日時 2007/11/24(土) 6:40 〜 16:40
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 江須崎(酒井渡船)
メモ  
満潮 干潮
大潮 5:47 16:46  11:16 23:40 
天気 晴れ 弱い 波高 1.0m 水温 21.9℃ 気温  
同行者 四宮 備考  
渡船名 酒井渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg 釣れた時間 推算潮位 釣り座 ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 15.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 20 匹          
サンノジ(ニザダイ) 30.0 Cm 〜 40.0 Cm ? kg 〜 ? kg 7 匹          
ベラ 25.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹          
ムツ 15.0 Cm 〜 15.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹          
写真
 (写真はヨボシでの釣り座である。)

 今回は今シーズン初のフカセ釣りということでワクワクして、前夜は寝れませんでした(笑)。
しかも、ゆたかさんのウェブトーナメント2008の1回戦に申告しているので自然と気合いが入る。
現時点の状況では、25cmのグレ1枚釣れば1回戦を突破できるので、気持ちは少々楽だが、
今シーズンの和歌山では25cm以上の規定サイズが釣れず、0ポイントも多いので、
気を抜くことはできない。

 そして当日、午前2時30分に磯吉さんを迎えに行き、すさみの江須崎に向かった。
磯吉さんはウェブトーナメント2008ではシード選手(2回戦からの出場)である。
途中、魚&我々のエサを買い込み、午前5時前に到着した。
駐車場には車は3台くらいしか止まっていない。
でも、今日は3連休の中日なので、これから客が増えてくるだろうなあと思っていた。

 そして、午前6時前に船着き場に向かい、準備をした。
船頭さんもやってきて、挨拶をかわした。
出船時間までに集まっていたが、本日の釣り客は15人でだった。
隣の渡船屋さんには10人程なので、合わせて25人なので意外と少ない。
ラッキー!

 午前6時10分過ぎに出船し、ヨボシの地磯寄りに1人が上がり、我々はヨボシの先端に上がった。
ヨボシは過去に一度(2006年12月17日)上がり、良い思いをしたので、期待が持てる。
ただ、その時は地磯寄りの釣り座であり、今回の釣り座は初めてなので、不安は残る。
しかも先端より、地磯寄りの方が、釣果が良いとのことなのだが・・・。
地磯寄りの釣り座には常連さんが入ってしまったので仕方ない。

 磯に上がった我々2人は、早速準備に入り、午前6時40分に釣りを開始した。
先ずは磯際にマキエを撒くと、潮は右にゆっくりと流れていて、エサ取りがわんさかいたので、
目の前に見える小さな磯との水道を狙うことにした。
磯際にエサ取りを釘付けにする作戦で始め、水道を攻めるが、予想外にエサ取りが多いので、
エサ取りを磯際に釘付けに出来ず、ボイルは毎回取られる有様である。
エサ取りとの戦いになりそうだ。

 しばらくすると、私の左隣で釣っている磯吉さんが何かを掛けたが、引きは小さい。
上がってきたのは何と、ゴンズイだった。
私の釣り座も磯吉さん同様、底が見えるほど浅いので、タナも浅くしてやっているのだが、
磯でのフカセ釣りでゴンズイを釣ったなんて話は聞いたことはない(笑)。
その後も磯吉さんは、立て続けにゴンズイを数匹掛けていた。

 しばらく、アタリこそ無いものの、ボイルだけは取られる時間帯が続いていたが、
ようやく潮の流れが変わり、竿2本先に磯と平行に潮目が出来た。
チャンス到来か?
そんな淡い期待を抱きながら、仕掛けを足下から流し、潮目によって引かれながら、
潮目との合流地点でのヒットを狙う。
しかしながら、2,3投まではボイルは残ってきたものの、数投後にはエサ取りが集まり出した。
ここでも、エサ取りとの戦いである。

 エサ取りと悪戦苦闘しながら、知らぬ間に潮目も無くなり、時間だけが刻々と過ぎていき、
昼前になって、磯吉さんの竿が大きく曲がった。
グレか?
でも、上がってきたのは30cmほどのイガミだった。
本命ではないが、嬉しい外道である。
おめでとうございます。
その直後、磯吉さんが再び竿を大きく曲げた。
上がってきたのは、30cmほどのサンノジだった。
これは嬉しくない外道である。

 しばらくして、船頭さんが見回りに来たので、磯替わりをお願いした。
そして、寒グレシーズンの1級磯であるカイラに上げてもらった。
カイラはかなりの水深もあるので、十分に期待できる。
カイラに上がると、既に底物ポイントに底物師が入っていたが、我々は上物ベストポイントに
入ることができた。
私はヨボシでは何も掛けることが出来なかったので、ここカイラでの巻き返しを期待した。
とりあえず、25cm以上のグレを1枚釣って、1回戦を突破したい。
ジード選手の磯吉さんも早くグレの姿を拝みたいであろう。

 早速、釣り座を決定し、私の右側に磯吉さんが構えることになった。
カイラでの開始直後は足下のサラシの払い出しによって、沖向きに流れていた。
そのサラシにマキエをパラパラ撒き、すぐさま仕掛けを投入して流していく。
すると、3投目にはコッパグレが釣れた。
やっと、本日初めてグレの姿を見ることができたので、期待が高まる。
その数投後にはエサ取りが寄り始め、ボイルだけ取られることも多くなった。
そして、この後もコッパグレは釣れてきたが、中々サイズアップしない。
25cm以上を釣らないとポイントを獲得できないので、何とかしてコッパの中から25cm以上を
引きずり出したい。

