日時 2007/02/27(火) 6:30 〜 16:20
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本有田(松村渡船)
メモ  
満潮 干潮
長潮 5:07 13:40  9:55 21:40 
天気 晴れ後雨 普通 波高 2.0m 水温 17.4℃ 気温  
同行者 なし 備考  
渡船名 松村渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 12.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 8 匹          
イズスミ 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
サンノジ(ニザダイ) 25.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹          
ガシラ 15.0 Cm 〜 15.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
カワハギ 24.0 Cm 〜 24.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
メンドリ 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
写真
 写真は最後に上がったホソマという磯である。
左上に見えているのは、一番最初に上がった二子島である。

 今回はクライマックスを迎えるWebトーナメント決勝戦に申告して、一人での平日釣行となった。
しかも、私が大トリを務めることになったのだ。
だから、何点以上取れば優勝できる、シード権を獲得できるということがはっきりしている。
201点以上で優勝、139点以上でシード権獲得なのだ。
この数字を見て、気を引き締めた。

 それで、申告場所だが、直前までだいぶ悩んだ。
先ずは情報収集し、今まずまずの釣果が上がっている大人気の3つの渡船屋さんを候補に上げた。
しかも、平日釣行なので、客も割と少ないだろうから、まずまずの磯に上がれるはずだ。

 しかし、ここで、私は考えた。
今大会は2回目の参加だが、当初目標としていた「念願の1回戦突破」を果たせたのは
紀伊有田での釣果(1回戦トップ)があったからである。
1回戦を難なく突破して、調子に乗って決勝までこれたのも松村渡船さんのおかげだから、
決勝戦は紀伊有田で心中するつもりで、申告しようと心に決めたのだ。
変なところで律儀な私である(私)。
申告日、申告場所も決まり、出撃となった。

 当日、乗船場に着くと、船頭さん(親)が火をたいていて、客は私以外にもう一人しかいない。
船頭さんは既に漁に出て、アオリイカを3ハイ獲ったとのことでホクホク顔だった。
見せてもらうと、4キロオーバーを2ハイ、1キロオーバーを1ハイ獲っていたので、納得できる。
結局、一番船は我々2人を乗せて、午前6時10分、船頭さん(息子さん)によって出船となった。

 上がる磯も1回戦同様、二子島だと決めていた。
本当はコジに上がれるなら、コジに上がりたかった気持ちもあったが、この日はうねりがあり、
すべてのコジは波が被って危ないので、上がれないのは仕方ない。

 二子島に上がると、やはり、時折うねりが襲ってくるが釣りに支障はない。
荷物を波のかからない高いところに置いて、既に知っているポイント見回り、波の影響をあまり
受けない船着きの少し左の磯際を攻めることにした。
そして、仕掛けを作り、午前6時30分、事実上、私の決勝戦が開始されたのだ。

 左の大きなサラシの右切れ目にマキエを撒き、仕掛けもほぼ同じ所に投入する。
タナ2ヒロ半の軽仕掛けはゆっくりと右に流れていき、わずか2投後にはサシエが残ってこない。
かなりのエサ取りがいることを確認し、続けていると、ウキがスーッとシモっていった。
すかさず合わせると、何か掛かった。
まずまずの引きをしながら、上がってきたのは30cmほどのイズスミだった。
本日はイズスミの大群に悩まされるのかと思いきや、その後はボイルこそ取られるが、
アタリは無くなってしまった。
イズスミが湧いているのでもなさそうだ。
しかし、エサ取りは相変わらず、活発である。

 それで、エサ取りの少ないタナを求めて、重仕掛けに変更した。
2Bウキでガン玉B1つとジンタン4号1つ打って、深いタナを探っていくと、4ヒロでボイルが
残ってくることがあるので、しばらくこのタナで攻めていくが、アタリは全然無いのだ。

 ここで、二子島左端の釣り座に移動し、竿1本先のハエ根の切れ目付近を狙うことにした。
このポイントは私が二子島に上がった過去2回とも、まずまずの釣果を得ているので期待できる。
そして、向かい風をまともに受けるので、仕掛けを馴染みやすくするために、少し重めの仕掛けで
流すことにした。

 潮はやや左斜め前方にゆっくりと流れている。
2006年1月22日の時と同じ流れだ。
そうすると、食ってくるポイントは竿3本先のシモリ根付近が有力だ。
しかも、足下右側から、そのシモリ根方向に潮目が延びている。
条件は整っている。
これはイケるかも!

 しかし、その思いとは裏腹にサシエはたまに取られるだけで、アタリは全く無いのだ。
しばらく続けるが、変わり映えしないので、元の釣り座に戻ることにした。
このとき、丁度腹も減ってきたので、午前11時過ぎに昼食を取ることにした。
そして、昼食を取り終えて、釣りを再開しようと思っていると、船頭さんが回ってきてくれたので、
思い切って磯替わりを決断した。

 替わった磯は「地の大島」であった。
2004年1月24日のイズスミ60cmの引きは堪能しましたが、今までに地の大島では
良い思いをしたことがないのだ。

 本命ポイントである沖向きの釣り座で、樫野灯台向きに流していく。
何と1投目にアタリがあり、合わせると乗ったあ〜!
しかし、上がってきたのは30cm弱のオジサンだった。
ガックリ!
気を取り直して続けていると、またもやウキが一気に入った。
しかし、その主はサンノジだった。
再びガックリである。
そして、その直後にカワハギも追加した。
これはキープ!!(嫁さんへの土産)
いつになったら、グレにお会いすることが出来るのか?
しばらく続けるが、グレの気配が全く感じられない。
長島との水道もやってみたが、全くエサは取られない。

