日時 2009/09/06(日) 7:30 〜 18:45
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 和歌山市某波止
メモ  
満潮 干潮
中潮 6:56 19:21  0:51 13:03 
天気 晴れ 普通 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 直川、池之坊、いしばしさん、楽弟子さん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
アミエビ  
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 31.0 Cm 〜 33.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹    
写真
 今回は、次週の第9回マルキュー紀州釣り大会in家島に向けての練習釣行ということで、
深場の練習に行くことにした。
同行したメンバーは、楽釣さん、市内釣り師さん、いしばしさん、市内釣り師さんである。
いずれもマルキュー紀州釣り大会に出場するメンバーで、「みんなでレベルアップして臨もう!」
ということである。

 当日はそれぞれの都合により、何台かに分かれて、午前5時30分に現地集合となった。
私&いしばしさんは、私の運転で少し遅れて到着したので、いち早く集合していた他3人が
釣り場に向かい、私といしばしさんは少し遅れて釣り場に到着した。

 そこで、既に釣り座を陣取っていた楽釣さんに「家島モードで別の釣り座でやりませんか?」
と誘ったのですが、断られたので、私は一番右の釣り座に入ることになった。
それで、横一線に5人が等間隔で並ぶことになり、左から、いしばしさん、楽釣さん、楽弟子さん、
市内釣り師さん、私の順である。

 この釣行記の一番最後に、私が最近思っていることを書きますので、是非最後まで読んで下さい。
そして、掲示板で熱く語り合いましょう。
宜しくお願いします。

 私より早くに釣り座に着いた3人は早々に釣りを開始していたので状況を聞くと、
潮が左に速く流れていて、釣りにならないとのことだ。
その状況を聞きながら、ダンゴ&仕掛けの準備を済ませたが、みんなの釣りを見ながら、
潮が少し緩むまで待つべく、楽弟子さんと話をしていた。

 しばらくすると、この潮の速い状況下で楽釣さんが本日1枚目を釣った。
さすがである。
それを見た私が慌てて釣りを開始したのは言うまでもない(笑)。
この時、午前7時30分であった。

 私が釣りを開始した直後も、依然、潮は左に速く流れていたので、タナを一気に深くして続けた。
そして私が開始して数投後、楽弟子さんもこの状況下で本日1枚目をゲットした。
しばらくして、状況は変わらないまま、楽釣さんは2枚目をゲットした。

 一方、私はというと、エサ取りが多いこの時期なのに、開始してから2時間ほど経っているが、
開始から一度もエサが取られることなく、暇な釣りが続いている。
この後は既にチヌをゲットしている楽釣さん&楽弟子さんもアタリが無くなってしまい、
小康状態がしばらく続くことになった。

 ここで、左隣の市内釣り師さんに状況を聞くと、エサは一度も取られることなく、そのまま残って
くるとのこと。
しかし、更に左隣の楽弟子さんに確認すると、エサは取られることが多く、たまにしか残って
こないとのこと。
更に左隣の楽釣さんの釣り座では、エサは常に取られてきて、残ってくることはほとんど無い
ということを聞いて、私&市内釣り師さんとの状況の違いが凄くあることを知ってビックリした。
そこで、私は大きな決断をすることになった。

 私が一番潮上の釣り座にいるからもしれないが、エサ取りも全然寄ってこない所でやっていても
「勝負にならない!」と初めて真剣に思ったので、釣り座を変更することにした。
紀州釣り師にとって、釣り座変更は勇気のいることである。
しかし、全体的に悪い状況ではないのだから、少しでも良い状況を求めての釣り座変更であり、
紀州釣りに関しては、こんな感情を持っての釣り座変更は初めての経験だった。
結局、この釣り場では初めての釣り座(いしばしさんから大分離れたの左隣)に構えることにした。
午前9時30分であった。

