日時 2007/08/14(火) 5:50 〜 18:30
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 福井県若狭某漁港
メモ 4年目を迎える紀州釣り遠征
満潮 干潮
大潮 3:46 14:15  8:14 21:29 
天気 晴れ 弱い 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 永野 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
フナムシ  
ボケ  
ボイル  
ヌカ+砂+押し麦  
アケミ貝配合  
ウニ配合  
細挽きサナギ  
アミエビ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 21.0 Cm 〜 21.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
マダイ 15.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 15 匹          
グレ 20.0 Cm 〜 27.0 Cm ? kg 〜 ? kg 20 匹          
ベラ 18.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 4 匹          
写真
 とうとう今年の紀州釣り遠征も最終日の朝を迎えた。
最終日は私と釣りキチさんの2人だけになってしまい、昨日までの2日間は2人ともボーなので、
遠征3日間ボーだけは何としてでも避けたい。
だから、目が覚めた瞬間から重いプレッシャ−を感じているので、2人ともピリピリしている。

 私は先端沖向きに、釣りキチさんは私の右隣に陣取り、午前6時前に釣りを開始した。
潮はほとんど止まっていたが、数投後には早速アタリがあり、上がってきたのは20cmほどの
チャリコだった。
しばらく、同サイズのチャリコが連チャンすることになった。
その後、寝ウキが一気に入るアタリに合わせると、まずまずの引きを感じながら、
上がってきたのは25cm強のコッパグレだった。
波止でこのサイズは十分に満足できるサイズだ。
この後はコッパグレが連発する中、たまにチャリコが混じる程度で、ここでも前日同様
コッパグレの活性が高いようである。

 しばらく続けていると、釣り場に1人のおばさんが駐車場代を集めに来たので、駐車場代を払い、
この釣り場の釣果状況を教えてもらうと、最近はあまり良くないとのことである。
そして、この周辺の釣り場の状況についても聞くと、我々が得た情報により昨日決定した
釣り場はここではなく、間違っていることが判明した!
我々が本当に行きたかった釣り場の詳細をおばさんに教えてもらい、早速移動した。

 午前9時過ぎに本当の目的地に移動すると、キャンプをしている家族釣れがたくさんいたが、
釣りをしている人が案外少なかったので、何とか思い通りの釣り座を確保することができた。
私は外向きの波止だが、地磯みたいな釣り座に陣取った。(写真2参照)
雰囲気のある釣り座に満足である。
一方、釣りキチさんは内向きに陣取った。
今日は最終日なので、頑張らなければ!

 しばらくしてタナ調整もでき、釣りを再開した。
ここは先ほどの釣り場より少し浅い。
そして、潮は最初、右にゆっくりと流れている。
まずは様子見にタナトントンでオキアミでやってみると、1,2投目こそ残ってきたものの、
3投目からはオキアミが取られてきた。
どこの釣り場もエサ取りの活性だけは高いけど、本命の活性が低いなあ(笑)。
それで、1ヒロ近く這わせてみると、ほんの少しだけエサ持ちが良いようだ。
でも、ほとんど秒殺状態で、オキアミだけでは勝負にならないので、この後はフナムシとボケを
ローテーションに加えることにした。

 すると、寝ウキに現れるアタリで合わせると、たまに根掛かりしてくるのだ。
磯場なので、シモリ根に引っかかったのかと思いきや、竿と道糸を一直線に引っ張ると、
針は残ってくるのだ。
しかも、針の先を見ると、海藻が付いているので、海藻が所々に生えていると予想される。
こうなりゃ、仕掛けを流しているラインだけでも、海藻を処理してやろうというつもりで続けた。

 しばらくすると、海藻処理作戦がうまくいったみたい?で、海藻に引っ掛かることは少なくなった。
そして、ボケで流していると、寝ウキが一気に消し込んだので、すかさず合わせた。
しかし、上がってきたのは手のひらサイズのコッパグレだった。
あ〜あ、ボケだけに期待したのだが・・・・。
この後も、ボケとフナムシではベラやコッパグレがたまに掛かってくる。
オキアミではほぼ秒殺されるが、ボケとフナムシでは少しだけエサ持ちが良いのだろう。
でも、こういう状況下ではボケとフナムシでしばらく続け、エサ取りをボケとフナムシに慣れさせて、
ひょいとオキアミに変えた瞬間にチヌに出会えることもたまにある。
まあ、その逆のパターンもあるけど。

 裏で釣っている釣りキチさんはというと、この釣り座で開始した当初からシャクリ音が頻繁に
鳴っているので状況を聞くと、ガシラやベラぐらい
しか釣れていないとのことだ。
外向きも内向きも厳しい状況には変わりない。
無情にも時間だけは刻々と過ぎていき、遠征終了時間がだんだん近づいていくばかりだ。

 ここで、最後の追い込みとばかりに簡単に昼食を済ませ、急いで釣りを再開した。
ということで、残りわずか数時間にすべてをかけるしかない。
依然として大潮だというのに潮はゆっくりと右に流れたり、止まったりを繰り返していた。
エサ取りなどの状況も、昼食前と何ら変わりない。
しかし、根気よく続けるしかない。
そして、先端で釣っていた人が帰ったので、釣りキチさんは先端の釣り座に移動した。
このタイミングで、釣りキチさんのこの思い切った決断の結末はいかに!

