日時 2009/08/12(水) 7:00 〜 18:15
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 広島県遠征の波止
メモ  
満潮 干潮
小潮 0:49 13:25  7:11 19:22 
天気 曇り 弱い 波高 0.5m 水温   気温  
同行者 いしばしさん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
アミエビ  
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 23.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 15 匹    
マダイ 25.0 Cm 〜 28.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹    
アジ 33.0 Cm 〜 33.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
写真
 今年も那賀紀州FC恒例のお盆紀州釣り遠征が8/12〜8/14の日程で開催となった。
那賀紀州FC恒例といっても、那賀紀州FCのメンバーは私だけだが・・・・(泣)。
今年は瀬戸内海に初進出となる広島県に行くことにした。
今までに竿を出したことがない瀬戸内海で、一度釣りをしたかっただけに、期待に胸を
膨らましての遠征となり、和歌山から同行させてもらったのは去年に引き続き、いしばしさんである。
そして、今年もタヌPONさんは現地で14日だけ合流してくれることになった。

 11日の午後10時にいしばしさんが私を迎えに来てくれて、広島県にいざ出発した。
そして渋滞もほとんど無く、途中に休憩したり、エサ屋さんに寄ったりして、現地に到着したのは、
午前5時30分であった。
広島はやっぱり遠い!
って、いしばしさんがずっと運転してくれたので、私は全然疲れていないのですが・・・・(笑)。
いしばしさん、お疲れ様でした。

 1日目は倉橋島の袋の内港である。
既に周りは明るくなっていたので、波止を早速下見に行くことにした。
サビキ師が1人だけいるだけで、ガラガラ状態であり、場所取りが熾烈な和歌山では考えられない。
波止では外向きが内向きより一段高くなっているが、5.4mのタモでも十分に届く範囲であり、
底の状態は見る限りでは分からないので、とりあえず荷物を持ってきて始めることにした。

 それで一旦車に荷物を取りに戻り、波止に運んできて、釣り座をどこにしようかと迷ったが、
インスピレーションを大事にし、内向きに陣取ることにした。
いしばしさんは内向き先端に、私はその左に釣り座を構えた。

 ここで、思わずビックリした。
波止の際をふと見ると、およそ2mほど潮が引いていたので、大潮か中潮かなと思っていると、
なんと、小潮だったのだ。
後に、地元の釣り師に聞いた話によると、瀬戸内海は、小潮が干満の差が一番大きく、
大潮や中潮は干満の差があまりないとのことだった。
これには驚いた。

 そして準備をし、午前7時前に釣りを開始した。
潮は止まっていて、竿2本ちょいでタナトントンなので、満潮時には竿2本半ぐらいになる。
もうちょっと深かったらなあなんて・・・・(笑)。
とりあえず、ちょいハワセで続けた。
しばらく続けるが、魚からの反応は全くない。
まだ始まったばかりなので、魚が寄ってくるまで待つしかない。

 1時間ほどして、アタリもなくオキアミがたまに取られてきた。
ほぼ同時に、外向きでやっていたサビキ師が30cmほどのアジを釣った。
おめでとうございます。
この釣り師は前日もこの波止でサビキ釣りをして、小さいサバ1匹だけだったとのことなので、
このアジは嬉しかったことだろう。

 一方、我々はたまにエサが取られる状態が続いた。
そのうち、サビキ師は同サイズのアジを追加し、おまけに25cmほどのグレも釣ったのだ。
ウキを付けてサビキの仕掛けを投げているので、グレが釣れるということは外向きでは
シモリ根が点在していて、魚の活性が良いのかもしれない。
グレの姿を見た私はすかさず、表向きに釣り座を変更することに決めた(笑)。

 午前8時30分を回り、一段高い表向きに釣り座を構え、仕切り直しをした。
この釣り座変更が、吉と出るか凶と出るかは分からないが、納竿後に後悔はしたくないので、
思い立ったことは実行するようにしている。

 その1投目、タナは内向きとほぼ一緒であることが分かり、仕掛けを少し流して回収すると、
オキアミは取られてきた。
私の予想していた以上に、表向きの方が魚の活性が良いようだ。
そして2投目、潮の流れはなく、ダンゴが割れているであろう時間帯にエサはオキアミだけに、
寝ウキがスーッと立って止まったので合わせた。
すると、引きは小さいが、心地良く竿先をコンコン叩いている。
上がってきたのは25cmながらも、瀬戸内海初の記念すべきチヌであった。(画像3参照)
それも、釣り座を変更してたった2投目にして、本命をゲットできただけに爆釣の予感がする。

