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チヌの顔を見たいがために 浮気の始まり また浮気してしまった 生涯浮気することにしました

  2002年のチヌシーズンも終わりに近づき、アオリイカ釣りの12月〜3月がやってくると思うとワクワクしていた。やがて12月に入ると、マダイの紀州釣りとアオリイカ釣りに出かけるようになった。やはりアオリイカは順調に釣れた。でも、何か違うことに気付き始めた。というのもアオリイカにアジを食わせるためには何のテクニックもいらず、アオリイカがアジを食ってくれるまでひたすら待つという運に頼る部分が多いことに気付いた。それからはこの釣りに今までみたいな面白みを感じることが少なくなっていった(今でもたまにはアオリイカ釣りに釣行するのだが)。それで、マダイの紀州釣りを楽しむことが多くなっていった。そんな折り、釣り番組(スカイパーフェクトTVの釣りビジョンなど)を見ていると磯のグレ釣りの番組が多く放送されていて、それがすごく格好良く目に写り、1回フカセ釣りをやってみたいと思うようになりました。(チヌよ、またまたごめん)さっそく、地磯に出かけ、見よう見まねでフカセ釣りをやってみましたが、マキエの打ち方やタナの取り方などわからないことが多く、木っ葉グレ数枚だけしか釣れませんでした。惨敗でした。テレビではあんなに簡単に30cm,40cmが釣れているのになぜ釣れないのか? フカセ釣りを甘く見ていた私はショックを受けたのと同時に絶対フカセ釣りを攻略してやるという闘志がわいてきました。その後、地磯に通いましたが30cmオーバーは釣れなかったので、一度、渡船で磯に上ってみることにしました。すると、いきなり35cmのグレが釣れ、30cm〜38cmまでを10匹釣れて大満足! チヌとは違う強烈な引きを堪能し、グレ釣りの魅力に取りつかれるまでそう時間がかからなかったのは言うまでもない。しかもフカセ釣りは「マキエと付けエサ同調」,「タナ取り」,「道糸コントロール」など紀州釣りと相通じるところが案外多く、相乗効果による2つの釣方の上達を期待したいと思う。今までチヌのオフシーズンをどう過ごそうかとあれこれ(マダイ,アオリイカ,グレなど)やってきましたが、やっと見つけました。やっと見つけたというより1つの釣方を極めるためには色々な釣方を経験してみることだという結論に達したのである。これからのチヌのオフシーズンを主にグレ釣りで楽しもうと考えているが、色々な釣方を経験してその釣方から少しでも紀州釣りに生かせるものがあれば参考にしたいと思う。これが事実上、チヌに対して生涯浮気すると開き直った瞬間であった。

生涯浮気することにしました(2002年12月〜)

  マダイ狙いの紀州釣りを始めてから年中、紀州釣りを楽しめるようになり、2001年4月1日に59cmの年無しを釣ってから、私には紀州釣りしかないと紀州釣り一筋を誓ったのである。しかし、11月のある日、アオリイカ釣りの名人である同僚とアオリイカの話をしていて「今度、アオリイカを釣りに行こう」ということになった。それで、12月に入ってすぐに仕事帰りに連れて行ってもらい、18:30〜20:30の間に700gぐらいのアオリイカを2はい釣ることができました。アジの泳がせ釣りで針も付けずにアジに食らいついたイカを手前まで寄せてきてヤエン(針だと思って良い)を投入して釣り上げるというこの釣方は私にとってはとても画期的なものでした。何しろイカを掛けてから針を投入するのですから。それで、私はアオリイカ釣りにやみつきになり、さっそく必要な道具を揃え、3月まで十数回釣行(ほとんど夜)しましたが、ボーズ無しで多いときには6はい釣ったこともありました。これでチヌのオフシーズンはアオリイカ釣りとマダイの紀州釣りでつなごうと思ったのである。このときも「チヌよ、再び浮気してごめん」と心の中でつぶやきました。

また浮気してしまった(2001年12月〜2002年3月)

  ますます紀州釣りにのめり込んでいき、「この冬もなるべく多くのチヌの顔を見るぞ」と意気込んで釣行に出かけていたのですが、釣果はやはり芳しくなかった。そんな釣行のある折り、「冬場の串本港の尾の浦堤防で良い型のマダイが紀州釣りで狙える」ということを隣で釣っていたおじさんから聞き、日を改めて尾の浦に釣行に出かけた。噂通り、大阪や神戸,和歌山紀北からはるばるやってきた釣り人でいっぱいであった。それでも何とか釣り座を確保し、寒さをこらえて1日釣った結果、25cm〜35cmまでのマダイが2ケタという釣果に満足した。これはチヌを釣るより確率が高いと見切り、尾の浦に通うようになった。心の中では「チヌよ、浮気してごめん」と罪悪感を感じていましたが、これが浮気の始まりでした。でも、この罪悪感とは裏腹に30cm,40cmのマダイはよく釣れ、時には50cmのマダイも釣れたこともありました。

浮気の始まり(2000年12月〜2001年3月)

チヌの顔を見たいがために(1999年12月〜2000年3月)

  12月〜3月は水温が下がり、湾内に居着いているチヌはいるが、深場に潜んであまり活動をしないので紀州釣りではほとんど釣れないのが現状である。エサ取りでさえ一日中寄ってこない場合も多いのであるが、それでもチヌの顔を見たいがために雪が降る中、釣行に出かけたことも多々あった。それでまた、ダンゴを握ったあとに海水で手を洗うのがとても冷たくて、氷水に手を突っ込むようであった。結局、紀州釣りで2月にチヌを釣り上げることができなかった。

このページは私の考える紀州釣りのオフシーズン(12月〜3月)をどう過ごすかについてあれこれ悩んでいた様子を面白おかしく、葛藤も含めて紹介しています。(本当は紀州釣りがやっぱり一番)

チヌよ、浮気してごめん