日時 2007/04/08(日) 6:45 〜 15:35
区分 フカセ釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田辺(黒田渡船)
メモ グレというより、チヌの方が魚影が濃い。
満潮 干潮
中潮 7:48 21:46  2:15 14:47 
天気 晴れのち曇り 弱い 波高 1.5m 水温 17.7℃ 気温  
同行者 四宮、岩崎、中氏 備考  
渡船名 黒田渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 50.5 Cm 〜 50.5 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
ガシラ 15.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 15 匹          
写真
 前週に予定していた釣行が高波のために中止になったので、今回はスライド釣行となった。
同行したメンバーは磯吉さん、釣り天国さん、中氏で、場所はもちろん、田辺の沖磯である。
今回も悪天候&高波を心配していたが、前日は雨が降ったものの、当日は天候にも波にも恵まれ、
無事に釣行できることとなった。

 当日、磯吉さんが私と釣り天国さんを迎えに来てくれて、中氏といつものエサ屋さんで
午前3時に待ち合わせをした。
エサを買い、乗船場に着いたのは午前3時20分だったが、既に1番船が出船していた。
渡船屋さんのHPでは、1番船の出船時刻は午前3時30分だと書いていたのになあ。
(後に戻ってきた船頭さんに聞くと、午前3時10分過ぎに出船したとのことだった。)
仕方なく、1番船が帰ってくるのを待っていると、2番船に乗る客がどんどんやってきて、
気が付けば、我々を含めて50人近くにまで増えていた。
そのうちの40人近くの人は、何やらテントを立てて受付をしている。
どこかの団体の大会を行うのであろう。

 しばらくして1番船が戻ってきて、船頭さんとすれ違った際に、「2番船は大会の人達やから、
3番船まで待っててよ〜」と言われた。
1番船も20人近く上がっているし、2番船で40人ほど上がると、残っている磯はあるのだろうか?
1番船に乗れなかったことを悔やんだ。
しかし、どこの団体の大会なのかを船頭さんに聞くと、あの松○氏が率いる名○会の大会だという。
しかも、松○氏も後に合流するとのことだ。
松○氏の釣りが見ることが出来るかもしれないと思うと、1番船に乗れなかった後悔なんて、
どこかに飛んでいってしまった(笑)。

 名釣会のメンバーを乗せた2番船が出船して40分ほどすると、戻ってきた。
それで、我々4人を含む10数人を乗せた3番船が、午前6時過ぎに出船した。
黒田渡船さんのお世話になる時は、いつも1番船に乗っていて、磯の上で夜が明けるまで
2時間ほど待つのが当たり前なので、明るくなってからの船に乗ったのは初めてであった(笑)。

 船の上ではいつものように交渉係?の磯吉さんが、船頭さんと上がる磯の交渉をしてくれている。
結局、我々4人は狙い通りの「小ジブ」に上がれることになった。
小ジブには既に1人だけ上がっているとのことだが、我々は迷うことなく上がることにしたのだ。

 小ジブに上がると、既に船着き左のポイントに1名の先客が陣取っていた。
それで、小ジブ専門の磯吉さんは船着きのポイントに早々と陣取り、中氏はその右隣に、
私は更にその右隣に陣取った。
そして、釣り天国さんには大ジブ向きのポイントに入ってもらうことにした。

 そして、実釣となった。
気が付けば、相変わらず仕掛けを作るのが早い磯吉さんは既に釣り始めている(笑)。
釣り天国さんと中氏が釣り始めるのを見届けて、午前6時45分に私も釣りを開始した。

 あと1時間ほどで満潮を迎えるのだが、まずは2.5ヒロの浅いタナで、磯際から探ることにした。
潮は初め全く動いていなかったが、わずか数投後には付けエサが無くなってきた。
本日はエサ取りの活性が高いようで、エサ取りとの格闘になることを覚悟したのだった。
数投後、ウキがスーッと入っていったので合わせると、小さな引きで上がってきたのは
15cmほどのガシラだった。
この後もアタリがあるたびに上がってくるのはガシラばかりである。
磯吉さんは開始早々25cmクラスのグレをゲットしていた。

 そのうち、右にゆっくりと流れ始めた。
しかし、磯際ではやはりガシラしか釣れない。
それで、際から竿半分くらい離して流すと、ボイルがたまに残ってくるので、タナを少し深くした。
でも、やはり釣れるのはガシラである。

 しばらくすると、左にゆっくりと流れ始めた。
これで状況が少し良くなるかもしれないと期待しながら続ける。
それで、少し左のシモリ根付近まで仕掛けを流すことにした。
このポイントは前回釣行でチヌを釣っているので、期待できる。
しかし、しばらく続けるが、先ほどまでの状況と何ら変わりない。

 あまりに変わり映えしない状況に飽きてきて、集中力が途切れてきたときに、タイミング良く
船頭さんが回って来てくれた。
特に用は無かっても、船頭さんが回ってきてくれたら嬉しいものですよね?
みなさんはどうですか?

