日時 2009/08/14(金) 7:15 〜 18:45
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 広島県遠征の波止
メモ  
満潮 干潮
小潮 1:54 15:27  8:39 21:09 
天気 晴れ 弱い 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 いしばしさん、タヌPONさん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
アミエビ  
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 27.0 Cm 〜 36.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹    
マダイ 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 5 匹    
フグ 20.0 Cm 〜 20.0 Cm ? kg 〜 ? kg 6 匹    
写真
 広島遠征も最終日(3日目)を迎えた。
午前4時30分過ぎ、私はいしばしさんに遅れて目が覚めた。
「おはようございます!」
その後、コンビニで食料を買い込んでから、今日合流してくれるはずであるタヌPONさんに
連絡を取ると、もう少しで到着するということでコンビニで待っていると、午前5時過ぎに到着した。
我々2人の2日間の釣果を聞いて、タヌPONさんは長旅で疲れているにもかかわらず、
早く釣りをしたい虫がうずうずしているようでした。
話もそこそこに早速釣り場に向かった。
最終日は、能美島の鹿田港である。

 地図を見ながら、道路標識の案内板などを見ながら、近くまでやって来たが、
行き止まりの道に入ったりして、どうやら道に迷ったようだ(笑)。
本線に戻り、少し先を進むと、それらしい港が左手遠くに見えたが、そこへ行く道がよく分からない。
すると幸いにも、周辺の道路地図案内板があったので、それを見て何とか目的地にたどり着く
ことができて、やれやれ!!(汗)

 波止には既にメバル釣り師が3人いたが、我々紀州釣り師3人の釣り座を確保するのには
十分なスペースがある。
とりあえず、荷物を運び、今回の遠征でお世話になった「あけぼの釣具店」の店主さんの
アドバイス通りの釣り座に陣取ることが出来た。
波止はL字型になっており、L字型コーナーの左に私、コーナーの右にいしばしさん、
更にその右にタヌPONさんの順に並ぶことになり、私だけ違う潮を狙うことになった。

 準備の前に波止の下を見ると、相変わらず、小潮ながら2mほど潮が引いている。
その後、早速準備を済ませ、午前7時過ぎに釣りを開始した。
私の釣り座では竿2本半でタナトントンであったので、竿3本弱のタナから始めた。
すると、直後からオキアミが取られてくるので、この釣り場でもエサ取りが多いようで、
本日も我慢の釣りが強いられるようだ(泣)。

 いしばしさん&タヌPONさんのタナを確認すると、私の釣り座が一番浅く、いしばしさん、
タヌPONさんの順で深くなっているようだ。
相変わらず、オキアミは秒殺状態だが、しぶとく続けていて、先程まで左に流れていた潮は
右にゆっくりと流れ始めた。
それでも、オキアミは秒殺状態である。

 ここで、オキアミからボケに変更した。
すると、その直後、寝ウキが斜め右に一気に入ったので合わせると、本命っぽい引きだ。
上がってきたのは、30cm強のチヌであった。
いつも思うことだが、とりあえず、1枚目をゲットできたらホッとするのは私だけだろうか?
この後は潮が止まり、アタリは無く、エサだけが取られる時間帯が続いた。
その間に、仕掛けを回収すると、針ごと無くなっていることが多くなり、フグが猛威を振るっていた。

 しばらくして、潮が左にゆっくりと流れ始めたと同時に、私はオキアミで30cm強を1枚追加した。
この直後、手前の潮は右に速く流れ、道糸はS字を描くようになり、釣りづらい状況になった。
それでタナを一気に深くするが、この状況下でもフグパラダイスかのように、針だけが取られてくる。
これでは針が幾つあっても足りない(泣)。

 そして、今まで沈黙を保っていたタヌPONさんが、それを破るかのように、竿を大きく曲げた。
チヌなら良型である。
上がってきたのは紛れもなく、良型銀鱗ちゃんだった。
45cm前後か!
広島遠征での1枚目、おめでとうございます。
この1枚を皮切りに、タヌPON劇場が始まった。

 タヌPONさんは先程の1枚を釣った後、自作の自立ウキがどんどん入っていき、
40cm前後の良型を追加していった。
その間、私といしばしさんは指をくわえて見ているだけで、タヌPONさんの独壇場だった。

 それでも、いしばしさんは昼前にやっと1枚目を釣ったのだが、タヌPONさんに追いつこうと
目論んでいたようだ。(釣行後の話より)
その熱い思いで、いしばしさんもチヌをポツポツ追加していった。
いしばしさんの気持ちに負けじと、私も朝一の2枚に終わることのないように頑張る。

 そして、私はようやく、午後3時前に久々のアタリをとらえた。
慎重にやり取りをし、ウキがもう少しで見えるところまでやって来たとき、急に軽くなった。
痛恨のバラシ!
このようなバラシをしないようにするのが、私にとっての今後の課題である。
朝一以来、久々のアタリをとらえただけに、このバラシはさすがに凹んでしまった。
しばらく動けなかったが、気持ちを切り替えなければと自分に言い聞かせて続けた。

 その数投後に寝ウキが一気に入っていくアタリを合わし、25cm程のチヌを釣ることができた。
凹んでいた気持ちをリセットするには十分に大きな1枚であったのは言うまでもなく、
これで少しは落ち着いて釣りを続けることができた。

 すると、その数投後に寝ウキがもじもじする時間が長き、ようやく入っていくアタリで、
更にもう1枚を追加することが出来た。
この1枚は本日最長寸の36cmだった。
もじもじする長い時間帯をじっと我慢して待てたのは、凹んでいた気持ちをリセットできて
いたからであろう。

