日時 2008/06/28(土) 7:00 〜 19:00
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 田ノ浦漁港
メモ  
満潮 干潮
長潮 0:29 14:23  7:47 19:27 
天気 曇り時々雨 弱い 波高 1.5m 水温   気温  
同行者 岩崎&ジュニア 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
アミエビ  
オキアミ  
ボケ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 28.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹    
ヘダイ 23.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
ベラ 30.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
写真
 今回は釣り天国ジュニアさんの記念すべき紀州釣りデビュー釣行ということで、
その記念すべき日に私も同行させてもらえることを、凄く楽しみにしていた。
1年ぐらい前から計画はしていたのだが、ようやく実現されることになったというわけだ。
ただ、曇り時々雨ということで、予報では午後3時以降、ずっと雨が降るとのことで、
夕方の時合いまで釣りが出来るかどうか分からない。

 私は釣行3週間前から場所設定をするべく、情報収集し、釣行2日前にようやく加太港に設定した。
というのも、リールの使い方も知らない釣り天国ジュニアさんが初めての紀州釣りということで、
その横で釣り天国さんが付きっきりで指導するとはいえ、投げるのもままならない状態だから、
釣り客が多い釣り場だと迷惑になるし、かといって、何でも良いから魚を掛けさせてあげたいし、
迷った挙げ句、加太港(大波止ではない)に決定したのだった。

 当日、午前4時30分に私の家に集合し、途中、魚&人間のエサを調達し、現場に向かった。
そして、午前5時30分に加太港に到着し、早速、波止を偵察に行くと、既に4人の投げ釣り師が
広角に合計10本程投げていて、先端から波止のほとんどを陣取って、1人のカゴ釣り師は
波止の付け根寄りで肩身の狭い思いをしながら釣りをしている。
その横でサビキ師も1人いた。
ということで、我々3人の入る余地はない。
波止には前日まで紀州釣り師が釣っていたヌカの跡がたくさんあるのに残念やなあ。

 それで、後ろ髪を引かれる思いで場所変更を余儀なくされた。
とりあえず南下しなければならないが、急遽何処にしようかと考えても迷ってしまう。
車を走らせながら考え、一番近い所である田ノ浦&和歌浦方面に向かった。

 田ノ浦に着くや否や、車から波止を見ると我々が陣取るには十分過ぎる釣り座スペースがある。
しかし、数週間前に田ノ浦に釣行した楽釣さんの情報ではあまり状況が良くなかったと
聞いていたので、一瞬迷ったのだが、本日は釣り天国ジュニアさんの初紀州釣りということを
考慮すると、ここに決定することにした。

 そして荷物を整理して波止に向かうと、エギンガー&サビキ釣り師が3人ほどいたが、
釣り座は選びたい放題である。
それで、釣り天国ジュニアさんには一番ポイントに入ってもらい、私はその左隣に陣取らせて
もらうことにした。
ただ、この波止にはヌカの跡は無く、最近紀州釣り師が訪れていないようだ(泣)。

 釣り座を決定すると、釣り天国師匠はジュニアさんに仕掛けやダンゴの準備などを指導している。
私には師匠はいないので、付きっきりで指導してくれる師匠がいるなんて、羨ましい限りである。
そんなこんなで、釣り天国ジュニアさんは準備ができ、私は左隣でその様子を見ていると、
次はエサの付け方やダンゴの握り方を指導してもらっている(画像2参照)。
「釣り天国ジュニアさん、釣り天国師匠にしっかり指導してもらって上手になれよ〜〜〜!!!」

 それで、私も準備をして釣りを開始することにした。
すると、潮はゆっくりと右に流れていて、タナを5ヒロ半に設定すると少しだけ浅かったので、
6ヒロ弱にするとタナトントンであった。
いつもの様に先ずはタナトントンにして、オキアミでエサ取りなどの状況を把握することにした。

 しばらくすると、数投連続でオキアミが取られてきたので、エサ取りは案外多いかもということで、
半ヒロほど這わせることにした。
それでもオキアミは取られるので、更に1ヒロ這わせることにした。
すると、たまに取られることはあるが、残ってくることも多いので、このタナで勝負することにした。
しかし、しばらくすると潮は止まり、オキアミが全く取られなくなったので、タナトントンに戻した。

