日時 2007/03/18(日) 6:00 〜 15:40
区分 フカセ釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田辺(黒田渡船)
メモ グレというより、チヌの方が魚影が濃い。
満潮 干潮
大潮 5:43 17:27  11:31 23:51 
天気 晴れ 強い 波高 3.0m 水温 14.6℃ 気温  
同行者 なし 備考  
渡船名 黒田渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
ボイルまとめ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 41.0 Cm 〜 45.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹          
ガシラ 15.0 Cm 〜 22.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹          
タカノハダイ 35.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
ベラ 20.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹          
写真
 今回は先週に行われた全日本グレカップにて釣果が振るわなかったので、お口直し釣行として、
居ても立っても居られなかったので、2週連続の釣行となった(笑)。
しかも、みんな都合が悪いということで久々の単独釣行となった。
本当はグレ狙いで憂さを晴らしたかったのですが、3月のこの時期はやっぱり田辺の磯での
チヌ狙いだろうということで、黒田渡船さんのお世話になることにした。
ということで、今回はフカセで磯チヌゲットだ!
でも、同じタナでグレも釣れるので、一応期待することにする。

 黒田渡船さんは一番船が午前4時30分と相変わらず早いので、当日は午前4時前に到着した。
前日の予報では強風7m&3mの高波ということで、黒田渡船さんのホームページでは
「湾内磯のみの出船予定」と書かれていたので、日曜日ながら、釣り客は10名そこそこと少ない。
客が少ないのは想定内であり、私は朝一番は湾内磯に上がり、波が少し凪いできたら
沖磯に上げてもらえることを期待して、久々の田辺釣行に決定したのだ。

 そして、いよいよ午前4時30分を迎え、15名の客を乗せて、一番船が出船した。
出船してすぐに常連さんが、沖磯に上がれるかを船頭さんに確認すると、風さえ我慢すれば
上がれるとのこと。
波が凪いできてからでないと沖磯に行けないと思っていただけに、朝一から沖磯に上がれる
なんて、ラッキーだ!
湾内磯に8人の客を上げ、残る7人は沖磯を目指す。
しかし、高波&満潮近いということで上がれる磯は限られていた。
大グソに5人グループが上がり、残る2名(私も含む)は塔島に上がった。
塔島に上がると、強風の影響が少ない船着きの裏側にもう一人が早々と陣取ったので、
私は強い向かい風をまともに受ける船着きに陣取るしかなかった。

 磯に上がったのは午前5時なので、夜明けまで、あと1時間近くある。
塔島に上がるのは初めてなので、ヘッドランプを付け、真っ暗な磯の周りを歩いて回るが、
よく分からない。
そうこうしているうちに、もう一人の客は電気ウキを付けて釣り始めた。
やるな〜!
私も仕掛けだけ作っておこうと思い、作り始めるが、この日は寒波の影響ですごく寒かったので、
手がかじかんで思うように針をくくるのも、おぼつかない。
そして、いつもホッカイロを持ってきているのに、この日に限って持ってきていないことに気付いた。
参った〜!
おまけに、今日はチヌ狙いなのに、チヌ針を持ってくるのを忘れたので、グレ針でするしかない。
何とか仕掛けを作り、夜明けを待った。

 少しうっすらなり始めた午前6時に釣りを開始した。
向かい風が強いので、最初から2Bウキを使い、ガン玉B1つとジンタン4号1つを付けて、
仕掛けを入りやすくして始めた。
初めての磯なので、シモリ根の状態が分からないので、偏光グラスを掛けて見るが、
まだ薄暗いためによく分からない。
それで、まずは磯際を狙うことにした。

 足下にはサラシは無く、潮は右にゆっくりと流れていた。
2.5ヒロのタナから始めていった。
強い向かい風によって仕掛けは手前に流され、際に引っかかるので、竿2本先に投入することにした。
しかし、ボイルではマキエが思うように飛ばないのでやりにくい。
それでマキエは足下に撒き、風の影響で右方向の際に流されてくる仕掛けと同調させた。
良い感じだ。

 しばらくやるが、エサ取りもいないのか、ボイルはそのまま残ってくる。
それならばと、タナを深くしていくが、4ヒロ強でもエサは取られない。
しかし、風裏で釣っている人はコッパやらフグやら釣っていて、エサ取りも適当にいるみたいだ。

 ここで、ふと竿1本先を見ると、磯に平行に潮目ができているではないか。
もちろん、この潮目を攻めるしかないだろう。
ということで、風が緩んだときに潮目にボイルを撒き、カナトコ向きに仕掛けを投入した。
仕掛けは風の影響を受けず、右にゆっくりと良い感じに流れていく。
しかし、ボイルのマキエは思うように飛ばないので、ボイルまとめを入れて、風対策をした。
マキエはしやすくなり、しばらく続けているが、エサ取りの気配すら感じられない。
でも、続けるしかなかった。

 釣りをしながら、正面に見えるカナトコや小ジブでは波を被り、まだまだ上がれる様子ではない。
実は、本日は小ジブに上がりたいと思っていたので、常にチェックしていたのだ。

 そして、午前7時45分、船頭さんが弁当を持ってきてくれた。
「釣れたか〜。」と聞いてくれたので、私は「ダメ!」と手振りをした。
すると、船頭さんは「小ジブに替わるか?」と言ってくれたので、迷わず「替わる〜!」と言った。
「あとでまた回ってくるので、用意しといて〜」と言うので、早々と磯替わりの支度をした。
そして、船頭さんが灯台方面を回って戻ってきてくれたので乗り込み、小ジブに上げてもらった。

