日時 2009/09/13(日) 6:15 〜 13:53
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 マルキュー紀州釣り大会(家島)
メモ  
満潮 干潮
長潮 19:36   10:47  
天気 晴れ 普通 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 直川、池之坊、楽弟子さん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
アミエビ  
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 26.0 Cm 〜 36.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹    
写真
 今回は第9回マルキュー紀州釣り大会in家島に参加してきた。
昨年、この大会で9位入賞を果たした私は更なる上を目指し、今年は表彰台を狙う。
あれから1年、それなりの練習も積んできたので、あとはどの釣り場に上がることになるかが
釣果に大きく左右するだろう。

 同行したメンバーは楽釣さん、市内釣り師さん、楽弟子さんである。
大会に左から、楽弟子さん、私、市内釣り師さん、楽釣さんである。
そして、現地でお会いすることができる人もたくさんいるので、OFF会的楽しみな大会でもある。

 我々は前日の午後9時30分に楽釣さんちに集合し、ダンゴの仕込みをした後、
午後10時過ぎに私の車で出発した。
混雑することなく、順調に車を走らせ、途中に休憩をしながら、午前1時30分過ぎに到着した。
駐車場には数台しか止まっておらず、まだ時間があるので、4人でしばしの仮眠を取ることにした。

 午前4時になって受付が始まり、行列が出来ていたので、我々も行列に並んで受付を済ませた。
ゼッケン番号の若い順に紹介します。
市内釣り師さんは11番、楽弟子さんは34番、私は71番、楽釣さんは77番である。
今大会において、2艘ずつ2回に分かれての出船となり、4軒の渡船屋さんのお世話になった。

午前5時過ぎ、第1便の2艘で市内釣り師さんと楽弟子さんが別々の船に乗って出船し、
第2便で私と楽釣さんが同じ船に乗って出船した。
すると、MFG大会に引き続き、何と今回もかもやくんと同じ船になり、しかもかもやくんは
私と続き番号と70番であった。
船の中では楽釣さん&かもやくんと共に釣り談義に花が咲き、「我々はどこに上がるのか?」
と心配していると、本島周りであった。

 まずは有名な「宮の一文字」に数人上がり、次に「白灯」に数人上がった。
そして次は赤灯に到着すると、「57番から72番まで降りて下さい」と言われたので、
かもやくんと共に71番の私も赤灯に上がることになった。
赤灯に上がった瞬間、家島に詳しい2人は溜息をついていたので、この瞬間、
私は「今大会は終わってしまったか。」という雰囲気を感じたのは事実である。
ただ唯一の心の救いは、私はこの釣り場で釣りをしたことが無いので、良いイメージはもちろん、
悪いイメージも持っていないということである。
悪いイメージを持っていないからこそ、「釣れる」という期待も持てるということだ。

 番号の若い順に釣り座決定をしていき、71番の私と72番の人だけが残り、
72番の人は60番台の人とお友達ということで、お友達同士並んでもらうことにし、
私は波止先端付近陣取ることになった。
波止先端は潮の流れが複雑なので、私個人的には苦手であるのだが・・・・。

 先端付近に陣取った私は、先端3方向のうち、外向き(先端に向かって左)には既に
大きな船がたくさん停泊しているので、内向き(先端に向かって右)と先端真っ直ぐの2方向
しか残っていなかった。

 ここで潮の流れをしばらく見ていると、内向きは左に、先端真っ直ぐ方向でも左に流れていた。
先端真っ直ぐ方向に対して左右に潮目が出来ていたので、どうやら内向きでは潮目による
引かれ潮で、左に流れていて潮目に合流すると、沖に向かって流れているようだ。
家島に詳しい人の情報によると、先端付近にはこの潮目がよく出来るとのことなので、
内向きに釣り座を構えると、潮目に合流するまでの狭い範囲での勝負になるのだ。
それで、私は先端真っ直ぐに釣り座を陣取った。
というのも、現在は沖に向かって流れているが、湾内向きに潮が流れ始めたら、
沖からやってくるであろう回遊チヌの群れを私の釣り座で居着かせて、
その群れを一網打尽にして釣ってやろうという作戦なのだ。
そうは上手くいかないと思うけど・・・(笑)。