 すると、トントンでもオキアミは全く取られてこず、そのまま残ってくるのだ。
この後も状況は変わらない。
先程までたくさんいたであろうエサ取りが嘘のようにどこかに行ってしまったのか?
エサ取りがいなくなったのはチャンス到来なのか?
それとも厳しい状況になったのか?
どちらかは分からない。
そのうち潮は左に流れ始め、状況は変わらない。

 この後も潮は小刻みに右に流れたり、止まったり、左に流れたり、ふらついていた。
ただ、右に流れるときだけ、オキアミはたまに取られてくるので、仕掛けを一気に這わせて
ボケを投入するが、そのまま残ってくる。

 ふと、釣り天国ジュニアさんを見ると、相変わらず、釣り天国師匠から丁寧な指導を受けている。
ただ、ダンゴを握るのが難しいらしく、師匠に握ってもらい、ダンゴ投入だけ自分でしていた。
サビキ釣りしかやったことのない釣り天国ジュニアさんにとっては、紀州釣りをすべて自分で
やれというのは無理な話や。
今日は1つでもいいから、自分のできることを増やしていこうね!

 そんな時、潮が右に流れ始めたかと思うと、釣り天国ジュニアさんの寝ウキが初めて立った。
すかさず、天国師匠が竿を持ち、合わせを教えた。
すると、小さいながら何か掛かったようだ。
上がってきたのはなんと、豆アジだった。
紀州釣りで豆アジをゲットするなんて、初めて見たなあ!(笑)
とりあえず、初釣果おめでとうございます。
この後も豆アジをもう1匹追加していた。

 そして、しばらくして、手前で釣っていたジュニアさんの寝ウキが立ったので、
天国師匠がジュニアの竿を取って合わせた。
すると、何か掛かった。
まあまあの引きである。
もう少しで魚影を確認できると思った瞬間、痛恨のバラシ!
もったいない!
針ハズレだったとのことで、やっぱり食いが浅かったのだ。

 一方、私はというと、右に流れ始めたと同時にオキアミからボケに変更していた。
すると、本日初めてのアタリがあった。
寝ウキが立ったので入っていくまで待つが、なかなか入っていかないので合わせた。
でも、何か掛かった。
そこそこの引きだが、チヌではないようだ。
上がってきたのは、30cm強のキュウセンだった。
この後、潮は再びふらつき始め、我慢の釣りが続くことになった。

 ここで、我々は気分転換にと昼食休憩を取ることにした。
予報通り、時折雨がポツポツ降るが、カッパを着ようかと思った時もあったが、今のところ、
避難することもなく、何とか釣りを続けられている。
昼食中も、釣り天国ジュニアさんと話していると、何もかも難しいとのことだ。
将来、我が那賀紀州FCを背負って立つ逸材だと期待しているので、頑張って欲しいなあ。
そんなこんなで、昼食休憩も終わり、釣りを再開することにした。

 再開直後は、潮は止まっていたのでタナを少し浅くして様子を見ているが、オキアミには
何の反応もない。
この後も続けるが、潮は依然として右に左にふらつき、厳しい状況が続いた。

 そして、午後2時を回ってから、私はボケを連続して投入した。
こんなことなら、最近紀州釣りをしている跡がある加太港での釣り座を確保できるように、
早く出発するべきだったなあ。
この時、「私はなんて弱気なんだろう」って思った。
というのも、私は今年の紀州釣り目標を「ボー無し」に設定したのだが、前回の釣行でボーを食らい、
改めて「釣果8割」に設定し直したのだが、この厳しい状況では釣果を期待できないので、
釣果8割に戻せないと弱音を吐いている私がここにいる。
と言っても、今更なので、ここ田ノ浦で何とかしなければならないと、気合いを入れ直した。

 しかし、ボケも全く取られることもなく、午後4時を迎えようとしていた。
そんな時、久しぶりにアタリがあった。
潮は右に流れ始めた時に、ダンゴが割れて仕掛けを少し流していると、寝ウキにピョコンと
前アタリの後、立ったかと思うと、スーッと入っていった。
すかさず合わせると、乗ったあ〜!
引きは小さいが、本命らしく竿先をコンコン叩いている。
期待しながら上がってきた魚影は本命ではなく、25cm弱のヘダイだったので、ショックだったが、
本命に近い魚が釣れたということで、間違いなく状況が良くなってきているだろうし、
チヌは必ず近くに寄ってきているのだと自分に言い聞かせて続けた。

