日時 2007/08/13(月) 6:00 〜 18:00
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 福井県神子漁港
メモ  
満潮 干潮
大潮 3:30 13:25  7:30 20:55 
天気 晴れ 弱い 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 永野、タヌPONさん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
フナムシ  
ヌカ+砂+押し麦  
アケミ貝配合  
ウニ配合  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 20.0 Cm 〜 26.0 Cm ? kg 〜 ? kg 25 匹          
ベラ 20.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 7 匹          
アジ 20.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹          
フグ 18.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 4 匹          
ガシラ 15.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹          
写真
 写真では、始めに右の高台で釣っていたタヌPONさんが内向きに釣り座を移動して、
手前で釣っている。
その向こうに赤い半ズボンで釣っている人の向こうで釣っているのが釣りキチさんである。
その先の先端付近が私の釣り座である。

 遠征2日目、前夜は我々ともう一台しか車が止まっていなかったので、安心してアラームを
5時にセットして、床についた。
しかし、アラームが鳴る前の午前5時前に、タヌPONさんからのTELで目が覚めた。
夜が明けて数台の車がやって来たので、そろそろ場所取りをしたほうが良いとのこと。
こんな山奥のひっそりとした釣り場に朝早くからやって来るなんて、考えられなかったが、
予想外に釣り客がやって来ていたので、慌てて場所取りに向かった。

 既にタヌPONさんが荷物を置いて場所を取ってくれていたので、我々は狙い通りの
先端付近の釣り座を取ることが出来ました。
タヌPONさん、有り難うございました。
結局、タヌPONさんは沖向きに、私は先端内向きに、釣りキチさんは私の左に陣取った。
それにしても、この釣り場は磯に囲まれた波止で、大物が潜んでいる雰囲気が凄く感じられ、
前夜のきれいな流れ星が好釣果を後押ししてくれることを期待しながら、遠征2日目がスタートした。

 まずはタナ調整だが、前日同様6ヒロの水深なので、とりあえずはタナトントンで始めることにした。
水深6ヒロは何を隠そう、私の一番好きな水深である。
「絶対に本命をゲットするぞ〜!」と気合いを入れる。
今日ゲットしておかないと、遠征最終日の明日にすごくプレッシャーが掛かるからだ。
その気合いが通じたのか、第1投目からアタリがあった。
ダンゴが割れてすぐに寝ウキが一気に立った。
すかさず合わせると、何かが掛かった。
引きはまずまずだが、本命のそれとは違った。
上がってきたのは20cm強のアジであった。
日帰りなら、迷うことなくキープだが、遠征はあと1日あるので、リリースした。
かなりのアジが湧いているらしく、この後もアジが連発するので、すかさず這わせることにした。

 這わせを決行してもなお、オキアミは瞬時に取られる。
開始して間もないが、かなりのエサ取りが寄っている様子だ。
ここで、秘密兵器で昆虫採集し、フナムシを調達した。
本日もオキアミとボケとフナムシでのローテーションで攻めることにした。
場合によってはコーンも待機している。
オキアミでは秒殺状態で取られてくるが、ボケとフナムシでは少しエサ持ちが良いので、
続けていると、ボケでいきなり寝ウキが立ち、一気に入っていったので、合わせると乗った。
しかし、今回も本命の引きではないようだ。
そして、上がってきたのは25cm前後のグレであった。
この後もグレが連発した。

 そして、ダンゴを割りに来るようになったが、どうやら、グレの仕業のようだ。
ダンゴが割れてすぐに、ボケやフナムシをグレが食ってくるので、かなり群がっている様子だ。
足下にマキエをパラパラ撒いて、エサ取りの状況を観察してみても、中層付近にはかなりの
コッパグレが群がっているので、この釣り場は磯に囲まれているだけあって、グレの魚影は
かなり濃いみたいだ。
「チヌ吉」ならぬ、冬季限定フカセ師「グレやん」としてはグレの姿を見てもワクワクするのだが、
この時期は紀州釣り師「チヌ吉」なので、チヌの姿を何としても見たい。

