日時 2007/10/13(土) 7:15 〜 17:50
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田ノ浦漁港
メモ  
満潮 干潮
中潮 7:22 18:51  0:51 12:58 
天気 曇り時々晴れ 強い 波高 1.5m 水温   気温  
同行者 岩崎、楽釣さん、中原さん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ヌカ+砂+押し麦  
アケミ貝配合  
ウニ配合  
細挽きサナギ  
オキアミ  
ボケ  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 28.0 Cm 〜 33.0 Cm ? kg 〜 ? kg 7 匹          
ヘダイ 20.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹          
マダイ 18.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹          
写真
 写っている今回の釣行メンバーは左から、私、釣り天国さん、中原さん、楽釣さんである。
私の今回釣行場所としてはほぼ1年ぶりとなる田ノ浦で、去年行われた第4回那賀紀州FC杯
紀州釣り大会の開催地である。
そして、今回の釣行は第5回大会の場所を決定するための下見でもあるのだ。

 前述のように、下見釣行として今回の釣行を企てたのだが、我がクラブの他のメンバーは
都合が付かず、私と釣り天国さんだけの下見釣行となった。
ただ、午後から楽釣さんとそのお弟子さんも合流予定なので楽しい釣りになりそうである。

 当日、午前4時30分に釣り天国さんを迎えに行き、エサや食料を買い込んで、
現場に着いたのは午前5時30分頃だった。
波止を見ると、既に2人が陣取っている。
辺りは薄暗いが、遠くから見ると、2人ともエギンガーみたいだ。
でも、広い波止なので、我々の釣り座は十分に確保できる。
それで早速、荷物を波止に運び、釣り座を確保した。
私は真ん中付近に、釣り天国さんはその左隣に陣取った。

 そして、2人とも準備に入った。
私はいつものように、まずタモをセットし、ダンゴを練ろうと思うと、押し麦を入れていないことに
気が付き、5分ほど離れた車まで取りに行った。
そして、アミエビを入れて練っていると、いつもよりダンゴが粘っこ過ぎると思っていると、
砂を入れていないことに気付いたのだ。
ダンゴがこんな状態になってから気付くのは初めての経験であるが、不覚にも砂を自宅から
持ってくるのを忘れたことに気付いたのも、初めての経験である。
いつもの砂を忘れるなんて初めてだったので、思わず、「参ったなあ!」と言ってしまった。
仕方ないので、10分ほど歩いたところにある海水浴場の砂を調達しに行った。

 そして、調達しに向かって30分後に、ようやく釣り座に戻って砂を混ぜていくが、
いつも使っている砂ではないので、多めに混ぜ過ぎて、パサパサになってしまい、
思うような設定に出来なくて困っていた。
ホントに参ってしまった。
それで、釣り天国さんにチヌパワーを少し分けてもらい、海水を少し加えると、少し握りやすく
なったので、何とか釣りを開始することが出来そうである。
釣り天国さん、有り難うございました。

 既に釣り天国さんは釣りを開始しているが、私はダンゴの調整で手間取り、釣りを開始した頃
には午前7時を回っていた。
ようやく釣りができるということだが、この時点で疲れてしまったという具合である。
この直前から先客のエギンガーが私の右隣で紀州釣りを始めた。

 タナは去年の釣行記を参考にして、6ヒロ半から始めることにした。
すると、釣り開始当初は潮はほとんど流れていなかったので、ばっちりタナトントンから始めた。
付けエサはオキアミで続けるが、残ってくるのだ
この後もオキアミには何の反応もないので、
エサ取りを早く寄せるために、仕掛け回収前後には空ダンゴを投げ続けた。

 釣り開始からしばらくしても、魚からの反応がないまま、2時間が過ぎ、ようやく反応があった。
午前9時過ぎにオキアミが本日初めて取られてきたのだ。
そろそろエサ取りも活発に動き出したのか、この後はオキアミが毎回取られるようになった。
そして、寝ウキが立ったかと思うと、すぐに入っていったので合わせ、上がってきたのはフグだった。
たまに針ごと取られることも多くなったので、1ヒロ半ほど這わせることにした。

 すると、数投後にはオキアミは取られるようになり、ピョコンと立ってすぐに寝るアタリは
たまにあるものの、そのアタリで合わしても空振りである。
もちろん、針が取られることもある。
間違いなく、フグの仕業であろう。
相変わらず、潮の流れはほとんど無いが、ほんのたまに右にゆっくり流れる程度だ。
でも、本命も近くいるはずだから、いつかは当たるだろうと信じて続けた。

 しかし、オキアミが取られるだけで、本命らしいアタリは1回も無い。
ここで、本日初めてボケを投入することにした。
それに合わせて這わせ幅をもう少し長くとり、2ヒロ半にした。

 すると、その1投目、寝ウキがピョコンと立つ前アタリの後、寝ウキが寝たかと思うと、再び立ち、
スーッと入っていった。
ボケだけに、これは間違いなく本命のアタリだと期待しながら合わせた。
心地よい引きを感じると、期待が確信へと変わっていった。
そして、海面に姿を現したのはもちろん、チヌであった。
そんなに大きくないが、1枚目ということで、釣り天国さんにタモ入れしてもらいました。
有り難うございました。
午前11時過ぎ、ようやく本命をゲットできました(ニコッ)。
もっと早くからボケを投入していたら、もっと早く本命に出会えたかも!!