 そして、いよいよあの人の登場となった。
私の釣り座の角度から良く見えなかったのですが、磯吉さんの釣りからは良く見えたそうです。
何が見えたかって?
先ほどの船に何人か乗っていた釣り師の中に、あの松○氏がいたそうなんです。
しまったあ〜!
スカパーの釣りビジョンでしか拝見したことのない松○氏を生で見たかったなあ。
通り過ぎた船を見ていると、我々が上がっている小ジブの目の前(100mほど先)の「塔島」
という磯に松○氏が上がったではないか。
ある意味、ラッキーかもしれないなあ。
遠くではあるが、スカパーでおなじみの鬼才(松○氏)の行動を見ることができるからだ。
この時、午前9時30分だった。

 この後もしぶとく続けるが、潮は左にゆっくり流れたり、右にゆっくり流れたり、中々安定しない。
もちろん、本命は誰も釣れていない。
そんな折、中氏が大きく竿を曲げた。
竿先をコンコン叩いているので、本命チヌかと思いきや、上がってきたのは35cmのアイゴだった。
期待はずれに思わず、一同溜息をついた。

 その後も変わり映えしない状況が続いていたので、気分転換にと順に4人の釣り座へ行って、
状況などを交換した。
そして、私は一通り回ったあと、そのまま昼食を取ることにした。
昼食を取りながら向かいの塔島を見ていると、松○氏が竿を持って釣っているではないか(驚)。
こんな厳しい状況下で、どんな工夫をしているのか、ホントに間近で見たかったなあ。
爆釣しているシーンを放送している番組を見ているより、よっぽど勉強になるのになあ(笑)。

 しばらく、鬼才の釣りを遠目に見ているが、竿が曲がっている様子はなく、しかも鬼才が
どんな工夫をしてるかなんて見えるはずもない。
納竿まであと残り3時間ちょい、我々も何とか、一矢を報いたい。
誰でもいいから、本命をゲットしなければ!
そんな思いで、後半戦に期待することになった。

 しかし、そんな思いも裏腹に、昼からも潮は安定しない。
しかも、ボイルも残ってくることが多くなってきたのだ。
そんな厳しい状態が続く中、朝一番に小ジブに上がっていた先客が早々と帰り支度をして、
午後1時過ぎに迎えの船に乗って、納竿してしまった。
結局、この人は数匹のコッパグレ以外、何も釣れなかったということだった。

 そして、朝一から変わり映えしない状況にシビレを切らした私は気分転換を図ろうと、
先客がいた船着き左のポイントに入った。
しかし、ボイルはほとんど残ってくるので、気分転換どころか、余計にイライラ感が募るばかりだ。

 そんな沈黙を破ったのは磯チヌデビューの釣り天国さんだった。
何気なく釣り天国さんの方を見ると、竿が大きく曲がっている。
私は慌ててタモを持って駆けつけた。
右に大きなシモリ根が張り出しているので、心配して横で釣り天国さんのやりとりを見ていると、
何とか左に引っ張り出した。
竿先はコンコンと叩いているので、本命ようだが・・・・・。
釣り天国さんの横でタモ入れスタンバイしている私は魚の姿を確認した。
間違いなく、本命チヌだった。
しかも良型だ。
釣り天国さんは無事に浮かせて、タモ入れも完了し、上がってきたのは45cmのチヌであった。
釣り天国さん、磯チヌ初ゲットおめでとうございます。

 朝一から厳しい状況で我慢を続けていた我々は、釣り天国さんのこの良型本命ゲットで、
やる気を取り戻すことができた。
そして、釣り天国さんに続けと頑張るが、そんなにうまくいかない。

 そうして、納竿30分前になった午後3時過ぎ、潮の流れが変わった。
朝一から左に右にゆっくりと不安定な流れだったのだが、左に速く流れ始めたのだ。
「これはチャンス到来だ!」と直感した私は、その時にタバコを吸っていた中氏に、
「最後のチャンスかもしれんので、タバコ吸ってる場合じゃないで〜」と警告した。

 その直後、慌てて釣りを再開した中氏が竿を曲げ、上がってきたのは31.5cmのグレであった。
おめでとうございます!!!
1年ぶりの田辺の磯で、30cmUPのグレをゲットするなんて、さすがです。
やはり、これが最後のチャンスだと確信した私は続けた。

 すると、諦めかけていた午後3時30分、私のウキがスーッと入っていった。
少し待って合わせると、乗ったあ〜!!!!!
すかさず強烈な引きが私の腕を襲う。
これをバラすと後がないとばかりに、慎重にやりとりをして、何とか浮かせることに成功した。
姿を現したのは紛れもない本命チヌであった。
しかもデカい!
そして、中氏にタモ入れをしてもらった。
有り難うございました。
上がってきたのは50.5cmのチヌで、久々(2年ぶり)の年無しちゃんでした。
チヌダービー用に写真をパシャ!

 私は納竿間際に年無しを釣って満足したので、納竿することにした。
しかし、他の3人は年無しを見て、最後の追い込みとばかりに残り10分間、黙々と釣り続けたが、
午後3時45分に納竿することになった。

 今回は船頭さんによると、全体的に厳しかったということだった。
我々も苦しみながら、何とか得た釣果なので、これで満足をせざるを得ないだろう。
私は年無しを釣って満足しているのだが・・・。
今回同行したみなさん、お疲れ様でした。



今回の釣果

チヌ吉(私)・・・・・チヌ1枚(50.5cm)、ガシラ多数

釣り天国さん・・・・チヌ1枚(45cm)、ガシラ多数

磯吉さん・・・・・・・グレ2枚(28cm,26cm)、ガシラ多数

中氏・・・・・・・・・・グレ1枚(31.5cm)、アイゴ1枚(35cm)、ガシラ多数



今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
磯チヌを初めてゲットしてニッコリの釣り天国さんです。
しかも、45cmの良型です。
おめでとうございます。
中氏が納竿30分前にゲットした31.5cmのグレである。
35cmのアイゴも釣りました。
1年ぶりの田辺の磯でした。
磯吉さんの釣果です。
今回はサイズに不満なので、顔出し無しだそうです(笑)。
次回は期待してますよ〜。
右手前の磯は「カナトコ」で、その向こうに見えている磯が「塔島」です。
その塔島の中央付近に何人か集まっていますが、赤いバッカンのそばで釣っているのが
あの有名な松○氏である。
近くで釣りを拝見したかったなあ。
で、鬼才独特の喋りも聞きたかったなあ。
小さすぎて見えますか?