 午前6時15分頃、私は釣りを開始した。
ダンゴを潮目に直接投入すると、速い潮に仕掛けがドンドン引っ張られて釣りづらいので、
潮目の手前にダンゴを投入することにした。
狙いとしては、仕掛けが引かれ潮によって引かれていき、潮目との合流地点付近でのヒットか、
もっと仕掛けを流していき、潮目との合流以降の地点でのヒットである。

 まずはタナ取りから始めた。
あらかじめ、竿4本くらいタナで仕掛けをセットしていたが、寝ウキがなかなか立っていかない。
ようやく判明した水深は竿2本半ぐらいで、今までに家島で釣りをした中では浅い方だ。
そしてタナを更に1ヒロ半ほど深くして本格的に開始した。
そして、数投後にエサが取られてきた。
どのタイミングでエサが取られているのか特定するために、仕掛けを回収する時間を変えていく。
すると、潮目との合流地点までに取られているようだ。
そのうち、寝ウキがもじもじした後、一気に入ったので期待しながら合わせると、引きは小さい。
上がってきたのは、手のひらくらいのチャリコだった。
チャリコが釣れたということは、チヌが釣れるまでの時間が近いと思うので気合いを入れる。

 この後、潮目が消えて潮が緩み、左にゆっくりと流れるようになった。
すると、根掛かりが連発し始めた。
たまに針が残ってくることがあり、貝殻が付いていることもある。
根掛かりする周辺には魚が居着いていることが多いので、その周辺を狙うが、あまりに根掛かりが
多いので、もう少し釣りやすい所を探すためにダンゴの投点を変えていく。

 手前も根掛かりが多かった。
遠投すると、多少根掛かりはするが、マシである。
真っ直ぐ前に大きな根があるみたいだ。
それで、思いっきり右(潮上)に投入すると、その周辺も根があるみたいで根掛かりする。
やや右にダンゴを投げて仕掛けを流し、真っ直ぐ前で回収するようにすると、根掛かりは少なく
なったが、根と根の間を攻めるので、範囲が限られるのだ。
まあ仕方ないか。
根の状況を探るのに時間が掛かったが、攻める範囲を特定できたので、あとはチヌを釣るのみ!
この間にもエサはずっと取られてきていたので期待大だ。

 そして、午前9時30分頃、寝ウキに典型的な前アタリがあり、最初の1枚をゲットした。
サイズは25cmあるかないかだが、とりあえずは1枚釣れて嬉しい。
気持ちが落ち着いたところで、サイズアップも含めて次の1枚を目指す。
すると、私の右隣の人が20cmないくらいのチヌをゲット!
サイズを測った後、規定サイズ無かったらしく、即放流していた。
というのも、今大会は20cm以上のチヌ5枚の重量で競うので、20cm以下のチヌを釣っても、
検量外なので意味がないからだ。

 この後、続けていると、ベラやチャリコ(マッチ箱サイズも含めて)は釣れるが、チヌは釣れない。
小康状態が続き、そろそろ腹も減ってきたが、大会だけに昼食休憩を取らずにやっていると、
寝ウキが一気に入ったので合わせるが、引きは小さい。
上がってきたのは25cmほどの本命だった。
これで2枚目だが、とりあえずは規定枚数の5枚を揃えたい。
この時、午前11時過ぎだった。

 この後も、もちろん昼食休憩を取らずに続けるが、朝一に出来ていた潮目は再び現れること無く、
潮は相変わらず左にゆっくりと流れ、アタリがあるとベラやチャリコばかりである。
私は潮の流れが右(沖から湾内向き)に変われば、回遊チヌを一網打尽にしようと目論んでいたが、
潮の流れが変わることなく、小康状態が続いていた。

 そして午後1時を少し回った頃、依然、潮は左にゆっくりと流れていた。
仕掛けを流していると、目の前のシモリ根付近で寝ウキがもじもじした後、スーッと入っていった。
合わせると、本命っぽいまずまずの引きを感じながら足下に寄せてくると、可愛い銀鱗ちゃんで、
無事にタモ入れも済ませ、上がってきた銀鱗ちゃんは35cm前後だった。
それでチヌをスカリに入れるべく、スカリを上げると、25cmほどのチヌが2枚入っているはずだが、
1枚しか入っていない!
ショック!!
スカリを点検すると、穴があいていたので、その穴から1枚が逃げていったのだろう(泣)。

