日時 2013/08/17(土) 8:00 〜 16:30
区分 紀州釣り 狙い チヌ・キビレ
場所 広島県遠征の波止
メモ  
満潮 干潮
若潮 5:09 19:11  0:01 12:14 
天気 晴れ 弱い 波高 1.0m 水温   気温  
同行者 なし 備考  
釣り方 紀州釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボケ  
アミエビ  
ヌカ+砂+押し麦  
強力チヌにんにく  
細挽きサナギ  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 35.0 Cm 〜 37.0 Cm ? kg 〜 ? kg 3 匹    
グレ 23.0 Cm 〜 32.0 Cm ? kg 〜 ? kg 10 匹    
写真
 遠征3日目(最終日)、南下し、以前に行ったことのあるN港近くにあるS港に向かった。
実はS港というのは、去年、あけぼの釣り具店さんにお薦め頂いた釣り場の一つであり、
気になっていた釣り場なので、期待に胸を膨らませての出撃となった。

 S港に着くと、周りは磯に囲まれた波止という感じであり、シチュエーションとしては良さそうに
思えるかもしれないが、私としては磯の中の波止での紀州釣りはあまり良い思いをしたことが
ないというのが気掛かりなのだが・・・・・・。

 でも、そんな心配も一気に吹っ飛んだ。
というのも、1人の紀州釣り師が既に陣取っているからなのだ(画像は紀州釣り師が帰った後)。
早速、波止に向かい、紀州釣り師と話すると、既に1枚釣っているとのことで、更に期待ができる。
この人は大阪出身で数年前に広島に転勤してきて、この周辺によく来るとのことだった。

 そして波止を見渡すと、紀州釣り師のヌカの後が点々と落ちているので、
この波止は結構有名な紀州釣り場なのかもしれない。
実は広島遠征3回目にして、紀州釣り師と出会ったのは初めてだったが、波止にヌカの後が
残っているのを見たのも初めてだったので、紀州釣り実績場だと信じて疑わず、やる気MAXに!

 釣り座は先客の右に入らせてもらった。
期待しながら、釣り開始した。
タナは竿2本半ぐらいか。
数投後にはエサが取られてきて、今日もエサ取り天国になりそうだ(笑)。

 少しすると、既にエサ取り天国になってしまっているようでダンゴの割れが速くなってきた。
それで割れるタイミングを遅くすると、大本命のフグちゃんが顔を見せた。
厳しい戦いになりそうだが、真夏の紀州釣りは得意なので気合いが入る。

 午前8時30分過ぎに、駐車料金を集金しに、おばちゃんがやってきた。
広島遠征の釣り場で駐車料金を払うのは初めてだったが、300円を払って、
おばちゃんと話をしていると、「少し前はチヌは良く釣れていたが、最近は・・・・・」だそうだ(泣)。

 しかし、おばちゃんが帰っていき少ししてから、そんな嫌な空気を払拭した。
ウキに反応があり、モタモタしながら最後は一気に入っていき、なかなかの引きで
上がってきたのは、待望のチヌちゃんだった。
しかもサイズは30cm後半の良型であるが、回遊ではなく居着きの真っ黒いヤツだが・・・。

 この後、潮は左から右に流れが変わり、アタリが無くなった。
でも、エサは残ってくることはないのだが、同時に根掛かりが多くなってきたのだ。
仕掛けを回収すると、針が残ってくることが多いので、海草が多い茂っているのかと思いきや、
針に海草が付いてこないし、後半はハリスが切れてくることも多かったので、
磯に近い波止だけに、シモリ根が点在しているしているのだと思う。
それを裏付けるように、ベラやグレがたまに釣れてくるのだ。

 それで根掛かりの多さに痺れを切らせて、少し沖に遠投して状況を探ることにした。
すると先客が言っていた通り、手前より少し深いようである。
しかし、沖は更に根掛かりが多くなり、私のベタハワセ釣法では太刀打ちできないので、
再び手前で勝負することになった。

