日時 2009/11/28(土) 7:15 〜 14:45
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 日置川町笠甫(谷口渡船)
メモ  
満潮 干潮
中潮 2:45 14:33  8:20 21:16 
天気 曇りのち晴れ 普通 波高 2.0m 水温 21℃ 気温  
同行者 直川 備考  
渡船名 谷口渡船
釣り方  
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボイル  
グレジャックR  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 33.0 Cm 〜 33.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
アイゴ 35.0 Cm 〜 35.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
イガミ 25.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
ベラ 20.0 Cm 〜 25.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹    
写真
 今回はフカセ釣り(グレ)を1回お休みして、楽釣さんと筏釣りに行く予定だったが、
最近の筏での釣果情報があまりに芳しくないので、2人で相談して釣行2日前にやむなく
フカセ釣り(グレ)に変更することにしたのだ。
場所は前週に引き続き、日置川町笠甫の磯である。
波は1.5m〜2.0mと、それほど高い予報ではないが、日本の遙か南の彼方に季節外れの
台風が停滞しているためにうねりが入ってきて、前日は1つだけ上がれない磯もあったとのこと。
今日もその磯には上がれないだろうけど、他の磯は大丈夫だろうと安易な気持ちで向かった。

 午前4時に楽釣さんを迎えに行き、順調に車を走らせ、午前5時45分頃には現地に到着した。
既に他の釣り客の車も5台くらい止まっていた。
途中、いつもの釣○郎でエサを買った時、店員さんが「うねりがあるので気をつけて下さいね。
出船しない渡船屋さんもありますから。」と言っていた言葉が少し気になっていた。
出船しない渡船屋さんもあるほど、うねりがキツイなんて、これはヤバイかもなあ!!
とりあえず、船頭さんに聞かないと、どうなるか分からないので、出船時間までの間、
車の中で楽釣さんとお話をしていた。

 ようやく辺りがうっすらと明るくなり始めたので、防寒着に着替えて乗船場に向かい、
船頭さんを待った。
待っている時、沖の磯を見ると、見える範囲の沖磯のほとんどがうねりによって波が被っている
状態であり、あの高い磯である大島でさえ、てっぺんまで高波が襲っているので、
おそらくすべての沖磯に上がることはできないだろうと思った。

 しばらくすると、船頭さんが乗船場にやってきた。
「お早うございます!」
出船できない他の渡船屋さんからの客が流れてきているようで、いつもよりもたくさん集まって
来ている磯釣り師たちを乗せて、午前6時30分に出船した。
出船するや否や、うねりが荒々しいお出迎えをしてくれて船はかなり揺れている。
乗船場からは見れなかった比較的高い沖磯も軒並み、てっぺんまで波が被っているために
本日上がることが出来る磯は湾内に限られたのであった。
それで我々はフカツロに上がることになった。
私自身フカツロに上がるのは初めてなので凄く楽しみでもある。

 とりあえず、釣り座を決定するべく、下見をする。
そして楽釣さんは比較的高い釣り座の船着きに、私は楽釣さんの右隣の低い釣り座に陣取った。
水深はあまり無いようだが、足下右には大きいサラシがあり、足下左には小さいサラシがあり、
磯際が美味しそうである。

 それで私はいつもは軽めの仕掛けから始めるのだが、本日は荒波が押し寄せているので、
Bウキに、ジンタン4号2つ&6号1つ打って、少し重めの仕掛けで始めることにした。
まずはエサ取りの状況を探るべく、2つの大小サラシの間にマキエを撒き、そこへ仕掛けを直接
投入することにした。
すると、1投目からエサが無くなってきた。
それで海の状況を見ると、やはりエサ取りたちがウジョウジョいるのだ。
そのエサ取りたちの中にグレがいるかどうか見ているが、グレの姿を確認することは出来ない。
それでも何とかアタリを捉え、オジサン、オヤビッチャ、イガミをゲットしていくが・・・・・・。
この後も続けるが、エサ取りはどんどん増える一方だが、グレが出てくる様子は全く無い。

 ここで、足下左の小さなサラシ付近に狙いを変更することにした。
潮は当初から依然右に流れているので、私の左隣にいる楽釣さんのマキエが効いている
であろうポイントで仕掛けとマキエを同調させようと、少しだけ軽めの仕掛けにして、
左の小さいサラシの先に仕掛けを遠投して流していく。
マキエは足下左に撒き、サラシの払い出しによって、幾らかのマキエがそのポイントに
効くようにする。

 すると、その答えがすぐに出たのか、ウキが一気に入っていったので合わせた。
まずまずの引きが腕に伝わってきた。
しかし竿先をコンコン叩いているので、グレではないであろうと思いながらも、
「グレであってくれ!」と、少しだけ期待を持っている私がいる。
そして上がってきたのは、やはりグレではなく、サンコウであった(泣)。
35cmほどのサンコウだっただけに、引きは楽しませてもらった(笑)。
もちろん外道の引きに満足している訳ではなく、何とかグレの姿を拝みたいのだ。

 しばらく続けるが、アタリも無くエサが取られる状況が続くことになった。
その沈黙を破るように、ウキがスーッと入っていったので合わせた。
小さい引きで上がってきたのはベラだった。
ベラが釣れたことによって、タナを少し浅くすることにした。

