日時 2016/02/20(土) 7:30 〜 9:30
区分 フカセ釣り 狙い グレ
場所 和歌山グレドリームカップ(決勝ラウンド)
メモ  
満潮 干潮
中潮 5:05 16:15  10:42 22:54 
天気 強い 波高 3.0m 水温 15.5℃ 気温  
同行者 なし 備考  
渡船名 清丸渡船
釣り方 フカセ釣り
仕掛  
メモ  
エサ(ルアー) 備考
オキアミ  
ボイル  
グレパワーV9  
釣果
魚名 サイズ kg ヒットしたエサ(ルアー) 備考
チヌ・キビレ 55.0 Cm 〜 55.0 Cm ? kg 〜 ? kg 1 匹    
写真
 思えば和歌山グレドリームカップの予選に初めて出場したのは、昨年の第9回大会の
11月予選会だったのだが、わずかの差で敗退してしまった。
それから1年後、昨年の悔しさゆえに、今大会の決勝ラウンド出場を目指して、
11月の予選会に参加し、何とかギリギリ通過することが出来て、念願の決勝ラウンド出場決定!
ワクワクしながら、決戦の日である「2月20日〜21日」を心待ちにしていた。

 そして前夜入りして睡眠時間を少しでも確保しようと、前日の仕事が終わってすぐに
決戦の地である勝浦に向かった。
すさみ南IC近くまで来た時に、ウェアーと救命ベストを忘れたことに気付いたので、
家に引き返して取りに帰る事になってしまった(泣)。
結局、勝浦には午前1時過ぎに到着したので、2時間ほどしか仮眠できなかった(大泣)。

 午前4時に受付を済ませ、クジを引き、出船を待っていた。
何せ、私自身予選を通過したのは初めてであり、しかも大会出場者に知り合いもいないので、
心細い思いをしながら、緊張しっぱなしである。

 1日目は前線が南の海上を通過するということで大荒れの予報で、8時頃からは1日中、
爆雨が降るとのことだ(泣)。
この悪天候の中でも協議の末、大会は開催されたが、急遽ルール変更となった。
1日目予選1回戦は3人1組の1人抜けの勝負で、80分×3ラウンド(4時間)の予定だったが、
この天候のため、40分×3ラウンド(2時間)の短期決戦に変更となった。

 そして午前6時に出船となり、決勝ラウンドが始まった。
ただ悪天候のために、湾内でも限られた磯にしか上がることはできず、私を含む3人は
「中の島」に上がることになり、厳しい釣果になりそうだ。
しかも、この頃から予報よりも少し早く、雨がポツポツ降り出してきた(泣)。

 磯に上がるや否や、最初の釣り座を決めるために、じゃんけんをして勝ったが、
分からないので、私は一番左側に釣り座を構え、その右に他の2人が並んだ。
この後の釣り座交代は時計回りに2回行われるというルールである。

 午前7時30分、3人の準備が終わったので、釣りを開始した。
そんなに水深はなさそうである。
とりあえず、浅いタナから順に上から攻めていくと、数投後にはエサが取られてきた。
もしかしたら期待出来るかもしれない。

 その後も続けるが、ベラしか釣れない。
そのうち雨が強くなってきて、マキエがベチャベチャにならないようにと、バッカンのフタを
毎回閉めながらの厳しい釣りが続くことになった。
そして時折、予報通り、1時間に15mmという今までに釣り場では経験したことがないような
激しい雨に打たれ、心が折れそうな時間を過ごしていた。

 すると、1回目の釣り座交代してしばらくすると、ウキがスーッと入っていったので合わせると、
まずまずの引きが腕に伝わり、やりとりをしていると、一度根に入られたが、テンションを緩めて
何とか根から出てきて、水面に姿を見せたのチヌだった(泣)。
このやり取りを見ていた他2人は、私が掛けた魚がチヌだと分かった瞬間、
ホッと胸をなで下ろしたことだろう。
そして上がってきたチヌは、50cmを確実に超えていた。
普段の釣行なら画像に残しておくのだが、激しい雨の中、カメラを出すことすら出来なかった。

