日時 2007/08/12(日) 6:00 〜 18:30
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 福井県若狭某漁港
メモ 4年目を迎える紀州釣り遠征
満潮 干潮
大潮 3:16 12:32  6:43 20:19 
天気 晴れ 普通 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 永野、wakaさん、タヌPONさん、半蔵さん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
フナムシ  
ヌカ+砂+押し麦  
アケミ貝配合  
ウニ配合  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
マダイ 15.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 15 匹          
キス 18.0 Cm 〜 18.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
マゴチ 22.0 Cm 〜 22.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
写真
 まずは今年の那賀紀州FCの紀州釣り遠征に参加して頂いたメンバーを紹介します。
我が那賀紀州FCからは私と釣りキチさんである。
ネット仲間ではwakaさん、半蔵さん、タヌPONさんである。
そして、半蔵さんやタヌPONさんらのお友達であるダンゴ人さんと白い狼さんである。

 今回は8/12〜8/14の日程で、那賀紀州FC恒例のお盆紀州釣り遠征である。
今年の遠征で4年目を迎えることになった。
行き先だが、過去3回とも日本海なので、今年は三重県辺りにしようかとも思ったりしたが、
日本海の近隣では兵庫県と福井県には行っていなかったので、どちらかにすることにした。
それで、日本海に詳しいタヌPONさんや半蔵さんに釣り場の情報を詳しく教えてもらい、
今年の遠征地として福井県に決定したのである。

 遠征3日間の釣り場については若狭湾一帯の漁港で行うことになった。
ネット仲間のホームグランドだったり、秘密の場所だったりするので、釣り場の名称は
支障のない程度にさせて頂きます。
とりあえずは、行きは舞鶴若狭道から福井県西部に向かい、徐々に東部に移動し、
帰りは北陸自動車道で帰る予定にしていたのだ。
しかし、遠征の途中に予定を急遽、変更することになってしまった。
予定変更になったのは最終日(8/14)の釣り場で、何故、急遽変更になったのかは2日目の
釣行記をご覧下さい。

 今回の遠征では私と釣りキチさんの他に、タヌPONさん(昨年に引き続いて2回目)と
半蔵さん(1回目)とwakaさん(1回目)が参加してくれることになっていたので、
すごく楽しい遠征になることは間違いない。
ワクワクしながら、遠征の日を待った。

 そして、いよいよ出発の日がやってきた。
8/11の午後11時に私は釣りキチさんを迎えに行き、泉南ICから高速道路に入り、
1日目の釣り場である若狭某港に向かった。
順調に車を走らせ、阪和自動車道、近畿自動車道を経て、吹田JCTで中国自動車道に入った
途端に渋滞に巻き込まれた。
それでも15分くらいで渋滞を抜け、吉川JCTで舞鶴若狭自動車道に分岐してからは、
再び快適に走ることができた。
舞鶴若狭自動車道と言えば、私一人での第1回紀州釣り遠征で舞鶴周辺へ行ったときに
走った道だったので、3年前のことを懐かしく思いながら走っていた。

 すると午前2時30分、既に現場に到着しているwakaさんから「今どの辺ですか?」TELがあった。
「今、舞鶴東ICを越えた辺りです。」と答え、先を急いだ。
しばらくして、大飯高浜ICで降り、近くのコンビニまでwakaさんに来てもらい、合流することができた。
「お早うございます。」
wakaさんとは7月7日の敦賀新港以来である。
我がクラブの遠征に参加して頂き、有り難うございます。

 それで、釣り場まで案内してもらった。
まだまだ夜明けまで時間があるので、私と釣りキチさんとwakaさんとで会話をしていた。
そして、午前4時前にタヌPONさんにメールを送ると、もうそこまで来ているとのことであった。
その言葉通り、数分後にタヌPONさんの車が到着した。
「お早うございます。」
タヌPONさんとは、去年のマルキュー紀州釣り大会以来である。
2年連続でこの遠征に参加して頂き、有り難うございます。
タヌPONさんによると、既に半蔵さんが陣取っているとのことなので、荷物をまとめて波止に向かった。

 すると、半蔵さんが釣り座を構えて待っていてくれた。
「お早うございます。初めまして!」
遠征に参加して頂き、有り難うございます。
挨拶を交わし、それぞれ釣り座を決定することになった。
その結果、先端から順に、私、半蔵さん、タヌPONさん、wakaさん、釣りキチさんという並びになった。

