日時 2007/04/30(月) 5:30 〜 15:45
区分 フカセ釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田辺(黒田渡船)
メモ グレというより、チヌの方が魚影が濃い。
満潮 干潮
大潮 4:32 17:16  10:56 23:02 
天気 晴れ 弱い 波高 1.5m 水温 19.1℃ 気温  
同行者 永野 備考  
渡船名 黒田渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 20.0 Cm 〜 31.5 Cm ? kg 〜 ? kg 25 匹          
マダイ 20.0 Cm 〜 27.0 Cm ? kg 〜 ? kg 15 匹          
イサギ 10.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹          
アイゴ 35.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
ガシラ 15.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹          
ベラ 18.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹          
サンノジ(ニザダイ) 35.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
写真
 今回は久々に釣りキチさんとの釣行となった。
私と釣りキチさんが揃えば、天候の心配が付きまとうのだが、珍しくも快晴となった。
今回は私が車を出す番なので、釣りキチさんを迎えに行った。
そして、田辺に向けて順調に車を走らせ、午前3時過ぎに到着した。
1番船は午前3時前に出船していたので、我々は2番船となった。
相変わらず、早い出船である。

 しばらく待っていると、1番船が帰ってきた。
今回は塔島に上がりたいと思って、船頭さんと交渉しようと思ったら、塔島には既に2人上がって
いるとのことで、「いつもの小ジブは空いてるよ〜」と言ってくれたので、迷うことなく、
小ジブに上がることにした。
2番船は午前4時出船とのことだ。
ここ最近は小ジブばかりやなあ(笑)。

 そして、午前4時前に予定通り出船し、我々は小ジブに上がった。
小ジブに上がるやいなや、満潮近いので、少ししか現れていない磯の荷物掛け場に荷物を掛け、
とりあえず、釣りキチさんに船着き右のベストポイントに入ってもらい、私はその右の釣り座に
入ることにし、夜明けを待つことにした。
午前5時過ぎになると、うっすら白み始めたので、仕掛けを作り始めた。
そして、午前5時30分に実釣開始となった。

 先ずは軽めの仕掛けで、タナは2ヒロ半から開始した。
釣り開始直後、風はほとんど吹いていない状態で、潮は右にゆっくりと流れていた。
私は磯際を流していると、ボイルは2投目から取られてきた。
もちろん、これはエサ取りの活性が高いことを示していた。
マキエを撒いたときに水面に現れる大群の仕業なのか?
このエサ取りは何なのか?
その答えはすぐに出た。
釣りキチさんが15cmほどのイサギを釣り上げた。
この大群はイサギの子どもだったのである。
そして、私にもイサギの幼魚が釣れ始めた。
その後も、このイサギの幼魚が猛威を振るい、厄介な存在となった。

 この打開策として、マキエを多く撒いてサシエと同調させることにした。
これが功を奏したのか、しばらくしてウキがスーッと入っていったので少し待って合わせると、
何かが掛かった。
最初は小さい引きだったので安心していると、足下に寄せてきたら、いきなり突っ込まれたが、
難なく交わし、その引きから、この魚はグレだと分かった。
上がってきたのは案の定、30cmくらいのグレだった。
この後も同じ攻め方で、コッパグレやガシラやベラなどが釣れた。

 しばらくすると、潮が左にゆっくりと流れ始めた直後、釣りキチさんの竿が大きく曲がったので、
私は慌ててタモを持って駆けつけた。
シモリ根に突っ込まれながらも、慎重にやりとりをして、ウキが見えてきた。
もう少し浮かせて魚体を確認できるのは時間の問題だと思っていたら、次の瞬間、痛恨のバラシ!
これは痛い。
引きからして、私の感覚ではチヌだったと思う。
年無しクラスだっただろう。
釣りキチさん、残念でした。
このバラシが後に影響を及ぼさなければいいのだが・・・・。
バラシの影響は何のその、ひっきりなしにアタリはある。
しかし、25cm前後のコッパグレぐらいしか釣れない。
この後はまた、潮は朝一同様、右にゆっくりと流れ始め、変わり映えしない。

 私はここで、大ジブ向きの釣り座に移動した。
前回釣行で、釣り天国さんがこの釣り座で45cmのチヌを仕留めているのだ。
この釣り座では竿2本くらい先が少し深くなっている。
その辺りを攻めることにした。
まずは2ヒロ強のタナに設定した。
しかし、しばらく続けるが、サシエは全く取られない。
ここではイサギの幼魚の大群はいないようだ。
それで、徐々にタナを深くしていった。

