日時 2009/09/22(火) 7:20 〜 18:30
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 三重県某波止
メモ  
満潮 干潮
中潮 8:02 19:32  1:34 13:46 
天気 曇り 普通 波高 1.5m 水温   気温  
同行者 四宮、直川、いしばしさん、徳山さん 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
アミエビ  
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 32.0 Cm 〜 32.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
写真
 三重県遠征2日目である。
まだ薄暗い時に我々は目覚めると、早速波止に向かい、5人分の釣り座を確保した後、
お湯を沸かして、みんなで朝食のカップラーメンを食べた。
朝から食べるこのカップラーメンが、すごく美味しかった。
食べ終えて、しばらく話をしていると、徳山さんが合流した。
「おはようございます。」
しかも、我々5人分のアミエビを買って来てくれていて、有り難うございます。

 それで5人で波止に戻り、釣り座を決定し、奥(先端付近)から、徳山さん、いしばしさん、
楽釣さん、私、磯吉さんの順に構えた。
今回の磯吉さんの釣り座は去年の三重遠征で13枚釣った本命ポイントである。

 ここで、私は飲み物を買い忘れていたので、コンビニに行った。
そして20分ほどして波止に戻ってくると、既に徳山さんは1枚ゲットしたとのこと!
さすがである。

 それを聞いた私も慌てて準備をして、午前7時20分に釣りを開始した。
潮は右にゆっくりと流れていた。
大体の水深は分かっているので、少し這わせる方向で様子を見ることにした。
しばらくしても、エサは取られない。
すると次第に潮が緩んでいき、止まってしまった。
依然、エサは取られず、そのまま残ってくる。

 そして、再び右にゆっくりと流れ始めたと同時に徳山さんが2枚目ゲット!
ダンゴを投入してから、すぐに掛かったので、ダンゴを割りに来ていた回遊チヌだったのか?
この直後にも、徳山さんは2連発ゲット!
お手柔らかにお願いしますよ(笑)。

 午前9時30分頃に、本日初めて潮が左に速く流れ始め、タナを一気に深くしてやるが、
釣りづらい時間帯が続いた。
そして潮が緩んだ後、止まり、再び右に流れ始めた。
その間もタナは微調整だけで、ウキ止めとウキをかなり離してやっている。
この直後から、楽釣さんは25cmあるかないかのグレを数匹連発した。
ただ、私の釣り座では、エサはほとんど残ってくるので、羨ましい限りである。

 そして、この後は全体的に厳しい状況が続くことになったが、その沈黙を破ったのは
やはり、徳山さんであり、35cmほどのチヌを釣った。
先日行われた永易流大会3位の勢いをそのままに一方的な展開になりつつある。
この後も徳山さんのワンマンショーが続いた。
しかし、他の4人にはまだチヌは釣れていないので、指をくわえて見ているしか仕方ないのか(泣)。

 エサはほとんど取られない暇な釣りをしていた私は次第に眠くなった。
何度か襲ってくる眠気に我慢しながら、とうとう我慢の限界が来て竿を落としそうになったので、
午後1時過ぎに車に戻り、仮眠しに行った。
すると、ほぼ同時に楽釣さんも仮眠しにやって来た。

 楽釣釣行記にも書いている通り、楽釣さんは午後2時にアラームをセットして、
午後2時に釣り場に戻って釣りを再開している。
しかし私はその頃、余りに気持ちよく寝ていたので、楽釣さんは遠慮して私を起こさなかったとのこと。
そんな楽釣さんの気持ちも知らずに、私は夢の中にいました。
すみませんでした(笑)。

 仮眠しに行って一向に釣り座に戻ってこない私に見かねて、磯吉さんが私を起こしに来てくれた。
「もう3時半やぞ!」
その時間を聞いてビックリしたが、更に磯吉さんは「もう4枚釣ったぞ!」の言葉を聞いて、
一気に目が覚めたのだった(驚)。
磯吉さんの右隣の私&楽釣さんが仮眠しに行った直後に4枚連発したとのこと。

 紀州釣りにおいて、今まで横に並んでいたライバル達が帰ったりしていなくなった瞬間に
釣れることはありませんか?
私はそんな経験が多々あります。
みなさんはどうですか?