 すると、手前の投入点においても何度かの根掛かりはあったが、1時間ほどして
ダンゴの割れが更に速くなったかと思うと、寝ウキが一気に入った。
引きもなかなかなので期待しながら上がってきたのは、何と30cm強の良型のグレであった。
この後も型は小さいながらも25cm前後のコッパグレが連発するようになってきたので、
ダンゴを割りに来ているのは、ほぼ間違いなくグレの仕業であろう。
磯が近いし、根掛かりを頻発にする周辺でグレを掛けているだけに、シモリ根が点在している
証拠でもある。

 コッパグレが連発している最中、ウキが一気に入ったが、またグレであろうと思って合わせると、
なかなかの引きなので、またもや30cmオーバーのグレかと思いきや、
竿先をコンコン叩いているので、チヌであることを確信したが・・・・。
上がってきたのは、やはり良型のチヌちゃんだったが、またこれも居着きである。
1枚目と同サイズ(35cm前後)ぐらいである。
これで2枚目ゲットだ!
しばらくすると、ダンゴアタリも無くなってきて、エサも残り始めたので、昼食休憩を取ることにした。

 厳しい日差しを浴びた体を、エアコンの効いた車中で冷やしながら昼食を取り、
高校野球中継を見入っていると、1時間ほど時間が過ぎていた。

 午後1時頃に釣りを再開すると、先客の紀州釣り師が帰り支度を済ませて帰るとのこと。
「楽しいお話有り難うございました。」、「また広島で再会するかもしれませんね。」と言い交わして
さようなら!
この数投後、寝ウキにアタリがあるが、モタモタしてなかなか入っていかないので、
少し待っているとスーッと入っていった。
なかなかの引きで上がってきたのは、良型のチヌだった。
やはり居着きなので、連チャンはないなあ・・・。
とりあえず、これで3枚目だ!

 この後はエサだけは取られるものの、アタリから遠のくことになった。
この釣り場では、磯が近いというだけあって、回遊チヌを期待していたが、
回遊ルートから外れているのか、居着きしか釣れないようである。

 本日は遠征最終日であり、お盆だけに帰省ラッシュの渋滞も気になっているので、
早く切り上げて帰路に着かなければいけない。
それで午後4時30分、回遊チヌの気配もないので、納竿とした。



 遠征3日目の釣果
私(チヌ吉)・・・・・チヌ3枚(37cm〜35cm)、グレ数枚(32cm〜23cm)、他




【広島遠征を終えての感想】
 2004年から始まった「お盆恒例の那賀紀州FCの紀州釣り遠征」は10回目を迎えた。
今回の広島遠征は第1回目の2004年以来、私一人での遠征となり、寂しい遠征となってしまった。
それだけに、初日から爆釣モードで勢いを付けようと、去年に新規開拓した隠し球である
H港をチョイスし、21枚ゲットして、気分良く1日目を終えた。

 2日目は以前から気になっていた「超深場のK港」で、午後に入ってからもボーが続いて、
手こずりながらも、後半に回ってきた回遊チヌを止めて、時合いを物にしての「ツ抜け達成」は
「してやったり」の会心の気持ちが強いが、ホントに嬉しかった。
広島のポテンシャルの高さを再確認した。

 3日目は、磯に近い波止であった。
このような釣り場では、今までにあまり良い釣果を残していないのだが、そのままの結果となった。
回遊チヌは釣れることはなく、居着きチヌしか釣れなかったということは、
回遊ルートになっていないということであろう。
こういう場合が結構多い!

 ここ最近の和歌山状況としては、どの釣り場に置いても回遊チヌがあまり回遊していなく、
釣れているチヌは居着きチヌしか釣れていないことが多いので、今年の紀州釣り状況は良くない。

 だが、ここ広島においては、チヌが回遊しているルートはちゃんとあるようだ。
そういう意味では、期待を裏切らない広島は、魅力ある遠征先になりそうだ。
チヌは35cm強を3枚だが、グレも32cmを頭に数枚ゲットだった。
駐車場にこんな立て看板があった。
何か、おかしくありませんか?(笑)


答え「わ→は」