日時 2008/11/23(日) 6:30 〜 16:20
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 串本町有田(松村渡船)
メモ  
満潮 干潮
若潮 2:58 14:41  8:48 21:31 
天気 晴れ やや強い 波高 1.5m 水温 21.3℃ 気温  
同行者 四宮、池之坊 備考  
渡船名 松村渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
ボイル  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 23.0 Cm 〜 34.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹    
イサギ 26.0 Cm 〜 26.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
ヒブダイ 30.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 4 匹    
ベラ 25.0 Cm 〜 30.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹    
写真
 今回は今シーズン初のフカセ釣り(グレ)に出掛けた。
というのも、私の心の中では前回釣行で紀州釣りシーズンを終え、グレシーズンに切り替えようと
していたのだった。
そして、ゆたかさんとこの「ウェブトーナメント2009」の1回戦に申告しての出撃なので、
何が何でもリミットの3枚(25cm以上)を揃えたいところだ。
御一緒させてもらった磯吉さんと市内釣り師さんの2人も、もちろん申告している。
ということで、串本の有田港から出港する松村渡船さんのお世話になることにした。

 当日、市内釣り師さんが私と磯吉さんの2人を迎えに来てくれて、いざ出発!
私は紀州釣りシーズンを終えて、今期初のフカセ釣りの道中はワクワクしてたまらない。
途中、久しぶりの懐かしいエサ屋さんとコンビニで、魚と人間のエサを買い、午前5時30分に
駐車場に着いた。
すると、今日はいつもより多くの車が止まっていた。
早速、船頭さんと挨拶を交わし、交渉係?の磯吉さんにより、私と磯吉さんはカメゴシに、
市内釣り師さんは平島に上がることになった。

 カメゴシは定員2名のコジで、波や風が無いときにしか上がることが出来ない。
しかも、私自身はほぼ4年ぶりにカメゴシに上がることになり、凄く嬉しい。
カメゴシに上がると、釣り座は沖に向かって右側に磯吉さんが、左側に私が陣取ることになった。
時折来る大きな波で流されないようにと、荷物はピトンにくくりつけて、実釣開始となった。

 まずは磯際や根の状況などを見て、攻め方を考えることにした。
4年前の私の微かな記憶によると、確か、海中釣り公園向きの竿何本か先に大きなシモリ根
があったと思うのだが、まだ辺りは明るくなりきっていないので確認できない。
足下右側には大きなハエ根が張り出していて、その先は深くなっている。
ということで、足下右側のハエ根付近を攻めることにした。

 私が第1投を投じようとすると、磯吉さんは1投目から竿を曲げた。
竿先をコンコン叩いているので、グレではなさそうだが、私がタモ入れの準備に入ろうとすると、
磯の招かざる客であるタカノハが姿を現し、磯吉さんはすっぽ抜いた。
1投目からグレが釣れるなんて、そんなに甘くは無い(笑)。

 私は仕切り直しの第1投目を投じた。
まずは得意の軽仕掛けで2ヒロのタナから始め、マキエも足下にパラパラ撒く。
すると、足下右側の小さなサラシの払い出しによって沖に押し出そうとするが、潮は左にゆっくりと
流れているために、仕掛けは左斜めに少し流れた後、左にゆっくりと流れていく。

 数投後にはボイルが取られてきて、水温の高さゆえに、エサ取りの活性も高いようだ。
少しすると、磯吉さんが何かを掛けた。
竿は大きく曲がっているが、竿先の叩き具合や引きからしてグレではないようだ。
上がってきたのは、良型のヒブダイであった。
この後は「ヒブダイ鍋でもするか?」なんて冗談を交わすほど、滅多に釣れないヒブダイの
オンパレードが続くことになってしまった(笑)。

 しばらくしても、潮は相変わらず左にゆっくりと流れたままだったが、この日初めてグレの姿を
拝むことが出来たのは磯吉さんだった。
磯吉さんが釣り上げたのは、25cm弱の尾長グレだったので、同サイズ以上の尾長グレが
回遊してきていることは間違いないので、とりあえずは25cm強の尾長グレをゲットして、
ウェブトーナメントのポイントを稼ぎたいところだ。