 しかし、その思いとは裏腹に、しばらく続けるが、コッパグレの猛攻は延々と続いた。
そして、開始直後から私の近くでサビキ釣りをしていたおじさん1人とおばさん2人のグループは
アジやらコッパグレやら釣って、釣り場全体に聞こえるように賑やかで、おしゃべりが尽きない。
さらに、25cmほどのイシガキダイを釣って、ボルテージは最高潮に達した。
でも、イシガキダイを知らないらしく、「この魚は何ですか?」と私に聞いてきたので教えてあげた。
その直後、オコゼを釣り、素手で取ろうとしているので、「毒があるので危ないよ」と教えてあげ、
針から外してあげた。

 そのうち、外向きでやっていたタヌPONさんが内向きの釣り座(写真の釣り座)に移動してきた。
外向きはあまり状況が良くないと見切ったとのことである。
そして、しばらくすると、タヌPONさんの豪快なシャクリ音が聞こえようになった。

 一方、私の隣で釣っている釣りキチさんはというと、ベラやガシラは釣れるものの、
エサ取りが多いので、秘密兵器を持って昆虫採集に出掛けた。(写真2参照)
たくさん取れたかな?(笑)

 私は相変わらず、コッパグレと格闘していた。
そして、エサ取りの大本命であるフグも釣れ始めたので、這わせ幅をさらに大きく取ることにした。
すると、再びコッパグレが釣れ始めた。
それにしても、本日も前日同様、潮の流れはあまりない。
大潮だというのに、おかしいなあ。

 私は変わり映えしない状況にシビレを切らせて、漁港内に移動しようかと思い、偵察に出掛けた。
漁港内では沖から頻繁に船が戻ってきて、かなりのハマチが水揚げされている。(写真3参照)
どの船も大漁である。
カメラを構えていると、一人の漁師がハマチを持って思わずニッコリ!
サービス精神旺盛でお茶目な漁師が演出してくれたシャッターチャンスをパシャ!(写真4参照)
目の保養をさせて頂き、有り難うございました。

 釣り座変更しようと偵察しに来たが、漁港内は底がみえみえで思いの外、浅かった。
それで、釣り座変更を諦め、元の釣り座に戻ることにした。
しばらく、釣り座は休んだはずだが、再開して早々コッパグレが釣れた。
状況は全然変わっていないなあ。
ということで、昼食休憩を取ることにした。

 そして、本日も猛暑の中、昼食を取った後、釣りを再開したが、前日同様に強烈な睡魔に襲われ、
車に戻り、しばしの仮眠を取ることにした。
私は十分な仮眠を取った後、釣り場に戻ると、釣りキチさんも横になって仮眠を取っていたが、
この猛暑の中、タヌPONさんだけは根気よく釣り続けていた。
さすが、紀州釣り師の鏡である。
脱帽だ!

 釣り座に戻ると、下に置いてあった私のシャクが無いのだ!
時折漁港内に戻ってくる漁船による波が足下にまで少しだけ流れてくることがあったので、
流されてしまったのだろう。
気に入っていたシャクだけに
を再開してもなお、相変わらず、コッパグレが連チャンするのだ。
そして、ベラやガシラなども釣れ始め、この釣り場は岩場が混じっているみたいだ。
チヌは岩場を隠れ家にしていることも多いから、そいつを引っ張り出したい。
その後もコッパグレやベラやガシラは釣れるが、本命の姿は見ることは出来ない。
そうして、午後5時を迎え、タヌPONさんが一足早く、帰ることになった。
今年も遠征を2日間参加して頂き、有り難うございました。
おまけに釣り場まで案内して頂き、重ねて有り難うございました。
前夜のビールはごちそうさまでした。

