日時 2009/11/08(日) 7:00 〜 14:00
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 G杯グレ串本会場
メモ  
満潮 干潮
小潮 10:29 20:51  3:03 15:32 
天気 晴れ 普通 波高 1.5m 水温   気温  
同行者 四宮 備考  
渡船名 浜勝渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボイル  
グレ遠投派  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 34.0 Cm 〜 34.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
写真
 今回は念願のG杯に出場することができました。
といっても、地区予選ですけど(笑)。
G杯というと、フカセ釣りの王道大会とも言うべく大会なので、私みたいな下手くそなヤツが
この聖なる大会に出場するなんて失礼だと思って、今まで出場を敬遠してきた。
しかし、G杯地区予選が地元である和歌山県串本で開催されるということで、恥ずかしいながら、
思い切って申し込んだのだった(笑)。

 今回一緒に出場したのは磯吉さんであった。
ただ、心残りなのは、私が大会出場を申し込んでから数日後に、楽釣さんが申し込んだのだが、
既に定員(125名)オーバーとなっており、一緒に行けなかったということである。

 当日、午前1時前に磯吉さんが私を迎えに来てくれて、途中で人間&魚のエサを買い、
大会集合場所に到着したのは午前3時30分であった。
集合時間である午前4時30分まで、あと1時間ほどあるので、車の中で磯吉さんとしばらく
お話をしていた。

 そのうちに受付が始まると同時に、本部前にあっと言う間に行列が出来て、最後尾に並んだ。
そして、ゼッケン番号を引くと、何と「3番」だった。
過去に出場した大会(マルキュー)でも引いたことのない一桁の番号を、このG杯で引くなんて、
ビックリであった。
一桁の番号だけに、余程良い磯に上げてくれるんだろうと期待し、ガッツポーズをしてしまった。
樫野区の浜勝渡船さんなので、おそらく樫野周りだろうと思っていた。

 しばらくして開会式が始まった。
そして大会についての説明を聞いていると、本日は波が高いので、沖磯には少しの人しか
上がれないとのことであるが、1桁組は必ず沖磯に連れて行ってくれると確信していた。
ちなみに磯吉さんは53番で、須江区の芝渡船さんである。

 ここで今回の大会要項を説明しておこう。
125名の参加者のうち6名が全国大会出場の権利を得ることになっている。
そして、5艘の船に25名ずつ乗り込み、船内2位以内に入った人(合計10名)だけで
全国大会行きの切符である6名の枠を争うのだ。
船内2位なんて、厳しすぎる(泣)。

 そして、午前6時前に出船し、初めてのG杯だけにワクワクドキドキしていた。
気になるのは磯割である。
1,2番の人はヤマサキに上がり、3番である私の番が回ってきたが、私を含めて6名が
船頭さんの指示のもと、ヤマサキの隣に上がることになった。
2名ずつ磯に上がると思っていたのに、ショックだった。

 磯に上げられた6名は、3番と4番、5番と6番、7番と8番の3組に分かれて、
3,4番は船着き周辺に、5,6番は船着き右側に、7,8番は船着き左側に陣取った。
そして、3番である私は釣り座選択権があるので、船着きに釣り座を構えた。
4番さんは私の左に釣り座を構えた。
私がこの釣り座を選んだ理由として、潮が右に流れていることと、釣り座右側にマキエが
溜まりやすいワンドになっていたということである。
ただ、前半3時間のうち1時間30分後にジャンケンによって釣り座交代するかもしれない。

 そして、午前7時に3時間の前半戦が開始された。
まずは軽い仕掛けで足下から攻めることにした。
すると、かなりのエサ取りが居るようで、エサは毎回取られてくる。
しかも、続けていると、ハリスに傷が入ってくる始末だ。

 それで、エサ取りを足下に釘付けし、少し沖を攻めることにした。
マキエは足下に撒き、仕掛けはジンタン4号を1つ追加し、遠投して竿3本先まで引っ張ってくる。
すると、数投目まではエサは残ってきたが、その後には取られてくるのだ。

 そして、4番の人が何かを掛けた。
なかなかの引きながら、上がってきたのは30cm前後のシマアジだった。
嬉しい外道だが、本日はG杯だけに嬉しくないだろう(笑)。
しばらくすると、4番さんは再び何かを掛けたが、今回は本命っぽい引きだ。
足下に寄せてきた時に突っ込まれ、ハリス切れでバラしてしまった。
4番さんいわく、バラしたのはグレだと言うことだが、残念でした。

 4番さんのバラシ(グレ)以降、私の釣り座ではエサ取りが消えてしまった。
4番さんの釣り座でも同様であった。
しばらく、厳しい状況が続いた。

 ここで、午前8時30分を迎え、釣り座を変更するかどうかのジャンケンをすると、私が勝ったので、
4番さんと釣り座を交代させてもらうことにした。
そして、丁度この頃から右からの風が強くなり、道糸は左に引っ張られるが、
釣り座左の大きなサラシによって、仕掛けは右に流されていく。