 釣り座を変更した直後から、エサが毎回取られてくるようになり、ようやく気持ちが落ち着いた。
あとは、這わせ幅とダンゴの割れるタイミングを調整するだけである。
丁度この時、朝一から左に速く流れていた潮がようやく緩み始めた。
その直後に楽釣さんが1枚ゲット。
続いて私の寝ウキも一気に入り、35cm前後の本命を釣り上げることができた。
釣り座を変更して1時間も経たないうちに、本日1枚目をゲットできたということは、
やはり釣り座変更は正解だった!?
この調子でドンドン追加していきたい。
楽釣さんはこの後も追加していく。

 そして潮が更に緩んでいき、ウキ止めがウキまで2mほど離れているので、タナを少し詰めた。
そうこうしているうちに、市内釣り師さんがようやく25cmくらいのキビレをゲットした。
おめでとうございます。
市内釣り師さんは数分後に同サイズのキビレをもう1枚ゲットした。
市内釣り師さんの釣り座でも、ようやく状況が上向きになってきたのかと思いきや、
キビレを釣った後も相変わらず、エサはほとんど残ってくるとのこと。
まあ、チヌではなくキビレだけが釣れるということは、状況が良いとは言えない。

 この後、朝一からずっと右から吹いていた風が、左前から吹くようになった。
底潮は止まっているようだが、この風向きに変わったことによって、上潮だけが右に流れ、
2枚潮になっているので、タナを一気に深くして続けていると、以前にフカセ釣りで
御一緒させて頂いたA氏が応援に駆けつけてくれた。
私としばらく話をした後、楽釣さんと話をしていた。

 ここで、2枚潮の釣りづらい状況なので昼食休憩を取ることにした。
休憩中に楽弟子さんがヘダイをゲットした。
それを見て休憩もそこそこに釣りを開始した。
しかし、この後は全体的に小康状態が続くことになった。

 午後1時30分頃になって、底潮がようやく動き出し、本日初めて右に流れるようになった。
これはある意味、チャンス到来であった。
というのは、朝一に陣取っていた釣り座では潮上だったので、左隣の市内釣り師さんと
「我々の釣り座では、潮は右に流れたら、チャンスは無いなあ。」と言っていたからだ。
ここで私は元の釣り座に戻ろうと思ったが、一度離れた釣り座に戻ったら、朝一からずっと
同じ釣り座でやっている市内釣り師さんに迷惑が掛かるだろうから、釣り座を変更しなかった。
朝一と同じく、再び潮上での釣りとなってしまった。
ということで、チャンス到来とはいかなかったのか・・・・・!

 少しして、前アタリの後、寝ウキが立ってスーッと入っていったアタリで、30cm強のチヌをゲットし、
やっと本日2枚目である。
この後、超小型チャリコの群れが到来したのか、おなじみのマッチ箱サイズのチャリコが
連発するようになった。
たまにベラも混じるようになった。

 そのうち、釣り座やや右の方まで仕掛けを流していると、寝ウキが一気に入った。
合わせると、なかなかの引きだ。
しかし、わずか数秒のやりとりの後、急に軽くなり、ショック!
仕掛けを回収すると、ハリスがザラザラになっていたので、根か何かに入られたのだろう(泣)。
ただ、同じような所で何回か根掛かりをしているので、根掛かり覚悟でその周辺をわざと
攻めていただけに、このハリス切れは仕方ない。
気持ちを切り替えて次の1枚を狙う。

 見ると、楽釣さんの竿はまた曲がっており、お馴染みの連チャンモードスイッチオンで
おそらく2ケタいっているであろう。
その隣でやっている楽弟子さんも久しぶりにチヌゲット!
とここで、午後4時30分、市内釣り師さんは仕事の都合で急遽帰ることに!
「お疲れ様でした!」

 この後、右への潮がメチャクチャ緩み、追い風も緩やかになり、海はまるで池状態になった。
それでタナを少しずつ詰めていくが、エサは毎回残るようになった。
エサ取りが無くなったのか、エサ取りを交わしているのか、どちらか分からない。
これはチャンスなのかどうかも分からないが、とりあえず、ウキ止めはウキの1mほど手前に
設定して続けた。

 ふと見ると、いしばしさんがアタリを捉え、強烈な引きに耐えながら、上がってきたのは
40cm強のチヌであった。
おめでとうございます。
いしばしさんは直後に同サイズをもう1枚追加した。
2枚とも良いサイズだ。
そのうち、楽弟子さんもチヌゲット!
楽釣さんも相変わらず!
やっぱりチャンスなのか?
でも私は釣れない。
再び我慢の釣りに・・・。

