日時 2008/09/07(日) 6:20 〜 14:00
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 マルキュー紀州釣り大会(家島)
メモ  
満潮 干潮
小潮 2:04 17:42  9:31 23:56 
天気 晴れ時々曇り 弱い 波高 0.5m 水温   気温  
同行者 四宮、楽釣さん、タヌPONさん、 備考 いしばしさん
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
アミエビ  
オキアミ  
ボケ  
フナムシ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 27.0 Cm 〜 42.0 Cm ? kg 〜 ? kg 4 匹    
マダイ 43.0 Cm 〜 43.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
写真
 まず始めに写真に写っている人を紹介しておきます。
突然の大雨となった閉会式の途中での写真ですが、左から、タヌPONさん、私(チヌ吉)、
ゴールドさん(タヌPONさんのネット関係のお友達)、磯吉さん、楽釣さん、です。

 今年で8回目を迎えるマルキュー紀州釣り大会に参加してきました。
場所は3年連続となる兵庫県の家島諸島です。
第1回大会からずっと参加している私は、毎年目標を立てて本大会に臨んできました。
まずは、「とりあえず1枚」を目標にして臨んだが、湯浅(第1回大会〜第5回大会)では
結局1枚も釣ることが出来ませんでした(泣)。
そして大会場所が家島に変更になった第6回大会では、やっと釣果を得て目標を達成しました。
次なる目標は大会本部横に設置している掲示板に釣果を記入した審査カードを貼ってもらい、
「10位入賞する」ことに設定しました。
しかし、第7回大会の去年は何とか1枚釣ったのが精一杯でした。
だから、今年の第8回大会の目標も「10位入賞」で臨むことになった。
結果はどうなったのでしょうか?

 和歌山からは私と磯吉さんと楽釣さんが同行し、現地でいしばしさんとタヌPONさんにお会い
することになっていた。
我々は前夜に現地入りし、車の中で3時間ほど仮眠しようということで、前日の午後9時30分頃に
和歌山を出発して、午後12時前に現地に到着した。
さすがに到着している人は少なく、駐車場には5台くらい止まっており、仮眠しているようだ。

 我々3人は車の中でしばらく話をしていたが、眠くなり仮眠することにした。
疲れのためか、知らぬ間に熟睡していたが、突然、窓をトントン叩く音に目が覚めた。
いしばしさんだった。
私は眠たい目をこすりながら、外に出て会話をしていると、磯吉さんも起きてきて、一緒に話を
していたが、しばらく話をした後、お互いに準備をするために車に戻った。
そのうち、楽釣さんも起きてきた。

 しばらくすると、タヌPONさんがやってきた。
「お早うございます。」
初対面である磯吉さんと楽釣さんを紹介した後、お互いに挨拶を交わし、4人で会話を楽しんだ。

 そして、受付時間の午前4時20分が迫ってきたので、本部を見ると既に受付が始まっている。
それで受付の列に並び、ようやく順番が回ってきたので、ゼッケン番号を引くと、私は41番、
磯吉さんは51番、楽釣さんは59番、タヌPONさんは67番、いしばしさんは33番でした。
結局、いしばしさんは1番船に、私と磯吉さんと楽釣さんは2番船に、タヌPONさんは3番船に
乗ることになった。

 午前5時30分過ぎに船に乗り込み、その15分後には出船となった。
30分ほど船を走らせ、ゼッケン番号の若い順に波止に上がっていく。
そして、いよいよ私の番が回ってきて、40番〜45番が上がることになったのは、
「宮の一文字」であった。

 宮の一文字に上がった我々は、番号の若い順に釣り座選択権あるので、まず40番の人が
沖向きに陣取り、41番の私はイケスがある内向きに陣取った。
42番のネ○スクリーンのメンバーさんは内向きの私の左に陣取った。
43番の人は42番の人の更に左で、ほとんど先端付近に陣取り、あとの2人は波止中央付近の
イケス付近の内向きに陣取ることになった。
すごく長い波止なので、釣り座を広く構えることが出来た。

 釣り座が決定した後、ダンゴの準備をして念入りに練り終えると、ダンゴをいくつか投げ込み、
仕掛けの準備に入った。
その間にも魚を早く寄せようと、ダンゴを投げ込んだ。
ようやく準備を完了し、午前6時20分頃、釣り開始となった。

 まずはタナ取りから始める。
紀州釣りではこのタナ取りが一番ワクワクする瞬間でもある。
2年前も去年も8ヒロくらいの水深だったので、まずは8ヒロに設定してダンゴを投げると、
寝ウキは沈んで見えなくなってしまった。
9ヒロでも沈んでいく。
10ヒロではどうか?
若干シモっているが、寝ウキは見えている。
結局、水深は10ヒロ強であることが判明し、なかなかの水深だけにワクワク楽しみである。

