6号と
7号を1つずつ打ち、タナは2ヒロから始めることにした。
それで、先ほど決定した攻め方をしていると、仕掛けはサラシの切れ目の竿1本先まで沖向き
に流れ、そこからは右に流れていくのだ。
沖向きから右に流れが変わる辺りが、丁度、左の根の角付近なので、食ってくる雰囲気が
十分にあり、そこで食わせれば獲れるだろうということで、狙いを絞った。

 すると、結果はすぐに現れた。
釣り始めて2投目からはボイルが取られ始め、20分ほどすると、マキエが効いてきたのか、
左の根の角付近でウキが斜め左に一気に入った。
引きは小さいが、グレの引きだとすぐに分かった。
上がってきたのは30cmあるかないかのグレであった。
きっちりと測らなければ分からないが、メジャーで検寸すると、32cmあった。
午前8時前、とりあえずは両大会において、ポイントゲットできて、良かったあ〜。

 気を良くして続けていると、3投後に同じアタリがあった。
すかさず合わせたが、掛けた地点が根付近だったので、一気に左の根に持っていかれて、
ハリス切れした。
逃した魚は大きいと言うが、本当に大きかったと思う。
ハリスを交換し、気を取り直して続けるが、先ほどのバラシのせいで散ってしまったのか、
しばらく、グレのアタリは無くなった。
しかし、ボイルはしっかりとエサ取りにやられて残ってこない。

 そうこうしているうちに、田口さんが大きく竿を曲げた。
フカセ釣りの経験はあまりないとのことだったが、上がってきたのは30cm強のグレであった。
おめでとうございます&ポイントゲット有り難うございます。
その直後、先端で釣っている磯吉さんも同サイズのグレをゲットし、和歌山大会は幸先の良い
スタートを切った。
しかし、その後、3人共、しばらくアタリは無くなってしまった。

 午前9時30分前、沈黙を破るように私にアタリがあった。
その直前に横からの風が強くなり、ジンタン6号を1つ追加し、タナを2ヒロ半にしたばかりだった。
やはり、足下左の根付近でウキが一気に入ったので、すかさず合わせた。
根に入られないように強引に右に引っ張り出し、引きを確かめると、まずまずである。
難なく寄せてきて、タモに収まったのは35cm前後のグレであった。
やっと時合いが来たかなと思いながら続けていて、一瞬、磯吉さんたちの方を見やったあと、
ウキに視線を戻すと、ウキが見当たらない。
慌てて竿を立てて道糸を張ると、何か掛かっているようだ。
しかし、次の瞬間、根に入られたようで動かなくなった。
それで、道糸を少しゆるめると、再び動き出したが、根ズレによりすぐに切れてしまった。
あ〜あ〜。
この後は案の定、しばらくアタリは無くなってしまった。
2.5ヒロ〜4.5ヒロぐらいまでのタナを探ってみたり、磯際を攻めたりしてみたが、全くダメである。
でも、エサ取りは活発で、ボイルは毎回取られてくる。

 一方、磯吉さんと田口さんも朝一に1枚ずつ釣った後は沈黙している。
また、潮場の長島に上がっている釣りキチさんとエイちゃんは朝一からずっと厳しい状況が
続いている模様だ。
ということで、和歌山チームはしばらく小康状態が続くことになった。

 やがて、朝一よりも波は少し高くなり、サラシも少し大きくなり、潮の流れも変わり、まっすぐ沖に
速く流れるようになった。
これで状況も少し良くなるだろうと思い、初めに掛けた根付近のポイントを攻めることにした。
タナは2ヒロ半に設定した。
すると、しばらくして左の根から竿半分ほど流した辺りで、ウキがスーッとシモっていく。
合わせると、乗った。
上がってきたのは25cmはあるカワハギだった。
カワハギは確か、チャンピオンシップではポイントになるだろうと思い、キープした。
午前11時であった。
この後、波がさらに高くなってきて、釣りにくくなってきたので、気分転換にと昼食を取ることにした。