 その後、ボケを連続して使用すると、同じアタリで立て続けにチヌが連発することになった。
時にヘダイも混じりながら、結局、30cm前後のチヌを4枚ゲットした。
この時、潮は右にゆっくり流れていた。
この後もボケを使うが、ボケは取られるものの、本命のアタリは無くなった。

 ここで気分転換にと、釣り天国さんと共に昼食休憩にすることにした。
次回紀州釣り大会の下見釣行を兼ねていたので、開催はここにしようかなんて話していると、
同時に午後から合流する楽釣さんから連絡があり、あと1時間ぐらいで合流できるとのとこである。
「お待ちしていま〜す。」
昼食休憩もそこそこに釣りを再開した。

 釣りを再開してもなお、ボケを連続して使っていると、寝ウキがピョコンと立ってすぐ寝るだけで、
取られて無くなってくるだけだ。
昼食休憩前と同じである。
ただ、ゆっくりと右に流れていた潮は止まっていた。
状況は変わり映えすることなく、しばらく続けていると、ようやく楽釣さんと中原さんが到着した。
4人で挨拶を交わし、楽釣さん&中原さんは先端の内向きに陣取った。
中原さんは紀州釣り初体験だということで、楽釣さんが付きっきりで教えている。
いきなり、這わせを指導しているので、ビックリだ!
楽釣師匠、弟子育成に力が入ってますね!

 私と釣り天国さんは楽釣さん&中原さんところへ行き、しばらく会話を楽しんだ。
中原さんは普段、ジギングで大物を狙ったり、船からのカゴ釣りでイサギなどを狙っているとの
ことで、普段はスケールの大きい釣りをしているので、波止からの釣りはどうかと尋ねると、
「これからも紀州釣りして、田ノ浦の主になろうかな。」なんて、紀州釣りに意欲満々なのだ。
それを裏付けるように、中原さんは初めての紀州釣りなのに、シャクを使ってダンゴを上手に
投げているのだ。
確かに上手になるかも!
楽釣師匠はますます忙しくなりそうだ(笑)。
そんなこんなで、楽釣さん&中原さんが釣りをしているそばで楽しく会話させてもらっていると、
時間が経つのを忘れて、午後2時を回っていた。

 それで、私と釣り天国さんは自分の釣り座に戻った。
再開すると、潮は右にゆっくり流れていた。
本日は潮が右にゆっくり流れる時が時合いのようで、チャンスかもしれない。
しばらくすると、本命のアタリとともに合わせると、竿先をコンコン叩いているので確信しながら、
上がってきたのはやはり、30cm強のチヌであった。
またまた、釣り天国さんにタモ入れをしてもらった。
有り難うございました。
本日のパターンからすると、1枚釣れれば連発するのだが、この後は続かなかった。

 更なる1枚を求め、しばらく続けていると、釣りキチおやじさんが応援に駆けつけてくれた。
朝一に応援メールを頂いていたが、釣り場に応援しに来て頂けるとは思っていなかったので、
突然のサプライズにビックリであった。
釣り天国さんと楽釣さんとも挨拶を交わし、私の隣で話をしながら、私は釣りを続けた。

 やはり、凄腕が隣にいるだけで緊張しますが、間近で自分の釣りを見られるとなれば、
プレッシャーはMAXに達していた(笑)。
でも、良いところを見せたいという気持ちはあるのだが、なかなかうまくいかない。
寝ウキがピョコンと立ってすぐに寝るフグのアタリはあるものの、スーッと入っていかない。
良いところを見せるなんて、そんなに甘くないのだ。

 しかし、しばらくして再び、寝ウキがピョコンと立って寝た。
その直後に再び立って、スーッと入っていって欲しいなあと思っていると、その思いが通じたのか、
再び立つと、スーッと入っていったのだ。
ほぼ確信しながら合わせると、本命らしい引きを感じながら、本命なら本日最長寸みたいだ。
そして、海面に浮いてきたのはやはりチヌで、釣りキチおやじさんに掬ってもらった。
上がってきたのは、本日最長寸の33cmだった。
釣りキチおやじさん、有り難うございました。
しかも、その一部始終を釣りキチおやじさんはケイタイで動画に撮っていたのだ。
その動画を釣りキチおやじさんちのHP(http://www.geocities.jp/turikitioyajidayo/)で
UPしてくれています。
みなさん、一度見て下さい。
凄腕の目の前なので、相当なプレッシャーが掛かりながら、何とかチヌを上げることができ、
ホッとしたのは言うまでもない。
しかも、凄腕に掬ってもらえて光栄だった。