 それで、マキエは足下に撒き、仕掛けはサラシの向こうに投入した。
しかし、エサは取られてこないので、仕掛けを深いタナに入れていく。
すると、4ヒロぐらいで1回だけエサが取られてきたが、その後、エサは取られてこなくなった。
我慢の時間帯が続いた。

 そんなこんなで、釣り座の後ろにそびえ立っていた大きな磯の陰になっていたために、
日陰になっていたが、前半戦終了間際の午前9時45分頃、ようやく陽が回ってきて、
釣りをしていたポイント周りのエサ取りの状況が見えやすくなった。
すると、足下に尾っぽの白いグレらしき魚が何匹か確認することが出来た。
「えっ、口太いてるやん!」って、思わず心の中で叫んだ。

 それで、すかさずタナを2ヒロ弱の固定にし、足下にマキエを撒いて、仕掛けも足下に投入し、
私の姿が見えると警戒されるので、しゃがみながらやった。
すると、エサは取られながら続けていると、3投目にはウキが一気に入っていった。
合わせるとまずまずの引きで、2度ほど突っ込まれたが、何とか水面に浮かせたのはグレだった。
タモ入れも無事に済ませ、上がってきたグレは35cm前後だった。
ヤッター!!!
でも、前半戦もあと数分で終わりなので、喜んでばかりはいられず、連チャンを目指して頑張るが、
午前10時前に前半戦が終了した(泣)。
もっと早くから足下に寄ってきていた口太グレに気付いていれば連チャンモードに突入していた
のになあ(泣)。
このことが、この後の検量で大きく響くことになった。

 この直後、後半戦に向けて磯替わりするべく、迎えの船がやって来た。
我々6名が迎えの船に乗り込み、数分後に1,2番の2人が磯に上がっていき、
次に、私と4番さんの2人が後半戦に向けて上がった磯は、しょらさん渡船さんが白野港を
出港してすぐ目の前の磯で、港から300m程しか離れていない地磯みたいな所なのだ(泣)。
もちろん、普段はほとんど上がっていない磯であろう。

 釣り座選択だが、番号の若い私が先に選ぶ権利があるので、船着きを選択した。
午前10時過ぎに後半の磯に到着し、午前11時開始まで時間があるので、4番さんとしばしの
釣り談義を楽しませてもらった。
すると、4番さんは神戸から来ていて、フカセ釣りしかやらないとのことだった。
そして、マルキュー主催の全日本グレ釣り選手権の予選を突破し、全国大会に出場が
決まっているという強者だったのだ(驚)。
全国大会は頑張って下さいね。

 そして、4番さんと話をしていると、和歌山の磯にもかなり来ているようで、幾つかの渡船区の
磯の情報についての話にも花が咲き、時間を忘れるほど話していた。
気が付けば、後半戦開始の11時を少し回っていたので、我々は慌てて後半戦を開始した。

 まずは攻め方だが、足下に竿1本先までハエ根が突き出ていて、そのハエ根の先が
美味しそうなので、ハエ根の周りにマキエをして、その先に仕掛けを投入することにした。
タナはまず2.5ヒロから始めた。

 すると、1投目からエサが取られてきた。
予想を裏切り、この後もエサ取りが猛威を振るうことになった。
潮は足下から沖に流れていく良い潮である。
数投後、仕掛けが馴染んで、沖に少し流れたところでウキが一気に入ったので、
すかさず合わせると、かなりの重みを腕に感じながら、魚は足下に一気に走ってきて
根に入られてしまった。
道糸を緩めて待つが、根から出る気配はないので、仕方なくラインを切った。
このバラシが響いたのか、この直後からエサ取りが姿を消してしまったのか、
エサが取られなくなったのだ。

 そして、このまま1時間30分が過ぎ、釣り座変更するかどうかのジャンケンをすることになったが、
私は「どこでも好きな場所取ってよ。」と申し入れると、4番さんは私の釣り座に入るとのこと
なので、私はとりあえず4番さんが入っていた釣り座に入ることにした。

 この釣り座では凄く浅く、根掛かり連発なのだ。
それで、私はすぐに釣り座変更しようと、釣り座の下見に行くと、まずまずの釣り座を発見した。
それで、4番さんの許可を得て、4番さんの左の釣り座に入らせてもらった。

 この釣り座では、竿1本先から急に深くなっているので、その駆け上がり周辺を狙うことにした。
初めは、軽めの仕掛けでタナは3ヒロから始めた。
しかし、エサは取られてこない。
この後も同様である。

 ここで、00ウキに変更し、軽い仕掛けでゆっくりと深いタナに入れていくが、
エサはやはり取られてこない。
魚がいる気配も感じられず、この後も、エサが取られてこない状況が続くことになった。