 ようやく潮が左にゆっくりと流れ始め、エサも取られるようになり、我慢の釣り解消か?
それでタナを一気に深くして続けていくが、エサが取られるだけで、これも我慢の釣りだ(笑)。

 時間だけが無情にも過ぎていき、辺りが暗くなってウキが見えにくくなってきた。
すると、他の3人は片付け始めたが、私はしぶとくダンゴを投げ続けた。
ウキから一度目を離してしまうと見失うので、微かに見える寝ウキに目を凝らしてながら
追っていると、立ってスーッと入っていった。
合わせると乗ったあ〜!
まずまずの引きだが、横に走ったりするので、本命なのか、ボラなのか、ややこしい!
足下に寄せてきて姿を確認すると、チヌだった。
上げてみると、35cmくらいかな。
連チャン目指してもう1投するが、さすがに暗くてウキが見えなくなったので、
午後6時45分に納竿した。

 今回、私は6枚以上釣ることを目標にしていた。
というのも、あと6枚で、今年の紀州釣りでの釣果が100枚に達するからだ。
しかし、今回は3枚に終わり、100枚達成はお預けとなってしまった(泣)。
次回釣行で達成できるように頑張ろうっと!

 以下、私が最近思っていることとして、波止の紀州釣りでの釣り座による釣果の違いについて
書きますので、それに対する色々な意見(反論など)を下さい。

 私は紀州釣り師であり、フカセ師でもある。
4月〜11月は波止での紀州釣りでチヌを狙い、11月〜3月は磯でのフカセ釣りでグレ狙い、
3月〜4月は磯でのフカセ釣りでチヌを狙っています。
自己紹介はそこそこに本題に入ります。

 磯でのフカセ釣りをしている人にとっては承知のことだが、上がる磯によっての釣果の違い、
同じ磯でも釣り座による釣果の違いがあるのは明らかである。
もちろん、ある程度テクニックでカバーできることもあるだろうが、磯や釣り座による釣果の差を
すべて帳消しにすることは難しいだろう。

 しかし、波止での紀州釣りに関しては、横一線に並んだ場合、釣り座による釣果の違いは無く、
腕の差だけがそのまま釣果の違いになるものだと以前は思っていた。
でも最近は、波止での釣り座による釣果の違いが明らかにあると思っている。

 あちらこちらに点在するシモリ根や底の状態によって、チヌが居着きやすいかどうか、
ダンゴによるマキエが溜まりやすいかどうか、潮の流れが複雑になるかどうかなど、
釣り座による釣果の違いが発生すると思う。
もちろん、フカセ釣りより紀州釣りの方が腕の差が如実に表れると思っているので、
紀州釣りでは構える釣り座による劣勢は、腕の差でカバーできる要素は多いし、
潮の流れによっても釣果は変わってくるだろう。

 みなさんは紀州釣りに関して、波止の釣り座のでの釣果の違いをどう考えていますか?



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・・3枚(33cm〜31cm)、他
楽釣さん・・・・・・・・15枚(43cm〜26cm)、他
市内釣り師さん・・・2枚(26cm〜25cm)、他
いしばしさん・・・・・3枚(43cm〜25cm)、他
楽弟子さん・・・・・・5枚(33cm〜28cm)、他
楽釣さんの釣果です。
本日最長寸43cmのキビレを含む15枚です。
詳細は「楽釣の釣行記」にて!
市内釣り師さんの釣果です。
急遽、仕事が入って最後まで御一緒できませんでしたが、お疲れ様でした。
キビレ2枚ゲットはマルキュー大会に向けて、良い弾みになることを期待しています。
いしばしさんの釣果です。
夕方になって、40cmオーバーを2枚ゲットはさすがでした。
何度かの突っ込みに耐えながらの竿さばきも見事でした。
楽弟子さんの釣果です。
5枚の釣果はさすがでした。
この調子でマルキュー大会も一気に10位入賞しましょう!