 しばらくして、私にようやく待ちに待った瞬間がやってきた。
ボケとフナムシを交互に数回続けていて、そろそろオキアミに変えようかと思っていて、
ボケの時に寝ウキが立ったかと思うと、スーッと入っていった。
最高のアタリに期待しながら合わせると、乗りましたあ〜!
引きは小さいながらも、竿先をコンコン叩いている。(ニコッ!)
でも、姿を見るまでは安心できない。
すぐに浮いてきた魚体を確認すると、紛れもない銀鱗ちゃんだ。
上げてみると、手のひらほどしかないが、眩しく輝いて見えるのは私だけだろう。
福井県に遠征に来て初めて拝むことができた本命ちゃんなのだから。
しかも、遠征3日間ボーズも間逃れたのだから、このサイズでもメチャクチャ嬉しい!!
ボーズのプレッシャーから解放された今では、少し余裕が出てきて、あとはサイズアップを
目指すだけである。

 先ほどは前述の作戦を実行していて、オキアミでヒットするかもしれないと思っていたが、
やはり、エサの大本命であるボケでヒットした。
まあ、どのエサでも釣れれば良しなのだ。
実はチヌが釣れる直前にボケもフナムシも囓られてはいるが、残るようになってきたので、
エサ取りが若干減ったようで、チャンスかもしれないと思っていた矢先の出来事だったのだ。

 この直後の再びエサ取りが集まり始め、ボケやフナムシでも残ってこなくなった。
先ほどは一瞬の時合いだったのだろうか。
この後はエサのローテーションをしたり、ダンゴの割れるタイミングを遅くしたりしながら続けるが、
エサ取りをなかなか交わすことが出来ない。
そして、エサ取りはしばらく猛威をふるうことになった。

 それでも、2人はひたすらダンゴを投げ続け、気が付けば午後5時を迎えようとしていた。
納竿まであと1時間ほどだ。
私はもう1枚ゲットしたい。
釣りキチさんは何とか1枚ゲットしたい。
2人はそんな思いを胸に最後の最後まで諦めず、頑張ることを誓い合った。

 すると、再びエサが残り始めた。
これは最後のチャンスかもしれないということで、2人とも気合いを入れ直した。
この直後、釣りキチさんが大きく合わせた。
竿はあまり曲がっていないが、私の方を見てニコニコしている。
ようやく待望のチヌを掛けたようである。
確かに上がってきたのは本命チヌであった。
手のひらほどのチヌだが、今回の遠征での厳しさからすれば、十分に満足できる1枚だ。
おめでとうございます。
その後は本命をゲットすることなく、午後6時30分、納竿することにした。



※今年の遠征を終えての感想※

 結局、私と釣りキチさんは一瞬の時合いを逃さず、何とか1枚ずつゲットできて良かった。
(写真上が釣りキチさんの釣ったチヌ、写真下が私の釣ったチヌである。)
それよりも良かったのは、私と釣りキチさんという強烈な雨男2人が揃っているのに、
遠征3日間は全く雨が降らなかったということだ。
これは奇跡に近いだろう(笑)。
雨が降らないどころか、快晴でしかも猛暑のために参った3日間であった。

 それにしても今年は和歌山でも釣果が厳しいが、福井県でも同じだった。
やはり、猛暑で海水温度が上がっているためかなあ。
なんて、自分の腕の無さを勝手に猛暑のせいにしたらあかんよね。

 また、この福井遠征3日間はすべて大潮なのに、潮の流れもあまりなく、潮の干満差も
あまりないということに驚いた。
和歌山では釣っている最中にタナを1ヒロ〜2ヒロぐらいは変更するときも多いからだ。
福井県での大潮って、いつもこんな感じなのかなあ。

 何はともあれ、お盆恒例の那賀紀州FC紀州釣り遠征の初日では、タヌPONさん、wakaさん、
半蔵さん、ダンゴ人さん、白い狼さんが参加してくれて、那賀紀州FCの私と釣りキチさんとで
総勢7名の楽しい遠征となった。
タヌPONさんは2日目も御一緒して頂きました。
みなさん、有り難うございました。
おかげで、良い思い出ができました。
来年の遠征も良かったら、参加して下さいね(笑)。
釣り場を変更してからの私の釣り座です。
地磯みたいな感じでした。