 しばらくして、マキエも沖に少しは効いてきたであろうから、エサ取りを交わす意味でも、
仕掛けを足下のサラシの少し先に投入して流すことにした。
初めはエサ取りを交わせたが、数投後にはエサ取りにやられてきた。
それでも、たまに極小コッパが釣れてくる。

 そのうち上げの潮になり、足下を波が襲ってき始めたので、危ないと判断し、船付き付近に
釣り座を変更することにした。
ここでは、マキエを撒くと、小魚がいっぱい群がってきた。
この魚は何だろう?
仕掛けを投入すると、馴染まないうちに引ったくるようにウキが斜めに入っていく。
合わせるが、掛からない。
その後もなかなか掛からないが、ようやく掛かってきたこの魚の正体は15cm程のムツであった。
ムツが釣れるということは、まだまだ夏の海?
この後も、ムツの大群にやられて釣りにならないので、元の釣り座付近に戻ることにした。
でも、膝くらいまでの波がたまに襲ってくるので、どうしようかと悩んでいるときに磯吉さんは
「少し右に寄ってあげるから、その真左においでよ。」と言ってくれた。
私はその好意に甘えることにした。
磯吉さん、有り難う!

 磯吉さんの左に移動し、午後3時頃、竿3本程先に磯と平行して潮目が出来た。
足下のサラシの払い出しによって、潮目付近にもマキエが溜まっているだろうと思い、
すかさず直接投入した。
すると、数投後には本日最長寸のグレが釣れた。
サイズを測ると、20cmだった(泣)。
もっと深いタナでやると、サイズアップするかと思い、2ヒロから2.5ヒロに変更した。
そしたら、ウキが一気に入ったので合わせ、思惑通りいったなあと思いきや、上がってきたのは
20cm以下のコッパグレだった。
そう簡単に上手くいくとは限りませんよね。

 そして、次の投入に向けてエサを付けていると、事件が起きた。
十分に高いと思っていた釣り座に大きな波がやって来た次の瞬間、バッカン&シャク(写真)が
波にさらわれて海に落ちてしまった。
どんぶらこ、どんぶらこ、・・・・・・
タモを必死で伸ばして掬おうとするが、届かない。
ただ、呆然と見ているしかなかった(涙)。
と、丁度その時、渡船屋さんがさっそうとやって来た。
このときの船頭さんの姿は天使のように見えた。
私の起こっている状況がすぐ様、分かったようで、真っ直ぐ通り過ぎようとしていたところを
引き返してくれて、バッカンとシャクを引き上げてくれた。
船頭さん、有り難うございました。

 「良かったあ!」と喜んでいたが、大変なことに気付いてしまった。
皆さんはもう分かったでしょう?
バッカンとシャクは戻ってきたが、バッカンの中に入っていたマキエは流されて戻ってこない。
しかも、これが最後のマキエなのだ。
ガ〜ン!
納竿まであと1時間30分ほどあるのに、強制的に納竿になってしまった(泣)。
と思いきや、持つべき物は友ですなあ〜。
心優しき磯吉さんはボイルを分けてくれた。
本日2人目の天使現れた。
磯吉さん、有り難うございました。

 船頭さんと磯吉さんのおかげで、私は釣りを再開することができた。
再開したときには潮目が消えていた。
それで、何気なしに足下のサラシにマキエを撒くと、コッパの姿が見えたので、その中から
25cm以上のグレを何とか1枚でも引き当てようと思い、足下のサラシを攻めることにした。
やはりエサ取りが多いけど、サラシの中で勝負するなら、サラシの泡でサシエをカモフラージュ
できるので勝負になるだろう。

 その直後、磯吉さんが何かを掛けた。
上がってきたのは、26cmのグレであった。
私にとっては、喉から手が出るほど欲しい1枚である。
私にも、同サイズの1枚が来ないかなあ。

 とその時、ウキが一気に消し込んだので、合わせると、本日一番の引きである。
「やっと、25cm以上のグレが来たか。」と思いきや、竿先をコンコン叩いている。
この引きは、もしやサンノジ?
一度はグレかと期待したが、やはりサンノジだった。
あ〜あ(泣)。
この後、サンノジが連発し、腕がパンパンになった(笑)。

 最後の最後までサンノジ連発のまま、午後4時40分、納竿することになった。
25cm以上を1枚釣るだけで、1回戦を突破出来たのに、0枚だったので、0点だった。
改めて、グレを釣る難しさを痛感した。
ということで、あとは0点選手が増え、敗者復活戦があることを祈るばかりである(悲)。
幸いにも現在の状況から、敗者復活戦があるとのことなので、頑張りたいと思います。

 ただ、納竿後に分かったことだが、エサ取りの多い秋の磯では浅場の方が良いとのことだった。
良い勉強をさせてもらいました。
次回釣行に生かせたいと思います。



今回の釣果

私(チヌ吉)・・・・グレ20枚(15cm〜20cm)、他

磯吉さん・・・・・・グレ多数(15cm〜26cm)、他



 今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
カイラでの釣り座である。