 この後、釣り座交代をもう1回行い、風をまともに受けながらも、竿2本先のシモリ根付近を
狙っていると、ウキが一気に入ったので合わせると、右側にあるシモリ根に突っ込まれながらも、
何とか足元まで寄せてきて姿を現したの良型の本命グレちゃんだった。
タモ入れをしようと、タモに手を掛けた瞬間に竿からテンションが無くなり、痛恨のバラシとなった。

 そして午前9時30分を迎え、朝一から大雨だったり、マシになったりを繰り返しながらも、
大会規定が急遽変更されて、4時間勝負だったのが2時間に短縮された1回戦が終了し、
検量のために港に戻った。

 結局、3人とも釣果無しに終わったので、大会規定により、じゃんけんで2回戦進出者を
決めることになり、私はじゃんけんに負けてしまい、2回戦に進むことが出来なかった(泣)。
釣り座交代の公平なルールだけに釣果で負けるなら仕方ないが、じゃんけん対決で負けた
というのは諦めがつかない。
ちなみに、この悪天候だけに、じゃんけん対決で2回戦進出を決定する組が多かった。

 2回戦進出者が決定してから少しして、大雨の中、2回戦進出者とシード選手4名を乗せて、
出船した。
私は既に1回戦敗退なので、大会本部から支給された弁当を車で弁当を食べている時に、
車から撮った大雨の状況である。(画像2参照)
2回戦に駒を進めてまで、この大雨の中で戦うなんて、まるで「修行」である。
弁当を食べ終わって、2回戦組の帰港を待つが、この時点で負けると残りの2日間が長い(泣)。

 2回戦は予定通り、40分×3ラウンド(2時間)が行われて帰ってきて、検量が終わり、
ホテル浦島での懇親会で、結果発表するとのことだ。
この後は懇親会まで自由時間となった。

 私は大雨で疲れた体を癒やそうと、ホテル浦島に直行し、チェックインすることにした。
受付を済ませると、私は5人での同部屋となり、部屋で挨拶を交わし、各人はお風呂に行ったり、
部屋でくつろいだり、釣り談義を楽しんだりして、懇親会までの時間を過ごした。

 そして午後6時30分に楽しみにしていた懇親会が始まった。(画像1参照)
10人1組のテーブルが10数脚用意されていて、座る席は決まっていないので適当に座った。
この懇親会で気付いたことは、各メーカーが主催する大会で予選を通過して決勝ラウンドに
進出している経験者が数多くいるということだ。
いわゆる「ファイナリスト」が、今大会ドリームカップにたくさん出場しているのだ。
例えば、G杯(がまかつ)、グレマスターズ(ダイワ)、ジャパンカップ(シマノ)、
M1CUP(マルキュー)、ヤイバ磯祭り(ヤイバ)などである。
極めつけは今年のジャパンカップの優勝者である上田さんがシード選手として参加しているのだ。
更に各メーカーのインストラクターも多く参加していて、たくさん交流が出来たのは、
貴重な財産となった。

 懇親会は楽しい時間がどんどん過ぎていき、2日目の決勝ラウンドに残る12名が発表され、
その後、組み合わせ抽選会が行われ、抽選結果が発表された。
その裏で、「負け組限定のお楽しみ釣り大会」の参加者を集っていたので参加することにした。
そして午後8時30分過ぎに懇親会が終了した。

 部屋に戻ると再び釣り談義が始まり、我々5人ではTさんだけが2日目に進出していたので、
同部屋では唯一2日目に残ったTさんの決勝進出を目指し、エールを送るべく、焼酎で乾杯した。
この後も釣り談義て花が咲き、かなりレベルの高い話ができたので、勉強になることが多かった。
自分にとっては、吸収してレベルアップ出来る内容が多かったので良かった。
そして明日のお楽しみ釣り大会&決勝戦観戦に備えて寝ることにした。
私は決勝ラウンド1回戦敗退後、磯では2回戦が行われている最中、車の中で弁当を食べて
いる時に、車の中から撮った状況です。
こんな爆雨の中、勝ち残った選手が2回戦を行なっているなんて、修行の何物でも無いですね。
懇親会の時に、私が座ったテーブルで交流した選手です。(画像は海クンHPから頂きました)
今年のジャパンカップ優勝者の上田さんや、千葉から参加された人もいました。
楽しかったし、教えてもらえることが多くて、勉強になりました。