 潮は右にゆっくりと流れているので、タナを12ヒロ弱に設定した。
いつものように、始めはオキアミで様子を見ていると、3投後には無くなってきた。
この後もオキアミは取られてくるので、エサ取りはかなり活発であるようだ。
そのうち、アタリが出始めた。
寝ウキがピョコンと立ったかと思うと、すぐに寝てしまうので、合わせるまでにはいかない。
もちろん、仕掛けを回収しても、オキアミは取られている。
しかし数投後、寝ウキがピョコンピョコンと前アタリがあった後、スーッと立って止まったので、
すかさず合わせると乗ったあ〜!
引きは小さいが、竿先をコンコン叩いているので本命だと確信しながら寄せてくると、
水面に姿を現したのは、愛しい銀鱗ちゃんだった。
大会だけに慎重にタモ入れをし、上がってきたのは30cm弱のチヌであった。
釣り開始早々(午前7時前)に、いきなり本命をゲットできただけに大会規定枚数である5枚を
揃えることができるかもしれないという期待が高まる。

 この後は連チャンとはいかず、アタリがあって合わせても乗らない。
潮は依然として右にゆっくりと流れていた。
そして再びアタリが出始めたが、オキアミは瞬時に取られてくるので、ボケを投入することにした。
すると、アタリは明確に出るようになったが、エサ取りの仕業である。
でも、エサ取りの活性が上がってきたということは、必ず本命の活性も上がっているはずである。
良い感じになってきた。

 自分の持論を信じて続けていると、前アタリの後、スーッと入っていったので、
チヌだと期待しながら合わせた。
すると本命の引きで、しかもなかなかの引きなので、良型チヌの期待が高まる。
しかし、上がってきたのは、良型チヌではなく、良型マダイ(43cm)であった。
嬉しいやら、悲しいやら(笑)!
午前8時過ぎの出来事だった。

 この後、潮が止まったので、タナを少し浅くして続けるが、アタリは無くなった。
ただ、エサだけは取られてくる。
そして、釣り座の少し左にはシモリ根があるみたいで、朝一から引っかかってくることも
しばしばあった。
でも、そのシモリ付近が狙い目である。
ボケとオキアミをローテーションしながら、しばらく我慢の釣りが続いた。

 ようやく潮が再びゆっくりと右に流れはじめたのでタナを深くしたと同時にボケだけで
攻めることにした。
すると直後に明確なアタリが出始め、その数投後にチャンスが訪れた。
ダンゴが割れて少し流していると、ウキ止めウキまで達していないが、寝ウキがモゾモゾして、
ピョコンピョコンしていたので、これはアタリだと信じて合わせると、乗ったあ〜!
引きは小さいながら、上がってきたのは30cm弱の本命ちゃんだった。
2枚目ゲット!!

 先程はモゾモゾアタリだったので、少しタナを詰めることにした。
すると、きれいな前アタリの後、寝ウキがスーッと入っていった。
「ヨッシャー!」と心の中で叫びながら合わせると、連続ヒット!
なかなかの重量感だ。
でも、先程のマダイのこともあるので、チヌだとは確信できない。
慎重にやり取りをし、ようやく寄せてきた魚を確認すると、思わずガッツポーズ!!
今度こそ正真正銘の良型チヌだった。
測ると、42cmだった。
連チャンで3枚目ゲット!!
この時、午前9時半を回っていた。

 興奮冷めやらぬ中、42番のネ○スクリーンのメンバーさんから、「あと2枚釣って5枚揃えたら、
上位狙えるよ。」と声を掛けられたので、私は「有り難うございます。」と答え、俄然やる気が出た。
そして時合いが来ているようなので、この時合いで一気に5枚を揃えようと意気込んだ。

 やはり時合いが続いているようで、直後に典型的なチヌアタリがあったので合わせた。
すると、心地良い本命の引きを感じながら、やりとりをして、もうすぐ水面に姿を現そうとしている時、
急に軽くなった。
痛恨のバラシ!!!
仕掛けを回収すると、針ハズレだった。
あ〜あ!
今まで釣ったチヌは同じタイミングで合わせても、針を飲み込んでいたのに今回は食いが
浅かったのだろうか?
引きからして、もしチヌならば35cm前後であろう(泣)。
一方、ネ○スクリーンのメンバーさんは、この時間帯に30cm前後を2連続ゲットした。
時合いを物にするところはさすがである。

 この後、このバラシが響いたのか、時合いが終わってしまったのか、アタリが少なくなり、
合わせても乗らない。
そうして、しばらく小康状態が続いた。
しかも午前11時頃には、ボケもたまに残るようになってしまった。