 半蔵さんは既に暗いうちからダンゴを投げ続けているようである。
さすが、紀州釣り師の鏡である。
そのうち、半蔵さん&タヌPONさんのお友達であるダンゴ人さんも合流した。
この飛び入り参加は予想外だったので、ビックリであった。
それで、釣りキチさんの左に入った。
おまけにダンゴ人さんのお友達である白い狼さんが後に合流するとのことである。

 そして、早速準備をし、午前6時釣り開始となった。
一度は釣り座を決定したものの、ダンゴ投入点の10mほど先に横一直線に浮かんでいる
5つのブイが気になり、「もしかして網を張っているのかも」と思い、釣り座変更を決断した。
私は釣りキチさんとダンゴ人さんとの間に入らせてもらった。

 釣り座を変更し、まずはタナ合わせということで、水深は6ヒロ弱である。
しばらくトントンで続けるが、潮はあまり動くことなく、オキアミも取られてこない。
そして、たまにボケを使って、居つきのチヌはいないかと様子をうかがうが、何の反応もなく、
見事にそのまま残ってくる。
一方、夜明け前からダンゴを投げ続けている半蔵さんはというと、エサ取りが寄ってるとのこと。
私もとりあえず、エサ取りを寄せなければ話にならないので、ダンゴを投げ続けた。

 そして、太陽も高く上がり、暑くなってきた。
wakaさんや半蔵さんによると、この辺りの前日の最高気温は36℃で、今日も暑くなるとのことだ。
確かに前日の和歌山でも暑かったなあ。
今、この釣行記を書きながら思うのだが、遠征の頃から全国的に猛暑が始まったように思う。
水分をたくさん取って乗り切らなければなあ。

 午前8時半頃、ようやくエサ取りが寄ってきたようで、オキアミでは秒殺状態で取られる。
もちろん、ウキには少しのアタリしか出ず、合わせても掛からない。
ここで、1ヒロほど這わせると、取られるまでの時間はほんの少しだけ長くなるが、秒殺状態に近い。
ボケでもほぼ同じくらいだ。
それならばと、ローテーションするエサの種類を増やそうと、この日のために自作してきた
秘密兵器「フナムシ取り器」を取り出し、せっせとフナムシを採取した。(写真2参照)
予想以上によく取れたので、自作して良かった。
でも、少し改良の余地はあるのだが・・・。
和歌山ではフナムシはエサ屋で売っているので、お店で買っているのだが、遠征地では
売っていないだろうと思い、自作したのだ。

 とりあえず、フナムシを十分に採取したので、釣りを再開した。
早速、フナムシを使うと、オキアミやボケよりもエサ持ちが良い。
それで、この3種類のエサでローテーションをすることにした。
すると、しばらくして右にゆっくりと流れ始め、ようやくウキに明確なアタリが出た。
フナムシで少し流していると、寝ウキがスーッと立って入っていったのだ。
すかさず合わせると、何か掛かった。
上がってきたのは手のひらの大きさもないチャリコだった。
この後もチャリコはよく釣れた。

 そのうち、私の隣で釣っている釣りキチさんが大きく竿を曲げ、タモ入れの準備に入っている。
魚を掛けていることに気が付きませんでした。
すみません。
でも、竿の曲がりからしてかなりの大物だろう。
初日のこの早い時間帯にして、いきなり本命ゲットで幸先が良いなあと思いながら見ていると、
上がってきたのは本命ではなく、ボラだった。
残念!
でも、ボラが寄ってきたということは本命も近くにいるかもしれない。
しばらくすると、私のダンゴにもボラたちが集まり、割りにき始めた。
それで、ダンゴを握る回数を増やし、割られにくいように設定した。

 しばらく、ボラやエサ取りと格闘していると、wakaさんが大きく竿を曲げている。
今度こそ、本命かと思ってカメラを持って近づいていった。
しかし、引きが魚とは少し違うようだ。
そして、釣りキチさんがタモ入れの準備に入り、無事にタモに収まったのは大きなタコだった。
美味しそうなタコを持って思わず苦笑いしているwakaさんをパシャ!(写真3参照)
この遠征3日間はどの釣り場でも、タコがよく釣れていた。
福井県はタコが多いのだろうか。
そしてこの後、白い狼さんが到着して、少し離れた場所で始めた。

 それにしても暑い。
強い日差しが真上から降り注ぎ、皮膚がジリジリと焦げていくのが分かる。
しかし、水分補給しながら頑張る。
今日も35℃を越えているだろう。
この暑い中、昼食を取り終え、釣りを再開したが、前日から一睡もしないでやって来たので、
何度も竿を落としそうになり、車に戻って少し休憩を取ることにした。
車に入って横になると、知らぬ間に熟睡してしまった(笑)。
そして、2時間くらい気持ちよく寝た後、釣り場に戻った。

