日時 2013/01/27(日) 7:15 〜 14:30
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 すさみ町見老津(浜丸渡船)
メモ  
満潮 干潮
大潮 6:34 17:54  12:12  
天気 晴れ時々曇り 強い 波高 2.0m 水温 16.7℃ 気温  
同行者 四宮、平野 備考  
渡船名 浜丸渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボイル  
グレジャックR  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
グレ 32.0 Cm 〜 33.0 Cm ? kg 〜 ? kg 2 匹    
写真
 今回は、「第7回那賀紀州FC杯全日本グレカップ」開催となった。
今大会の場所は、今回の場所決め係である「釣り天国さん」が決めた「見老津」である。
見老津は以前にグレカップで1回開催したが、波が高くて思うような磯に上がることはできず、
とても水深が浅い磯で全員検量無しに終わったという苦い思い出だけが残っているのだが・・・。

 とはいえ、我がクラブが主催する年間3回の大会(全日本グレカップ+紀州釣り大会1
+紀州釣り大会2)での獲得ポイントの合計によって、次期会長を決定する「チャンピオンシップ」
の開幕ということで、開幕第1戦目で優勝して、この後2回の紀州釣り大会で、他メンバーに
プレッシャーをかけたい。
今大会の参加者は、磯吉さんと、ひらっちさんと、私(チヌ吉)の3人という寂しい人数だが、
釣果で大会を盛り上げたいところだ。

 当日は、配車当番の磯吉さんが私とひらっちさんを迎えに来てくれて、現場に着いたのは、
午前5時30分だった。
今回、初めてお世話になる「浜丸渡船」さんの待合室で、船頭さんに挨拶をし、乗船場に向かった。

 出船前に開会式を済ませ、我々3人は船に乗り込み、船頭さん任せで上がったのは、
「シオフキ」という磯だった。
私自身、見老津には3回目、他2名も2回目と初めてであり、3人とも「シオフキ」に上がるのは
初めてなので、磯のポイントなどは全く分からない。

 出船前の開会式で引いたクジで、1番を引いたは私だが、全く分からないので船着きに、
2番の磯吉さんは一番右に、3番のひらっちさんは私と磯吉さんの間に陣取ることになった。

 ただ、今大会から、「時間帯を決めて釣り座を交代する」という磯ならではのルールを
新たに採用することになった。
選手にとって公平を期して採用した新ルールが、優勝の行方をどう左右するのだろうか?

 7時15分に開始となった。
軽い仕掛けで、タナは2ヒロ半で始めた。
まずは磯際を探っていく。
潮は若干左に流れているが、エサは取られない。
前日より水温が下がっているようで、返ってくるエサを触ると冷たいのだ。

 ここで、少し重くした仕掛けを沈めていくことにした。
すると、ウキが見えなくなっていったところで、竿先にガツンとアタリがあったので合わせると、
強烈な引きが腕に伝わってきた。
ところが慎重にやり取りしている最中にライントラブルが起きたので、それを直し終わって
やり取りを再開すると、根に入られたようだ。
そこで少しテンションを緩めると、根から出てきて再びやり取りをするが、魚に既に先手を取られ、
あとは道糸を出すことが多くて、痛恨のバラシ!
回収すると、サルカンの上で切れていた(泣)。

 腹立たしい気持ちを抑えて続けていると、竿に再びガツンとアタリがあった。
今度こそは絶対に取ってやるという強い思いでやり取りをし、上がってきたのはサンコウだった(泣)。
しかも、40cmは超えている。
「特別大物賞」を受賞できるかもしれないということで、一応キープした(笑)。

 この後もエサはほとんど取られることなく、午前9時45分に、第1回目の場所交代となった。
まず3番のひらっちさんが磯吉さんの釣り座に、2番の磯吉さんが私の釣り座に、
私は選ぶ権利もなく、ひらっちさんの釣り座に入ることになった。
この時点で、まだ誰も本命グレは釣れていない。

 私は小康状態だけに早めの昼食休憩を取った後、釣りを再開した。
ここでは足下左の磯際が凄く美味しそうなので、Bウキの重めの仕掛けで攻めていると、
ウキが一気に入ったので合わせると、足下左の根に入られたが、何とか出てきた。
すると、いきなり沖に走り出し、ジ・エンド!!
仕掛けを回収すると、ハリスがザラザラだった(泣)。
この後は相変わらずエサが取られない時間帯が続いていた。

 ここで、攻め方を変更することにした。
少し前から風が強くなってきたので、ジンタン6号を追加して、まず仕掛けの入りを安定させた。
そして水温低下のために魚の活性が悪いようなので、エサを魚の口先まで持っていかないと
食ってくれないので、朝一から撒いているマキエが効いているであろうポイントでのヒットを目指し、
仕掛けを遠投することにした。

 すると、数投後にウキが一気に入り、難なく上がってきたのは、30cm強の口太ちゃんだった。
ヤッター!!
この厳しい状況下でのこの1枚は、相手にプレッシャーを掛けるには十分かもしれないが、
更にプレッシャーを掛けるためにも連チャンを目指して続ける。
しかし、連チャンはないどころか、エサも相変わらず取られてこないのだ。

 そして午後12時15分、変わり映えのないまま、2回目(最後)の場所交代となり、
お互いにまだ入っていない釣り座に入った。
初めは磯際をやっていたが、魚から何の反応もないので、マキエの効いているポイント近くまで
遠投しようとした。
しかし先程から右からの横風が強くなってきていて、思うように仕掛けを投入できない。

 それで、他2人の釣りに影響のない釣り座を求めて探していると、ひらっちさんの左に発見し、
すかさず、移動することにした。
ここでは風の影響はあまり受けないが、やはりエサは取られてこない厳しい状況には変わりない。

 それで、マキエが効いているポイントで勝負しようと仕掛けをピンポイントで遠投することにした。
その数投後、35cm弱の口太ちゃんをもう1枚追加することが出来た。
でも納竿時間の2時30分まで、あと1時間あるので油断は禁物である。
しかし厳しい状況下ゆえに、このまま納竿となった。

 そして、港に帰ってから検量に入った。
結局、グレを釣ったのは私だけだったので、私(チヌ吉)の2回目の優勝が決定した。
検量結果では、2枚重量で「1120g」であった。
しかも、「特別大物賞」として、キープしていた40cmのサンコウが受賞した(笑)。
「優勝」と「特別大物賞」のダブル受賞は、那賀紀州FC史上初である。

 全日本グレカップ終了後の獲得ポイントは以下の通り。
私(チヌ吉)100p,磯吉さん50p,ひらっちさん50p,釣りキチさん0p,釣り天国さん0pである。



今大会の釣果
私(チヌ吉)・・・・・グレ2枚(33cm,32cm)、サンコウ、他
磯吉さん・・・・・・・他
ひらっちさん・・・・・他
優勝トロフィ受賞のシーンである。

右:優勝した私(チヌ吉)
左:会長の磯吉さん
特別大物賞の受賞シーンである。

右:受賞者の私(チヌ吉)
左:会長の磯吉さん
今回の私の釣果である。
厳しい状況下での2枚のグレで優勝しました。
40cmのサンコウで特別大物賞を頂きました。
釣行後の反省会では、優勝賞品として、恒例の「タダ飯」である。
美味しかった!!!