 そして、ようやくエサが取られ始めた。
この時、終了30分前だった。
見ると、足下にはエサ取りがたくさん集まっているが、グレの姿を確認することができない。
どうせ、これが最後のチャンスになるだろうから、磯際を丹念に攻めることにした。
しかし、アタリもなく、このまま午後2時を迎え、納竿となり、初めてのG杯が終了した。

 港に戻ると、既に帰港している他の船の選手の検量が始まっていた。
そして検量のない選手は船から下りるよう指示され、グレを釣って検量する選手だけを船に残し、
大会役員は人数を確認していた。
私の船では25人中8名しかグレを釣っていなかった。
そして検量が始まったが、各選手の釣ったグレは軒並み小さく、多い人で2枚しか釣っていないのだ。
「1枚しか釣っていない私にもチャンスがあるぞ!」と心の中で思いながら、私の番が回ってきて
検量してもらうと、私のグレは34cmで640gだった。
全ての検量が終わり、閉会式を待った。

 着替えも終わり、閉会式を待っていると、見たことのある人がテントの前に立っている。
名前を思い出せない。
「誰だったかなあ〜?」
名前を思い出せないまま、閉会式が始まった。

 まずは成績発表だ。
優勝者は沖磯周りで3340gだった。
2位も沖周りで1900g、3位は湾内磯での1020gである。
この後も発表が続き、5位の人が私と同じ船の1位の人で700gだった。
何と私と60g差だ!
「もしかして6位は?」なんて!!
しかし、全国大会出場最後(6人)の切符は沖磯周りの人がだった。
残念!!!
この後に発表される7位から10位までの人は、6位までの人が全国大会に出場できなくなった
時の補欠要員なので、気になるところだ。
順に発表されていき、10位は私と同じ船の2位の人で660gだった。
またまたホントに残念!!!!!
私と20g差なのだ(泣)。
11位以降は発表はなかったが、おそらく私は11位だろうか?

 ホントに悔しい成績発表が終わり、楽しい大抽選会となった。
賞品には、がまかつ製品だけに、バッカン、竿ケース、雨具などが並んでいた。
私も磯吉さんも、何の賞品が当たらないまま、竿ケースが残っていた。
そして抽選の結果、三原憲作さんが竿ケースを引き当てたのだった。
えっ、あの三原憲作さん?
先ほどまで名前が出てこなかったプロの名は、三原憲作さんだったのだ。
すると、三原さんはもらった竿ケースを第ジャンケンポン大会に代えたのだった。
さすが、太っ腹である。
しかし残念ながら2人ともすぐに負けてしまい、何も当たらないまま、大抽選会が終わり、
閉会式が終了したのだった。

 私は初めて神聖なG杯に出場したのだが、下手くそな私でも状況によっては、予選を突破して
全国大会出場のチャンスがあるということが分かっただけでも、今大会に出場した甲斐があった。

 というのも、全国大会出場を決めた5位の人と私との差は僅か60gだったからだ。
もし私が25cm以上のグレをもう1枚釣っておけば予選突破して全国大会に出場していたのだ(泣)。
前半戦終了間際に口太が居ることに気付いたが、もう少し時間があれば、もう1枚どころか、
連チャンして、ぶっちぎりの船内1位だっただろう。
それだけに悔やまれた。
補欠要員である10位との差も僅か20gだったのだ。
結局、私は船内(25人中)3位だった。
総合11位?

 今回は初めてのG杯出場ということだったが、プロや様々なフィールドテスター達が
たくさん出場する中、惜しくも全国大会出場を逃し、惜しくも10位入賞を逃したが、
上位(もしかして11位?)に入ることが出来たのは大きな自信になった。
しかも、状況次第では私でも、予選突破の可能性があることが分かった。
いつかはG杯全国大会に出場するぞ〜!



今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・・グレ1枚(34cm)、他
磯吉さん・・・・・・・・グレ1枚(27cm)、他



 今回もたくさんの応援メール&掲示板への書き込み応援等、有り難うございました。
私の釣果です。
わずか1枚ながらも、厳しい状況下でのこの1枚は価値があった。
あと1cmいや、0.5cm大きければ、全国大会出場できたであろう。
残念!!!
磯吉さんの釣果
グレは27cm1枚に終わったが、50cmのハマチは美味しそう!
って、ハマチがグレだったら、予選突破していたのにね(笑)。
G杯グレの参加賞である、帽子とものさしである。
帽子は「gamakatsu」と「G杯」の文字が刺繍されていて、G杯に参加しなければもらえない
レアものである。
ゼッケン番号3番は記念になります。
今大会に出場していた三原憲作氏である。
まさか、地方予選に三原氏が出場しているとは、ビックリであった。
真ん中で、がまかつの白い竿ケースを持っているのが三原憲作氏である。
この時、ジャンケンポン大会の真っ最中である。