 昼食後、磯吉さんたちの方へ行き、状況などを確認し、しばしの雑談を楽しんだ。
それにしても、磯吉さんたちの釣り座では時折、高波が襲ってきて、波をかぶってくる。
満潮時には釣りにならないだろうなあ。

 昼食休憩も終わり、私は自分の釣り座に戻った。
そのときには、かなりの高波が釣り座に押し寄せていた。
とりあえず、釣りを再開するが、膝近くまで波が押し寄せることがあり、バッカンがたまに
流されかけることがあるので、高波の影響を受けない地磯寄りの釣り座に変更することにした。

 しかし、ここでも高波の影響を受け、竿2本先にある磯に大きなサラシができている。
船頭さんによると、この釣り座は水深は浅いが、前日に良型を4枚釣っているとのことである。
それで、底が見えてる状態なので、2ヒロから始め、前の磯との水道を攻めることにした。
しばらく続けていると、ベラが掛かってきた。
その直後にウキがスーッと入っていって、掛かってきたのはまずまずのサイズのタカノハだった。
これらはポイント対象外なので、即放流である。
しかも、招かざる客タカノハが釣れてテンションは下がる一方だ。
この後もしばらく続けるが、ボイルは取られて無くなってきても、アタリは無い。
グレが釣れなくて、イライラしていると、前の磯の左側に潮目ができているのに気が付いた。

 それで、潮目を攻めることにした。
前の磯の左のサラシにマキエを投入し、仕掛けは潮目に直接投入する。
しかし、期待とは裏腹に、釣れてくるのはイズスミやベラである。
ガッカリである。

 ここで気分転換にと、磯吉さんたちとお話をしに行くことにした。
そして、雑談をしている間にも、この釣り座も高波が押し寄せてきて、釣りづらい状況である。
しばしの雑談を楽しんだ後、私は自分の釣り座に戻ることにした。

 釣り座に戻る途中、朝一に攻めていたポイントを攻めることが出来る新釣り座を発見した。
しかも、高波は横から押し寄せてくるので、波を正面から被る心配は無いのだ。
午後13時、水深の浅い釣り座に早々と見切りを付けて、釣り座を移動することにした。

 釣り座を移動してから、朝一に攻めていた根付近を攻めることにした。
大きなサラシの泡が無くなったときにマキエと仕掛けを投入する。
すると、数投目に根付近でウキが一気に入った。
すかさず合わせると、強烈な引きに襲われた。
1.75号の竿でも立て直すことができず、根に持っていかれて、あえなくジ・エンド。
悔しい〜〜〜〜!

 気を取り直し、ハリスを取り替え、根から少し離れたところを攻め、次は絶対に獲ってやろうと
リベンジを誓って続けた。
すると、直後にまたもやウキが一瞬に消え去った。
合わせると、今回も強烈な引きが伝わってきて、左の根を難なく交わし、足下付近まで寄せてきた。
しかし、竿1本先の根に入られ、動かなくなった。
少し緩めると、再び動き出したが、痛恨のハリス切れだ。
またか〜!
大きなサラシのために、新釣り座での足下付近の根の状態を確認できていなかったのだ。
とりあえず、足下付近もハエ根があることが分かったので、今後は気を付けなければならない。
でも、2連チャンでバラしてしまったので、しばらくの間、凹んで座り込んでしまった。

 午後13時30分、再び気を落ち着かせ、ハリスを交換して続けていると、船頭さんがやってきた。
高波のために釣りづらいだろうということで、磯替わりするかどうか確認しに来てくれたのだった。
ここで、磯吉さんと田口さんは磯替わりの勝負に出た。
これが吉と出るのか、凶と出るのか!
2人はオガタという磯に替わることになった。
私はというと、先ほどの2連発バラシが悔しいので、ここに残ってリベンジすることにしたのだ。
こうなりゃ、ヤケである(笑)。

