日時 2008/05/25(日) 10:30 〜 18:30
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 和歌浦港
メモ 和歌山市では言わずとしれた好ポイント
満潮 干潮
中潮 8:14 22:34  3:01 15:13 
天気 雨のち晴れ 普通 波高 1.5m 水温   気温  
同行者 永野、岩崎、四宮、池之坊 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
アミエビ  
オキアミ  
ボケ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 31.5 Cm 〜 40.5 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹    
写真
 今回は第6回を迎える那賀紀州FC杯紀州釣り大会の開催となった。
5月25日は久しぶりに全員揃うことができるとのことで、みんな楽しみにしていた。
そして、場所は今大会初となる和歌浦に決定!!
和歌浦をHGにしている市内釣り師さん(池之坊氏)にとっては、無冠の帝王を返上すべく、
気合いが入りまくりだが、他の人も今大会に向けて色々な思惑があるのは言うまでもない。
結果はいかに!!

 前日の天気予報では、朝方は激しい雨が降るが、午前9時頃に雨が弱くなり、
午後からは晴れ間も見えるとのことで、久しぶりに5人揃うこともあり、大会は予定通りに
開催することにした。

 当日は、釣り天国さん(岩崎氏)が、釣りキチさん(永野氏)を迎えに行った後、
午前4時過ぎに私を迎えに来てくれた。
この時、土砂降りで、しかも雷まで鳴っていたが、ずぶ濡れになりながら、荷物を車に積み込み、
現地に向かった。
しかし、この時、和歌山県北部には大雨洪水警報が発令されていて、途中、洪水のために
通行止めになっている道路が多かったが、何とか和歌浦に到着することができた。
少し遅れて、市内釣り師さん(池之坊師)&磯吉さん(四宮氏)が到着した。

 しかし、しばらく待っても雨はまだ激しく降り続けるので、もう少しマシになるまで、
近くのファミレスで時間をつぶすことにした。
久しぶりに5人が揃ったということで、時間を忘れるほど、釣り談義に花が咲き乱れた。
気が付けば、雨は小降りになっていたので、午前8時過ぎにそろそろ現場に向かうことにした。
午前5時過ぎに入店してからの3時間はあっという間であった(笑)。

 現場に着くと、再び雨が強くなり、しばらく待機することになった。
この後も降ったり、止んだりを繰り返し、待機中も釣り談義や世間話などをしているが、
このまま待っていても埒があかないので、午前10時前、カッパを着てでも、開催することにした。

 そして、荷物をまとめて波止に向かった。
もちろん大雨洪水警報の後なので、他の釣り人は来ていなく、釣り座は選びたい放題である(笑)。
こんな天候に釣りに来るヤツなんか、我々ぐらいであろう(爆)。
波止に着くと、釣り座選択の順番を決めるジャンケンをし、珍しく私が勝ち、1番の選択権を得た。
それで、私は2カ所のうちどちらにしようか、しばらく迷ったが、ようやく決定した。
結局、波止の奥から、磯吉さん、私、釣り天国さん、釣りキチさん、市内釣り師さんの順に
釣り座を構えることになった。

 そして、仕掛けやダンゴの準備をしているうちに雨が止み、午前10時30分、遅ればせながら、
第6回紀州釣り大会がようやく無事に開催されることになった。
ただ、先程まで降っていた大雨のせいで、水潮が混じって水温が下がっていることが予想され、
魚の活性も低くなっているだろうし、しかも、この釣り場は浅いタナなので、まともに水温の影響を
受けているだろうから、今日は時間的にも状況的には厳しいであろう。
ということで、誰もが1匹勝負であろうと予想していた。

 釣り開始直後は、潮は左にゆっくりと流れていたので、私はちょっとだけ這わせてやることにした。
すると、3投目にはオキアミが取られてきたので、大雨の影響は無いみたいだ。
この後も、オキアミは取られ続けるので、這わせ幅を1ヒロほど取り、ボケに変更すると、
この後はほとんど取られなくなった。
さっきまで、あれだけオキアミが取られていたのに、ボケに変更した途端、全く取られないなんて、
おかしいなあ。