 その直後も磯吉さんは25cmに満たないサイズを数枚ゲットした。
その時を同じくして、私にもようやくアタリがあり、上がってきたのはヒブダイだった(泣)。
私もヒブダイを数匹釣った後、待望のグレをゲットすることになった。
ウキが一気に入ったので合わせると、心地良い引きを楽しみながら上がってきたのは
26cmの尾長グレだった。
ヤッタ〜!
これを皮切りに尾長グレを釣ってポイントを稼ぎた〜い!

 しかし、この後少しして、潮が緩んだかと思うと、今度は沖に流れるようになったので、
攻めるポイントを沖に変更し、タナも2ヒロ半に変更した。
沖を見ると、朝一は薄暗くて確認できなかった大きなシモリ根が、今でははっきりと確認できる。
マキエは足下周辺にパラパラと撒き、仕掛けは竿2本先に投入し、沖のシモリ根周辺で掛けたい。

 すると数投後に、ウキが一気に消し込んだ。
引きは小さいながらも、上がってきたのは25cmに満たない尾長グレであった。
状況が上向いてきているのは確かである。
そう思って続けていると、今度はウキが一気に消し込み、竿先にまでガツンときた。
すかさず合わせると、強烈な引きで左の根に走っていく。
糸を出さずに耐えていると、磯吉さんが私のやりとりに気付き、「頑張れ!、耐えろ!」と
檄を飛ばしてくれたが、その直後に急に軽くなり、痛恨のバラシだった。
私も磯吉さんも思わず、「あ〜あ」とため息をついた。
仕掛けを回収すると、根ズレによりハリスはざらざらになっていたので、ハリスを交換し、
気を取り直して続けた。

 しばらくすると、シモリ根付近で、再び竿先にまでガツンときた。
やはり、強烈な引きが腕に伝わってきた。
「今度は取るぞ!」と気合いを入れてやりとりをしていると、またもやバラシ!
仕掛けを回収しようとリールを巻いてくると軽いし、沖を見ると、ウキがプカプカ浮いている。
高切れだった(泣)。
今日は朝一からキタマクラが釣れていたので、おそらく道糸を囓られキズが入ってだろう。
仕掛けを作り直して続けた。

 その数投後、ウキが一気に消し込んだので合わせるが、乗らなかった。
そして仕掛けを回収すると、ハリだけが無くなっていたので、乗らなかったというより、
合わせた時に一瞬にしてハリスを切られたということだった。
この後も、3回ほど連続して合わせた一瞬でハリを持っていかれたのだ。
おそらく尾長グレの仕業だろうと思い、ハリを飲み込ませてしまうと絶対に取れないので、
グレ針からチヌ針に変更してみたのだった。

 この直後から、潮の流れが変わり、朝一と同じ左に流れるようになった。
と同時に、左のシモリ根付近に狙いを変更した。
そして数投後、30cm弱のイサギが釣れた。
もちろん、土産用にキープだ。
イサギは連発することが多いので期待していたが、この後はイサギが釣れることはなかった。
イサギに代わって、見たこともない魚が3匹釣れたのだった。
1匹はカワハギ科、2匹はベラ科であろう。
後にWEB魚図鑑で調べてもらったところ、「モンガラカワハギ」、「ヤマブキベラ」の雄、
「シロタスキベラ」の雌だということが判明した。
ちなみに、WEB魚図鑑のHPは以下の通りである。
http://fishing-forum.org/zukan/

 この後、左のシモリ根付近で25cm弱の尾長グレをゲットし、その直後に竿先にガツンと
アタリがあったので合わせると、強烈な引きを感じながら、これは絶対に取りたいと耐えるが、
魚を掛けた場所がシモリ根近くだったために、すぐに根に持っていかれて、ジ・エンド!!
根ズレによるハリス切れだった。

