日時 2007/03/11(日) 8:00 〜 14:40
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 古座(藤田渡船)
メモ  
満潮 干潮
小潮 8:55 23:04  2:47 15:49 
天気 雨のち晴れ 強い 波高 3.5m 水温 17.1℃ 気温  
同行者 永野、岩崎、四宮、池之坊 備考  
渡船名 藤田渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
ボイルまとめ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
メバル 17.0 Cm 〜 22.5 Cm ? kg 〜 ? kg 7 匹          
ガシラ 19.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹          
ベラ 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹          
写真
 写真は那賀紀州FCの全メンバーです。
左から市内釣り師さん、釣り天国さん、釣りキチさん、磯吉さん、私(チヌ吉)です。

 今回は第2回那賀紀州FC杯全日本グレカップ開催ということで、久しぶり(10ヶ月ぶり)に
5人全員揃っての釣行となった。
第1回優勝者である釣り天国さん(岩崎氏)は那賀紀州FC史上初の2連覇を目論み、
その他のメンバーはグレカップ初優勝を狙っている。
特に私は紀州釣り大会優勝(2007年10月22日)に引き続き、グレカップも優勝して、
那賀紀州FC史上初の二冠王を目論んでいるのだ。
まあ、みんなそれぞれに思惑があるのだ(笑)。

 それで、3月初旬に副会長の釣り天国さんがメンバー全員の予定を調整してくれて、
今大会の開催日(3月11日)が決定した。
あとは場所ですが、磯吉さんが責任を持って場所を決定する番なので、開催日間際まで
得意の情報収集をしてくれた結果、江須崎に決定したのだ。
これで、日程も場所も決定し、「よ〜し、行くぞ〜!」とおのずと気合いが入った。

 ところが、前日の天気予報では風速10m前後の強風で、波は4mのち3mの高波なので、
この状況じゃ、出船できないだろうと思い、磯吉さんが渡船屋さんに連絡を入れてくれたところ、
案の定、休船するとのことだった。
しかも、すさみ町以北の渡船屋さんは軒並みに休船するとのことだ。
これは困った。
この状況下でも、出船できるところで思い浮かぶのは出雲の大島周りか、勝浦の湾内である。
とりあえず、出雲の谷○渡船さんに連絡を取ると、当日朝の海の状況を見なければ、
出船できるかどうかは何とも言えないとのことだ。
ついでに紀伊有田の松○渡船さんにも連絡を入れると、出雲と同様の答えが返ってきた。
それで、とりあえず、紀伊有田に行き、出船できないのなら、出雲に回ろうということになった。

 当日はチヌ吉号(私、磯吉さん、市内釣り師さん)と釣り天国号(釣り天国さん、釣りキチさん)
の2台に分かれて、午前2時15分に下津のコンビニで待ち合わせをし、現地へ向かった。
出発時から雨は激しく降っているのだが、午前6時までには止むとの予報なので、気にせずに
突っ込んで行くが、雨男が2名もいるので、「ホンマに止むんか?」と、100%信じることは
出来なかった(笑)。

 順調に車を走らせ、いつも寄っているみなべの釣○郎に到着し、解凍予約したボイルを買い、
エサ店をあとにし、途中、いつもの日置のコンビニで食料を調達したときには小雨になっていた。
そして、紀伊有田の松○渡船さんの乗船場に午前5時15分に到着したときには、予報通り、
雨は止んでいた。
良かったあ〜!
予報に反して、もし雨が止むことがなかったら、年に1回開催のグレカップだけに、雨男である
私と釣りキチさんは、申し訳ないという気持ちでいっぱいだったであろう(笑)。
まあ、雨が降り続けていたとしても、それなりに笑いは取れただろうけど(爆)。

 さて、午前5時30分に船頭さんがやって来て、明るくなってから海の様子を見に行くと言うので、
しばらく待つことになった。
少しして空がうっすら白み始め、船頭さんが様子を見に行った。
そして、船頭さんが戻ってくるやいなや、出船できない事を伝えられた。

 それで、我々は慌てて出雲に向かった。
出雲に到着すると、2軒の渡船屋さんのうち、1軒だけ出船していた。
しかも丁度、数人乗せて3番船が出船したばかりだったので、船の行き先をしばらく見ていると、
串本大橋の下をくぐって、湾内磯に向かって行ってしまったので、出雲に見切りをつけて
勝浦方面に向かうことにした。