 というわけで、私と釣りキチさんの2人になってしまった。
今日は是非とも本命をゲットしておかないと、明日の遠征最終日はプレッシャーが掛かる。
何としてでもチヌの姿を拝みたい一心で続けるが、最後の最後までグレが猛威を振るい、
変わり映えすることなく、午後18時に納竿となった。

 納竿した後、地元の漁師と話をしていると、「ここはチヌ少ないで〜」と言っていた。
大物が潜んでいる雰囲気が漂うこの釣り場で、1日に数枚釣るのは厳しいかもしれないが、
一発大物を期待しながら、いつか再びリベンジしたいなあと思う。
その際には、タヌPONさんもリベンジ御一緒願いま〜す(笑)。

 これで、遠征2日が終わり、私と釣りキチさんは本命はまだ釣れていない。
そして、明日はいよいよ最終日だ。
何が何でもボーだけは避けたい。
ということで、元々予定していた3日目の釣り場を白紙に戻し、この2日間で得た情報を参考にし、
釣り場を急遽変更することにした。
その釣り場は初日の釣り場まで逆戻りして、さらに西の方に移動しなければならない。
初日から徐々に東に移動してきて、明日はさらに東に移動して釣りをする予定をしていて、
北陸自動車道で帰るつもりだったのに、西に逆戻りして、初日の漁港よりさらに西へ移動して
帰りも舞鶴若狭自動車道で帰ることになる。
遠征3日間でボーだけは許されないが故の、大幅な予定変更である。
この作戦変更が功を奏するのかは、明日にならなければ分からない。

 ということで、早速、西に逆戻りすることにした。
途中、腹が減ったので晩飯を食べたいが、国道を走ってもお店がなかなか見当たらない。
やっとあったのは怪しげなラーメン屋だが、仕方なく寄ることにした。
そして、店にはいると、座敷のテーブルの下にたくさんのアリが這っているではないか。
思わず、「やっぱり店間違えた!」と思ったが、一度入った店を出るのも気が引けるので、
違うテーブルに移動した。
ラーメン定食を注文したが、ラーメンの種類を選べるということで、私は醤油ラーメンを注文した。
一方、釣りキチさんは塩ラーメンを注文すると、「塩ラーメンはありません」と店員に言われ、
味噌ラーメンを注文した。
そして、ラーメン定食が出来上がってきたが、アリのことがあるだけに味は期待していなかったが、
何と、凄く美味しいのである。
しかも、私は醤油ラーメンを注文したはずなのに、紛れもなく塩ラーメンである。
「塩ラーメンは無いんじゃないのか?」と突っ込みたかった。
釣りキチさんも美味しいと言っている。
十分に腹ごしらえをしたので、再び釣り場に向かった。

 初日に釣った漁港を過ぎて、午後10時頃、その漁港周辺まで来た。
そして、エサ屋さんがあったので寄り、オキアミやアミエビ等を買い、漁港の情報を詳しく
教えてもらった。
その後、釣り場を確認しに行くことにした。
10分後、迷うことなく、現場に到着すると、4人の家族連れがいるだけだった。
しかし、この周辺の駐車場にはたくさんの車が止まっていて、キャンプなでしている家族連れが
たくさんいた。
それで、車に戻り、明日に備えて寝ることにした。
明日こそ釣るぞ〜!!
遠征3日目最終章に続く。
乞うご期待!
私の秘密兵器でせっせと昆虫採集している釣りキチさん。
カゴには、たくさんのフナムシがいる模様。
もう、そのぐらいにしておいたら?
神子漁港に戻ってくる漁船から、次々と水揚げされるハマチだ。
昨日も今日も釣果は厳しいので、1匹だけで良いからくれ〜(笑)!
さすが若狭湾だ。
私がカメラを構えていると、サービス精神旺盛なお茶目な漁師さんがシャッターチャンスを
提供してくれた。
おかげで良い写真が撮れたよ。
ありがとう!
写真は釣りキチさんのシャクだが、私の流されたシャクと同じものである。
気に入っていただけにショックは隠せない。
あ〜あ。