 そんな折、楽釣さんが25cm強の尾長をゲットした。
やり取りしているのを見ていなかったのは残念だったが、、ちゃっかりとグレをゲット
しているところはさすがだ。
しかも、尾長だけに大きな群れだと連発する可能性が高いので、楽釣さんは慌てて仕掛けを
投入していた。
もちろん、楽釣さんのて隣で釣り座を構えている私の所にも、尾長が回ってくるかもしれないので、
私も気合いを入れて続けた。
しかし、エサこそ取られるものの、ウキに反応が無いので、もっと浅いタナに変更して続けるが、
楽釣さんにも、私にもヒットしないまま、尾長の小さい群れが通り過ぎてしまったようだ(泣)。

 しばらく小康状態が続いていたが、ウキが一気に入っていった。
やっとグレが来たとばかりに合わせると、引きはまずまずながら、竿を叩いているので、
またサンコウか?
姿を現したのはやはりサンコウだった(泣)。
しかも先ほどよりも大きく、40cm弱だった。
早くグレの顔が見た〜い!

 少し前から、うねりのために私の釣り座にも足下にまで波が襲ってくるようになってきていたが、
満潮までまだ時間があるので、まだまだ大丈夫だと思いながら続けていると、時折ではあるが、
膝下くらいまでの波が押し寄せてくるのだ。
もちろん、バッカン等はピトンに引っかけているので流されずに済んでいる。(画像3参照)

 昼前頃に船頭さんが見回りにやって来た。
これから満潮までもっと潮が上がってくるので、高い釣り座に変更するよう、我々に忠告した。
それで我々はやむなく釣り座変更を余儀なくされた。

 それで新しい釣り座を求めて下見に出掛けた。
フカツロは広い地磯だが、うねりによる高波の影響もなく釣りが出来る釣り座は限られた。
我々が最初に陣取っていた釣り座から左側に少し離れた高台に私が釣り座を構え、
更にもっと左に離れた高台に楽釣さんが釣り座を構えることになった。

 私の釣り座では全体的に浅いようだ。
そして足下左にはハエ根が竿2本先まで張り出していて、もう少し沖には幾つかのシモリ根が
点在しているのが見える。
それで沖狙いはあとでも出来るので、まずは足下左のハエ根付近を狙うことにした。

 足下にマキエを撒くと、やはり大量のエサ取りが見えたので、エサ取り用のマキエは足下に撒き、
本命用のマキエは足下右の小さいサラシに乗せるように撒き、仕掛けは竿2本先のハエ根の
切れ目に投入することにした。
すると数投後にウキがスーッと入っていったので合わせると、まずまずの引きが腕に伝わってきた。
しかし竿先を叩いているので、またもやサンコウか?
上がってきたのは、サンコウではなく、何と35cm程のアイゴだった。
今回も引きは楽しめたが・・・・(泣)。

 グレを早く釣りたいという気持ちだけがはやる中、この後はアタリから遠ざかってしまったので、
少し沖にあるシモリ根付近を狙うことにした。
仕掛けは沖のシモリ根の手前まで遠投し、マキエは足下右のサラシに撒き続け、
沖のシモリ根付近で同調させることにした。
その数投後、ウキが再び一気に入った。
合わせると、その瞬間に強烈な引きが腕に伝わり、左の根に入ろうとするが、右に引っ張り込み、
何とか根から引き離すことに成功した。
今回は竿先を叩いていないので、グレらしい引きだ。
それで慎重にやり取りをし、魚の姿を確認できるかと思いきや、足下左の根に突っ込まれ、
痛恨のバラシ!(泣)
ハリス切れだった(大泣)。
グレらしい引きだっただけにショックだった!!(爆泣)

 気を取り直して続けていると、更にその数投後に再びウキが一気に入ったので合わせると、
先ほどバラした魚と同じような引きだ。
今度はバラしたくないとばかりに慎重にやり取りをし、根から引き離し、何とか足下に寄せてきた
魚は紛れもなく本命グレだった。
無事にタモ入れも済ませ、上がってきたグレは35cm弱であった。
ヤッター!!!
楽釣さんがグレをゲットしてから遅れること、3時間を過ぎていた。
この1枚はホントに嬉しかった!!!(笑)

 しかし、この後は続くことは無かった。
先ほど、グレをゲットした直前のバラシが無かったら、連チャンしていたかもなあ(泣)。
そして、満潮を迎えて更にうねりが大きくなってきたので、船頭さんの判断により、
いつもより1時間早い午後3時前に撤収となった。




今回の釣果
私(チヌ吉)・・・・・グレ1枚(33cm)、アイゴ35cm、他8種類で10目達成!(笑)
楽釣さん・・・・・・・グレ1枚(27cm)、他
楽釣さんの釣果である。
台風によるうねりが押し寄せてくる中、27cmの尾長をゲットしていた。
他にもたくさんの種類が釣れて、楽しめました。

(写真提供:楽釣さん)
沖から襲ってくるうねりのために、足下まで波が押し寄せてくる私の最初の釣り座である。
バッカンなどはピトンに掛けておかないと、流されてしまうのだ。
時折、膝下まで波が襲ってくることもあった。