 私がチヌをゲットしたのを見て、いしばしさんも表向きに釣り座を移動することに決めたようだ。
そして、先程新たにやってきた常連さんの話によると、この波止にやってくる紀州釣り師は、
表向きの中央付近でよくやっているとのことで、いしばしさんは常連さんのアドバイス通り、
表向き中央付近に移動した。

 私は表向きに移動してから2投目に1枚釣った後、アタリは無く、オキアミだけが取られてくる
ばかりなので、ハワセ幅を多く取り、ダンゴを握る回数を多くしてダンゴの割れるタイミングを遅くし、
エサ取りの食い気をそらす作戦で、様子を見ることにした。
しかし、その2投後にはオキアミが取られてきて、その後もエサ取りにオキアミは取られるが、
チヌが近くにいる雰囲気を感じたので、ボケに変更することにした。

 そのうち、表向きに釣り座変更したいしばしさんが、30cm前後の本命をゲットした。
おめでとうございます。
その直後、私にもアタリがあり、合わせると、まあまあの引きを感じながら、竿先をコンコン叩いて
いるので、良型のチヌだと確信していたが、痛恨のバラシ!!!
仕掛けを回収すると、ハリス切れだった。
おそらく、エサ取りによってハリスに傷が入っていたのだろう。
私にはショックは大きかったが、気を取り直して針をくくって続けた。

 時合いが来たのか、私のバラシの直後に、いしばしさんは30cmほどのキビレをゲットした。
河口付近でもないのに瀬戸内海初のキビレを見て興奮した。
意外とキレイだった。

 私も負けじと続けていると、潮が左にゆっくりと流れ始めたので、ハワセ幅を大きく取った。
すると、この頃からダンゴの割れが速くなったようなので、アミエビを少し追加して粘りを持たし、
更にダンゴを割れるタイミングを遅くして続けた。

 すると、ダンゴの割れを遅くしたことによって、エサ取りの食い気をそらすことに成功したのか、
私は寝ウキが一気に入っていくアタリで、30cmまでのサイズを連発し、午前中に7枚を数えた。
この時点で、早々と表向きに釣り座を変更したことに関しては、「吉と出た」と言えるだろう。

 午後に入っても、数回のバラシはあったものの、順調に本命を追加していき、
次第にサイズは30cmを超えるようになってきたので、夕方の時合いに大物の期待がかかる。
そして、いしばしさんもエンジンがかかってきたようでチヌを連発していった。

 午後4時を過ぎに、私は25cm弱のキビレをゲットして、本命は13枚に達していた。
ここで潮が左に速く流れ始めたので、タナを取った直後に、寝ウキが一気に入ったので合わせると、
まあまあの引きながらも本命とは違うと感じながら、上がってきたのは30cmを余裕で
超えているであろうアジであり、測ってみると、何と33cmだった!!(画像4参照)
アジの最長記録を更新した瞬間だった。
遠征1日目ということもあり、常連さんにこのアジをあげることにした。

 アジ記録更新の喜びにも気を緩めることなく、更に2枚を追加し、15枚目をゲットした。
この時、午後5時30分を回っていたが、しぶとく釣り続けて、午後6時15分に早めに納竿とした。

 早めに納竿したには2つの訳があった。
1つ目は、地元の釣具店の情報により、2日目以降の釣り場を決定することである。
2つ目は、閉館するまでの銭湯を探すことであった。

 とりあえずは、1日目の波止で御一緒した地元のサビキ師に紹介された釣具店に行くと、
紀州釣りでの名所を3カ所紹介された。
そのうちの2カ所を遠征2日目と3日目に決定した。
と同時に、遠征3日目に合流して下さるタヌPONさんに、3日目の釣り場を連絡した。
その後、呉市周辺に出掛けて銭湯を探すが、見つけることはできなかったので、
遠征1日目は汗を洗い流せることができなかった。

 そして、遠征2日目の釣り場周辺のコンビニの駐車場に宿泊地を決めて、
いしばしさんと共にお酒を飲みながら、釣り談義をして遠征1日目を終えることになった。



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・チヌ15枚(33cm〜23cm)、アジ1匹(33cm)、チャリコ、他
いしばしさん・・・・チヌ10枚(35cm〜25cm)、他
いしばしさんの釣果である。
さすがの釣果だ。
私の瀬戸内海初の記念すべきチヌである。
自己新記録となるアジ最長寸の33cmである。
お造りが美味しいだろうなあ。