 それで、その途中、車の中で釣りキチさんと磯吉さんが勝浦の清○渡船さんに連絡を
取ってくれて、出船情報を確認してくれた。
それによると、出船して沖磯2つだけに上げたが、その他は湾内磯に上げたとのこと。
しかも、今から来てもらっても、湾内磯にしか上がれないが、波がマシになったら、沖磯にも
上がれるかもしれないとのことなので、この状況下では仕方なく勝浦に向かうしかなかった。

 その途中、旧古座町の国道を走っている時に、国道から古座の藤田渡船さんが
出船しているのが見えたので迷いもなく、藤田渡船さんの乗船場に向かった。
すると、しばらくして船が戻ってきたので、我々5人上がる磯があるか確認したところ、
上がれる磯はまだあるとのことで、我々は藤田渡船のお世話になることにした。
ようやく磯に上がれることになってホッとした瞬間であった。
結局、釣りキチさんと釣り天国さんはグレの本命である「大箱」に上がることになり、
私と磯吉さんと市内釣り師さんはチヌ場である「タイ島の目」に上がることになった。

 前フリが長くなりましたが、いよいよ釣り開始である。
今回は散々な釣果だっただけに、中身が無い釣行記なので前フリが長くなってしまいました(笑)。

 私が上がった磯では、クジ引きにより、市内釣り師さん→私(チヌ吉)→磯吉さんの順に
釣り座選択権があり、クジ順に釣り座を決定した。
船着きに私、その右に磯吉さん、その右に市内釣り師さんが陣取ることになった。
この時、既に午前8時を回っていた。
あまりに遅い磯上がりなので、船頭さんは通常午後2時上がりのところを、午後3時上がりで
良いよと言ってくれた。
我々は、その有り難いお言葉に甘えることにした。
感謝感謝です!!!
藤田渡船さん最高です!!!!
有り難うございました!!!!!!!
一応、我々は納竿を午後2時40分に設定した。

 さて、最初はいつものように軽仕掛けで攻めていくことにする。
足下左には大きなサラシがあるが、まずはサラシ右の磯際から攻めることにした。
浅いタナから探っていくと、3ヒロ弱でボイルが取られた。
その後も3ヒロで続けるが、アタリは無いけど、ボイルは無くなってくる。
波も高いが、エサ取りの活性も高いようだ。
エサ取りの正体は何なのか、後に分かることになる。

 磯際はエサ取りが多いために、サラシを攻めることにした。
サラシが大きいために、普通にサラシに乗せると、仕掛けだけがドンドンと先へ流されていくので、
サラシの泡が消えかけた時にマキエを撒き、すかさず仕掛けも投入する。
絶え間なく高波が押し寄せてくるので、投入するタイミングが難しいのだ。
タイミングがずれると、道糸を張ったりして操作をして修正するが、基本的にはもう1回投入し直す
ようにしている。
仕掛けは足下から左前へ流れていく。

 しばらく続けていると、ウキに反応があった。
スーッと入っていったので合わせた。
乗った〜!
しかし、引きは小さい。
上がってきたのは本命ではなく、20cmほどのメバルだった。
一応、お土産用にキープ。
その直後に同サイズをもう1匹ゲット!
その後もメバルは釣れるが、リリースサイズばかりだ。

 丁度この頃から、強烈な向かい風が吹いてきて、軽仕掛けでは入りにくくなったので、
仕掛けを変更した。
G2ウキから2Bウキに変更し、ガン玉B1つとジンタン4号1つを付けて続けた。
仕掛けは入りやすくなったが、ボイルはエサ取りにやられるばかりで、ウキに反応が無い。
しかも、針ごとやられていることもあるので、エサ取りの正体はヤツだ。

 そんなとき、磯吉さんは私の右隣に釣り座を移動した。
この直後、潮の流れが変わった。
今までは足下から、やや左前に流れていたが、右向きに変わったのだ。
すると、しばらくして、磯吉さんが何かを掛けた。
引きは小さいが、上がってきたのは20cmそこそこのコッパグレだった。
しかし、本日のような状況下では、誰も規定サイズ(25cm)が釣れないということも考えられ、
25cm以下も認めるという特別ルールが適用される可能性があると考えられるので、
私は「キープしておいた方が良いよ」と言ってあげると、磯吉さんはキープしていた。
しばらくして、磯吉さんは先ほどと同サイズくらいのコッパグレをもう1枚追加した。
一方、市内釣り師さんはというと、エサ取りもいなくて、暇とのこと。

 ここで、大箱に上がっている釣りキチさんから連絡が入った。
大箱では2人ともエサ取りもいなく、凄く厳しい状況であるとのことだ。
お互いに頑張ろうということで励まし合った。

