日時 2009/07/05(日) 6:15 〜 19:15
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 和歌山市某波止
メモ  
満潮 干潮
中潮 3:55 18:13  11:10 23:14 
天気 曇り時々雨 弱い 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 四宮、楽釣さん、いしばしさん、 備考 かいちょうさん、D氏
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
ヌカ+砂+押し麦  
アミエビ  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
ヘダイ 28.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
マダイ 23.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹    
ガシラ 20.0 Cm 〜 23.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹    
写真
 今回は前週の家島釣行で御一緒させてもらった「かいちょうさん」が、和歌山に来るということで、
迷うことなく、私は仕事の調整をして御一緒させてもらうことになった。
いしばしさんがこの場を設定してくれたことをで感謝してます。
楽釣さんも、かいちょうさんの釣りを見たいということで急遽参戦することになり、
磯吉さんはハワセ釣法を体得したいということで、意欲的に今回の釣行に参加することが決定した。
結局、私、楽釣さん、磯吉さん、いしばしさん、かいちょうさん、かいちょうさんの弟子?のD氏、
合計6名での釣行となった。
かいちょうさんとD氏はHi−FIELDという紀州釣りクラブを結成していて、
かいちょうさんが、Hi−FIELDの会長である。

 当日は、かいちょうさん&D氏、私&磯吉さん&いしばしさん、楽釣さんの3班に分かれて
現地に午前5時30分に集合した。
楽釣さんは夕方までに帰らなければならないということで、午後2時に納竿しなければならない
とのことである。
みんなが集合して、挨拶もそこそこに釣り場までの20分程の距離を歩いて向かった。

 釣り場に着くと、釣り座を決定するべく、協議に入った。
ビジターである「かいちょうさんとD氏」に実績のある釣り座に入ってもらうことにし、
私と楽釣さんは初めての釣り座に入った。
未知の釣り座では、海底の根の状態が大変気になるのだが・・・・。
そして、磯吉さんといしばしさんは実績の釣り座に入った。
さて、どうなることやら!!

 釣り座を決定し、いよいよ実釣開始となった。
開始直後、潮は左に速く流れていたが、第1投目でチャリコが釣れたので、タナ取りは成功?
しかし、この後はエサは無くなってくるものの、アタリは無くなってしまった。

 そのうち、エサ取りの数が多くなったのか、ダンゴの割れが速くなったようなので、
ダンゴを握る回数を多くして対処することにした。
すると、ダンゴは良い感じに割れているようなので、様子を見ることにする。
いしばしさんは磯吉さんの隣でハワセ釣法を指導してくれている。

 そうこうしているうちに潮が少し緩んだので、私は少しタナを浅くして続けていると、
手前の潮は右に流れ始め、沖では左に、手前は右にと複雑な潮の流れになり、
タナを一気に深く取って、続けることにした。
この複雑な潮の流れはしばらく続き、その間、みんなは沈黙を保ったままであった。
私はというと、根掛かりはしないものの毎回同じところでウキがシモっていくので、
何か引っ掛かる物が海底にあるのだろうか?
楽釣さんは根掛かりを連発し、悪戦苦闘している。

 そして、手前の潮が止まり、沖の潮も緩んだ。
すると、かいちょうさんが30cm前後の本命を2連チャン!!
おめでとうございます。
しばらくすると、潮が止まり、少しして今度は右にゆっくり流れ始めた。
その直後、いしばしさんも本命をゲット!!
おめでとうございます。

 しばらくして潮が止まり、左にゆっくりと流れ始めた。
釣行記を書いている私は今から思えば、右に流れた一瞬の時間帯が唯一のチャンスだった
かもしれない。
その理由は最後に書きます。

 釣りに話を戻します。
左にゆっくりと流れ始めたら、いしばしさんは2枚目ゲット!
さすがである。
私は未だ釣れず、朝一のように仕掛けを流していると、同じところでウキがシモっていく。
ダンゴが割れてから、ウキがシモっていくまでの間が短いので、右隣のD氏の邪魔にならない
ように、なるべく右にダンゴを投入させてもらうことにする。

 しばらくすると、朝一のように左に速く流れ始め、釣りづらいので、気分転換にと昼食休憩にした。
楽釣さんは黙々と続けている。
ここで、かいちょうさん&D氏の釣りもゆっくりと見させてもらった。
食べ終えると、磯吉さんの様子を見に行ったが、ハワセ釣法体得に悪戦苦闘しているとのこと。
どれだけ仕掛けを流しても根掛かりもしないということなので、横で見ながら、
気の付いたことを少しアドバイスをして、私は自分の釣り座に戻った。

 私が釣りを再開してもなお、潮は緩んでいなかった。
間もなく雲行きが怪しくなり、ポツポツと雨が降り出したが、気になる様な雨ではない。
しかし、次第に強くなってきたので、後ろの壁に隠れて少しでも濡れないようにと我慢して続けた。
我慢の甲斐があり、しばらくすると、雨が止んだ。

 そして、左の潮も少し緩むと、いしばしさんが1枚追加した。
直後にかいちょうさんがヘダイを釣った。
この釣り場でヘダイを見たのは初めてである。この後はしばらく、小康状態が続いた。
 
 そして、楽釣さんは再三の根掛かりに悩まされ、自分のペースに持ち込むことが出来ずに、
本命を釣ることなく、午後2時前に納竿となった。
夕方に用事があるということで、後ろ髪を引かれながらの納竿となったのだ。
楽釣さんの凄い腕を持ってしても、この釣り座で本命をゲットできなかったということは、
余程難しい釣り座だったのであろう。
その右隣でやっている私にとっても、左に流れる潮は厄介そのものである。
ここで、私は得意のベタ這わせ釣法が成立しない釣り座をあきらめ、いしばしさんの右隣に
移動しようかと思ったが、朝一から作ってきたポイントを離れることが出来ず、
この釣り座で続けることにした。
この選択はどうなることやら!