 この後、午後から合流した楽釣さん&中原さんが私と釣り天国さんの間に釣り座を移動する
ことになった。
そして、午後4時過ぎになって、ようやく釣り天国さんが大きく竿を曲げた。
本命らしい引きだ。
海面に姿を現したのは紛れもなく、チヌであった。
すかさず、釣りキチおやじさんはタモ入れの準備に入り、掬ってくれた。
上がってきたのは30cm強のチヌだった。
釣り天国さん、おめでとうございます。
アタリが無かったので上げてみると、掛かっていたとのことだ。
ウン〜〜〜。

 この後、釣りキチおやじさんは帰っていきました。
帰り際に私に「この後、2桁はいくやろう。」という言葉を残していった。
またもや、私にプレッシャーを掛ける釣りキチおやじさんであった。
お忙しいところ、釣り場に応援しに来て頂き、有り難うございました。
次回は御一緒したいですね。

 4人が狭い間隔で一直線に並んで続けて続けていると、私はエサが毎回取られるが、
釣り天国さんは取られないことも多く、楽釣さん&中原さんは全く取られないとのことだ。
しばらくはこの状況が続いた。
それにしても、紀州釣り初めての中原さんは両側3mぐらいの狭い間隔に私と釣り天国さんが
いるので、プレッシャーが掛かっているはずなのに、真っ直ぐに上手に投げている。
凄い!

 そして先程まで止まっていた潮が再び右にゆっくりと流れ始めると、中原さんが大きく合わせた。
紀州釣り初めてで待望のアタリがあったとのことだ。
しかも、何かが掛かっている。
上がってきたのは、15cmくらいのチャリコだった。
何はともあれ、紀州釣り初めてながら、アタリをきちんと捉え魚を掛けたのはお見事である。
これを機に紀州釣りをしばらく続けると言っていた。
田ノ浦の主目指して頑張って下さい。
楽釣師匠は田ノ浦通いに忙しくなりますな(笑)。

 それにしても、楽釣さんにはアタリも全く無いそうで、エサのボケもそのまま残ってくるとのことだ。
「早くシャクりたい。」なんて、凄い腕の楽釣さんにしては珍しく愚痴っている。
午後から合流しているということで、楽釣さんほどの凄腕でも苦戦しているのだ。

 そんなこんなで時間が過ぎ、午後5時を少し回ると、本日は曇り空なので辺りが薄暗くなり始め、
もうすぐ納竿かと思っていると、再び、釣り天国さんが大きく合わせたかと思うと、竿を曲げた。
引きからして、本命みたいだ。
上がってきたのはやはり、30cm強のチヌであった。
またまた、おめでとうございます!

 その後、ボケも残り始め、もちろんアタリも無くなったが、納竿間際の1枚を期待しながら、続けた。
しかし、どんどん暗くなり、ウキも見えにくくなってきて、楽釣さん、釣り天国さんが納竿した。
私と中原さんはまだ、しぶとく続けていた。
ウキが見える限界まで続けたが、アタリもなく、午後6時前、残る我々2人も納竿することにした。
皆さん、お疲れ様でした。

 今回は次回紀州釣り大会の下見釣行でしたが、まずまずの釣果を得たので、大会開催地の
最有力候補であろう。
でも、大会開催はあと数週間後なので、良い状況のままだとは分かりませんが・・・。
ということで、そろそろフカセの虫がウズウズしてきたのだが、私の今期の紀州釣りシーズンは
例年になく、長くなりそうである(笑)。



今回の釣果

私(チヌ吉)の釣果・・・・チヌ・キビレ6枚(33cm〜28cm)、ヘダイ、その他

釣り天国さんの釣果・・・チヌ2枚(32cm〜30cm)、その他

楽釣さんの釣果・・・・・・・その他

中原さんの釣果・・・・・・・チャリコ



 今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
私(チヌ吉)の釣果です。
33cm〜28cmのチヌ&キビレ6枚とヘダイです。
ヘダイは同様のサイズがたくさん釣れました。
第5回紀州釣り大会に向けて、良い弾みになりました。
釣り天国さんの釣果です。
32cmと30cmのチヌでした。
本人曰く、「久しぶりに紀州釣りでチヌ釣ったよ」とのことでした。