日時 2007/01/27(土) 7:00 〜 15:45
区分 フカセ釣り 狙い マダイ
場所 由良大引(上野渡船)
メモ  
満潮 干潮
小潮 0:51 11:33  5:17 19:35 
天気 晴れ 普通 波高 2.0m 水温 16.5℃ 気温  
同行者 永野、四宮、バットさん、山ちゃん 備考  
渡船名 上野渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
強力グレZど遠投  
写真
 まずは、写真に写っている今回の同行者を紹介しよう。
前列左から、バットさん、森康人さん、私である。
後列左から、山ちゃん、釣りキチさん、磯吉さんである。

 今回はおよそ1年半ぶりにバットさんと山ちゃんと御一緒させてもらうことになった。
釣行の数日前、バットさんから連絡が入り、今年の初釣り釣行で和歌山に来るとのことで、
御一緒しませんかということであった。
私は御一緒できる方向で何とか仕事の都合をつけ、磯吉さんと釣りキチさんにも声を掛けると、
是非、御一緒したいということで、我々3人とバットさんと山ちゃんの5人での釣行が決定した。

 あとは場所の決定だが、前日の天気予報では波が高いとのことだったので、当初予定していた
市江の渡船屋さんにバットさんが連絡を入れてくれたが、高波のため出船できないとのことである。
日置川で出船できないとなると、すさみ方面もおそらくダメであろうと思いながら、
私は連絡を入れると、やっぱり出船できないとのことだった。
どこにしようか悩んでいると、バットさんから再び連絡が入り、大引に行きましょうとのことだった。
私が悩んでいる間、バットさんは釣友である森康人さん(元ダイワフィールドテスター)に
連絡を入れたら、明日大引に行くので、御一緒しませんかということで決定したのだ。
私とすれば、あの森さんと御一緒できるなんて、夢のようである。
それで、前夜はワクワクして寝られなかった。

 当日の午前4時30分に、バットさんたちと広川の紀○国屋で待ち合わせをしていたので、
我々3人は車を走らせ、午前4時20分に到着すると、既にバットさんたちは到着していて、
店先でマキエを混ぜていた。
それで、「おはようございます、ご無沙汰してます。」とお互いに挨拶を交わし、しばしの雑談を楽しみ、
我々もオキアミを買い、マキエを混ぜ、渡船屋さんに向かった。

 10分ほどすると、渡船屋さんに到着した。
まだ、森さんは到着していないようなので、待合室で雑談をしながら待つことにした。
午前6時過ぎ、我々は準備をし、外で待っていると、出船時間間際の午前6時30分頃、
森さん一行(7,8名)がやって来た。
バットさんが挨拶を交わした後、残る我々4人も挨拶をした。

 そして、船に乗り込み、出船した。
すると、出船して間もなく高波に手荒い歓迎を受けることになった。
南紀ほどでもないが、中紀大引でも波が高かった。
しばらくして、ヒジキ島の東のハナに到着し、森さんとその友達2人、私とバットさんが上がった。
釣りキチさんと磯吉さんと山ちゃんはヒジキ島のスベリに上がった。

 磯に上がると、森さんは私とバットさんのためにフカセ釣りの本命釣り座を決定してくれた。
左から私、バットさん、森さんの友達2人(フカセ釣り)の順に並んだ。
森さんは底物狙いなので、我々のずっと右の方の底物ポイントに入った。
そして今、大引では大型のマダイがポツポツ釣れているとのことで、今回はグレ狙いではなく、
マダイ狙いである。
大型マダイを釣りた〜い。
そんな淡い期待を抱きながら、釣り始めることにした。

 まず潮の状況を見ると、20mほど右にいる森さんのお友達の足下のサラシから沖向きに
大きな潮目が伸びていて、私の釣り座では、その大きな潮目による引かれ潮が発生していて、
足下の磯際から沖向き右斜め方向に流れている。
私の釣り座では左からの横風も強いので、仕掛けが馴染みやすいように、G2ウキに
ジンタン4号2つと7号1つを付けて少し重めの仕掛けにした。
そしてタナを2.5ヒロにして足下から流していくが、サシエが残ってくるので、徐々にタナを深く
していき、魚のいるタナを探っていくことにする。

 そんなとき、底物狙いの森さんが竿を曲がった。
上がってきたのは30cmそこそこのサンバソウだった。
開始早々、本命を釣るなんて、さすがである。
森さんは我々のグループでは35cm以下は釣ったことにはならないと言っていましたが、
私にとっては30cmでも立派な本命だと思うんですけどねえ。

 私の方に話を戻そう。
徐々にタナを深くしていき、4.5ヒロまで探っていくが、サシエは全く取られてこない。
そして当初から、磯際にマキエを撒いているが、一向にエサ取りの気配も感じられないのだ。
それで、もっと深いタナを探っていかなければいけないなあと思っていると、右隣のバットさんが
「キター!」と叫ぶと同時に、竿が大きく曲がり、タモを持って取り込みやすい場所まですばやく
移動していった。
そのすばやさはさすがであった。
それで、私は慌てて自分の仕掛けを回収し、バットさんの隣に行き、タモ入れの準備に入った。
バットさんがマダイだと信じてやりとりをしていた魚がようやく姿を現したが、何とチヌであった。
ガックリ?
私は難なくタモ入れをし、上がってきたのは45cmの良型であった。
私はすかさずカメラを構え、そのチヌを持ったバットさんをパシャ!
バットさんは思わず、苦笑い?(写真参照)

 その後、私は釣り座に戻り、釣りを再開した。
バットさんは5.5ヒロで当たったというので、私も5.5ヒロまで探っていくが、まるでダメ。
それで、Bウキに変更し、ガン玉B1つとジンタン4号1つと6号1つを付けて、仕掛けをジワーっと
沈めていき、魚からの反応があるタナを探っていくことにした。