 小ジブに上がると、既に下げの潮に入っているが、膝くらいまでの波が時折襲ってくる。
それで、磯の上に作っていくれている荷物掛けに竿ケースと磯クーラー&バッカンを掛け、
まずはカナトコ向きに釣り座を決定した。
小ジブを独り占めしているので、釣り座は選びたい放題である。
竿受けをセッティングして、バッカンをポッチャンしないように竿受けに引っ掛けた。

 久々の小ジブで釣りを開始した。
潮は左に流れていた。
(本当は右に流れて欲しいのだが・・・・。)
ここでは風はほぼ追い風になるので、気にせず釣りが出来る。
だから、ボイルまとめを使わず、ボイルオンリーでのマキエに切り替えた。
そして、タナを3ヒロに戻し、竿1本半先のシモリ根付近を攻めていると、わずか2,3投後には
ボイルが無くなってきた。
先ほどまで上がっていた塔島とは違い、ここではかなりのエサ取りがいるようなので、
魚の活性が高いゆえに、本命の期待も自然と高まる。

 ボイルだけが無くなってくるが、アタリがないまま続けていると、ウキがスーッと入っていった。
すかさず合わせると、素バリを引いた。
グレ針だけにチヌを掛けるなら、もっと待って合わせた方が良かったなあと反省した。
その直後、またまたアタリがあり、少し待って合わせると、乗った〜!
しかし、上がってきたのはエサ取りの大本命であるフグだった。
やっぱりお前かあ〜(笑)。
その後もフグにサシエがやられ、1投ごとにハリスに傷が入っていないかチェックしながら、
時折、フグちゃんが掛かってくる。
そんな状態が続きながら、なかなか変わり映えしない。

 それで、第二の釣り座に移動することにした。
潮は相変わらず、左に流れているので、チヌのポイントである左端の釣り座にした。
すると、2,3投目にはボイルが無くなってきた。

 そして、いよいよその時がやって来た。
その数投後にウキがスーッと入っていった。
少し待って合わせると、乗ったあ〜!
左根に突っ込む強烈な引きが手に伝わってきたが、竿1.75号のパワーを生かして強引に耐える。
難なく磯際に寄せてきた魚の姿を確認すると、紛れもない大本命のチヌであった。
足下の根にも突っ込もうとし、最後のあがきを見せるが、難なく浮かせ、慎重にタモ入れをし、
上がってきたのは45cm前後のチヌであった。
まずはこの1枚にホッとした。
この時、午前10時前だった。

 続けていると、その数投後に左の根付近でまたもやウキがスーッと入っていった。
少し待って合わせると、これも乗ったあ〜。
やはり、左の根に突っ込もうとするが、難なく引き離し、上がってきたのは40cm強のチヌだった。
チヌ2連チャンに自然と顔がほころんでしまう。
この時、午前10時過ぎだった。

 これは爆釣モード突入かと、気合いを入れて続ける。
しかし、この後釣れるのはフグばかりで、付けエサこそ無くなるが、アタリが無いことも多い。
昼前まで頑張るが、状況は変わらない。
ここで、気分転換にと、ランチタイムにした。

 朝一は小ジブのほとんどが水没して、膝まで波が襲っていたが、干潮を迎え、潮が引ききって
波が襲ってくることもなく、ゆっくりとくつろいで食べることができる。
風は相変わらず強いので、弁当のフタなどが飛んでいかないように気を付けながら、
ランチタイムを終え、釣りを再開した。

 再開して1投目からボイルは取られてくる。
エサ取りの活性は依然として衰えていない様子だ。
しばらく続けていると、左の根付近でウキがスーッと入った。
そして、難なく上がってきたのは招かざるタカノハだったのだ。
これでこの釣り座も打ち止めか?
そんな予感がして、その数投後には釣り座変更を決断した。

 釣り座選び放題とはいえ、7mの強風のために選べる釣り座は限られるのだ。
ホントは大ジブ向きでやりたいのだが、強い向かい風をまともに受けるので無理だと判断した。
沖向きの釣り座も無理だ。
ということで、小ジブに来て一番最初にやっていた釣り座に戻ることにした。

 朝一と同様に、磯に平行に延びている竿1本半先のシモリ根を攻めることにした。
足下にマキエを撒き、仕掛けを投入すると、良い感じに左のシモリ根の方に流れていく。
すると、数投後にシモリ根の前でウキがスーッと入っていったので、少し待って合わせると、
まずまずの引きで左根に突っ込むが、根から引き離し、上がってきたのは40cm強のチヌであった。
これで、3枚目のチヌをゲットした。
この時、午後1時30分を回っていた。
午前10時過ぎに2枚目をゲットしてから、我慢の時間帯が長かったので、凄く嬉しい。
この1枚で再び勢いづきたいところだ。

 そして、この直後の午後2時以降は急にエサ取りが無くなってしまった。
朝一から先ほどまでは、ボイルがほとんど毎回残ってこないほど、エサ取りが凄く多かったのに、
急に無くなってしまったのは何故だろうと首をかしげるしかなかった。
うるさいエサ取りが無くなって、本命がゲットしやすいという考え方もあるので、それに期待したい。

 しかし、その思いとは裏腹に、最後までボイルは取られることなく、午後3時40分に納竿する
ことになってしまった。
まあ、グレは釣れなかったが、良型チヌが3枚釣れて、満足しました。




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