 しばらくすると、釣りキチさんも変わり映えしない状況に飽きてきたのか、私の所に休憩しに来た。
その時、私は3ヒロ弱のタナで釣っていた。
そして、釣りキチさんの目の前で、ウキがスーッと入っていったので合わせた。
すると、直後に強烈な引きが腕に伝わってきたが、少しの抵抗をしながら寄ってきた魚は、
期待はずれのサンノジ(35cm)だった(笑)。
魚の正体が現れるまではグレであって欲しいと願っていたのになあ(爆)。
おまけに釣りキチさんがタモを持ってスタンバイしてくれていたのに、期待はずれでスミマセンでした。

 この後も続けるが、この釣り座ではエサ取りは少なく、ウキがたまにスーッと入っていくが、
合わせても素バリを引くだけでこの魚の正体は分からない。
でも、その答えはようやく分かった。
やはり、イサギの幼魚だったのだ。
ここにもコイツがいたのかあ〜。
ここで、私は気分転換にと昼食を取ることにした。
午前11時だった。

 昼食を美味しく頂いた後、釣りを再開した。
私は最初の釣り座に戻った。
ここでは相変わらず、エサ取りの猛攻に見舞われた。
コッパグレやガシラなどを釣った後、ウキがスーッと入っていったので合わせると、まずまずの
引きが腕に伝わってきた。
竿先を小刻みにコンコンと叩くので、チヌではなく、田辺ではよく釣れるアイゴかもしれないと
釣りキチさんに言いながらリールを巻き、姿を現したのは、35cmのアイゴだった。
またも期待はずれで、ごめんなさい(笑)。

 しばらくして、釣りキチさんが大ジブ向きの釣り座に移動したので、私はすかさず、
釣りキチさんの元釣り座に移動した。
この釣り座では竿1本半先のシモリ根や左先端の磯際など、攻めるポイントがいっぱいある。

 まずは、左先端の磯際を攻めることにした。
もちろん、エサ取りの活性が高くて、サシエのボイルはほぼ無くなってくる状態である。
そんな中、ガシラやベラなどは釣れるが、本命のアタリすらないので、狙いを変更することにした。
竿1本半先のシモリ根を攻めることにしたのだ。

 すると、直後にウキがスーッと入っていく明確なアタリが出たので合わせると、最初は強烈に
閉め込んだが、難なく上がってきたのは25cm前後のチャリコだった。
この後も、同じ攻め方でチャリコが確変状態で連チャンだ。
嬉しくな〜い(笑)。

 そうこうしているうちに、午後2時を回り、今まで右に流れていた潮の流れも変わり、
左にゆっくり流れ始めた。
「これはチャンスかもしれない」と思いきや、10分ほどすると、潮は再び右にゆっくりと流れ始めた。
本日はチャンスとなる潮の流れは少しの時間しか流れないのだ。
ここで、我々はお互いに本日釣り開始した元の釣り座に戻ることにした。

 元の釣り座に戻っても、潮はゆっくりと右に流れていて、相変わらずエサ取りが多く、
アタリは頻繁にあるが、合わせると、コッパグレが釣れるか、素バリを引くかのどちらかだった。
そんな折、またもや左にゆっくり流れるチャンスの潮に変わったかと思ったら、左のシモリ根付近で
スーッと入っていった。
すかさず合わせると、何かが掛かったが、最初は小さい引きだったので油断していると、
難なく足下に寄せてきたときにいきなり突っ込むので、思わず道糸を出してしまった(笑)。
失礼しました。
慎重にやりとりをした魚は30cmオーバーのグレであった。
後に船頭さんに測ってもらうと、31.5cmだった。

 この直後は、再び右にゆっくり流れる潮に変わり、チャンスの潮は長続きしない。
相変わらず、釣果は変わり映えせず、前回釣行で私が年無しを釣った納竿間際の時間帯に
差し掛かったとき、同じように左にゆっくり流れ始めた。
これは本日最後のチャンス到来とばかりに意気込むが、およそ3分後には右に流れていた。
2人とも最後の最後まで粘り強く頑張ったが、このまま納竿を迎えてしまった。

 ホント、本日は良い潮が流れるのは一瞬で、苦しい釣りになった。
ただ、アタリは頻繁にあり、どの魚種もスーッと入っていくアタリで合わせると、25cm前後の
コッパグレが釣れるか、外道が釣れるか、素バリを引くかで、暇になることは無かった。
しかし、港に戻ってから船頭さんと話をしていると、「乗っ込みは終わったなあ」と言っていたので、
私のフカセ釣りシーズンも、とうとう終わり告げ、紀州釣りモードに移行することを意味していた。


今回の釣果

私・・・・グレ多数(31.5cm,30cm,27cm,26cm,・・・・)
     マダイ多数(27cm、・・・・・)
     イサギ多数(27cm,・・・・・)
     アイゴ1枚(35cm)
     ガシラ、ベラ、サンノジなど。

釣りキチさん・・・グレ多数(27cm,26cm,・・・)
          他、外道多数
釣りキチさんの釣果である。
朝一にチヌをバラしたが、25cm前後のグレをたくさん釣っていた。
写真はその一部である。