 そして昼前になって、ネ○スクリーンのメンバーさんがもう1枚追加し、3枚目をゲットした。
再び時合いがやってきたのかと期待して続けていると、典型的なチヌアタリがあった。
合わせると、竿先をコンコン叩いているので、チヌだと確信しながら、やり取りをしていると、
またまたバラしてしまった(泣)。
なんてこった〜〜!!
チヌの活性が低くなってきたのだろうか、今回も針ハズレだった。
チヌなら35cm前後であろう。

 この後、再び小康状態に入ってしまった。
しばらくすると、潮の流れが変わった。
朝一から右に流れたり止まったりだったが、この日初めて左に流れ始め、右からの風が強くなった。
こうなると、右の方にダンゴを投入して、タナも1ヒロ長く取った仕掛けを流し、
左のシモリ根付近でのヒットを狙うことにした。
すると、根が掛かりが多くなり、ハリスを何回もくくり直さなければならなくなった。

 そして、午後1時30分頃、左の先端付近で釣っていた43番の人が片付け始めた。
でも、納竿時間の2時までは、あと30分もあるので私はしぶとく続けていた。
すると、25cm強を1枚追加することができ、4枚目をゲットできた。
大会規定枚数の5枚までは、あと1枚だ。
残り時間は少ないけど、まだまだ可能性があるので頑張る。
アタリもそこそこあるので合わすが、乗らない。
気が付けば、未だ釣っているのは私とネ○のメンバーさんの2人だけになっていた。

 そして、ネ○スクリーンのメンバーさんが「もう終わりやね。」と私に向かって言った時、
既に午後2時を迎えていた。
それで、我々も仕方なく納竿とした。
片付けが終わったと同時に迎えの船がやってきた。

 大会途中、磯吉さん&楽釣さんとは、結果を楽しみにあえて連絡を取らなかったが、
帰港する船の上でお互いの釣果を確認し合った。
磯吉さんは残念ながら1枚も釣れなかったとのこと。
楽釣さんは小さいながら4枚ゲットとのことだった。
さすがである。

 そして帰港すると、検量が始まった。
私と楽釣さんが並んで待っていると、タヌPONさんも次の船で帰港し、検量の列に並んできた。
聞くと、小さいながらも大会規定の5枚を揃えたとのことだった。
さすがです。
まずは、4枚ゲットの楽釣さんは1320gだった。
次に私の番が回ってきて検量してもらうと、4枚で2300gでした。

 その後、参加者全員の検量が終わり、閉会式が始まった。
結果発表の前に、大会本部横の掲示板に貼り出された10人の審査カードが気になり、
確認しに行くと、ナント私は9位入賞していたのだ(涙)。
ヤッタ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!(大泣)
私は感激しながら自分の世界に入っていたので、優勝者から順に結果発表されていくが、
上の空だった(笑)。
ようやく私の番が回ってきて、「9位 井上和彦様」のコールを聞いた途端、我に返って賞品を
もらいに行った。
初めての入賞を果たし、賞品をもらって夢心地の中、仲間の輪に帰る途中、
磯吉さん&楽釣さんが、賞品を持った私の勇姿をパシャ!!(画像2参照)
有り難うございました。

 結局、優勝者は5枚以上釣り、40cm強を5枚揃えて、5500g超だった。
2位も良型5枚を揃え、5000g弱だった。
そして、7位までは3000g超のハイレベルな戦いであった。
「たら、れば」ではダメなんですが、もしあの2回のバラシがなかったら、5位ぐらいは・・・・・。


今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・チヌ4枚(42cm〜27cm)、マダイ43cm、他
磯吉さん・・・・・・他
楽釣さん・・・・・・チヌ4枚(30cm〜28cm)、他


★今大会を終えての感想★
私(チヌ吉)・・・・第1回大会から8回目の挑戦でやっと念願の入賞を果たすことができて、
          感激しました。次なる目標はズバリ、表彰台だあ〜(笑)。
磯吉さん・・・・・・10ヒロ以上の深場での釣りは初めてだったので難しかった。修行し直します。
楽釣さん・・・・・・根掛かり連発で這わせることの出来ない釣り座で、隣に並んで釣っていた
          凄腕釣り師はボーズだったのに、自分は4枚ゲットできたことに大満足です。


 今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
 第1回大会から8年連続で参加し続けて、念願の9位入賞することができ、感激している私です。
来年は表彰台になんて夢見ています(笑)。
 今大会の私(チヌ吉)の釣果です。
マダイがチヌだったら、5位くらいには入っていたかも・・・・(笑)
2回のバラシも痛かったなあ。
 楽釣さんの釣果です。
入賞は逃しましたが、今大会初参加ながらの4枚ゲットはさすがでした。
しかも、根だらけの釣り座なのに、持っている引き出しを最大限に活用しての釣果は、
優勝に匹敵するくらいであろう。
恐るべし、楽釣さん!
来年は表彰台に上がっているに違いない。