 強いリベンジの(ヤケっぱちの)気持ちが伝わったのか、30分ほどしてウキが一気に入った。
「今度こそ、バラせへんぞ〜」と気合いを入れてやりとりをするが、型はそんなに大きくないようだ。
足下の根にも気を付けながら、水面に現れたのは紛れもないグレだった。
足下に寄せてタモで掬おうとするが、高波のために上手く掬えない。
バラしたくないと、ヒヤヒヤしながら、ようやくタモに収まり、ホッと安心した。
上げてみると、35cm前後だった。
これでとりあえず、3枚揃えることができ、Webトーナメント2回戦突破に向けて一歩前進した。

 ここで、別磯に上がっているエイちゃんから連絡が入り、お互いの状況確認をした。
エイちゃん&釣りキチさんの方は現時点ではノーポイントで、グレの気配が無いらしい。
しかしこの後、時合いが来ることになり、2人とも大物バラシを連発したとのことだった。

 一方、私はというと、35cm弱を小刻みに2枚追加した。
ここで、磯替わりした磯吉さんからメールが来た。
磯吉さんたちはサンノジしか釣れないとのことだった。
この後、納竿前に大物グレのバラシが数回あったとのこと。

 そして、午後3時30分、納竿まであと1時間を迎え、またもやウキが一気に入った。
すかさず合わせたが、ここで予期せぬトラブルが発生した。
ベールを返し損ねて、ラインが一気に出ていくので、私はとっさに道糸ごと竿を掴んだ。
このとっさの判断により、道糸は止まり、根に入られることなく、難なく足下まで寄せてきた。
見ると、本日最大のグレのようだ。
何度か失敗しながら、波が押し寄せてきたときにタモで掬い上げてみると、40cm近くありそうだ。

 結局、この1枚が最後の1枚となり、午後4時30分に納竿となった。
結果からすると、リベンジを誓って、この磯に残った私はバラシのあと、4枚を追加することができ、
リベンジを果たすことに成功した。
私はこの日、グレを6枚釣ることができた。
この磯に残って良かったあ。

 帰港すると、早速、検量をした。
磯吉さんはグレ1枚(31cm)だった。
田口さんはグレ1枚(31.5cm)だった。
私はグレ6枚(39cm,35cm,34cm,33cm,32.5cm,30cm)、カワハギ1枚(27cm)だった。
釣りキチさんとエイちゃんは数回の大きなバラシがありながら、残念にも検量は出来なかった。

 この結果、Web☆FCチャンピオンシップ和歌山大会では総得点156点を獲得することができ、
現時点では団体3位(12/25現在)である。

 一方、もう一つ申告していたWebトーナメン2回戦の申告結果、私はグレ3枚(39cm,35cm,
34cm)を報告して、117点を獲得した。
この時点で2回戦突破確定なので、次なる目標は決勝進出して来年度のシード権をすることでです。
1月の準決勝でも頑張りたいです。


 今回もたくさんの応援メール&TEL、掲示板への応援書き込み等、有り難うございました。
私の釣果です。
39cm、35cm、34cm、33cm、32.5cm、30cmのグレ6枚と27cmのカワハギ1枚でした。
Web☆FCチャンピオンシップ和歌山大会では128点を獲得しました。
現時点(12/25)で団体3位、個人3位です。
一方、Webトーナメント2回戦では39cmと35cmと34cmで117Pで、2回戦突破を確実にしました。
磯吉さんの釣果です。
グレ31cmでした。
Web☆FCチャンピオンシップ和歌山大会では14点を獲得してくれました。
有り難うございました。
一方、Webトーナメント2回戦では34Pを獲得し、ほぼ2回戦突破を確実にしています。
田口さんの釣果です。
31.5cmのグレでした。
Web☆FCチャンピオンシップ和歌山大会では14点を獲得してくれました。
有り難うございました。
釣りキチさんの釣り座です。
(写真提供:エイちゃん)
エイちゃんの釣り座です。
(写真提供:釣りキチさん)
磯吉さん&田口さんの釣り座です。
私の午前中の釣り座です。
3mの高波が押し寄せ、釣り座変更を余儀なくされました。
午後からは、この写真の右の方で釣っていました。