 この直後から西風が強くなり、足下付近まで波がやってくるようになった。
すると、船頭さんが慌ててやってきて、この磯では危険なので磯替わりをしてほしいとのことだった。
せっかく状況が良くなってきているのに磯替わりはしたくないが、船頭の命令に従うしかなく、
後ろ髪を引かれる思いで磯替わりをすることになった。
この時、午後12時30分を回っていた。

 そして上がった磯は、市内釣り師さんがいる平島だった。
既に市内釣り師さんを含めて、5名が上がっており、残っている釣り座は市内釣り師さんの左隣か、
市内釣り師さんの右隣の釣り師の右に陣取るしかなかった。
市内釣り師さんによると、昼前にようやく35cm強のグレをゲットできたが、朝一からエサ取りは
少ないようで、ボイルを取られることが少ないとのことだった。

 しばらく続けていると、地方寄りの平島では全体的に潮は右にゆっくりと流れていて、
確かにボイルは取られてこない。
この後、市内釣り師さんは寝不足のせいか、磯の上で横になって眠ってしまった。
私はすかさず、市内釣り師さんの釣り座に移動して続けた。

 ここでも、ボイルは残ってくるので、ボイルが取られるタナを探っていくと、2.5ヒロ付近で
やっと取られてきた。
ポイントも探っていくが、竿2本先くらいにあるハエ根周辺を攻めていくと、やはりエサ取りも
いるようでボイルが取られることが多いのだ。
私は迷うことなく、ハエ根周辺を攻め続けた。

 しばらくして磯吉さんは30cm強の口太グレをゲットし、この日初めてポイントをゲットした。
平島で時合いが来たとばかりに続けていると、私のウキが一気に入ったので合わせた。
すると、まあまあの引きが腕に伝わり、やりとりをしていると、足下右のハエ根に突っ込まれ、
身動きが取れなくなったので、テンションを一瞬緩めて待ち、リールを再び巻き始めると、
根から離れて、無事に取り込むことができ、上がってきたのは、35cm前後の口太グレであった。
ヤッタ〜!!

 この直後に磯吉さんが35cm前後をもう1枚追加した。
ということで、私と磯吉さんは2枚ずつゲットしたので、もう1枚ゲットして大会規定枚数の
3枚を揃えたいところだ。
しかし、この後は潮の流れがあまり無い地方寄りの平島では、他の釣り人も苦戦している。

 そして、午後3時過ぎには2人組が帰って行った。
平島に残っているのは我々3人と、あと2人になった。
それにしても、市内釣り師さんはまだ寝ているなあ(笑)。
熟睡しているようだ。

 しかし、この後も厳しい時間帯が続き、時間は午後4時を過ぎていた。
ここでようやく、市内釣り師さんが目覚め、この時間を見てビックリしていた。
3時間以上も寝ていたんやから、そりゃビックリしたやろう!
それにしても、せっかく磯に来て寝るなんてもったいないなあ!!

 そして、ようやく私と磯吉さんと市内釣り師さんの3人が揃ったところで頑張って続けるが、
午後4時20分に納竿となった。
結局、私と磯吉さんは2枚ずつ、市内釣り師さんは1枚に終わり、3人ともウェブトーナメント2009の
1回戦突破は厳しいであろう。

 とりあえず、私のフカセ釣りシーズン開幕では悔しいバラシはたくさんあったものの、
久しぶりにグレの引きを味わえたので、楽しい1日を過ごすことができました。
次の釣行では爆釣するぞ〜!!



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・・・グレ5枚(34cm、26cm、23cm)、ヒブダイ、イサギ、他
磯吉さん・・・・・・・・・グレ5枚(35cm、32cm、23cm)、ヒブダイ、他
市内釣り師さん・・・・グレ1枚(36cm)、他
磯吉さんの釣果
35cmと32cmである。
市内釣り師さんの釣果
久々の30cmオーバーは立派なサイズの36cmだった。