 そのうち、潮は一時止まり、右にゆっくりと流れ始めた。
すると、その直後、磯吉さんが25cm以下のキビレを釣った。
誰も25cm以上が釣れなかった時、25cm以下も認めるという特例ルールが適用される場合が
あり、過去の大会で特例ルールが適用されたことがあるので、磯吉さんは一応キープしていた。
その数投後に磯吉さんがチヌを連続ゲット!
今度は30cm弱で、文句なしの規定サイズ以上だ。
我々は早々と、磯吉さんに大きなプレッシャーをかけられてしまった(汗)。

 そして、しばらくすると、潮は再び左に流れ始めて、食いが止まってしまった。
ここで、状況を変えるべく、超遠投を試みた。
すると、今までのタナよりかなり深く、1ヒロ近く違ったので、浅いよりは深い方が大きいサイズが
釣れることが多いので、そのポイントで更にタナを深くしてボケを這わせることにした。
この変更が今後の私の釣果を大きく左右することになった。

 ポイントを変更してから、魚を寄せるためにかなりのダンゴ打ち込み、空ダンゴも投げ込んだ。
すると、潮が右にゆっくりと流れ始めたかと思うと、寝ウキがスーッと立って入っていったので
合わせると、強烈な引きが腕に伝わる。
しかも、竿先をコンコン叩いているので、おそらくチヌであろうと思いきや、湾内右の養殖筏に
かけている鎖の方に走られ、姿を見ることなく痛恨のバラシ!!(泣)
仕掛けを回収すると、ハリスの真ん中で切られていてザラザラになっていた。
腹立つなあ!!

 気を取り直して続けるが、このバラシが響いたのかアタリはなくなった。
そして、午前11時30分過ぎ、潮は左に流れ始めたので、昼食休憩を取ることにした。
昼食中も、みんなの状況をチェックしているが、変わり映えしない状況である。
ゆっくりと弁当を食べ終え、釣りを再開することにした。

 再開してもなお、潮は左に流れていて、しかも流れが速くなっていた。
それで、這わせ幅を更に1ヒロほど取って続けるが、ボケは取られることもなく、
この状態がしばらく続き、みんなもアタリは全く無くなってしまった。

 我慢の釣りを展開している中、潮が再び右に流れ始めたと同時に、市内釣り師さんが
30cm強をゲットし、続いて釣りキチさんと釣り天国さんも、規定サイズ以下のキビレをゲットした。
現時点で、市内釣り師さんがトップに躍り出た。
やはり、潮が右に流れる時が時合いなので、この時合いを逃してはならないと頑張る。
しかし、私には何のアタリもない。

 ここで、未だ本命を釣っていないのは私だけであることに気付いてしまった(汗汗)。
そして、みんなが釣ったタナは「トントン」か「ちょい這わせ」なので、私も右に習えとばかりに
付けエサはボケだけに「ちょい這わせ」に変更した。
すると、その直後に寝ウキがスーッと立って入っていったので合わせると、乗ったあ!!!!
これも竿先をコンコン叩いているので、おそらく本命であろう。
しかも、右の鎖の方に走り、午前中にハリス切れしたパターンと同じである。
「今度こそはバラさないぞ〜」とばかりに強引に左に引っ張り込んでやりとりをする。
何とか水面に浮かせた魚は、やはりチヌだった。
そして磯吉さんに掬ってもらい、上がってきたチヌは、40cm前後であった。
磯吉さん、タモ入れ有り難うございました。
午後3時過ぎ、この時点で私がトップに躍り出た。
 
 連続ゲットといきたいところだが、この肝心な時にダンゴが無くなってしまった(泣)。
慌てて新しいダンゴを練っているうちに、潮の流れが変わり、ようやくダンゴが出来上がった時には、
左に速く流れていた。
どうやら、本日の潮の流れからすると、時合いを逃してしまったようだ。
案の定、この後、この潮はしばらく変わらず、全員アタリもない厳しい時間帯が続いた。

 そして午後5時頃、一瞬潮が止まり、右にゆっくりと流れ始めたと同時に、ダンゴが割れて
少し流していた私の寝ウキがスーッと立って入っていったので合わせた。
すると、強烈な引きが手に伝わり、竿先を確認すると、コンコン叩いている。
「チヌだ!」と確信しながらやり取りをし、この1枚でみんなを引き離せると思っていると、
やはり、右の鎖に走るので引き離そうと、やり取りの場を左に変更するが、痛恨のバラシ!!
仕掛けを回収すると、針の数センチ上のハリスがザラザラになっていた。
ほんの少しだけ、間に合わなかった。
取らぬ狸の皮算用とはこのことである(笑)。
これで、本日2回目のハリス切れである。
いずれも姿は確認していないが、チヌの引きだった(笑)。