 すると、ほとんどの人はダウンしていて横になって休憩していたが、半蔵さんだけは黙々と
ダンゴを投げ続けていた。
さすが、紀州釣り師の鏡だ。
頭が下がります。
半蔵さんにその後の状況を聞くと、あまり変わり映えしないとのことである。
この釣り場は去年は爆釣したらしいが、今年は厳しいとのことである。
しかし、当たれば大きい型が出るとのことなので、それを期待して頑張るしかない。
そして、最近の福井県で様子を尋ねてみると、少し前までは、ポツポツと釣れていたが、
最近は厳しいとのことだった。

 半蔵さんと貴重なお話をたくさんした後、私は自分の釣り座に戻り、釣りを再開した。
しばらく海を休めていたにも関わらず、ボラたちは再び集まり出し、エサ取りも瞬時に湧いてきた。
それにしても、大潮だというのに潮は止まっていることが多く、干潮と満潮の潮位の差が
ほとんど無いのだ。
気にせず続けていると、チャリコが釣れ始めた。
そのうち、釣りキチさんとwakaさんも復活し、フルメンバーで続けるが、厳しい状況には変わりなく、
時間だけが過ぎていった。

 そして午後4時を過ぎ、潮がゆっくりと右に流れ始めると同時にオキアミが残ってきた。
エサ取りの活性が一瞬低くなったのか、とりあえずはチャンス到来である。
というのも過去に、活性の高かったエサ取りが一瞬少なくなったスキに、本命がエサを口にし、
釣れた経験が多々あるからだ。
確かにエサ取りが少なくなった証として、エサを取るのが遅い魚であるキスとマゴチが釣れた。
この時間帯を逃さず、半蔵さんは30cmオーバーのチヌをゲットした。
おめでとうございます。
さすがです。
半蔵さんにあやかろうとばかりに続けるが、この直後は潮が再び止まり、エサ取りも集まり始めた。

 その後もエサ取りに負けず、暑さにも負けずに続けていると、納竿間際の午後6時過ぎ、
タヌPONさんの竿が大きく曲がった。
みんなの大きな期待をよそに上がってきたのは、残念ながらボラであった。(写真4参照)
遠征第1日目はこのまま納竿となり、今年の遠征も苦しいスタートとなった。

 そんな中、半蔵さんは見事に30cmオーバーの本命をゲットし、遅ればせながらやってきた
白い狼さんも納竿間際の最後の1投で40cm弱を1枚ゲットしたのはさすがである。(写真5参照)
結局、この日は紀州釣り師12名が一直線に並んだが、2枚しか釣れなかったのは厳しすぎる。

 ここで、半蔵さんとwakaさんとダンゴ人さんと白い狼さんとは、お別れすることになった。
我がクラブの遠征にお付き合いして頂き、有り難うございました。
また、御一緒して下さいね。

 そして、遠征第2日目は私と釣りキチさんに加え、タヌPONさんも引き続き参加してくれる
ということで、2日目の釣り場となる神子漁港に向かった。

 途中、銭湯で汗を流し、夕食も済ませた後、山道をひたすら進み、午後11時に現場に到着した。
早速、波止場の下見に向かった。
すると、山奥の磯に囲まれた秘境という感じで、大物が潜んでいる雰囲気が漂っていた。
那賀紀州FC紀州釣り遠征初の年無しゲットに期待がかかる。
年無しゲットを後押しするかのように、流れ星が数回流れた。
「これは縁起が良いぞ!」
それで、下見を終え、駐車場に戻り、タヌPONさんが買ってくれたビールで乾杯をし、
しばしの作戦会議の後、車に戻って床についた。
ビール、ごちそうさまでした。
明日こそ、本命ゲットしましょう!
2日目に続く。
今回の遠征で大活躍した秘密兵器「フナムシ取り器」である。
フナムシが面白いように取れた。
美味しい外道を釣ったwakaさんは、本命ではないので、思わず苦笑い?(笑)
タコ焼きパーティーしましょう(爆)。
納竿間際に本命を掛けたかと思いきや、招かざる客(ボラ)にショックのタヌPONさんである。
2日目はお互いに本命をゲットしましょうね。
厳しい状況下の中、半蔵さんは見事に本命をゲットしました。
おめでとうございます。
また、御一緒願います。