 すると、その3投後、寝ウキに前アタリがあり、スーッと立って入っていったので合わせると、
これも乗ったあ〜!
今回も本命の引きらしいが、ヘダイかもしれないので余り期待しないようにと自分に言い聞かせた。
引きは先程のヘダイよりも大きい。
難なく寄せてきた魚が水面に姿を現したので確認すると、何と本命ちゃんだった。
ヤッタ〜!
慎重に足下に寄せて、釣り天国さんにタモで掬ってもらった。
有り難うございました。
上がってきたチヌは30cm程だったが、今日は少し前まで諦めかけていただけに、
私にとって大きな1枚となった。
朝一からずっと待っていた時合いがやっと来たとばかりに連チャンを目指して頑張る。

 すると、その直後にダンゴが割れて少し流していると、寝ウキにピョコンと前アタリの後、
立ってスーッと入っていったので、典型的なチヌのアタリに「チヌ連チャンだあ〜!」とばかりに
ガッツポーズをしながら合わせた。
しかし、素バリを引いてしまった(泣)。
寝ウキがあれだけ入っていったのに、チヌが掛からないなんておかしい!
でも、先程のチヌを釣った時、同じタイミングで合わせたら、確かに掛かりが浅かった。
ということは、本日の合わせのタイミングはもっと待つべきということか。
この後、このバラシが響いたのか、しばらくアタリすら無くなってしまった。

 しばらく、我慢の釣りが続いている中、潮が再び右に流れ始めた時、ピョコンと前アタリの後、
寝ウキがスーッと入っていった。
本命ちゃんのアタリだあ〜!
先程は合わせが早かったせいもあるので、今回はもう少し待って合わせたあ〜〜!!。
しかし、素バリを引いてしまった。
久々のアタリだっただけにショックは大きかった。
この時、午後5時過ぎだった。
この後も、しばらくアタリから遠ざかってしまった。

 この後、潮も相変わらずふらつき、小康状態が続いていたが、午後6時前に潮が左に流れた
と同時に、やっと寝ウキに前アタリがあった後、スーッと入っていった。
早く合わせを入れたい気持ちを抑えて、大分待って合わせた。
すると、乗ったあ〜!
今回は1枚目よりも小さいが、チヌちゃんの引きだ。
上がってきたのは、やはり30cm弱のチヌであっ
1枚だけで終わるのと、それ以上とでは気分的に違うので、この2枚目ゲットは嬉しかった。
たが、これだけ待って合わせても掛かりが浅かったので、今日はホントに食いが渋いということだ。

 そして喜んでいるのもつかの間、その直後の投入で寝ウキが入っていった。
本日は食いが渋いために、先程より少し待って合わせた。
乗ったあ〜!
なかなかの引きだあ〜!
次の瞬間、急に軽くなり、痛恨の針ハズレだった。
もちろん、この後はアタリも無くなり、午後7時に納竿とした。

 今回は釣り天国ジュニアさんの紀州釣りデビューだったが、豆アジ2匹という結果に終わった。
途中、まあまあの引きの魚を掛けたが、バラしてしまったのが悔しかったようだ。
この悔しさを晴らすために、紀州釣りリベンジするということなので、次も私はお付き合いしますよ。
紀州釣りの際には誘ってね(笑)。
でも、この厳しい中、初めての紀州釣りで最後までよく頑張って投げ続けましたね。
天国師匠の言うことを少しずつ習得しながら、いつかは本命ちゃんを釣ろうね。
頑張ってね。

 ところで私はというと、何とか2枚釣ることができ、今期5回の釣行で4回目の釣果を得て、
新目標である「釣果8割」に戻すことができた。
何とか釣果8割を維持できるよう、私も頑張ります。



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・・・・・・・チヌ2枚(30cm、28cm)、ヘダイ1枚(23cm)、他
釣り天国ジュニアさん・・・アジ2匹




 今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
釣り天国師匠に指導してもらいながら、釣り天国ジュニアさんはエサを付けている。
私には師匠はいないので、きちんと教えてもらえる師匠がいて羨ましいなあ。
紀州釣りの基本をしっかり教えてもらえよ!