 落ち込んでいるのもつかの間、その数投後に寝ウキが一気に入った。
合わせると、最初は小さい引きだったが、途中からかなりの重量感で横に走る。
先程のハリス切れとは時期が違う。
道糸を何度か出しながらやり取りをして、ようやく浮いた魚を確認すると、「長いヤツ」だ。
次の瞬間、急に軽くなり、針から外れていった。
ラッキー!!(笑)
でも、強烈な引きで腕がパンパンになり、ダンゴを握る力が無くなってしまい、
少し休憩することになった。
しばしの休憩後、釣りを再開した。

 そして午後6時前、先程のバラシ後から左に速く流れていた潮がゆっくり流れるようになり、
釣り天国さんと釣りキチさんが相次いで、キビレをゲットした。
しかし、規定サイズ以下の検量外なので、私のトップは何とかキープしているのでホッとした。
でも再び時合いがやって来たとばかりに、みんなの動向が気になるし、私もトドメの1枚を
釣ろうと気合いが入った。

 すると、その数投後、私の寝ウキに前アタリがあり、スーッと立って入っていった。
すかさず合わせると引きは小さいが、竿先をコンコン叩きながら引いている。
難なく水面に浮かせた魚を確認すると、紛れもなくチヌであった。
そして、左隣の釣り天国さんがタモを持ってスタンバイしてくれていて、足下に寄せてきたチヌを
掬ってくれた。
有り難うございました。
上がってきたのは、30cm強であった。
これで勝負ありか?
でも、最後まで気が抜けないので、ダンゴを投げ続けた。

 結局、大会終了時刻の午後6時30分を迎え、会長さんが大会終了を宣言した。
ヤッター!
私は何とか逃げ切ることができ、4度目の優勝が決まった瞬間であった。

 とりあえず、検量をすることにした。
その結果、5人全員が釣った9枚のうち、検量対象となったのは4枚であり、市内釣り師さんは
30cmで420g、磯吉さんは28cmで350g、私は40.5cmと31.5cmで1500gであった。

 今回で6回目を迎える紀州釣り大会だったが、私は今年になってダンゴの配合を変更し、
今までで一番仕上がり具合が良いので、優勝する自信があった。
この調子で秋の大会も絶対に優勝するぞ〜!

 それにしても、HGで優勝できなかった市内釣り師さんのショックは大きかったであろうし、
依然として「無冠の帝王」を継続したままである。釣り天国さんは連覇できなかったのも悔しかったであろう。
でも、みんなが規定サイズいかんに関わらず、釣果を得たのは大会初だったので、
今大会は大成功ということであろう。


今回の釣果(25cm以上が検量対象サイズ)
私(チヌ吉)・・・・・・・・・2枚(40.5cm,31.5cm)で1500g
市内釣り師さん・・・・・・1枚(30cm)で420g
磯吉さん・・・・・・・・・・・2枚(28cm,21cm)で350g
釣り天国さん・・・・・・・・2枚(23.5cm,23cm)で0g
釣りキチさん・・・・・・・・2枚(21.5cm,21cm)で0g



 今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
6回大会で4度目の優勝を果たした私(チヌ吉)の釣果である。
40.5cmと31.5cmの2枚で1500gでした。
HGで臨んだ無冠の帝王の市内釣り師さんの釣果である。
30cmの420gで2位であった。
この悔しさをバネにいつかは優勝して下さいね。
第3位の磯吉さんの釣果である。
28cmのチヌと21cmのキビレだった。
検量は28cmだけで、350gだった。
前回優勝者である釣り天国さんの釣果である。
23.3cmと23cmのキビレで惜しくも検量外で、記録は0gであるが、厳しい状況下の中で
さすがの釣果である。
第2回大会以来の優勝を目指した釣りキチさんの釣果である。
21.5cmと21cmの2枚で、検量外の0gだった。