 楽釣さんが帰った直後、私の右隣でやっていたD氏が沈黙を破り、ようやく竿を曲げた。
竿の曲がりからして、まずまずのサイズであり、本命らしい引きである。
私がタモ入れをして、上がってきたのは40cm前後のチヌであった。
おめでとうございます。
しばらくして、かいちょうさんが大きく竿を曲げた。
強烈な引きながら、かいちょうさんの慎重なやり取りの末、痛恨のバラシ!
もう少しで海面に姿を現すところだっただけに残念でした。

 その直後、D氏も大きく竿を曲げた。
先程のかいちょうさんがバラした時と同様、強烈な引きである。
D氏も慎重にやりとりをし、ようやく姿を現したのは何と、巨大なボラだった。
この釣り場でボラは滅多に釣れないのだが・・・・・・。

 この後、再び左に速く流れ始め、しばらく小康状態が続いた。
そして、潮がようやく緩んだかと思うと、かいちょうさんが3枚目のチヌ(30cm強)をゲット!
この直後にD氏が2枚目ゲット!
しかも、D氏は連続ゲット!
それに負けじと、かいちょうさんは4枚目ゲット!
D氏も負けじと4枚目をゲットした。
恐るべし、紀州釣りクラブHi−FIELDである。

 一方、私は得意のベタ這わせ釣法が成立しない釣り座で悪戦苦闘しながら、
午後5時を過ぎて、ようやく30cm弱のヘダイをゲットした。
磯吉さんにタモ入れをして頂き、有り難うございました。
これを皮切りにヘダイ連チャン、もしくは本命ゲットの期待をしつつ、続けた。

 しかし、この後はアタリもなく、寝ウキは同じところでシモっていき、根掛かりも数回あった。
潮は左にゆっくりと流れていて、私は自分の釣りスタイルを最後まで生かし切ることなく、
悔しい思いをしたまま、午後7時過ぎに納竿とした。
みなさんお疲れ様でした。
楽しい釣行を有り難うございました。

 前述に「右に流れた一瞬の時間帯が唯一のチャンスだったかもしれない。」とあったが、
理由は以下のようである。
今回の釣り座は初めてで、根の状態を探りながらの釣りをしていると、右より左の方が浅かった。
しかも、左に潮が流れると、毎回同じところで寝ウキがシモるし、遠投しようが、近くに投げようが、
やっぱり寝ウキがシモる。
私の予想では釣り座の目の前に縦に段差があり、階段状になっている感じで、その段差に
エサが引っ掛かり、寝ウキがシモったり、たまに根掛かりするのだ。
しかも、ダンゴ投入して、仕掛けがその段差まで到達するまでの距離が短いのだ。
しかし、右に潮が流れる場合は、タナを深く取っておいて、浅い左側に投入し、ダンゴが割れて
仕掛けが流れ始め、エサが這って段差を降りていき、少し深い右側で這っているエサを
食わせることが出来るというわけだ。
だから、右に流れた一瞬の時間帯が唯一のチャンスだったかもしれないのだ。

 今回の釣行で、今シーズンの紀州釣り初ボーズを食らい、「年間ボーズ無し」という大きな目標を
達成するのはまたも来シーズン以降に持ち越しとなったが、良い勉強になったことがある。
それは、私の紀州釣りスタイルである「ベタ這わせ」が成立しづらいような根の状態がなら、
午後からでも意地を張らずに「釣り座を変更する勇気を持て!」ということである。
紀州釣りはダンゴで自分の攻めるエリアを作っていく釣り(もちろんタナ調整も)なので、
たくさんダンゴを投げてエリアを作っている最中に釣り座を変更するのはすごく勇気がいるし、
「どんな釣り座でも釣れない訳がない。」という紀州釣り師の意地とプライドが交錯し、
釣り座変更するのを邪魔させるのだ。
しかし、今回の釣り座では、前が段差になっていることに加え、左右にシモリ根?ゴミ?があり、
根掛かりしてくることもあったが、段差が私を一番悩ませたので、楽釣さんが帰った
午後2時以降からでも、思い切って釣り座を変更すべきだったと思う。
今回の反省を今後の釣行に生かしていきたい。



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・・ヘダイ1枚(28cm)、チャリコ、他
楽釣さん・・・・・・・・ガシラ数匹、チャリコ、他
磯吉さん・・・・・・・・ガシラ、チャリコ、他
いしばしさん・・・・・チヌ3枚(30cm前後)、他
かいちょうさん・・・チヌ4枚(30cm前後)、ヘダイ、他
D氏・・・・・・・・・・・チヌ4枚(30cm前後)、ヘダイ、他
画像は楽釣さんの釣果ではなく、私の釣果です。
詳しくは「楽釣の釣行日誌」にて!