日時 2008/11/16(日) 7:00 〜 17:00
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 和歌山市某波止
メモ  
満潮 干潮
中潮 8:43 19:29  1:46 13:56 
天気 雨のち晴れ 普通 波高 1.5m 水温   気温  
同行者 楽釣さん、いしばしさん、Y氏 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
アミエビ  
オキアミ  
ボケ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 30.0 Cm 〜 46.0 Cm ? kg 〜 ? kg 8 匹    
フグ 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹    
写真
 今回は私の今シーズン最後の紀州釣り釣行なので、有終の美を飾ってフカセ釣りに移行したい。
しかし、前日の天気予報では雨である。
久々にカッパ持参での釣行になりそうである(笑)。
御一緒させてもらったのは、楽釣さん、楽釣さんのお弟子さんのY氏、いしばしさんである。

 当日は2台に分かれて、午前5時30分に現地近くの駐車場にに集合し、釣り場までの
長い道のりを歩いてようやく到着した。
まずは釣り座の決定だが、左からいしばしさん、私、楽釣さん、Y氏の順に一度並んだ。
ちなみに、私といしばしさんの釣り座は、前回釣行の時の釣り座と全く同じ釣り座であった。
そこで、いしばしさんの提案によって、私といしばしさんは違う釣り座に急遽変更することにした。
というのも、前回釣行の釣り座ではそこそこの釣果を得ていて、しかも底のシモリ根などの状況も
把握しているので、全く知らない別の釣り座で根の状況などを探りながら釣りをする方が、
新鮮みがあって良いということで、あえて別の釣り座に変更したのだった。
ということで、左から、楽釣さん、Y氏、私、いしばしさんの順に並び直した。

 午前6時30分過ぎに、カッパを着て釣りを開始した。
私の雨男が復活してしまった(笑)。
当初、風は右前方から強く吹いていて、潮は左に速く流れていたので、釣りづらい状況であった。
水深10ヒロ強の深場なので、1ヒロ半〜2ヒロぐらい這わせているというイメージで続けていくが、
オキアミは一向に取られないので、エサをアピールしようと思い、タナを少し浅くしてみた。
しかし、しばらく続けるが、オキアミは一向に取られる気配はなく、エサ取りの活性も無いようだ(泣)。
この後は食い気を誘うべく、早々とボケを投入するが、相変わらず、そのまま残ってくる。
既に冬の海になってしまったのか?(大泣)
時折、涙の雨のごとく、強く降ったり止んだりを繰り返した。

 そんな不安を払拭するかのように、沈黙を破ったのは意外?にも、紀州釣り2回目のY氏だった。
速い潮が緩み、しばらくすると、Y氏が大きく合わせたと同時に竿を大きく曲げた。
慣れないやり取りを見ていると、どうやら本命らしい引きだ。
水面に姿を現したのは、紛れもない銀鱗ちゃんであり、しかも、まずまずの型である。
楽釣さんに掬ってもらって上がってきたのは、40cm強のチヌであった。
おめでとうございます。
凄腕である楽釣さんのお弟子さんだけに、Y氏はやはりただ者でない。
しかも、Y氏は紀州釣り2回目なのだが・・・・。

 そして、この1枚を皮切りに楽釣ファミリー(楽釣さん&Y氏)が勢いづいてしまった。
少しして、楽釣さんが弟子Y氏に負けじと、40cm強のチヌを上げた。
この直後にY氏が30cmくらいのチヌを上げたかと思ったら、楽釣さんも同サイズのチヌを上げた。
この時点では楽釣さん2枚、Y氏2枚で、楽釣ファミリーの独壇場であり、私といしばしさんは
指をくわえて羨ましく見ているだけであった(泣)。
しかし、私といしばしさんは逆襲を誓った。

 その直後、私にようやく本日初めてのアタリがあった。
いしばしさんから本日もらいたてホヤホヤの寝ウキが立ってスーッと入っていったので合わした。
すると、本命の心地良い引きを腕に感じながら、足下に寄せてきた魚はチヌであった。
既にスタンバイしてくれていたY氏にタモ入れをしてもらい、上がってきたのは35cmだった。
Y氏さん、有り難うございました。
この1枚で逆襲なるかと思いきや、この後は潮が再び速くなり、厳しい状況に逆戻りになった。

 しばらくして、潮が少し緩んだと同時に、楽釣さんが40cm前後を1枚追加した。
この時点で、楽釣さん3枚、Y氏2枚、私1枚である。

 この後はアタリも無くなったので、午後11時30分に昼食休憩にした。
丁度この時には雨も上がり、時折、晴れ間も見えるようになっていた。
私は持参したお湯でカップラーメンを作り、食べている時に、Y氏が良型をもう1枚追加した。
ラーメンのお陰で体は温もっているが、気持ちは寒くて焦っていたので、釣りを開始した。

 潮は依然として緩んでいたが、ボケはほとんど取られることなく残ってくるのだ。
それで続けていると、寝ウキに前アタリの後、すぐに立ち、スーッと入っていったので合わせた。
すると、まずまずの引きを堪能しながら時折見せる強烈な締め込みを交わし、ようやく水面に
姿を見せたのは良型のキビレだった。
Y氏に掬ってもらったキビレは自己新記録の46cmだった。
ヤッター!!!