 一方、私はというと、徐々にタナを深くしていき、4ヒロでガシラが釣れた。
底付近で掛かってくるガシラが釣れたということは、この釣り座ではこれ以上のタナで狙うと
根掛かりするということを意味していた。
その後も同サイズのガシラが釣れた。
ベラも釣れた。

 その後、アタリが無くなってきたので、早い目の昼食タイムにした。
いつもは自分の思い思いの時間に昼食を取るのだが、珍しく3人いっしょに食べた。
プライベートなことや釣りの話をひとしきり話した後、「規定サイズをまず釣ろう」と約束して
釣りに戻った。
私は「チヌを釣って、特別大物賞(30cm以上の外道)をもらうぞ〜」なんて冗談を言うが、
誰も相手にしてくれない(泣)。

 釣りを再開した。
納竿まで2時間30分ほどだ。
あまり時間は無いので、気合いを入れて頑張るしかない。
昼食前ぐらいから、サラシが少し小さくなってきたので、タナを2.5ヒロに戻し、また徐々に
深くしていくことにした。

 すると相変わらず、ボイルは取られるがアタリはない。
そして3ヒロ強のタナで、ウキがスーッと入っていった。
合わせると、本日一番の重量感だ。
しかし、引きは小さく、スーッと上がってきた。
その魚の姿はというと、30cmはあろうかというフグだった。
ガックリ!
やっぱり、朝からエサを取りに来ていたヤツは、エサ取りの本命フグだったのだ。
こんなサイズのフグが群れていたら、一溜まりもないよなあ(笑)。
この後も、フグは数匹掛かってきた。

 私がフグと格闘している中、私の右隣に移動していた磯吉さんが竿を大きく曲げた。
本日一番の引きのようだ。
竿先をコンコン叩いているので、グレではなく、チヌのようだ。
「特別大物賞おめでとう!」かと思いきや、水面に姿を現したのはタカノハだった。
上げると、35cmくらいだった。
タカノハはもちろん、特別大物賞(外道賞)の対象外である。
同じシマシマでも、大違いである(笑)。
その後、磯吉さんもフグと格闘する羽目になってしまった。

 結局、良いところもなく、予定していた納竿時間である午後2時40分を迎えてしまった。
それで、タイ島の目に上がっていた我々3人は竿を片づけていると、沖磯の大箱に上がっていた
釣りキチさんから連絡があり、そっちでは終始エサ取りもいない状況で、厳しかったとのこと。
それじゃ、我々の方がまだマシだったということか。

 ということで、誰も25cm以上の規定サイズを釣れず、グレカップとしては初めて特別ルールが
適用されることになり、磯吉さんの釣った20cmそこそこのコッパグレ2枚だけが審査対象なので、
磯吉さんの初優勝が決定した。
磯吉さん、おめでとうございます。
webトーナメント2007で5位入賞の実力がそのまま、今大会の結果に表れましたね。
貫禄すら感じます。

 これで、第2回全日本グレカップの詳細釣行記を終わります。
なお、大会結果や優勝コメント等は「全日本グレカップ」のページをご覧下さい。
最後まで読んで頂き、有り難うございました。



大会の釣果

磯吉さん・・・・・・・・グレ2枚(22cm,21.5cm)
            その他(ガシラ、タカノハ・・・)

私(チヌ吉)・・・・・・メバル、ガシラ、ベラ・・・

市内釣り師さん・・・ガシラ

釣りキチさん・・・・・・釣果無し

釣り天国さん・・・・・釣果無し



 今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
全日本全日本グレカップ優勝者、磯吉さんである。
グレカップ初優勝の味は最高でしょうね。
おめでとうございます!
磯吉さんの釣果です。
規定サイズ(25cm)以下ですが、特別ルール適用で優勝となった釣果です。
まあ、風速10m前後の強風と、4mのち3mの高波という悪条件なら、仕方ないでしょう。
私がキープしたお土産です。
恥ずかしい!
私と磯吉さんと市内釣り師さんが上がった「タイ島の目」です。
ホントに目の形をしていたので、思わずシャッターを押してしまいました。
釣りキチさんと釣り天国さんが上がったグレの本命磯「大箱」です。
雰囲気は良さそうでしたが・・・。
市内釣り師さんが本日で2回目の使用になるダ○ワ社の竿です。
私は初めて披露してもらいました。
次回、グレを掛けたら、どんな感じか教えてね。