 とりあえず、磯吉さんに起こしてもらった私は釣り座に戻り、釣りを再開した。
すると、今までエサがほとんど取られるは無かったが、この時エサが取られ始めた。
しかし、数投後には再びエサがそのまま残ってくることになり、厳しい状況が続いた。

 しばらくして、いしばしさんが30cm前後のチヌをゲットし、本日まだチヌを釣っていないのは
私と凄腕楽釣さんだけであった。
この時、既に午後4時を回っていて、残り時間は2時間ほどなので、少し焦ってきた。
少しして潮が左に変わった瞬間に、私の寝ウキが一気に入ったので期待しながら合わせると、
何も掛かっておらず、素バリを引いた。
まだ魚は何も掛けていないだけに、合わせが大きくなる(笑)。

 しばらく小康状態が続いていたが、午後5時過ぎに楽釣さんが何かを掛けた。
引きからしてチヌのようだが、私は動揺を隠せなかった。
そして上がってきたのは30cmほどのチヌだった。
おめでとうございます。
この瞬間、本日同行しているメンバーの中でチヌをまだ釣っていないのは私だけとなり、
ますます焦ってきて泣きそうになった。
でも残り1時間ほど頑張るしかない。
ただ、この時からエサ取りが出てきたので期待が持てそうである。

 エサこそ取られるものの、アタリが無い状況で続けていると、辺りも少し暗くなりかけた
午後5時30分頃の出来事だった。
仕掛けを回収していると、私の竿先がおかしいことに気が付いた。
よく見ると5cmくらい折れていたのだ(泣)。
この竿先の骨折は、1人だけボーズのために沈んでいる私の心に更に追い打ちをかけ、
心が折れそうになり、私の心はボロボロだった(大泣)。
気が付くと、私は竿を交換して釣りをしていた。
余りのショックで、この時の状況はあまり覚えていないのだ。

 そして、ウキも見にくくなってきた午後6時前、目を凝らしながら、寝ウキにモゾモゾした動きが
あったが、明確なアタリが無く、仕掛けを少し流して回収しようとすると、何か重みを感じたので、
合わせを入れた。
すると、何か掛かっている。
引きからして本命っぽい。
慎重にやりとりをして、暗い海面に姿を現したのはやはり本命ちゃんだった。
磯吉さんにタモ入れをしてもらい、30cm強のチヌが上がってきた。
私は思わず、「ヨッシャー!!!!!」と波止全体に聞こえるような大声で叫んでしまった(笑)。

 この2日間の三重遠征で苦しんだ挙げ句の1枚ゲットだけでなかったのだ。
この日は私だけがボーズに終わってしまうかもしれないという窮地に追い込まれている時に
竿先の骨折のトラブルがあり、心が凹み切った状態でのこの1枚ゲットは、
過去に釣ったチヌの中でも、思い出に残るベスト3に入るだろう。
苦しみ抜いてのこの1枚は、それだけに嬉しい気持ちが大爆発してしまい、
大人げなくも大声で叫んでしまったのだ(笑)。

 この時には既に他のメンバーは納竿していたが、この1枚で気をよくした私は連チャンを狙い、
しぶとく続けた。
暗くなってからもエサ取りはいるようで、エサは毎回取られてくるが、辺りがすっかり暗くなり、
午後6時30分に納竿した。

 私と楽釣さんといしばしさんは厳しかったが、磯吉さんは5枚、圧巻は徳山さんの14枚だった。
さすがでした。
次回に御一緒する際には御指導のほど宜しくお願いします。

 この後、荷物を車に積み、しばしの会話をして、徳山さんと別れた。
そして、我々4人は夕食を食べに行くことにした。
去年、いしばしさんと一緒に行ったお盆紀州釣り遠征の時に訪れたラーメン屋さん(一番亭)である。
1年ぶりに訪れて懐かしかった。
ここで、美味しいラーメンを食べながら、長い反省会をした後、和歌山に向けて帰路に着いた。

 恒例のお盆紀州釣り遠征とは違い、今回は宴会を伴った遠征だっただけに、
宴会時にはいしばしシェフの美味しい料理に酒がすすみ、釣り談義に花が咲き、
ワイワイガヤガヤの楽しいトークもあり、釣りに関する本音トークもあり、ホントに楽しかった。
来年も宴会遠征行きたいなあ(笑)。
今回はいしばしシェフに任せっきりだったので、来年は私も料理に貢献できるように頑張ります。




本日の釣果
私(チヌ吉)・・・・・・チヌ1枚(32cm)、他
磯吉さん・・・・・・・・チヌ5枚(35cm〜26cm)、ヘダイ、他
楽釣さん・・・・・・・・チヌ1枚(30cm)、アイゴ1枚(30cm)、他
いしばしさん・・・・・チヌ1枚(33cm)、他
徳山さん・・・・・・・・チヌ14枚(36cm〜25cm)、他
私(チヌ吉)の釣果です。
苦労してのこの1枚は思い出に残る1枚となった。
ボーズで終わらないで良かったあ〜!
磯吉さんの釣果です。
今回は慣れないハワセ釣りに徹してのこの釣果に大満足だったようです。
楽釣さんの釣果です。
楽釣さんも私同様、苦しみながらの1枚であった。
アイゴは嬉しい外道だったようです。
いしばしさんの釣果です。
いしばしさんもこの2日間は苦しかった。
でも2日目にして、きちんと本命をゲットしました。
徳山さんの釣果です。
他4人が苦しみながら、圧巻の14枚はさすがでした。
次回御一緒してくれる際には、御指導の程、宜しくお願いします。