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  何も考えずにダンゴを投げて過ごすも一日、あれこれ考えながらダンゴを投げて過ごすも一日、どうせ釣行するなら、どんな小さなことでも得て帰れということだ。前述の「名人に情報を得る」のも良し、「他人の良いところを吸収する」のも良し、自分なりに工夫して成功するならなお良し。せっかく釣行するんだから、これからの飛躍のためにも情報なり、テクニックなり、何か一つは自分のものにして帰り、次の釣行に生かすように心掛けたいものだ。常に向上心を持ちながら釣行するのが上達への早道である。

無駄な釣行するな

  釣行時に他人の釣り方をたまに観察していると、「それは使える」と思える技を発見するときがある。そういうときは迷わず、それを真似て試してみるのも良いと思う。まして自分は釣れていないのにその人が釣れているときは絶対に真似るべきであろう(私はそうしてきた)。また、釣友に「こういうときはどうしてる?」など話をしている時に自分と少し違ったことをしていたとすると、それを一回試してみたいと思ったことがある。そういうときは本人に断って試させてもらう。あるいは、ちょっと自信が付いてきてプライドも少々持ち始めてきた頃に「ここはこうした方が良いよ」と経験の豊富な人にアドバイスをもらったときはプライドをかなぐり捨てても言われた通りにやってみることである。やってみる価値は十二分にあると思う。そうやって他人の良いところをどんどん自分に吸収していくという貪欲さと柔順さを持つことが上達への早道だと私は思う。

人の良い所を吸収する

  同じ場所に通うたびに釣りに来ている人がいる。そういう人はほとんど良い釣果を上げていることが多い。いわばその釣り場での主(名人)である。だからそういう人たちに話しかけ、その釣り場での特色色々な情報(どのポイントでよく釣れているのかなど)を得るのも良いだろう。

名人に情報を得る

  私は初めての釣り場での釣行はすごくワクワクする。というのも「ここにチヌはいるかな?」,「いつ釣れるかな?」,「どんなチヌと出会えるのかな?」など考えながら、水底の状態を探り、タナを取り、ダンゴの調整をし、仕掛けを良いセッティングにしていく。そしていよいよダンゴが割れてすぐの本命アタリを待ち続け、本命が釣れたときの至福の喜びを感じる瞬間がたまらないからである。
  前置きが長くなってすみません。本題に戻ります。一度釣行した釣り場で釣れなかった場合、あなたならもう一度釣行しますか? 私なら「なぜ釣れなかったのか」自分なりに反省をしてみて、「遠投した方が良かったのか」,「ダンゴを割るタイミングが悪かったのか」,「付けエサのローティションの仕方が悪かったのか」などあれこれ考え、前回の反省を生かし、次回も同じ釣り場に釣行します。初心者のみなさんには「チヌが釣れるまで同じ釣り場に通いなさい」とは言いませんが、同じ場所に何回か通って、その釣り場での釣れるパターンを見い出す努力をし、どんな釣り場でも対応できる力を養ってほしいと思います。

同じ場所に釣行する

初チヌゲットに全力を 年間目標を立てる 同じ場所に釣行する 名人に情報を得る 人の良い所を吸収する 無駄な釣行するな

  この世の中、結果が何より説得力があり、良い釣果を得ることで周りの人は認めてくれるし、それが自信につながっていくと思う。だから、紀州釣りを始めてからまだチヌを釣っていない人はまず「初チヌゲット」を目指し、釣り場にどんどん足を運んで下さい。初チヌをゲットするまでは「いつになったら釣れるのか」,「なぜ釣れないのか」などイライラすることも多いと思うけど、初チヌゲットした暁には一言では言い表せない満足感を味わうことができる。そして今まで苦労していたことが嘘のようにチヌをどんどんゲットできるようになるかもしれない。なぜなら紀州釣りのノウハウをある程度習得したからこそ、チヌが釣れたのだから。みなさんも初チヌゲットするまで紀州釣りを是非続けるようにして下さい。

初チヌゲットに全力を

  まず、年間目標を立てるようにして下さい。あまり大きすぎる目標ではなくて、少し努力すれば達成できる目標が良いと思う。というのも目標をクリアーしていくごとに次の目標を立てるようにすると、多くの達成感が味わえ、やる気を持続させることができると思うのです。私の場合、いきなり35cmのチヌを釣ってしまったので、次の年は「40cmup」という目標を立てましたが、年内に達成しました。そして次の年は「年間100匹」という目標を立て、頑張りましたが、91匹に終わりました。その年以降「年間100匹」という目標」を達成できるよう頑張っています。

  新しいことにチャレンジするときは誰しも「新しい経験ができるというワクワク感」,「絶対上手になってやるという意気込み」,「こんな私にできるかなという不安」などが入り交じるもの。もちろん紀州釣りをこれから始めようと思っている人や、し始めたばかりの人にも同じことが言えると思います。そんな初心者のための心構えをまとめましたので、少しでも参考にして頂きたいと思います。もちろん、ベテランの方にも読んでいただいて御意見など頂ければ幸いかと存じます。

年間目標を立てる

紀州釣り初心者のために