 私は本日最長寸を含む2連続ゲットで、完全に気を良くしたので、連チャンモード突入と
いきたいところだ。
この時、いしばしさんは既に連チャンモードに入って、午前中に独走していたタヌPONさんに
追いつく勢いである。

 2投後、寝ウキが一気に右斜めに入っていったので合わせた。
なかなかの引きを感じながら、2度ほど突っ込まれたが、寝ウキが見えるところまで寄せてきた。
もう少しだ!
今度は足下に突っ込むが、何とか耐え、魚体が海面に姿を現した。
紛れもなく、本命ちゃんだ!
しかも、本日最長寸更新は間違いない45cm前後であろう。
タモ入れしようと後ろに置いてあったタモに手をかけようとすると、いしばしさんがタモ入れに
やって来てくれようとしていたのでお願いすることにした。
その時に事件が起きた。
ここで急に軽くなり、何が起こったのか一瞬理解できなかったが、痛恨の針ハズレだった(泣)。
無情にも、針から外れたチヌはまだ海面に浮いていたが、少しして海底に戻っていった。
タモ入れスタンバイしてくれたいしばしさんも、海面に浮いていたチヌを見て唖然としていた。
すみません!
タモ入れ寸前のバラシは過去に何回か経験しているが、テンションは下がる一方だ(泣)。

 これから連チャンモード突入とばかりに気を良くして、3連チャン目の良型45cm前後を
バラしてしまったショックは大き過ぎるが、時合いは確実に来ているので、それを逃すことなく
気持ちを切り替えて続けるしかない。

 この後はアタリから遠ざかり、午後4時30分過ぎ、私の生命線であるボケが無くなってしまった。
ここからはオキアミのみの厳しい釣りとなった。
ここで、這わせ幅を少し短くし、ダンゴの割れるタイミング調整を駆使して、チヌがオキアミを
口にできる演出を多くするべく、仕掛けはあまり流さず、手返しを多くすることにした。

 すると、しばらくして、寝ウキがスーッと立って止まったので合わせた。
引きはもちろん本命で、上がってきたのは30cm前後のチヌだった。
初心に返り、手返しを多くしてのオキアミでのこの1枚はホントに嬉しかった。
ただ、この後も頑張るが、フグの猛攻で針を取られながら、チヌを追加することは出来なかった。
そして、午後7時前に納竿とした。

 結局、この日はフグに針2袋(40本)ほど取られることになり、これだけのフグの猛威を
体験したのは初めてだった。

 納竿後、タヌPONさんはもう1日釣りをするとのことで、我々は2日目(8/13)に行った
西宇土の波止を勧めると、タヌPONさんも西宇土の波止でするとのことだった。
とりあえず、3人で桂浜温泉に向かい、汗を流しに行くことにした。

 風呂から上がって、しばらく話をした後、タヌPONさんに「明日の釣行頑張って下さい!」と
エールを送り、別れることになった。

 そして、我々(私&いしばしさん)は帰路に着いた。
途中、渋滞もあり、PAで4時間ほどの仮眠も取りながら、家に着いたのは午前8時過ぎだった。
今回はいしばしさんが、ずっと運転してくれたことに感謝しています。
有り難うございました。



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・チヌ5枚(36cm〜27cm)、他
いしばしさん・・・・チヌ11枚(40cm〜28cm)、他
タヌPONさん・・・チヌ11枚(43cm〜30cm)、他



 今回もたくさんの掲示板応援書き込み&応援メール等、有り難うございました。



※今年の遠征を終えての感想※

 お盆恒例紀州釣り遠征は今年で6回目を迎え、日本海遠征4回、三重遠征1回(去年)の後、
今年は初の瀬戸内海遠征となった。
その記念すべき遠征地となったのは広島だった。
以前から、広島はチヌの魚影が濃いということを聞いていたが、やっぱり濃いことが証明された。

 そして、我々が回った島は2つだったが、どの波止でも釣れそうな雰囲気で、
竿3本以上の深場もたくさんあり、深場大好きな私にとってはホントに楽しかった。
これらの島にはたくさんの波止があったので、もしこの周辺に住んでいるなら、
毎週波止を順番に回って釣りをしていることだろう(笑)。

 何と言っても、この遠征で一番驚いたのは、瀬戸内海では小潮で2m以上の潮の干満差が
あり、逆に大潮はあまり干満差がないということだった。
和歌山県では小潮でこれだけの干満差があるのは考えられない。

 そして、もう1つ驚いたのは、チヌが釣れる時合いが長続きしないと言うことだった。
これは釣り場特有の性質かもしれないが、連チャンすることは珍しく、1枚釣った後、
次の1枚が釣れるまでの時間が長いのだ。
ただ、最終日の波止では、唯一時合いがあり、連チャンを楽しむことができた。(私以外)

 この3日間で私は27枚、いしばしさんは29枚釣り、満足の遠征となったのは言うまでもない。
ということで、来年のお盆紀州釣り遠征はどこにしようかな?(笑)
その前に、今年にもう1度、紀州釣り遠征があるかも!!
計画中である!!!(爆)
いしばしさんの釣果である。
40cm前後の良型を含む11枚はさすがである。
いしばしさんの釣行記詳細は、いしばしさんのブログを見て下さい。
 手前の緑色のクーラーボックスが私の釣り座、そして、いしばしさん、タヌPONさんの順です。
タヌPONさんは40cm前後を11枚釣りましたが、地元の釣り師に全部あげていました。
ということで、タヌPONさんの釣果画像がないので、悪しからず。
私がチヌを掛けた時の画像です。
(画像提供:タヌPONさん)