 この直後に私は30cm強のチヌを釣り、私3枚、楽釣さん3枚、Y氏3枚でようやく並んだ。
次の1枚は誰がゲットなるかと思いながら続けていると、Y氏が30cm前後を釣り、一歩リードした。
恐るべし楽釣さんの弟子の初心者Y氏!!!

 その直後、潮は緩んだままだったが、私は怒濤のごとく、30cm強を3連続ゲットし、
私6枚、楽釣さん3枚、Y氏4枚となった。
この時点で、楽釣さんは紀州釣り2回目の弟子Y氏に負けているので、これでは師匠の立場が
無いとばかりに気合いを入れたのは言うまでもないだろう。

 少しすると、いしばしさんの竿がようやく良い曲がりを見せた。
やり取りの末、上がってきたのは30cm前後のmチヌであった。
おめでとうございます。

 この後、緩んでいた潮は左にゆっくりと流れ始めたが、流れているのは上潮だけのようで、
底潮は流れていないようだ。
私はタナを一気に1ヒロ近く深くして続けるが、ボケは全く取られない。
この時間帯は全員が苦労していて、しばらくボケが取られることは無かった。

 ようやく底潮も左にゆっくり流れ始めたと同時に、私と楽釣さんは2枚ずつ追加し、
楽釣さんは弟子のY氏を現時点で上回った。
この後、潮が止まり、再び小康状態に入ってしまった。

 しばらくして再び潮が左にゆっくり流れ始めたと同時に、楽釣さんが35cm前後のチヌを釣った。
さすがです。
この直後にY氏が35cm前後を釣り、Y氏の快進撃はいつまで続くやら!

 そして、納竿まであと1時間に迫った午後4時前、依然として潮は左にゆっくりと流れていたが、
Y氏が大きく竿を曲げた。
やり取りを見ていると左右に走り、ボラっぽい引きなのだが、この釣り場では過去2回の釣行とも
ボラの姿を見ていないために、ボラの可能性が低いと思っていた。
ということは、もしかして年無しクラス?
そんな期待を抱きながら、水面に姿を現したのは期待に反して丸々と太ったボラだった。
あ〜あ!
やはり、チヌが釣れる所にはボラは付きものだが、この釣り場にもボラは存在していたのだ(泣)。

 この後も潮は左にゆっくりと流れたり、止まったりを繰り返していたが、小康状態が続き、
午後5時に納竿となり、と同時に私の今シーズン最後の紀州釣りとなった。
結局、私は46cmの良型キビレを含み、チヌ8枚を釣り、有終の美を飾ることができ、
大満足の紀州釣りシーズンを終えることができた。

 思えば今シーズン当初、思うように釣果を伸ばせなかったこの数年を顧みて、今までに培って
きた自分の紀州釣りスタイルを大きく変更しようと、ある1つの思い切った作戦に出た。
それは今までに長年確立してきたダンゴ成分(集魚材)を変更しようと一大決心したことだった。
以前から使いたいと思っていた集魚材ではあるが、ダンゴ成分の変更というのは、
紀州釣り師にとって、勇気のいることである。
しかし、常に発展途上の私にとっては、さらなる飛躍を求めるべく、釣果を伸ばしたいという
強い思いで集魚材を変更したのだった。

 そして、今シーズン紀州釣り釣行19回を消化したうち、チヌの姿を見たのは17回で、
当初目標としていた「釣果8割」を大幅に上回り、ほぼ9割近い8割9分に達することができた。
しかも、2001年以来の年間80枚を越え、近年に類を見ない釣果に大満足であった。

 今シーズンの紀州釣りは私にとって、飛躍の年になったと思う。
マルキュー紀州釣り大会(9/7)で初入賞できたのが、飛躍した何よりの証拠であり、
私の紀州釣り人生の中で、大きな自信にも繋がった。
飛躍できた一番の要因として、思い切って変更したダンゴが成功したということになるだろうが、
楽釣さんやいしばしさんなど、色々なネット仲間と御一緒させて頂いた際に、良いと思ったことを
ドンドン吸収できたのも大きな要因であるだろう。

 そして、来シーズンも更なる飛躍を求め、頑張りたいと思う。
とりあえずは、これで心置きなく、フカセシーズン(グレ)に入ることができる(笑)。
ということで、次回釣行はフカセ釣りに行ってきま〜す。



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・8枚(キビレ46cm、30cm〜35cm)、他
楽釣さん・・・・・・6枚(27cm〜41cm)、他
いしばしさん・・・・1枚(30cm)、他
Y氏・・・・・・・・・・5枚(27cm〜41cm)、他



 今回もたくさんの掲示板応援書き込み&応援メール等、有り難うございました。
 楽釣さん&Y氏(楽釣さんの弟子)の2人の釣果です。
1枚放流した後なので、画像では10枚ですが、合計11枚の画像です。
いしばしさんの釣果です。