 午後1時過ぎ、遠くに船が見えたので、慌てて磯替わりの準備をした。
ホント、松村渡船さんはこまめに回ってきてくれるので嬉しい。
で、船に乗り込むと、船頭さんは地方寄りの磯を勧めてくれたので、それに従うことにした。

 上げてくれたのは「ホソマ」という磯で、港を出てすぐのところにあり、地磯からも近く、
タナも4ヒロぐらいと浅い。
ホンマにこの時期にこんな浅いところで釣れるのかと疑うほどである。
船頭さんは別れ際に「二子島向きに磯際を2ヒロ前後で流すと良い」とアドバイスをくれた。
しかもニッコリしながら、「最近、ここで48cmが上がっていますよ」と付け加えて行った。
「なに〜、48cm!!!」
この言葉を聞いて、燃えないわけがない。
納竿まであと3時間、頑張るぞ〜!!!

 ホソマに上がって、磯際を見てみると、コッパグレの姿が確認できた。
本日初めてグレの姿を見て、期待が更に高まったのは言うまでもない。
ワクワクしながら、早速、釣りを再開した。

 磯際にマキエを撒き、仕掛けもほぼ同時に磯際に投入して流していくと、二子島向きに
ゆっくりと流れていく。
数投後、ウキがスーッと入っていった。
合わせると、小さい引きで上がってきたのは12cmくいらいのコッパだった。
こんなに小さいグレは釣ったことがないよ〜(笑)。

 その直後、またまたウキがスーッと入っていった。
また、極小コッパかと思いながら、上がってきたのは20cm弱のコッパだった。
やはり、コッパだった。
そして、その直後、同じアタリで上がってきたのは20cm強のコッパちゃんだった。
規定サイズ(25cm)には程遠いが、着実にサイズアップしているので、期待に胸が膨らむ。
あとで思ったんだが、このサイズアップの様子をカメラに納めておくべきだったなあ(笑)。

 そして、規定サイズ以下を数枚釣ったあと、規定サイズをとりあえず1枚釣りたいと思っていると、
またもやウキがスーッと入っていった。
すかさず合わせた。
すると、今回は今までにない強い引きだ。
足下に突っ込むが、何とか耐えたと思いきや、次の瞬間、痛恨のバラシ。
仕掛けを回収すると、根ズレではなく、針の上でプッツンと切れていた。
もしかして尾長?

 気を取り直して針をくくって続けていると、しばらくしてウキが一気に入った。
すかさず合わせ、強烈な引きに耐える。
これも大きいぞ〜!
しかし、またもやハリス切れだ。
今回も根ズレではない。
そういえば、出船前に船頭さんと話をしていた時に、尾長が回ってきていると言っていたので、
やはり尾長の仕業か?

 ここで、ハリスを切るヤツの正体を見たくて、ハリスを1.75号から2号に変更した。
しばらくして、ウキが一気に入り、合わせた。
今回も強烈な引きなので、「今度こそ獲るぞ〜!」と気合いを入れてやりとりをする。
まず、一気に足下に走ってきたが、何とか耐えることが出来た。
と同時に急にUターンしたかと思うと、青物のような勢いで沖向きに走り出したので、
耐えきれずに少しだけ道糸を出した。
しかし、全然耐えきれないので、道糸を少しずつ出さざるを得ない。
時間を掛けながらも、何とかウキが見えるくらいまで上げてきたが、次の瞬間、痛恨のバラシ!
やはり、針の上でプッツンと切れていた。
魚の走り方からしても、おそらく尾長であろうと予想できる。
今回はだいぶ粘っただけに悔しい!

 「今度こそ獲るぞ〜」と気合いを入れて続けるが、先ほどバラした午後2時30分以降、
サシエはたまに取られるが、残ってくることが多くなった。
グレが散ってしまったどころか、エサ取りも散ってしまった様子である(泣)。
そして、その後は何のアタリも無いまま、午後4時20分納竿となってしまった。
こんなことなら、朝一から地方寄りの磯に上がっておくべきだったと後悔したが、後の祭りである。
来シーズンは、この教訓を生かさなければ!

 以上のように、Webトーナメント決勝戦にしてボーズを食らい、優勝&シード権を逃したが、
初めて決勝戦まで進出できたのも、1回戦を初めて突破できた松村渡船さんのおかげなので、
ここ紀伊有田で決勝戦を締めくくることができて、満足しています。

 思えば去年、Webトーナメント2006に初めて参加させてもらいましたが、1回戦敗退しました。
今年2回目の参加となるWebトーナメント2007では、当初目標としていた初の1回戦を突破して、
波に乗り、決勝戦まで来ました。
惜しくも優勝&シード権を逃したが、着実にステップアップしているので、Webトーナメント2008では
シード権を獲得できるよう、練習に励みます。

 共に戦った72名のみなさん、11月から2月までの間、楽しませてもらい、また応援もして頂き、
有り難うございました。
Webトーナメント2008でもお会いしましょう。

 また、大会主催者であるゆかさんはじめ、運営して下さった方々もご苦労様でした。
この大会はホントに楽しい企画ですよね。
ハラハラドキドキ感もあり、色んな人ともお知り合いにもなれるしね。
私は大会に参加するだけで、何のお手伝いも出来ませんでしたが、次回は何かできることが
あればしますので、宜しくお願いします。

 次回はプレッシャー無しで釣行できるなあ(笑)。



 今回もたくさんの応援メール&TEL、掲示板への応援書き込み等、有り難うございました。
今回のお持ち帰りはこれだけです。
寂しい!
魚好きな嫁さんへの土産だけはキープできて、良かったあ(笑)。