 3枚ゲットのはずが、2枚ゲットになってしまったが、気を取り直して続けることにした。
時合いがやって来たとばかりに、残り時間の少ないので、気合いを入れ直した。

 しかし、回遊チヌがやってくるであろう右への潮に変わることなく、回遊チヌを爆釣するという
目論みは大きくはずれ、このまま終了時刻の午後2時前に納竿とした。

 赤灯に上がった我々6人グループでは私ともう1人しか釣果を得ることができず、
その1人は手のひらもないサイズを4枚釣っていたが、うち2枚は20cmより小さかったので、
リリースしたとのことだった。
我々のグループは厳しかった。

 午後2時過ぎに船が迎えに来たので乗り込んだ。
次は沖波止に上がっている楽釣さん&かいちょうさんたちを迎えに向かった。
「えー!!」
沖波止ではなく別の場所に船が着くと、そこに楽釣さん&かいちょうさんがいるではないか!!
てっきり沖波止に上がっていたと思っていたのに!
楽釣さんたちが上がったグループでは、かいちょうさんの1枚だけだったということで、
楽釣さんはまさかの0枚であった。
まあ、楽釣さんの腕を持ってしても釣れないということはチヌがいなかったのだろう。
このグループでもかなり厳しかった。

 本部に戻ると、すぐに検量してもらい、私は870gだった。
その後、沖から順に船が帰ってきて、次々と検量していき、楽弟子さんが帰ってきて、
2枚釣ったということで検量すると、1200gを超えていた。
さすがである。
そして最後の船で市内釣り師さんが帰ってきたが、ダメだったとのこと。
これですべての検量が終わり、閉会式が始まった。

 まずは結果発表である。
優勝は4000g超えで、2位は2900g台だった。
例年なら、3位入賞するのに5000g超えが必要だが、今年はやはり全体的に厳しかったみたいだ。
その後は15位まで発表し、15位にはゆっきんさんが1400g台で入賞していた。
おめでとうございます。

 そして優勝者は、その後のインタビューの際、エサ取りを交わす技を披露していた。
優勝者が上がった円盤というのは、2つしか並んでいなく、そのうちの1つに優勝者が、
その隣の円盤に陣取ったのは何と、市内釣り師さんであったのだ。
しかし、市内釣り師さんはボーズに終わってしまい、隣で優勝者が良型をどんどん釣るのを
指をくわえて見ているしかなかったということだった。

 次にお楽しみ抽選会が始まったが、目玉賞品はなく、順に発表されていき、私と楽弟子さんは
マルキュー新発売のダンゴ製品をもらい、市内釣り師さんは生活用品をもらった。
賞品もなくなり、楽釣さんはここでもまさかの賞品ゲットならず!
閉会式が終了して、みなさんとご挨拶をして、我々4人は会場を後にした。

 今大会は全体的に厳しかったらしく、102名の参加者のうち、35名しか検量出来なかった。
マルキュー紀州釣り大会が家島で開催して以来ずっと、全体の6割〜7割の人が検量してきたのに、
今年は全体の3割の人しか検量出来なかったということで、今までで一番悪い状況であった。
来年こそは、表彰台に上がれるよう、猛練習します。
 
 今大会の会場で御一緒した、いしばしさん、かいちょうさん、かもやくん、タヌPONさん、
ゆっきんさん、徳山さん、潮○会のみなさん、明石SAでお会いしたIMPACTのみなさん、
そして、楽釣さん、市内釣り師さん、楽弟子さん、お疲れ様でした。


私の釣果です。
スカリから25cmのチヌが1枚逃げてしまい、2枚ゲットに終わってしまいました。
検量では870gで、15位入賞は出来ませんでした。
それにしても、今回の2枚で今シーズンの紀州釣りで99枚になり、100枚にリーチが掛かりました。
逃げてしまった幻の1枚は痛かったなあ(泣)。
楽弟子さんの釣果です。
上がった場所は分からないが、初の大会挑戦&家島釣行でのこの釣果はさすがです。
検量では1200gを超えていて、15位で入賞された人は1400gぐらいだったので、
惜しくも入賞を逃し、残念でした。