 仕掛けは気持ち良いぐらいにどんどん入っていき、マキエが溜まっているだろうと思われる
50m以上も先の潮目の合流地点(森さんのお友達の前にできている潮目)まで、流していく。
しかし、ドンドン流していけども、無情にも魚からの反応は一切無いのだ。
そんなとき、森さんから「昼までに下げの潮で左方向に川のように速い潮が流れ始めたら、
必ず食ってきますよ。」とアドバイスを頂いた。

 そして、昼前頃、一瞬潮が止まり、少しフラついたので、この後に潮の流れが変わるかと
期待していたが、再び右方向に流れ始めてしまった(泣)。
この後も続けるが、潮の流れは変わらず、アタリすらなく、サシエもそのまま残ってくる状況も
朝一からずっと変わらない。
こんな暇な釣りは初めてである。
もう辛抱たまらず、気分転換にと休憩したり、他に良い釣り座はないかと偵察しに行ったりする
回数が増えるばかりだ(笑)。
それで、1カ所気になる釣り座があるのだが、高波のために危なくて釣りが出来ない状態である。

 私が休憩しているときに、森さんは「今日はもうこの時間帯では潮の流れが変わることが無いので、
ちょっと厳しいなあ」とおっしゃった。
下げの潮で左に流れないのは珍しく、低気圧や色々な気象条件が重なり合い、まれにこのような
最悪の潮になることがあるとのことだった。

 そんな折、スベリに上がっていた釣りキチさん&磯吉さん&山ちゃんが磯替わりを決断した。
両隣の磯でマダイが上がっているが、自分たちの磯では魚からの反応が全く無いので、
暇な釣りにしびれを切らせて、磯替わりを決断したとのことであった。
それで、3人を乗せた船は荒れた海の中、磯替わりできる磯を探し、幾つかの磯を転々としながら、
結局、上がれる磯は無かったらしく、港へと戻っていく。
いや、陸続きの波止のテトラに船を寄せ、テトラに上がることになったとのこと。
高い渡船料を払って、陸続きのテトラに渡してもらうなんて、何のこっちゃ〜〜(笑)。
でも、最後にドラマが待っていたとは・・・(驚)。

 一方、磯でやっている我々はというと、その後も潮は変わることなく続けているが、
ほんの数回だけ、サシエをちょっとだけ取られたりするが、終始、魚からの反応は皆無に等しい。
それで午後3時40分、私は納竿まであと1時間あると思い、先ほどから気になっていた釣り座に
移動することにした。
続いて、バットさんも移動しようと、森さんに最終船の確認をしにいってくれたところ、
最終船は午後4時とのことである。
え〜!
もう終わりやんか〜(泣)!
仕方なく、仕掛けを片づけ、納竿となった。

 結局、最後まで沖磯で釣っていた我々はというと、アタリはほとんど無く、サシエもほとんど
そのまま残ってくる有様である。
ホント、こんなに暇な釣りは初めての経験であった。
私なんか完全○ボーズである。
バットさんはチヌ1枚を釣ったが、それだけである。
森さんの友達である凄腕2人でさえも、バラシ1発あっただけで何にも無しである。
凄腕でさえ、この結果じゃ、しょうがないですよね。
底物狙いの森さんはサンバソウ1枚だった。
他の磯ではマダイが合計4,5枚上がっているが、生オキアミ+集魚材ではなく、ボイルでの
釣果であった。
もちろん、森さんたちのグループでもボイルを使っていた。
我々は今回、生オキアミ+集魚材だったので、ボイルだと違う結果になっていたのだろうか?

 さて、渡船料を払って陸続きのテトラに上がった3人はというと、最後にドラマが待っていた。
何と、山ちゃんが40cmオーバーのチヌを1枚、昨年10月以来の20cmくらいのグレを1枚
釣ったのである。
おめでとうございます。
しかも、大物を掛けたが、テトラに潜られ痛恨のハリス切れが1発あったとのこと。
このバラシは後の夕食反省会にて、様々な憶測が飛び交った(笑)。
大物タカベ? 大物フグ? アイゴ? ボラ?
でも、山ちゃんは大物グレだと言い切っていた。
チャンチャン!
そういうことにしておこう(笑)。
山ちゃんの釣ったチヌは写真を撮ってすぐにリリースしたとのことなので、山ちゃんから画像が
届き次第、更新することにします。

 今回の釣行は寂しい釣果になったが、森康人さんと御一緒出来たのが最大の収穫となった。
ホント、森さんは気さくな人でした。
色々アドバイスを頂き、有り難うございました。


 今回もたくさんの応援メール&TEL、掲示板への応援書き込み等、有り難うございました。
写真右が底物狙いの森さんで、朝一にサンバソウを掛けた瞬間である。
フカセ釣りの腕前を見たかったなあ。
左端の2人は森さんの友達です。
この2人はフカセ釣りでした。

写真提供:バットさん
今回はマダイ&グレ狙いだったが、朝一に本命?45cmを釣って思わず苦笑いのバットさん!
私には最高の笑みに見えますが・・・・(笑)
それにしても、グレ狙いなのにチヌを釣ることが多いですねえ(爆)。
私の釣り座です。
休憩しながら、最後まで粘ったのですが・・・・。

写真提供:バットさん
写真右側が真剣な眼差しで釣っているバットさんである。
向こう左側に小さく見えるのは森さんの友達である。
納竿後、待合室前でチヌ45cmを持っているバットさんである。
本命は釣れなくても、タダでは帰らぬバットさんでした。
さすがです。